大阪あそ歩 【柴島・大阪を育んだ母なる川 淀川編】 2020年 9月

2020/09/12 - 2020/09/12

朝晩は少し涼しくなってきた
今日この頃ですが、昼間はまだまだ
暑いですね。。

ウォーキングを兼ねた町歩き
せめて、涼しい気持ちになれたり
涼しい景色を眺めて歩ける場所に
しよう…と、本日のお散歩コースは
淀川沿いの柴島（くにじま）さるく。

浄水場の設置と河川工事で
大きな変貌を遂げた町、柴島。
『茎の渡し』があった事から茎島と
呼ばれ、それが転じて柴島と。。。
櫟の薪木を伐採していた事から櫟島とも
呼ばれていたそうで、それが転じた説。
又、柴島神社があった事から説と
地名の由来に色々な説がある柴島
ですが、『くにじま』と読むとは
長く大阪に住んでいても、知りません
でした。

先ずはランチからのスタート！

エリア 新大阪駅周辺・十三(大阪)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

西中島南方駅から北へ徒歩7分程

トラットリア チェーロ グルメ・レストラン

前菜は野菜たっぷりのスープを選択

プリモは帆立と枝豆ゴロゴロ
パルミジャーノたっぷりの
リゾットをチョイス

葡萄のゼリー、レモンタルト
ティラミスの盛合せのドルチェ

ドリンクをアランチャータにしたので
+200円になりましたが
この内容で@1,300円はコスパ良すぎ ♪

駅の南側まで戻り、淀川を目指します。

見えてきた！ 見えてきた！

気温は高いですが
風があり、思ったよりもマシです。

目的地に到着しました。

水道記念館 美術館・博物館

守衛棟？

藤の季節に来たら良かったかな。。

赤煉瓦の重厚な建物が記念館です。

入って直ぐに、浄水場で作られた
出来立てのお水を頂きました。

水道の蛇口から出てくるお水より更に
クセが無くて美味しく感じました。

じゃぐ爺に

ぴゅあら
水道局のキャラクターたちです。

では、中へ
さっきのキャラクターたちが
パネルでわかり易く説明してくれます。

水道水が飲める国は
こんなに少ないんですね。。

雨水から始まって川や地下水を経て
水蒸気となって、又空気中に戻って
行く…
水の旅は壮大ですね。

阪神大震災を体験して、災害に対する
考え方が変わったと思います。。

一人1日3リットル、最低3日分の備蓄
× 人数分となると結構いるね。。

登録有形文化財 オリジナルの壁

大阪の水道代 大都市の中では
一番安いそうです。
１ヶ月20㎥で約2,000円くらいだとか。。

昔は夏場は、ぷんと匂う感じがあった
けど。。最近は感じなくなったね。。

江戸時代の再現コーナー
淀川の水を汲んで、売りに来ています。
厠の隣には消化用の用水

井戸

家の中も覗けます。

土間には、流しと水瓶

おくどさんもあります。

地下の水道管

1日に使われる水道水の量を示した
ペットボトルのタワー

じょう水ジョーがわかり易く
浄水場の働きを、説明してくれます。

琵琶湖（びわ子姉さん）から

淀川（ヨドぎみちゃん）を経て
浄水場へ流れてきた水は

りゅうさんバンどの助けと

硫酸バンド
水の浄化や製紙に使われる
アルミニウムの硫酸塩

オゾンちゃんと
りゅうじょう活性炭ちゃんたちの
助けも借りてろ過されます。

オゾン
殺菌やウイルス除去に用いる

粒状活性炭
吸着などを狙って、水の浄化などに
用いる

実際に使われていた機械

一回りして

入口で頂いたお水で休憩

アンケートに答えたら
大阪デザイナー専門学校とコラボの
オリジナルボトルを頂きました。

浄水場の大きな敷地の横を進み

柴島浄水場 名所・史跡

長柄橋が見えてきました。

長柄橋 名所・史跡

結構風がキツいです。
日傘がひっくり返りそう。。

赤い鳥居が見えてきました。

現龍大神 寺・神社・教会

浄水場の直ぐ隣にあります。
水の神様やね。

阪急千里線沿いに歩いていたら
柴島駅に到着。
その駅前という位置に

法華寺 寺・神社・教会

法華寺はあります。
摂津国分尼寺と刻まれた碑

奈良時代創建のお寺
新大阪から毛馬辺りまでを敷地とする
七堂伽藍を持つ広大なお寺だった
そうです。段々規模は縮小されて
柴島浄水場が出来るにあたり、現在の
場所に移されたそうです。

味のある路地裏の一角に

柴島城址の碑
こんな平坦な所にお城があったの？！
しかも『麒麟がくる』にも登場する
三好長慶の居城と知り、びっくり！

柴島城址 名所・史跡

その少し先には

柴島神社 寺・神社・教会

柴島神社。
昔 大洪水時に、「仲哀天皇の森」
という名の高地に避難していた村人の
ところに、柴に乗った小祠が流れ着き
まもなく水が引いたそうです。

これが起源の神社だとか。。

歩道橋を渡り

淀川の堤防へ

河川敷にはゴルフ場があります。

毛馬の大堰と閘門が見えてきました。

ジェット機が飛んで行きます。。

ランニングされてる方と
時々すれ違いながら歩いていくと

橋の端っこだ！
こんな風に橋が終わってるのは
初めて見た！

途中、堤防を降りて河川敷へ
阪急千里線の橋梁をくぐり

淀川に一番近づいた場所。
流れが逆流しているところをみると
満ち潮の時間の様です。

阪急千里線は大阪メトロの堺筋線と
相互乗り入れしてます。

JRの橋梁

三本の橋梁は
京都線、宝塚線、神戸線？！

振り返ってみると、入道雲とうろこ雲
夏と秋のコラボだ！

梅田の高層ビル群が見えてきました。

『柴島晒』と呼ばれていたこの辺り
晒業を営む人々が、淀川で晒しを洗い
広い河川敷に干していたそうです。
300年近く続いたこの辺りの産業であり
風物詩だったそうですが、浄水場が
出来る事で消えてしまった風景でも
あるそうです。。

本日のお散歩はそろそろ終了。
今日は涼やかな風と景色のお陰で
気持ちよくウォーキング出来ました。

お茶でもして帰ろうかと思いましたが
お店の前に列があり諦めました。
水道局で頂いた、美味しいお水を
頂き帰る事にしました。

次回は何処を歩きましょうか。。

淀川河川公園 西中島地区 公園・植物園