2019 三度目のポーランド＊懐かしい美しいポドラシェ地方（7）ガイドさんと共にⅠハスバッハ宮殿、プフウィの正教会とオープンシャッターの村

2019/06/02 - 2019/06/02

ポドラシェ地方のガイドをしているアンナさんのブログをネットで見つけた時はやった～！と思いました。ポドラシェ地方の様々な場所の案内があり1回目二回目のポーランドの旅で行ったことのある所を見つけてうれしくなったり、当たり前ですが未知の場所がたくさんあり、これから行ってみたい所がどんどん増えました。その中で今回はオープンシャッターの家々がある村々（The Land of Open Shutters)、青や緑の木造教会があるビャウィストクから南東に25km~の地域の案内をお願いしました。バスもなく一人では行けない所なのでアンナさんが、私がガイドをしますよと言って下さった時は更にやった～！で胸が弾みました。こうして旅行記にしてみると、一日の間に美しい風景の中たくさんの場所を回って下さっていたのだなあと感謝の気持ちで一杯になります。
旅行記を作るにあたりアンナさんの了解をいただきました。
3つの旅行記に分けた1つ目です。

6月2日、スヴァウキからのバスは9時10分にビャウィストクに着きました。今日一日ガイドをして下さるアンナさんが車で迎えに来てくださいました。ビャウィストクから車で南に23km~のSoce,Puchly,Trzescianka,Cieluszkiに行きたいことをメールで伝えてありました。オープンシャッターの家や青や緑色の教会がある村です。

アンナさんは英語ができるので英語でたくさんのお話を聞きました。英語が苦手なのでポケトークをこのために購入し練習もして臨んだのですが、なんと、この小さな村々ではWifiが繋がらなくなってしまいました、、、ビャウィストクの携帯屋さんで入れてもらったスマホのsimカードも繋がらず、、、アンナさんのスマホで翻訳してもらったりしました。この時ほど英語ができないのが恨めしかったことはありません。大切なお話をたくさん取りこぼしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。ノートに書いてあるのはわずかでした。旅行記に間違ったことを書いていたらごめんなさい。
一人ではできない貴重な体験をさせていただきました。
★最初に訪れた場所がどこか分からないままに旅行記をupしていたらフォートラベルのshinesuniさんが調べて下さり教えてくださいました！（ハスバッハ宮殿）



5月28日成田空港10:15→ワルシャワショパン空港14:30
　　　　→空港17:15のバス→ビャウィストク20:1５ ビャウィストク泊　

5月29日　ビャウィストク11:30バス→スヴァウキ13:45
スヴァウキ15:20バス→イェニレボ15:38
　　　　　　 Jaczno Goscinie泊　

5月30日　　宿の周辺を散策　　　　　　　　　　Jaczno Goscinie泊

5月31日　　Jeleniewo12:52バス→スヴァウキ13:10　スヴァウキ泊
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
6月１日　　ウィグリー国立公園散策　　　　　　　　　スヴァウキ泊　　　　　　　　　　
　
★6月2日　　スヴァウキ6:50バス→ビャウィストク9:10　キエムシル泊
　　　　　　　
6月3日　Pentowo,　Tykocin　散策　　　　　　　　　キエムシル泊

6月4日　ビャウィストク12:00バス→ワルシャワ14:23 ワルシャワ泊

6月5日　ワルシャワ空港15:10→成田空港6月6日8:35着

エリア その他の観光地(ポーランド)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

ビャウィストクのバスターミナルでアンナさんと待ち合わせをしました。ブログに写真が出ていたのですぐに分かりました。気さくな方で、さあ行きましょう！と車に案内されすぐに出発です。わあ、まずはどこに行くのかな？
今日は日曜日でマラソンか何かの大会があり道が通れなくなるので早く行きましょう、と自己紹介する間もなく、今日の日程について教えてもらう間もなく車は走りだしました。
ビャウィストクの町はずれでまず止まりました。

ここは、お願いしていた所ではなかったけれど、きっと大切な場所なのでしょう。お会いしてすぐだったのでまだ慣れずどぎまぎしてお話を聞いていたのでノートに書き留めてなくて申し訳ないことに覚えてもいなくて、家に帰って調べれば分かるだろうと思っていました。でも、帰国してから調べても全然分からなかったのです。

分からないまま写真を一枚だけ載せて旅行記をupしたところ、ポーランドに詳しいshinesuniさんが調べて下さいました。Bialystok Dowor(屋敷）で検索して出てこなかったので、Bialystok Palacで画像検索してくださってハスバッハ宮殿と教えてくださいました。ポーランドなのだから英語でなくてポーランド語で検索するのですね。それに屋敷だったら分かりますが、palace宮殿とは、日本人の感覚とはちょっと違いますから思いつかなかったです。shinesuniさん、本当にありがとうございました。

ハスバッハ宮殿はビャウィストクで初めての製造業者であるエヴァルトハスバッハの住居で1880年代にネオルネッサンス様式で建てられたそうです。美しいタイル張りのストーブ、暖炉、階段が保存されているそうです。この邸宅はビャウィストクの記念碑保護のための州事務所になっているそうです。

ポドラシェ地方はポーランドの北東にありベラルーシやリトアニアに接しています。このあたりの邸宅や宮殿の歴史の資料を収集している方たちがいらっしゃって本が出版されています、ネットでも見ることができ、そこから情報をいただきました。

工場は戦争中に破壊されて今はありません。きっと、工場の煙突でしょう。

ハスバッハ宮殿の周りには美しい庭園が広がっていたそうです。

南に30分以上車は走りました。
コウノトリの巣が見えます。子育てに頑張っている時期です。

車を道の脇に止めて歩き出します。青い教会が見えてきました。

プフウィの正教会です。讃美歌の合唱が大きく聞こえてきます。

18世紀にスラブ人の司祭とその妻によって建てられました。この教会は三回消失しました。一回目は嵐で、二回目は火災で、三回目は小さくて解体されました。1913年に今の4度目の教会が建てられました。1938年には10月14日の聖母マリアの祭典に二万人の巡礼者が集まったそうです。

さあ行きましょうと、アンナさんは教会の中へ。ええっ、礼拝をしている中に入っていくの？躊躇していると、皆さん立ってお説教を聞いてらっしゃるその一番前まで引っ張って行かれました。緊張しました、、、。中はとてもきらびやかでした。しばらくお話を聞いて外に出ました。突然で、本当に失礼しました。

裏側に回ってみます。

みんながこちらを見ているわよとアンナさん。すみません、、、。

裏門です。

教会を後にします。

先に行って見て来るわね、アンナさんが先を行きます。ん？どこに行くのかな？

うーん、行かれないわ。（このあたりをずーっと蛇行して流れている）ナレフ川が見える場所に連れて行ってあげたかったけれど、ぬかるんでいて行かれないわ。

向こうにナレフ川が流れているのですね。この辺りは入っていませんがナレフ国立公園があります。
土地改良によって破壊されていない天然の湿原が守られている、ヨーロッパでも数少ない場所の一つでポーランドのアマゾンと呼ばれているそうです。（ポーランド政府観光局より）

コウノトリが歩いています。

コウノトリの巣が見えてきました。

このあたりがCiełuszki（チェウシュキ）です。
Land of OpenShutters、オープンシャッターの村です。ナレフ川沿いに16世紀からある美しい小さな村です。キュウリが特産物だそうです。
車を止めて歩いて見ていきます。

家の奥には納屋が続いています。

古い家

雲が暗く怪しくなり、アンナさんは「ゆっくり見ていてね、私は車を取りに行ってくるわ」と戻って行かれました。車を降りてからずいぶん歩いたのですね、アンナさんありがとう。

先ほどの家々が見えます。

村の通りまで戻ってきました。アンナさんと合流しました。

Pawly（パブウィ）村に入ります。

Polish Fighting、PはポーランドのPで、下がW（何のWだろう？）、第二次大戦でたくさんの若い人たちが亡くなった記念碑だそうです。
ポーランドにはあちこちににそうした記念碑がありお花が供えられています。

青い教会が見えてきました。

パブウィの正教会。閉まっていました。

（どこから？）援助を受けてきれいになっているそうです。

花がたくさん供えられていました。

教会を後にします。

Dawidowicze（ダビドビチェ）

土地の領主に縛られて農奴として奴隷のように働いていたのが1861（1863？）年に農民解放されて、自由になり、感謝の気持ちを表してオープンシャッターの家ができたのだそうです。

数か月前に日本のテレビ局の方達が撮影に来たそうです。BS-TBSの「世界の窓」でした、後日テレビで見て気が付きました。

さあ、これからどこへ行くのでしょう。

この旅行記へのコメント （9）

• 旅するうさぎさん 2023/08/17 22:08:47

  こんにちは。

  ひなこさん
  こんにちは。久しぶりにひなこさんの旅行記をお訪ねして、数年ぶりにポーランドの旅行記を拝見しました。プフウィの青い正教会も、オープンシャッターの村の窓の装飾も、素敵ですね。教会の中にもお入りになったのですね。これは緊張しますね。
  ひなこさんの旅行記を見ると、ほっとします。この感覚、思い出しました。ありがとうごさいます。

  ひなこさん からの返信 2023/08/17 23:01:55

  嬉しくて舞い上がりました

  旅するうさぎさん、
  
  本当にお久しぶりです。
  マイページを開いたら、旅するうさぎさんの旅行記が届いていて、わっと、キャーッと嬉しくて舞い上がりました。夏になると旅するうさぎさんのチロルを思い出しどうされているかしらと思いを寄せていました。こちらまで来ていただいてしまいすみません。旅するうさぎさんの上高地の旅行記にコメントを残せばよかったです。しみじみと嬉しく、何て書いたらよいか分からないほどです。
  これからもどうぞよろしくお願いいたします。
  
  ひなこ

  旅するうさぎさん からの返信 2023/08/17 23:23:50

  Re: こんにちは。

  ありがとうございます。私もひなこさんが訪ねて下さって、凄く嬉しかったです。ひなこさんと言えば、ポーランド。これは何年経っても忘れません。

• ひなこさん 2021/11/29 22:02:02

  教えて下さってありがとうございます！

  shinesuni様、
  
  教えて下さってありがとうございます。
  ん？何々？と、どぎまぎしているうちに回ってしまい、ガイドさんの説明が分からず、帰国してから調べればいいやなんて、調べても分からずじまいでした。
  どうやって調べて下さったのでしょうか？
  ポーランドの宮殿、城、邸宅のカタログのようなサイトがあるとは！、ポーランド語が堪能なshinesuniさんならではですね。初めて見ました。
  旅行記に写真を加え、説明も加えることができて嬉しいです。
  
  ひなこ
  

  ひなこさん からの返信 2021/11/29 22:04:32

  ↑場所を間違えました

  ひなこ

• shinesuniさん 2021/11/29 07:27:33

  ハスバッハ宮殿

  Palac Hasbacha
  http://www.polskiezabytki.pl/m/obiekt/8326/Bialystok_-_Palac_Hasbacha/
  
  19世紀建造の宮殿のようです。現在は環境保護地域局として利用されているようです。城館ホテルじゃないなんて残念です。

  ひなこさん からの返信 2021/11/29 22:03:19

  Re: ハスバッハ宮殿

  
  shinesuni様、
  
  教えて下さってありがとうございます！
  ん？何々？と、どぎまぎしているうちに回ってしまい、ガイドさんの説明が分からず、帰国してから調べればいいやなんて、調べても分からずじまいでした。
  どうやって調べて下さったのでしょうか？
  ポーランドの宮殿、城、邸宅のカタログのようなサイトがあるとは！、ポーランド語が堪能なshinesuniさんならではですね。初めて見ました。
  旅行記に写真を加え、説明も加えることができて嬉しいです。
  
  ひなこ

  shinesuniさん からの返信 2021/11/29 23:34:14

  Re: ハスバッハ宮殿

  Google検索でBialystok palac の2ワードを入力し画像検索してひたすら同じ写真が出てくるまで下へスクロールしました。
  最初Dowor(屋敷)で検索したのですが該当するものがなくPalac(宮殿)に変えたら少し下のほうに出てきました。もしこれで検索に引っかからなければBialystokをその地方名であるPodlasieで検索範囲を広げるつもりでした。
  いつも興味深いところに訪れていらっしゃるのでひなこさんの旅行記楽しみにしています。

  ひなこさん からの返信 2021/11/30 22:34:41

  ありがとうございます

  shinesuni様、
  
  探し出して下さったのですね！
  そこまでは思いつきませんでした。
  真似をして検索をしてみると、初め間違えてpalaceで検索してしまったら出てきませんでした。ポーランド語で検索が肝心なのですね。日本人の感覚からすると(私だけか？）、palac＝城とか宮殿になってしまいますから、ポーランド人のpalacはもっと広い意味なのだなと思いました。
  ハスバッハ宮殿、お願いしていなかったのに最初に連れて行って下さって何か意味があったのだろうなと思いますー。戦争の爪痕があちこちにあるポーランドですから。
  現実が忙しく旅行記に加えるのにまだ日にちがかかりそうですみません。
  
  ひなこ