2019 3度目のポーランド ＊懐かしい美しいポドラシェ地方 ②ワルシャワ⇒ビャウィストク⇒Gościniec Jaczno

2019/05/28 - 2019/05/29

2018年秋、もう一度ポーランドへと飛行機の予約をしたものの、2019年に入ってキャンセルし、もう行けないと覚悟を決めたものの、またチャンスが巡ってきて、こうして大好きなポドラシェ（Podlasie)地方にやってくることができました。本当に幸せな旅でした。
一日目二日目はワルシャワからビャウィストク経由で泊まりたかった宿 Gościniec Jacznoを目指して行きます。

ポドラシェ地方はポーランドの北東部にある自然豊かな地域です。国境でリトアニア、ベラルーシと接しています。
〈ポドラシェ地方の県都ビャウィストクまでの交通〉
ワルシャワからビャウィストクに行くには鉄道とバスがあります。2014年初めてビャウィストクを訪れたときは、観光案内所の方にも宿のご主人にも列車でなくバスを勧められました。今はきれいな列車になったでしょうか。
e-podroznic.pl（ポーランド国内の乗換案内で鉄道、バス、小さな町まで出てきます）で調べれば良いのですが、まれに出てこなくてバス会社のホームページに載っていることもあります。バスはワルシャワショパン空港、ワルシャワ文化宮殿前のバスターミナルから乗ることができます。Plus bus とZak expressがあります。スマホから予約することができます。行きは日本でパソコンから予約(32ズルチ)して行きました、シニア割引（60歳以上）があったので使いました。帰りは前日にスマホから予約、セールで22ズルチ。3～3時間半をバス停には止まりますが休憩時間なしで走ります。道路はいつもどこかで工事をしていて高速道路のように良くなっています。



★5月28日成田空港10:15→ワルシャワショパン空港14:30
　　　　→空港17:15のバス→ビャウィストク20:1５ ビャウィストク泊　

★5月29日　ビャウィストク11:30バス→スヴァウキ13:45
スヴァウキ15:20バス→イェニレボ15:38
　　　　　　 Gościniec Jaczno泊　

5月30日　　宿の周辺を散策　　　　　　　　　　Gościniec Jaczno泊

5月31日　　Jeleniewo12:52バス→スヴァウキ13:10　スヴァウキ泊
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
6月１日　　ウィグリー国立公園散策　　　　　　　　　スヴァウキ泊
　
6月2日　　スヴァウキ6:50バス→ビャウィストク9:10　キエムシル泊
　　　　　　　
6月3日　Pentowo,　Tykocin　散策　　　　　　　　　キエムシル泊

6月4日　ビャウィストク12:00バス→ワルシャワ14:23 ワルシャワ泊

6月5日　ワルシャワ空港15:10→成田空港6月6日8:35着

★ポドラシェ地方のことは日本語で書かれたものがあまりないので、間違ったことを書いてしまっていたらごめんなさい！

エリア ビャウィストク(ポーランド)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: LOTポーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ポーランドの北東のはずれにあるJaczno Goscinie（宿の名前）を目指します（地図の一番北の赤丸印）。一日目はビャウィストクまでです。

飛行機は順調にワルシャワに着きました。空港のバスターミナルからビャウィストク行きのバスに乗ります。飛行機が遅れることもあるかと思い時間に余裕を持ってチケットをネットで予約しておいたら、入国手続きもすぐに終わり、バスの発車時間まで3時間もありました。ロビーのATMでポーランド通貨ズロチをキャッシングして（キャッシングの仕方はノートに書いてあり前回できたから大丈夫と思っていたら分からなくなってしまい、隣のATMにいた東洋の紳士に教えていただきました、最初からこんなで大丈夫なのか！？）カフェでケーキとコーヒーで時間をつぶしました。ワルシャワショパン空港のバスターミナルの写真を撮ったつもりがこの時刻表しかありませんでした。到着ターミナルからどんどん右に歩き、建物を出てまた右に歩くと鉄道駅がありその向こうにバスターミナルがあります。バスターミナルといっても、窓口は無く乗り場と時刻表があるのみでした。観光バスも何台か着て飛行機を降りたツアーの人達を乗せていきました。
夕方になり冷え込んできて雨が降り出しました。17時15分、やっと出発です。

ワルシャワ市内の道が混んでいて、ビャウィストクバスターミナルに21時過ぎに1時間遅れで着きました。ひどい土砂降りの中、バスターミナルの建物に駆け込みましたが、夜遅い（21時でも）ので売店は閉まっているし、人はいません。バスを降りた人達は迎えの車や何かであっという間にいなくなりました。タクシー乗り場があるはずだけど真っ暗で見えない、建物の中で呆然としてしまいました。ちょうど通りかかったお店のおばちゃま？に英語は通じないのでポケトークを出して、ポーランド語でタクシー乗り場はどこですか？と聞きました。あっちとこっちと指さされ、ありがとうございます、でもあっちとこっちじゃどこか分からないーこの土砂降りの中に出て行かなくちゃいけないのね、目を凝らしてみると向こうのほうにタクシーが一台止まっているのが見えます、意を決してトランクを転がしながら駆け出しました。ーずぶぬれになってホテルブラニキに着きました。タクシーの運転手さんも後ろにトランクを積むために外に出なければならずずぶぬれでした、有難迷惑のお客だったでしょう、本当にありがとうございました。
この写真は翌日に撮ったホテルブラニキです。前回も泊まった親切なホテルです。

ホテルブラニキのカラールーム、一度泊まってみたいなあと思っていた部屋です。他のホテルとダブルブッキングしたことをすっかり忘れてしまい、期日が来てブラニキがキャンセル可から不可になっていました。リーズナブルにするはずが豪華になってしまいましたが、寒くてびしょ濡れで凹んでいたのでこの部屋を見てあ～良かったあと思いました。

色々な色の部屋があるので、赤でない部屋とバスタブ付きの部屋をお願いしてありました。28日は満室で希望に添えるかどうか分からないという返事でしたが、バスタブもあり、赤でもなくホッとしました。ここにいるだけでビャウィストクにいるという気がします。レストランが10時までだったのでレストランでスープを飲み暖まりました。雨が降って寒かったのはこの日だけでした。

29日、うれしい朝食です。食べかけのパンですみません。お皿に乗せると見た目は普通なのですが、とてもおいしいです。暖かい卵料理やソーセージもあります。チーズの種類が多いです。

ケーキは数種類あります、チーズケーキにしました。グラスに入ったチョコレートムース？が絶品でした。

さあ今日からが本当の出発です。11時半のバスでスヴァウキに向かうので、その前にスマホの直営店でスマホにsimカードを入れてもらいます。九時から営業していて旧市街を通って行くお店を探しておいたので、散歩がてら向かいます。

素敵なお店、まだ開いていないので残念でした。

ここにスマホPLAYのお店がありました。動画を見ないと言ったら７日間で5ズロチ（約150円）で６GB,電話は通話時間分だったと思う、を勧めてくれました。8日間なので1ヵ月有効で電話も含まれているカードにしました、それでも25ズルチでした。全部、お兄さんがしてくれました。これでポーランド国内の電話もスマホも使えます。ただ、息子のおさがりのスマホ、自分のとは違っていて、情けないことに使い方が今一歩分からなかったのが難点でした。自分がどこにいるのか分からないということが無くなっただけでもとても助かりました。

聖ニコラス正教会

ビャウィストク旧市街の通り。

ビャウィストク旧市街の通り。

朝9時過ぎ、人があまりいません。
でも、秋に来た時には無かったパラソルが出ているではありませんか。

旧市街広場。

旧市街広場。

パラソルはウキウキします。

こんなものも秋には無かったな。子供たちが楽しそう。

入ってみたかったアイスクリーム屋さん。

入ります！

たくさんのアイスクリームが。

イチゴのパフェにしました。

旧市街広場。
向こうがビャウィストクポドラシェ美術館。

ローマカトリック大聖堂かな？。グーグルマップには「Kościół Rzymskokatolicki pw. NMP」とあります。日本語訳ではカトリック教会としか出ていませんでした。ポドラシェ地方は多民族なので教会もいろいろあります。
ポーランド語は難しいので無理としても、英語はもっと勉強しておけばよかった、会話だけでもできるようになっておきたかったな、旅行記を書きながら思います。いや、ポーランド語も、こんにちは、ありがとう、はい、おいしいです、、、よりもう少し言えるようになりたいです、語彙の貧弱さ、トホホです。

そーっと椅子に座り、これからどうぞよろしくお願いします、とお祈りしました。

静かな朝です。

ホテルに戻り、荷物を持って、タクシーを呼んでもらいました。ビャウィストクのバスターミナルまで10分弱でしょうか。

ビャウィストクのバスターミナルです。2017年春に古いバスターミナルが取り壊されて新しくなりました。

便利になりましたね。

11時半発のスヴァウキ行きのバスに乗りました。

どこまでも緑の中を走っていきます。

ビエブジャ湿原はこのあたりかなと思いながら。

一年半ぶりに旅行記を書くのに調べていたら、2020年4月、「ポーランド最大の自然保護区ビエブジャ国立公園で大規模な火災が続いている」という記事が見つかり、愕然としました。湿原が元に戻るには長い年月がかかるのでしょう。

途中の小さな町？どこかな、Augustowアウグストゥフかな、ちょっと違うような、　降りてみたかったな。

スヴァウキに到着です。

スヴァウキのバスターミナル。

バスターミナルの中。ここでイェニレボJeleniewoまでのチケットを買いました。

スヴァウキの大きな地図。

バス乗り場。
スヴァウキからイェニレボまでのバスは、一日に２～３便しかありません。
スヴァウキ15：20発のバスに合わせて今日の一日が決まりました。
乗ったのは学校帰りの小中学生の男の子二人と私だけです。途中で男の子たちは降りていきました。

イェニレボが終点のようで小さなロータリーになっていました。宿のご主人が車で迎えに来てくださいました。お迎えを待っている間、心細かったので写真が一枚もありません。車の中から。

緊張していて宿につくまでの写真もなかったので帰りに撮った写真です。イェニレボから20分くらい走りました。

Gościniec Jacznoに到着です。

《おまけ》
ポーランドの旅行記を久しぶりに書いていたら、ポーランドのお菓子ポンチキが食べたくなってポンチキヤさんに自転車で行ってきました。現在はテイクアウトだけですが、薔薇のジャムのポンチキとアーモンドが入ったチョコレートケーキ。

この旅行記へのコメント （5）

• あまいみかんさん 2021/04/05 18:11:21

  ポーランド食器はお気に入りだけど～、どんな所なのか知らなかったです。

  ひなこさん、こんにちは。
  
  旅行記を順不同で読んでいます。
  ポーランドの自然に、「いいなあ～」。
  お泊りになったホテルも、どれも「いいなあ～」。
  息子さんのお古のスマホに「どうもまだ巧く使えないのよね」
  みたいなこと、つぶやきながらの街歩き。
  何故か共感してしまう私。
  シニア割引使った～なんて文章を見つけて、
  「わあ～、一人旅なんてスゴイな～」とか、
  手間暇かけて発酵させて作ったスープってどんな味なのかな、
  ジュレックってどんなお菓子～？
  私もぶつぶつ独り言いいながら拝見してました。
  そしたら、この編で、テイクアウトのジュレックと
  チョコケーキが、ポーランド陶器に乗っかって出てきて、
  もう嬉しく拝見。
  薔薇のジャムが入ってるって、生地はパンなのかしら。
  一見はマラサダドーナッツみたいだけど・・・。
  アイシングの上にスライスアーモンド！
  わあ、温かい紅茶とコーヒー、両方要るわね。
  食いしん坊なので反応、即。
  素敵な一人旅ですね。
  
  あまいみかん
  
  

  ひなこさん からの返信 2021/04/05 21:41:51

  Re: ポーランド食器はお気に入りだけど～、どんな所なのか知らなかったです。

  あまいみかん様、
  
  こんにちは、
  ポドラシェ地方はポーランドの中でも自然の豊かなところで、人口密度が一番少ないそうです。田舎（と言っては失礼かもですが）が好きなもので、、、。
  息子のスマホ、巧く使えませんでしたねー。
  シニア割はラッキーですが、とんだ失敗も度々です( ;∀;)。
  それに、重い荷物がぎっくり腰になりそうで堪えるようになりました。
  
  ジュレックはポーランドの代表的なスープで酸っぱい味がします。ライ麦を数日かけて発酵します。家庭家庭の味があるそうです。
  お皿に載っているのはポンチキでこれもポーランド定番のお菓子です。パン生地なのか、どうなのでしょう。
  ポーランドいい所です(^^)。
  コメントありがとうございました。
  
  ひなこ
  

  あまいみかんさん からの返信 2021/04/05 22:48:52

  Re: ポーランド食器はお気に入りだけど～、どんな所なのか知らなかったです。

  ひなこさま、
  
  あ～、スープがジュレックで、
  ポンチキはお菓子なんですね。
  なんかポン吉って言ってしまいそうですが・・・
  食べてみたいな～、
  今は遠出できないけど、４トラのメンバーがやってるように
  世界の料理を食す…ってシリーズのポーランド料理に
  挑戦してみたいナ。
  失礼致しました。
  
  あまいみかん

• 尚美さん 2021/02/15 10:32:51

  もう1年8ヶ月も前なんですね

  ひなこさん、3度目のポーランドからこんなに時間が経つんですね。懐かしくてまた行きたくなりますよね。帰国後すぐに行きたくなるんだと思います。
  私にとってポーランド＝ひなこさん、特にポーランド北東部はひなこさんの故郷のような感じさえしています。
  ビャウィストクの広場等は秋と違うと書いておられたので、以前の旅行記を見返しましたら違っていましたね。広場はテラス席があって賑やかなのがいいですね。
  今回のお宿のお部屋、とっても素敵です。旅の途中で必ず疲れたり無理したりすることがあるので、快適なお部屋に泊まる事も私は贅沢とは思いません。それに、ひなこさんはいつも素敵なお宿を見つけられるので見せてもらうのも楽しみです。
  書き込みが大変遅くなりました、ご返信無用です。
  尚美

  ひなこさん からの返信 2021/02/19 16:37:20

  RE: もう1年8ヶ月も前なんですね

  尚美さま、
  
  なんて月日が経つのは早いのでしょう。
  尚美さんもそうなのですが、ポーランド繋がりで知り合えた方々がいらして、ご縁て不思議だなと思います。その中のご夫婦が夏にビャウィストクの同じホテルに泊まり広場がお祭りのようだったとおっしゃっていたので、テラス席ができていただけでもうれしくなりました。
  小さな村々を案内してくださったガイドさんに、ここがそんなに好きだったら住んだらいいじゃない？と言われました。家から１〜２時間で行ける所だったらみんなを連れて行ってあげたい！です。遠いですから一緒に行こうなんて言う人はいないんですが。素敵な場所＝自分の主観ですね。
  
  コメントありがとう！　
  スマホとカメラで撮った写真の順番が分からなくなったり、すぐに整理しなかったので忘れてしまっていることも多く時間がかかりそうですがとにかく頑張ります！？
  
  ひなこ