2020年年末年始　～富士山と夕陽を楽しむ西伊豆ドライブ～

2020/12/27 - 2020/12/29

ここ数年、年末は必ず海外に行っていたのですが、２０２０年はコロナでNG。

そこで、感染対策を重視しながら、年末少しでも楽しもうと思い、クルマで伊豆半島や静岡県内を巡ることにしました。

旅程は以下です。この旅行記では29日下田に到着したところまでを書いています。

12/27 仕事終了後出発（御殿場泊）
12/28 沼津港・土肥・戸田・西伊豆の夕陽（松崎泊）
12/29 堂ヶ島・松崎・石廊崎・南伊豆・下田（南伊豆泊）
12/30 下田・河津（熱川泊）
12/31 城ケ崎・大室山（島田泊）
01/01 浜松（清水泊）
01/02 日本平・久能山・静岡・焼津（富士宮泊）
01/03 富士宮・柿田川（伊東泊）
01/04 伊東・熱海（伊豆の国泊）
01/05 修善寺

エリア 静岡

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 船 自家用車 徒歩
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

年末年始は家にいても退屈なので、感染対策を徹底したうえで、クルマで静岡県内を満喫することにしました。

27日（日）は昼過ぎまでお仕事。
夕方に家を出て御殿場で前泊しました。

夕食は恒例？の海老名SA。

こめらく 海鮮茶漬けとおむすびと 海老名SA店 グルメ・レストラン

おむすびとけんちん汁のセット６５０円なり。
唐揚げが美味しそうだったので、追加で注文しました。

宿泊するホテルの「レンブラントスタイル御殿場駒門 富士の心湯」は、東名の駒門PAを降りてすぐの場所です。

スマートICがあります。

駒門パーキングエリア 道の駅

駒門PAのお店は、高速側と一般道（246号に面している）の双方からアクセス可能になっていました。

コンビニと、静岡土産の店があります。
この静岡土産のお店、なかなか有能だと思いますよ。

レンブラントスタイル御殿場駒門 富士の心湯。

1階に日帰り入浴もやっている大浴場（温泉ではないですが、富士のバナジウム水を使用）がある新しいホテルです。

GoToがこの日までだったのですが、GoTo抜きにしてもお得感のある値段で出ていました。

新しいので快適できれいです。

レンブラントスタイル御殿場駒門 富士の心湯 宿・ホテル

朝ごはんは、まぁそれなりでした。

もっとも、朝食抜きとありで値段が100円しか違わなかったのと、
この日はブランチで沼津港で食べる予定だったので、軽く食事できれば良かったので、これで充分でございます。

年末年始旅行出発。

最初の目的地は駒門風穴。
旅行中密は避けますので、空いててラッキー！と思ったら！！

この日（月曜日）は定休日でしたとさ。
外から風穴の入り口までは見えました。

駒門風穴 自然・景勝地

沼津港に移動し、港口公園。
伊豆港のレストラン街とは入江を挟んだ反対側です。

港口公園 公園・植物園

沼津港大型展望水門びゅうお。

この大きな水門は、沼津の街を津波から守るために作られているそうです。
津波の際には、水門を締めてしまい、ここで高潮をシャットアウトします。

沼津港大型展望水門びゅうお 名所・史跡

食事はおさかなたっぷりの海鮮丼を狙っていました。

目を付けていた魚河岸・丸天。
2店舗あり、1店舗は11時からの営業で、既にオープンしている方に行きました。

魚河岸 丸天 魚河岸店 グルメ・レストラン

魚河岸丸天丼1560円なり。
大きなどんぶりでご飯が隠れてしまうほどの海産物たち！

マグロの煮つけも欲張って頼んだのですが、おなか的には完全に余計でした。
いや、そっちも美味しかったんですけど。

西伊豆の海岸線を土肥まで降りようとも考えたのですが、天気もそれほど良くないので快適な道を使って伊豆半島内陸から土肥まで行きました。

海岸線の道は後から通ったのですが結構狭いし、これは正解。

土肥と言えば、土肥金山。
GoTo停止最終日の地域クーポンで観光しました。

土肥金山 名所・史跡

先日行った石見銀山あたりと比べると、完全に観光地化されてますね。

伊豆半島は成り立ちも少し独特で、規模はさておき金山や銀山が結構あったようです。

当時の金山で働く工夫の展示。

黄金神社のようなものもありました。
さすがにご利益ないでしょ、と思うかもしれませんが、
日本は何でも神様にしちゃいますから。。。

坑道の中にありますよ。

坑道を出てお土産物屋さん／展示ゾーンに行くと、ギネス公認の世界最大の金塊。
三菱マテリアルが作ったものです。

土肥は金の採掘現場から温泉が出たことでも知られています。

なんかおめでたい感じがしますね！

海岸沿いに世界一の花時計があるとのことで、ついでに見に行きました。

松原公園 公園・植物園

もっと大きな花時計ありそうですけどね、探したら。。

ま、そういうことにしておきましょう。

世界一の花時計 名所・史跡

土肥から戸田に向かって海岸線の道路を北上していきます。

ところどころすれ違いに気を付けた方が良い場所も。

煌めきの丘。

煌めきの丘 名所・史跡

ここからは、駿河湾越しのきれいな富士山を見るドライブとなります。

もう少し雪があれば、言うことないですね。

旅人岬。土肥の街を出て北に向かって比較的すぐです。

西側に眺望が180度開けていて、夕陽の絶景スポットだそうです。

旅人岬 名所・史跡

碧の丘。

ここも夕陽が綺麗そうなスポットでした。

県道17号、ところどころ道が狭くて気を遣うので、休憩スポットがあると休みたくなります（笑）

戸田の市街地まで降りてきて、海越しに見える富士山です。

細い道を入って御浜岬まで行ってみました。

御浜岬 自然・景勝地

岬の先端からは、駿河湾越しの富士山になります。

夜は民宿でいい食事が出る（出そう）だったのですが、おなかも空いてきたので、少し小腹を満たすことに。

道の駅　くるら戸田。

道の駅 くるら戸田 道の駅

マグロの照り焼き丼と地元のコーヒー牛乳。

全部食べると夜までにおなかが空かないかと思い、マグロ全部とご飯半分だけ食べました。

戸田から少し北に行ったところにある、出逢い岬。

出逢い岬 名所・史跡

富士山も見渡せますし・・・

夕陽もきれいそうですね。

12月末なので、かなり日中が短い。たぶん15時過ぎです。

ここで折り返して、宿泊地の松崎に向かいます。

松崎の手前で少し時間が余りそう（土肥から南が国道で、いきなり道が良くなった）だったので、黄金崎に立ち寄りました。

黄金崎 自然・景勝地

黄金崎の先端まで行ってみます。

黄金崎公園 公園・植物園

先端はこんな感じ。

景色だけなら、無理に行かなくても…という感じではあります。

遊歩道の途中から、夕陽が沈むところを見ました。

この日は松崎の旅館に宿泊です。
チェックインを17時少々に行い、食事は１８：３０。

食事をしてビール飲んだらもう車は出さないと思ったので、堂ヶ島との中間ぐらいにあった、私の大好きなフードストアあおきで夜のおつまみや静岡のお茶など買いました。

家の近所にもできないかなぁ。大好きです。

残り1時間。

ひそかに目を付けていたのは、松崎なんて小さな町で営業しているボウリング場。
僅か10レーンなのですが、このボウリング場が凄いのは・・・

サザンオールスターズの桑田佳祐さん御用達しであるということ！

桑田さんからのお手紙まで展示されていました。

ボウリングも投げましたよ。
ただ、20年愛用していた、アメリカで買ったマイシューズがついにこの日壊れました。ソールの部分がはがれそうになって、スラップスケートの靴みたいにｗ

まだしばらくアメリカは無理なので、旅行から帰って楽天のお買い物マラソンを機に新しいのを購入しました・・・

宿泊は「松崎温泉 海浜荘」

自分で旅館テイストのところを選んだのはかなり久しぶり。

コロナ対策を考えてか、宿泊は3組限定。
お風呂は狭いですけど、スリッパが外にあったら時間をずらしてくださいと。
これも感染対策。

松崎温泉 海浜荘 宿・ホテル

食事は伊勢海老半身なども出てきて、かつ家庭的で良かったです。
おビールも良心価格。

松崎でも一番古い宿のようです。
ただ、随所リノベーションされていて、Ｗｉｆｉまであり（さすがにあると思わんかった）、トイレもウオッシュレット完備。

お部屋も古さがあるところも残りますが綺麗でした。

こちらも、また宿泊したい宿ですね。

翌日。

何故西伊豆から入ることを選んだかと言えば、

堂ヶ島が見たかったからですよ！

加山雄三ミュージアムと遊覧船のセット券を買いました。

加山雄三ミュージアム 美術館・博物館

遊覧船の時間が丁度良かったので、先に遊覧船に乗ることに。

堂ケ島洞くつめぐり遊覧船 乗り物

しゅっぱーつ。

船のメインイベント、というか半分以上の時間は、天窓洞の観光です。

船から見ると海は鮮やかなブルー。
天窓洞は船から見るものです！

堂ヶ島 自然・景勝地

いいですねー。きれい。

堂ケ島天窓洞 自然・景勝地

せっかくなので、陸側からも天窓洞を見てみます。

船乗り場の脇から小高い丘に登っていきます。
蛇島などの、島が続く景色。

さらに高台に登って行きます。

先に言っておくと、天窓洞を見るだけなら登る必要なかったです。

階段を上った先の景色。綺麗だったので許しましょう。

天窓洞を上から。

上からはあまり見る価値無しなのです。

ピアドーム天窓。

堂ヶ島の観光案内所を兼ねていました。

ピアドーム天窓 美術館・博物館

加山雄三ミュージアムの方も行きました。

加山雄三ミュージアム 美術館・博物館

この記念館では、とにかく加山雄三さんの多才さと趣味の広さに驚かされます。

三代目光進丸。

静岡県賀茂郡西伊豆町の安良里漁港に停泊しており、ミュージアムがこの地にあるのも少なからずそれが理由なのですが・・・

なんと設計者は加山雄三本人。

本人が書いた船の設計図です。
いやあなた歌手で俳優でしょ？

そして、絵を描かせても凄いわけです。

加山雄三さんの絵が１２枚入っている２０２１年のカレンダー買ってしまいました。

鉄道ジオラマは趣味で、めちゃくちゃ本格的なジオラマ作ってます。
・・・歌手で俳優ですよね？

歌手としての活動は言わずもがな。

強いて言えば、スローテンポで雄大なバラードを作ると、全部「君といつまでも」になってしまうのが玉に瑕（笑）

幸せだなぁ。

役者さんとしての活躍も周知のとおり。
若大将ですよ若大将。

余談ですが学生時代はスキーでも国体出る腕前なんですよね・・
天が何物も与えてる人だなぁと思いました。だからスーパースターなんですが。

古希のお祝いの色紙も飾られていました。

リラックマの中身がオッサンだと暴露する人は、色紙も素晴らしい（笑）

２０２０年後半は病気療養になってしまいましたが、８３歳にしてまだまだ現役。
素敵です。

宿泊していた松崎の街に戻ってきました。

少し松崎も観光します。

明治商家中瀬邸 名所・史跡

明治商家中瀬邸のあたりに駐車場があり、そこの仕掛け時計からお散歩スタート。

松崎っぽい建物の、松崎町観光協会。

街の地図をGETしました。

松崎町観光協会 名所・史跡

観光協会から歩いて1分ぐらいの伊豆文邸。

明治時代の呉服店だそうで、今は休憩所も兼ねているので無料で観光できます。

伊豆文邸 名所・史跡

伊豆文邸の中の様子。
明治時代にタイムスリップしたようないい感じ。

お隣は公園になっていて、足湯がありました。

伊那下神社。

山の中の祭りが起源で、4世紀頃には活動の記録があったのだそうです。

伊那下神社 寺・神社・教会

松崎名物のなまこ壁。

旧塩野義製薬の顧問を務めるなど、20世紀前半の製薬の研究に尽くした近藤平三郎の生家です。

近藤平三郎生家 名所・史跡

なお、近藤平三郎生家≒なまこ壁通り　と言ってもいいぐらいです。

なまこ壁通り、若干名前倒れな勘があります。

なまこ壁通り 名所・史跡

伊豆に来て、魚メインで食べてきたので、違うものを食べたくなり、松崎にあるイタリアンのお店でお昼にしました。

カフェキッチン サンタローザ グルメ・レストラン

綱のパスタ、ガーリックトーストにカフェオレ。

クルマなので、麦茶は我慢です。

松崎の街中からクルマで３ｋｍほど。

岩科学校に行きました。

松本の開智学校とは姉妹学校だったそうです。

重要文化財岩科学校 美術館・博物館

いざとなれば一歩も退かないという岩科人の根性が、
そのまま教育方針となったそうです。

それが、「岩科起て」。

開智学校とも共通するのですが、
「忠」「孝」という道徳的な面を重視しているのは好感が持てますね。

当時の授業風景。

教育レベルも高い地区だったのだろうなと想像できますね。

石部の棚田。

岩科学校の方からも行かれそうでしたが、国道１３５号を石廊崎の方から回ると広い道で展望台までアクセスができます。

伊豆喚声台。

南側（かなり先は石廊崎）方面の景色を見下ろすことができます。

石廊崎に向かい、あいあい岬。

ここは気軽に立ち寄れて景色が綺麗。
売店や軽食どころもありました。

奥石廊崎(あいあい岬) ビーチ

石廊崎に来ました。
恐らく初めて来ました。

石廊崎の入り口は綺麗に整備されていましたね。

石廊崎 自然・景勝地

石廊崎の先端に向かう遊歩道。

灯台は先端にあるのかと思いきや、意外に途中にありました。

会社の同僚とこのへんで会ってびっくり（笑）
お互いコロナを考えてソロで来てました。

石廊埼灯台 名所・史跡

せっかくなので、さらに先に向かいます。

写真だと分かりにくいのですが、伊豆諸島の島々がきれいに並んで見えているんですよ。

先端にある石室神社。

名の由来なのかは分かりませんが、本当に自然の石でできた空間の中にあります。

石室神社 寺・神社・教会

石廊崎を起って、弓ヶ浜。

ここは子供の頃に来た記憶があります。

弓ケ浜海水浴場 ビーチ

竜宮窟。

ここも前回来た時にはクローズでした。
駐車場（500円だけど回収する人がいない・・）があり、ここをくぐると降りてすぐです。

波が火山岩の岩肌を削って洞窟になり、かつ天井の部分が崩れて天窓になっています。海の色が凄くきれいです。

また、洞窟の上にも上がることができますよ。

龍宮窟 (竜宮公園) 自然・景勝地

洞窟の上から見ると、ハート形に見えることからラブスポットと言われるそうですが・・・ハートかなぁ。

洞窟の上の遊歩道からは、田牛サンドスキー場を見ることができました。

田牛サンドスキー場 名所・史跡

南伊豆（下賀茂）での宿泊は、このあたりで一番大きな「花のおもてなし南楽」。

貸切の源泉かけ流し家族風呂が自慢。
コロナでそれほど混んでいなかったので、1泊2日の滞在でありながら３回ほど借りました。

大浴場も竹林の中の露天とか、広くて素晴らしかったです。

ただ、私も見たのですが、結構Ｇがいると書き込んでる人多いですね。
わたし、更衣室で見かけました・・

なんとなく、ハードにソフトが全然追いついていない感を受けました。

下賀茂温泉 花のおもてなし南楽 宿・ホテル

ホテルは食事なしの安いプランで選んだので、夕食を食べに行くことに。

下田の街に行く途中にあるお店を狙っていたところ、コロナのためか年末近くだからか休み。

きょろきょろお店を探しているうちに、下田の駅まで着いてしまいました。
次善で考えていたラーメン屋さんはもう閉まっており、
散歩して気になったこのお店にしてみました。

きんめ屋さん。

外まで漏れてくる煙は何なんだろ？

きんめ屋 グルメ・レストラン

きんめのカツ丼です。

お店もおばちゃんが切り盛りしててなんか反応も鈍め（注文もなかなか取りに来ないし・・・）、ヤバい店入っちゃったかな、と思ったら、田舎独特ののんびりなだけでした。

食事も普通に美味しかったです。
もう一度行きたいかと言われれば、行きたいですね。