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 鎌倉市二階堂の通玄橋を渡ると紅葉谷(もみじがやつ)である。この谷戸の最初の小路は短く、直ぐに山裾になる。その山裾に塀を巡らしたお屋敷があり、その門の脇の山裾には横穴があり、やぐらだ。中は要らなくなった家具などが放り込まれている。おそらくはこの1基だけではなく、この山裾には塀で見えないところにもやぐらがあっても可笑しくはない。おそらくは、ここ紅葉谷は谷戸の奥にある瑞泉寺やその手前にあった永安寺(ようあんじ)などの塔頭があった場所であろう。<br /> また、鎌倉カトリック墓地(https://4travel.jp/travelogue/11661776)の隣の小路を入ると角にもやぐらが1基ある。鉄のネットが張られている。朽ちそうなベニヤ板が入口を塞いでいる。その先は鉄柱にネットが張られた山裾の崖であるが、ここにもやぐらがあっても良い。しかし、良くは見えない。<br /> さらに、瑞泉寺の山門手前に寺号標石があり、その左側にも枝分かれした谷戸に入る小路がある。その途中にコンクリートで覆われた山裾に1基だけやぐらが残されており、中に現代の墓石が並ぶ墓地として再利用されている。この墓地を営んでいるいるのは瑞泉寺の檀家であろうか?<br /> このように、紅葉谷のやぐらは3基あったが、その利用方法は物置、墓地、閉鎖と鎌倉ではどこにでもあるありふれた状態で残っている。<br />(表紙写真は紅葉谷にある墓地として再利用されているやぐら)

紅葉谷のやぐら

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2020/11/19 - 2020/11/19

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ドクターキムル

ドクターキムルさん

 鎌倉市二階堂の通玄橋を渡ると紅葉谷(もみじがやつ)である。この谷戸の最初の小路は短く、直ぐに山裾になる。その山裾に塀を巡らしたお屋敷があり、その門の脇の山裾には横穴があり、やぐらだ。中は要らなくなった家具などが放り込まれている。おそらくはこの1基だけではなく、この山裾には塀で見えないところにもやぐらがあっても可笑しくはない。おそらくは、ここ紅葉谷は谷戸の奥にある瑞泉寺やその手前にあった永安寺(ようあんじ)などの塔頭があった場所であろう。
 また、鎌倉カトリック墓地(https://4travel.jp/travelogue/11661776)の隣の小路を入ると角にもやぐらが1基ある。鉄のネットが張られている。朽ちそうなベニヤ板が入口を塞いでいる。その先は鉄柱にネットが張られた山裾の崖であるが、ここにもやぐらがあっても良い。しかし、良くは見えない。
 さらに、瑞泉寺の山門手前に寺号標石があり、その左側にも枝分かれした谷戸に入る小路がある。その途中にコンクリートで覆われた山裾に1基だけやぐらが残されており、中に現代の墓石が並ぶ墓地として再利用されている。この墓地を営んでいるいるのは瑞泉寺の檀家であろうか?
 このように、紅葉谷のやぐらは3基あったが、その利用方法は物置、墓地、閉鎖と鎌倉ではどこにでもあるありふれた状態で残っている。
(表紙写真は紅葉谷にある墓地として再利用されているやぐら)

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  • 山裾の浅い谷戸。塀があるお屋敷とその先にコンクリート板の土砂崩れ防止柵。

    山裾の浅い谷戸。塀があるお屋敷とその先にコンクリート板の土砂崩れ防止柵。

  • やぐら。

    やぐら。

  • やぐら。

    やぐら。

  • やぐらのある山裾。

    やぐらのある山裾。

  • 次の枝分かれした谷戸。

    次の枝分かれした谷戸。

  • 谷戸の奥へ。

    谷戸の奥へ。

  • 奥の坂は石畳で民家の入口だ。手前の崖の角にもやぐらがある。

    奥の坂は石畳で民家の入口だ。手前の崖の角にもやぐらがある。

  • 最奥の民家。

    最奥の民家。

  • 谷戸の奥の尾根は低いようだ。

    谷戸の奥の尾根は低いようだ。

  • 山の裾野に鉄のネット。やぐらがある。

    山の裾野に鉄のネット。やぐらがある。

  • やぐら。

    やぐら。

  • やぐら。結構幅が広い。

    やぐら。結構幅が広い。

  • 紅葉谷の瑞泉寺の寺号標石の前を左折した奥に見える枝分かれ谷戸。奥の尾根は随分と低いようだ。この奥から谷道。山道を経て山越えでき、東電変電所手前に出られる。

    紅葉谷の瑞泉寺の寺号標石の前を左折した奥に見える枝分かれ谷戸。奥の尾根は随分と低いようだ。この奥から谷道。山道を経て山越えでき、東電変電所手前に出られる。

  • 谷戸の民家。

    谷戸の民家。

  • 1基だけのやぐら。左側の山裾は崖で、コンクリートブロックで囲まれており、鉄柱に鉄製ネットを張って落石を防止している。このコンクリートブロックで埋められたやぐらもあるのだろう。

    1基だけのやぐら。左側の山裾は崖で、コンクリートブロックで囲まれており、鉄柱に鉄製ネットを張って落石を防止している。このコンクリートブロックで埋められたやぐらもあるのだろう。

  • やぐらの中には墓石。

    やぐらの中には墓石。

  • 奥へはまた右折して行く。

    奥へはまた右折して行く。

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