2020/11/19 - 2020/11/19
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ドクターキムルさん
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鎌倉市二階堂字獅子舞の奥にある東電変電所から二階堂川沿いに山中に入ると最初の切通がある。この切通の途中には尾根道に上る入口があり、数年前までは通れたが、一昨年までの台風の倒木で道が埋まってしまい通れなくなっている。いわんや、昨年も台風があり、もっと酷い状態であろう。今では、この切通を抜けた先から二階堂川を渡って谷道を上り尾根道に至る山道が、この切通で結ばれた谷道のバイパス道としてある。しかし、谷道は馬で通れるが、尾根道は徒歩でしか通れない。
天園峠から下りてくると3年前に設定された獅子岩があり、直ぐに7岐のもみじが生えている。この左の笹薮の中に馬が通れる道が通っており、杉林を抜けて尾根の峠(瑞泉寺からの山道)へと至る。峠は十字路であり、尾根道を通ると天園峠へと続いている。この7岐のもみじから谷を下ると切通風の山道を通り。二階堂川の源流部を渡ると立派な切通になる。すなわち、通称「獅子舞谷」(ししまいがやつ)の入口にも切通があるのだ。今年も倒木が見られ、昨年と何ら変わっていない。鎌倉市は「市道につき通行注意」看板を立ててはいるが、この谷道の管理はやっていないようだ。すなわち、ボランティア任せのようだ。この切通は鎌倉市二階堂字新立にある。
しかし、それにしても江戸時代に水戸黄門(水戸光圀)が「獅子舞谷」(ししまいがやつ)として紹介した地名が、昭和の戦後になって字獅子舞として残り、一方、字新立の谷が通称「獅子舞谷」(ししまいがやつ)と呼ばれている。その字獅子舞の奥と通称「獅子舞谷」の入口に切通がある。しかも、この2つの切通にはかぐらが伴わない。それは源頼朝の生前に平家を滅ぼす前から奥州平泉の藤原氏の討伐を企てて、そのための軍事道路として鎌倉から北に馬で出陣・凱旋できるこの谷道に切通を通したからである。
鎌倉で最も由緒ある歴史的な場所がこの2つの切通が示している。
なお、六国峠(今の天園峠)から円海山方面にも馬で通れるように各所に切通を掘削してあり、軍事道路であることがより一層感じられる。
(表紙写真は獅子舞谷入口の切通)
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東電変電所。
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この崖から下りてきた。
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入口に佐藤家の墓。
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二階堂川沿いの崖。
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切通入口。
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切通。
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切通。倒木が見える。
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切通。
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切通。
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切通。
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切通。
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切通。
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切通。
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尾根道への上り口。天園峠への尾根道であったが、鉄塔までは倒木で埋まって通れない。
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切通。
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切通。
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切通沿いの二階堂川。
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二階堂川を渡る。
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二階堂川。
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二階堂川が横切っている。
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二階堂川の向こう岸に尾根道への上り口。鉄塔までは谷道だ。すなわち、鉄塔まではバイパス道と言える。
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二階堂川の向こう岸に尾根道への上り口。脇に杉の丸太が架かっている。しかし、一本木橋としては渡れないだろう。
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途中に倒木。
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左に山道。天園ハイキングコースまで辿りつけるのか?後日に踏破するつもりだ。
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例の「この先私道につき通行注意」看板。
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切通。
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切通。
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右の杉林の中を通って尾根道に出て、それが峠に通じていた。馬で通れる街道だ。
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切通。
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切通。
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切通。倒木が見える。
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切通。
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昨年の台風での倒木がそのまま残っている。この谷道は鎌倉市が整備したのではなく、ボランティアが整備したものだ。したがって、鎌倉市の管理ではないために昨年の台風でも閉鎖されなかった。
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切通。
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二階堂川(源泉部)。
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切通風。
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切通風。この先が谷だ。
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