2019/05/26 - 2019/05/26
23位(同エリア182件中)
マサラさん
今回の雲南旅の目的地であったシャングリラは、私が思い描いていた「桃源郷」と言う姿からはかなりズレていてちょっと期待はずれでした。
きっとレンタサイクルするなり車をチャーターするなりして郊外まで足を伸ばせば、雄大な自然とも触れ合ったり、もっとチベットっぽさも感じられたのだろうと思うのだけれど、街中はかなり民族らしさが消されていっている感が否めず、あまり魅力を感じなかった。
そういう訳でせっかくわざわざシャングリラまで行ったけど、2泊で見切りをつけて次なる場所へ。
候補は2ヶ所あったの。
大理からほど近い雲南3大ハムの産地である鶴慶(あとの2つは诺邓と宣威)か、麗江と大理の丁度中間位にある沙渓古鎮。
両方行こうと思えば行けなくもなかったけど、そうすると日程的に1泊ずつしか出来ないから中途半端になりそうなので悩んだ末に沙渓古鎮に決定。
ハムの産地は急激に変化はしないだろうけど、古鎮が古き良き姿を保ち続けるのは中国では至難の技だから(笑)雰囲気の良さそうな古鎮は行けるときに行っておかないと、いつ麗江のように酷い有様に変貌するか分かったもんじゃないからね。
結果的に沙渓にして大正解!
昔の古い建物や街並みがとても良い状態で保存されてて、やり過ぎない程度にカフェやお土産屋さんや宿にリノベされてました。
全く他のゴテゴテギラギラした古鎮もどきのところと違います。
どうやら沙渓はスイス主導の建築チームが復元したらしいのです。
だから変な電飾の飾りもなく良い意味で素朴な落ち着いた雰囲気だったのかなぁと。
不便なところだからかツアー客は皆無で、個人旅行者も多くなく静かにのんびり過ごしたい人にピッタリ。
本当に素敵な古鎮で出来るものなら一週間位滞在したかった~。
日本のガイドブックには載っていないので、日本人にはマイナーな古鎮だけど、ヨーロピアンには人気が高いそうで、フランス人とかよく来るらしいです。
それではシャングリラから沙渓古鎮へ出発します~。
PR
-
シャングリラで泊まった宿から一番近いバス停。
始発が7:30なのに待てど暮せど来ないので仕方なくちょうど来た白タクに乗りました。
運転手はチベット族のおじさんだったんだけど、私が中国語話してたのと妙に色黒だったのとで、雲南省のどこか別の地域の少数民族の子だと思ったらしく、日本人だと言ったら事故っちゃうかと思う勢いで驚かれた(笑)
白タクでもボラれることもなく15元位だったかな。 -
初めて外国人を載せたと大喜びのタクシーのおじさんとお別れしバスターミナルへ。
今チケット買ってるあの人は私と同室だった人だ!
朝凄い早い時間に出て行ったみたいだったけど、何してたのかしら? -
沙渓古鎮への直通バスはないので、一先ず玄関口である剣川へ。
-
時間が多少あったので朝ごはんに肉まんを買いました。バスの中で食べます。
-
待合室。
-
昆明便は割と頻繁に出ています。
12時間以上かかるんじゃないかな。 -
剣川行きのバス。
-
シャングリラのシンボルマーク的なストゥーパ。
さようなら。 -
途中のトイレ休憩で寄った売店。
-
果物などのお土産品
-
裸麦のお菓子の実演販売。
-
茶葉蛋だ!
-
私は中国のドライブインで定番のジャガイモをゲット。
日本で売っても受けるんじゃないかといつも思う。 -
4時間半くらいで剣川に到着。
-
バスターミナルの真ん前に沙渓行きのマイクロバスが止まってるんだけど、これは人が集まるまで発車しないやつ。
-
そしたらターミナルの中に止まってた喬後行きのバスが沙渓経由だよと運転手さんが教えてくれてうまく乗り継ぐことが出来ました。
バスの中で大理に住んでいると言う台湾人の女性と知り合いました。
話の流れでその方もヴィパッサナー瞑想をやっていて、今回私と同じ便でバンコクから昆明に飛んでいたと言う事が分かり、何かのご縁を感じました。 -
剣川から一時間足らずで沙渓古鎮に到着。
バスは沙渓の先まで行くので、古鎮の外で下ろされました。
そこから歩いて今日のお宿、印跡沙渓へ。
外側からして雰囲気良さげ。 -
外側の建物はお茶屋さんになっていて、中にはいると中庭を取り囲むように客室が配置されています。素敵!!
-
お部屋。
初めての予約の場合1500円位だったかな。
2日目~は2000円位だったと思うけど、これまで数百円のドミだったし奮発しちゃいました。
だけどホテル予約でゲットした4トラポイントを楽天ポイントに交換して、楽天銀行のデビットカードで決済したのでこの宿代はポイントで賄っちゃいました。
お得だわ~。 -
ソファと衣紋掛け。
-
部屋の奥から。
逆光で見え辛いけど窓辺がカウンター席になっていて中庭を眺めながらお茶を飲んだり出来るんです。
素敵! -
カウンター席からの眺め。
良いでしょう? -
左側は図書室のようになっています。
外人さんが喜びそうな宿よねぇ。
趣味が良いわ。 -
唯一の難点は和式トイレな所。
でも個室だしキレイだから良いか。 -
沙渓古鎮の地図。
宿のオーナーが大まかに説明してくれたのでとりあえず中心部を目指して出発。 -
人っ子一人歩いていなくて静か。
-
お土産屋さん。
陶器とか売ってるみたい。
けどお店には誰もいない。 -
良い雰囲気の裏道。
あぁ静かで良いなぁ! -
古めかしい門。
-
隠れ家風のお宿。
こんな素敵そうな宿が多い古鎮です。 -
ここの建物も昔のままって感じ。
-
迷路みたいで迷いそう^^;
-
お店の軒先で談笑中のおじいちゃんとおばあちゃん。
のどかだわ~。 -
メインストリートに出ました。
-
お土産屋さんが並んでるけど、アクセサリーとか趣味の良いものを扱ってる。
-
古い建物がそのまま生かされてて良い感じです。
-
この雰囲気なんかも素敵じゃない?
間違いなく映えスポット(笑) -
観光地化されてはいるけど、村の人たちの暮らしも昔のままって感じの所も良い。
-
メインストリートなのにこんなに静か。
-
トランプに興じるおばあちゃんたち。
-
側溝を流れる水も透き通ってる。
-
古鎮の端っこ。
全然観光客いない^^; -
手作りの竹製品。
背負カゴもプラスチック製が多くなってるから竹製のは貴重だなぁ。 -
名物料理。
残念ながらありつけなかった。 -
沙渓のゴミ屋敷??
-
この窓の感じも好き。
-
街の中心、四方街。
-
誰も住んでないのかな?古民家。
-
共産党のスローガンが残された建物はおしゃれカフェになっています。
-
入場料がかかるお寺。
-
四方街の中心にある舞台。
-
良いでしょう?
この感じも。 -
とあるカフェの前で干されていた大量のバラ!
-
キレイだねぇ~。
-
ドライフラワーのようになってる。
-
お店の前に英語の看板が。
バラの収穫ボランティア募集!?
まかない付きだって!
やりたーい!
後で詳細聞いてみよ! -
散策を続けます。
-
四方街から川沿いへ。
-
沙渓寺登街。
この辺りも茶馬古道の重要地点だったらしいです。 -
街の外れを流れる川。
-
水が驚くほど透き通ってて水草が美しく揺れています。
-
お馬さんも休憩中?
-
のどかだなぁ。
-
それにしても静かな街です。
大体ぐるりと古鎮を見て回ったので、バラ摘みボランティア明日参加出来るか聞きに行ってみよ~っと。 -
バラ摘みボランティアの詳細を聞きに行ったつもりが、なぜかバラの加工のお手伝いをすることになっちゃいました^^;。
昨日一日バラ摘みおやすみしてスタッフさん達みんなで遊びに行った為、昨日摘めなかった分今日普段の倍の量をさばかなくてはいけなくなったとかで大量のバラがカフェの床に山積みになっています。 -
やることは長めに残っている茎の部分を切り落とすこと。
花の形がしっかりしているものは形を整えて網に並べて干し、バラ茶などにするようです。 -
バラバラになった花びらはこちらへ。
収穫したバラは鮮花餅や化粧水、お茶、お酢などに加工されます。 -
お手伝いのご褒美にバラ茶を淹れてくれました。
完全無添加なのでほのかな香りです。
私が飛び入り参加しても誰も私に関心も示さずみんな黙々と作業を続けています^^;
やってもやってもバラの処理は終わらないし、帰りたいとも言い出しづらい雰囲気。
ま、どうせ暇だし、何気にこういうちまちました作業嫌いじゃないので私も黙々と作業を続けました(笑) -
数時間経ったところでお夕飯の時間に。
私もお相伴に預かりました。
これは蕨の和え物。
後で聞いた話、お野菜もバラも全部オーガニックで育てているそう。
うろ覚えですが、オーナーは確か広州の方から来た人で、イギリスだかどこか外国で有機栽培とかハーブについて勉強して来た人で、ここでその実践をしているようです。
沙渓はこののんびりした田園風景を気に入って移り住んだ外省人も多いようです。
中国人の奥さんがいるイタリア人も1人住んでいて、イタリアンレストランをやってるそうです。 -
まかないを頂いた後も作業を続け、目処がついた頃には時計は22時近くになっていました。
明日のバラ摘みも行かせてもらえることになったので今日はそろそろお暇します。
久し振りに働いたわぁ(笑)
心地良い疲れ。 -
ライトアップされた四方街の舞台。
-
カフェもムーディーな感じです。
麗江みたいに下手くそでうるさい弾き語りもいないし、ひっそりとしています。 -
あ~
こんな展開になるなんて想像だにしなかったけど面白かったなぁ。 -
明日のバラ摘みも楽しみ~♪
ルンルン気分で帰路に着きました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2019年5月 中国雲南一人旅
-
前の旅行記
2019年 5月 中国・香格里拉 路地裏の手作り涼粉&独克宗古城の猫カフェ
2019/05/25~
その他の観光地
-
次の旅行記
2019年 5月 中国・雲南省 沙渓古鎮でバラの収穫体験! その壱
2019/05/27~
その他の観光地
-
2019年 5月 中国・昆明 バンコクから雲南へ。昆明最大の農貿市場に行ってみたヨ!
2019/05/21~
昆明
-
2019年 5月 中国・麗江 麗江古城散歩
2019/05/22~
麗江
-
2019年 5月 中国・麗江 麗江のもう一つの古鎮、束河古鎮へ。
2019/05/22~
麗江
-
2019年5月 中国・麗江 標高4680m!玉龍雪山の頂へ。
2019/05/23~
麗江
-
2019年 5月 中国・麗江 古城より断然面白いローカル市場
2019/05/24~
麗江
-
2019年 5月 中国・香格里拉 標高3300mの桃源郷、シャングリラへ!
2019/05/24~
その他の観光地
-
2019年 5月 中国・香格里拉 閲覧注意レベルのワイルドなローカル市場巡り
2019/05/25~
その他の観光地
-
2019年 5月 中国・香格里拉 雲南省最大のチベット仏教寺院、松賛林寺
2019/05/25~
その他の観光地
-
2019年 5月 中国・香格里拉 路地裏の手作り涼粉&独克宗古城の猫カフェ
2019/05/25~
その他の観光地
-
2019年 5月 中国・雲南省 ~消えゆく古鎮シリーズ~美し過ぎる沙渓古鎮。
2019/05/26~
その他の観光地
-
2019年 5月 中国・雲南省 沙渓古鎮でバラの収穫体験! その壱
2019/05/27~
その他の観光地
-
2019年 5月 中国・雲南省 沙渓古鎮でバラの収穫体験! その弐
2019/05/27~
その他の観光地
-
2019年 5月 中国・雲南省 沙渓古鎮でバラの収穫体験! その参
2019/05/27~
その他の観光地
-
2019年 5月 中国・雲南省 喜洲古鎮で白族の伝統料理《生皮》に挑戦!(良い子は真似しちゃダメよ)
2019/05/28~
その他の観光地
-
2019年 5月 中国・大理 トロットロの豚角煮がたまらない巍山扒肉饵丝食べ比べ!
2019/05/28~
大理
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (8)
-
- スイカさん 2020/01/14 22:29:12
- ここいい!
- ここいい!
いつか絶対行く!
イタリア人1人か。
「誰も住んでないのかな?古民家。」
空き家かもしれないけど、住んでるかもしれませんねえ。
安いですよー賃貸料。大体想像つきます。
私が住んでた四川省の家と造りが全く一緒です。
あの蛇腹扉を毎日開けるのです😊
スイカ
- マサラさん からの返信 2020/01/14 23:12:15
- Re: ここいい!
- 本当に良いですよ~。
旅慣れたヨーロピアンがパラパラいるくらいで、中国人の団体旅行で来る所でもないのでとっても静かで。
今周辺の村も開発し始めてるらしいので、行くなら今のうちです(笑)
マサラ
-
- Tomokoさん 2019/12/17 21:33:32
- 初めまして
- 2月ぐらいに貴州省か雲南省に行こうかと調べているうちにマサラさん&モエさんの旅行記にたどり着きました。沙渓、某雑誌でも見かけてすごく行きたくなりましたが、1週間の日程と季節的に厳しそうだなぁ思っています。建水にしようかなぁ。情報ありがとうございました!
- マサラさん からの返信 2019/12/17 21:47:22
- Re: 初めまして
- tomokoさん
投票&コメントありがとうございます!
貴州か雲南。。。。
旅の目的と、どこから入るのか(昆明なのか貴陽なのか)によりますかねぇ。
2月だったら羅平の菜の花畑が見応えあるので羅平&建水のセットが非常にオススメです。
沙渓に行くならやはりバラの季節(5~9月)の方が楽しめると思いますよ。
貴州は2月だと思いの外寒いです。
貴州でその時期しか楽しめないもの(お祭りとか)を求めている訳でないのであれば雲南の方が良いと思いますよー。
マサラ
- Tomokoさん からの返信 2019/12/17 23:35:11
- Re: 初めまして
- お返事ありがとうございます。
ついこの間、日本で過橋米線を食べたばかりで、本場のものを食べてみたいと思っていたのでやはり雲南で決まりかな。貴州のドクダミの根も食べてみたいですがw バラの季節におやすみ取りたいなぁ…!
旅行記、読みごたえたっぷりで楽しいです!他の旅行記も読ませていただきますね!
- マサラさん からの返信 2019/12/18 01:34:09
- Re: 初めまして
- なるほど~!
過橋米線目当てなら雲南一択ですね~!
建水から过桥米线の発祥の地である蒙自まで日帰りも出来ますし、建水のマコモ米線や臭豆腐米線も相当美味しいです。
ドクダミの根は店によって雲南でも米線の店にトッピングとして置いてあるところもあるのですが、ドクダミの根の炒め物などになると貴州の方が多いです。悩ましいですな(笑)
しかしながらやはり今回は羅平&建水に行かれることをオススメします!
また何か気になる事があったら気軽にメッセ下さいねー!
マサラ
-
- きなこさん 2019/11/30 08:45:47
- 賄い付きのバイト
- こんにちは~マサラさん
看板を見て「そっかー後から詳細を聞きに行くのね」って思ってたら
え!働いてるやん(笑)
それも誰も気づいてなく、すんなり入っているマサラさん。想像して独り笑いです。
転校生みたいに注目してくれないんですね。
賄いのわらびも美味しそう
で、翌日の作業も賄いも気になる~
きなこ
- マサラさん からの返信 2019/11/30 09:22:27
- Re: 賄い付きのバイト
- きなこさん
おはよーございます!
そうなんです、全然その日働くつもりなかったのに
「看板見たんですけど。。。。」って言ったら
「手伝いたいの?じゃ、こっちね」って奥に案内されて座るように言われ、なんか作業を手伝う事に^^;
誰も「もう良いよ」って言ってくれないしwww
なかなか出来ない経験だし楽しかったから良いのですけどね。
次の日のバラ摘み体験も賄いもとっても素晴らしかったですよ!
多分きなこさんも行きたくなると思う!
今日中に旅行記上げないと今月3回達成出来ないので(夏休みの宿題溜めた子供か・笑)せめて途中まででも頑張ります!
マサラ
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
その他の観光地(中国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2019年5月 中国雲南一人旅
8
74