2020/10/31 - 2020/10/31
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この旅行記スケジュールを元に
東京から国東観光に来られたフォートラベルメンバーと六郷満山・仏の里の名所巡りをしました
観光ルートは大分空港~道の駅くにさき・銀たちの郷(昼食)~両子寺~国宝・富貴寺~真木大堂~熊野磨崖仏~杵築駅
六郷満山とは国東半島一帯にある寺院群の総称をいいます 六郷は両子山を中心とした山稜の間の六つの郷はあいうえお順に安岐(あき)、伊美(いみ))、来縄(くなわ)、国東(くにさき)、田染(たしぶ)、武蔵(むさし)で
満山は寺院群を言います。神仏習合の文化発祥の地です。
六郷満山は宇佐八幡〈全国八幡の総本社〉の庇護と影響の下に神仏習合の独特の寺院集団と信仰が形成され、往時には半島一帯に185の寺院、洞窟、僧坊、を含めて約八百の大小の堂、また、石仏・石塔が、点在し、ほとけの里といわれる六郷満山仏教文化圏が開かれてきました。【両子寺HP】
最初に訪れた両子寺(ふたごじ)は天台宗別格本山で718年に仁聞菩薩によって開創されたと伝えられる六郷満山の中山本寺で修行の中心寺となっていました。 江戸時代には六郷満山の総持院として満山を統括する立場にありました。
参道を山門に向かって無明橋を渡ると国東半島最大級の仁王像が立っています。
足で痛い所があれば仁王像の足を触れると痛みが治るご利益があるそうです。
両子寺の奥両子山には七不思議があり
1.走水観音
両子寺の西方1500mの山際にある観音様の下から湧き出る貫水は干ばつでも無くならず、雨季でも増水せず、年中一定の水量を保っており、水温もまた常に変わらないという。
2.無明橋
橋の下に観音様を祀ってあり、この橋を渡ると不思議と信仰心が湧き起こると伝えられ、牛や馬が渡れば落橋すると言われている。
3.鬼橋
昔、千徳坊という力持ちのお坊さんが山から引きろして橋にしたといわれる大石が両子寺の境内にある。
4.しぐれ紅葉
両子寺の境内にあるこの紅葉の下に立ち、上を見上げると、晴天の日でもしずくが落ちるといわれている。
5.
針の耳
山腹に岩が重なり合い、その隙間を通るのが、針に糸を通すように難しそうなところがあるが、不思議と容易に通り抜けることができるという。
6.鬼の背割
山腹に昔、千徳坊という力持ちのお坊さんが、背で割って通路をあけたといわれる二つの大岩が立っている。
7.鹿のツメ割
山頂へ登る道の途中にある大きな石に、親子鹿の大小の爪跡がのこっている。
両子寺には2.3.4があります
当日は住職の寺田豪淳さんもお会いする事が出来ました 拝観料は大人300円です
次に訪れたのは
国宝の富貴寺です
富貴寺大堂は九州最古の和様建築物として昭和二十七年に国宝として保護され中に安置されている阿弥陀如来像は大正七年に国宝にそして昭和二十五年に重要文化財に指定されています
内部にも入る事が出来、阿弥陀三尊像や壁画を見る事が出来ます
富貴寺本堂の方は現在、解体されていて仮本堂になっています
令和四年に完成予定ですがお寺の方のお話では一年先になるのではないかとのことです 拝観料は大人500円です
三番目は真木大堂です
六郷満山六十五ケ寺のうち本山本寺として三十六坊の霊場を有した幻の最大寺院であった馬城山伝乗寺のことである(パンフレットより)
大正七年に国宝指定されています
大堂には「不動明王と二童子像」「阿弥陀如来像」「四天王像」「大威徳明王像」が安置されています
最後に熊野磨崖仏を訪れました
昭和三十九年に国指定重要文化財に指定されています
拝観券は大人300円です 受付時に杖を勧められます 借りた方がいいです
胎蔵寺から山道を約300m上っていくと鬼が一夜で築いたと伝えられる自然石の乱積石段(無造作に積まれた石段)にかかり石段を九十九段登っていくと左方に居岩石に刻まれた日本一の雄大な石仏・大日如来(約6.8m)と不動明王(約8m)が見えてきます
平安時代末期に作られたたと言われていて日本最古の磨崖仏です
更に右手を上がっていくと熊野神社があります。
ここでも神社と仏が習合していることが判ります。
上りより下る際に注意が必要です
気を付けて下りました
六郷満山を代表する四カ所の観光を終えて杵築駅へ向かいました
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
道の駅・くにさきにはレストラン「銀たちの郷」と土産品売り場の黒津之庄
くいしんぽう工房、国東市サイクリングターミナル、国東市観光協会の観光案内所。国東市観光課、夢咲茶屋が入っています
観光のスタートは「銀たちの郷」で郷土お薦めの料理を食してからです
銀たちの郷の前には沢山の駐車スペースがあります -
銀たちの郷は地元の海産物や乾物が沢山販売されています
時間によっては漁港で獲れた魚も多く入ってすぐの保冷ショーケースで並べ販売しています -
銀たちの郷のレジ付近です
奥が調理場です -
お土産品の中でも乾物の国東半島北部の島・姫島さんのひじきは太さも味も最高級品質でお薦めです
-
銀たちの郷のメニューです
国東半島沖で水揚される太刀魚は今が旬の時期開始で有名です
とても大きな太刀魚が沢山の漁師により水揚げされていて
当店は店名にもなる位太刀魚料理のお奨めのお店でメニューも多種です -
太刀魚定食は太刀づずくしの料理です
お刺身、焼き物、天ぷら
1,500円(税込)です銀たちの郷 グルメ・レストラン
-
天丼です
大分の特産品椎茸の天ぷらが乗っていますね
太刀魚の天ぷらの中にあっさりとした梅としそが入っています
1,000円(税込)です -
たち重定食
大きな太刀魚とたれがとても美味しいです
1,200円(税込)です -
お土産品販売の「黒津之庄」の建物外観
-
最初の観光地
両子寺です
山門から見下ろした参道の石段 -
仁王像付近にある石碑
両子寺への寄進者の名前が刻まれています -
イチオシ
国東半島最大の仁王像が無明橋を過ぎると左右に立って参拝者を待ち受けています
両子寺 寺・神社・教会
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石段を上がっていくと山門があります
その先の参道は紅葉の時期には夜になるとライトアップされとても綺麗な場所です -
両子寺の鐘楼堂は約70年ぶりに立替され昨年の12月14日に令和の鐘として披露されました
つき始めは令和二年を告げる金が大晦日に寺田豪淳法師により国東半島に響き渡りました
現在はまだ一般の参拝者の鐘撞は建物が馴染む迄つくことは出来ません
総工費の2940万円は総代や参拝者からの寄付金で建てられました
総代の我が家も鐘に名前が刻まれています 重さは約1トンです -
護摩堂でお経の声が聞こえてきました
寺田豪明住職も久しぶりにお経を唱えていました -
護摩堂は山岳修行の根本道場にして本尊不動尊をはじめ諸仏を祀っています
中へ入る事が出来ます
護摩堂の前には不動明王の像が設置されています
右手の剣は煩悩を断ち切る剣、左手の縄は煩悩を抜け出せない人を吊り上げて救い背後の炎は火炎で煩悩を焼き払っています
お参りの際にはまずここで煩悩を払います
友人からのアドバイスを受けました
現在、不動明王の前の紅葉の木が大きくなっていて立ちはだかっています
参拝時に見えづらくなっているので檀家の私から法師にお話をしておきたいと思います
以前は無かったのですが自然に生えたものだと思います
まだ小さいうちに移植する事がベストですね -
護摩堂を囲む紅葉し始めた紅葉と書院・客殿の建物風景
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右手の沢に架かる七不思議の鬼橋と左の山肌にしぐれ紅葉が生えています
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鬼橋を渡り右手に大講堂、正面の石段は奥の院へと続く石段です
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大講堂建立の寄進者にも我が家の先祖の名前が記されていました
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大講堂は平成三年に再構築されました
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大講堂の中には釈迦三尊像、天台・伝教両大使像が奉安されています
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鳥居をくぐり石段を上がっていくと奥の院があります
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奥の院です
1846年に旧杵築藩主松平候により寄進されたものです
千手観音像、両子大権現(男女の二天童子像)、宇佐八幡神像、仁聞菩薩像を崇め祀り、不老長寿と子授け祈願の霊場として知られています
中に入る事が出来ます -
奥の院の後方にある祭神佛
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紅葉し始めた両子寺の風景
11月中旬くらいが紅葉の見ごろとなります -
二番目に訪れた富貴寺です
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山門を通り富貴寺大堂へと向かいます
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富貴寺大堂(正面)と富貴寺本堂(右手に再建中)への参道石段
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参道の左手に案山子が飾られていました
六郷満山で案山子を多く見る事が出来ます -
富貴寺の山門と迎える仁王像二体
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イチオシ
国宝の富貴寺大堂
富貴寺(大分県豊後高田市) 寺・神社・教会
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写真撮影は出来ませんが中でお祈りし
弥陀三尊像や壁画を見ました -
富貴寺の本堂は建て替え中で仮本堂となっている旨の案内板です
令和四年の完成は伸びそうとの事です -
富貴寺の仮本堂
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山門の仁王門を正面から帰る際に撮影をもう一枚しました
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三番目に訪れたのは真木大堂
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真木大堂の観覧受付窓口
宇佐八幡六郷満山霊場 第五番札所・傳乗寺真木大堂と記されています真木大堂 寺・神社・教会
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真木大堂の説明書き
718年に開基されたと書かれています
写真撮影は出来ませんが大堂には「不動明王と二童子像」「阿弥陀如来像」「四天王像」「大威徳明王像」が安置されています -
四カ所目最後の熊野磨崖仏です
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鬼が一夜で築いたと伝えられる自然石の乱積石段(無造作に積まれた石段)を九十九段登っていきます
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上っていくとこの光景が左手にあります
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熊野磨崖仏の説明書き
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イチオシ
居岩石に刻まれた日本一の雄大な石仏不動明王(約8m)
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不動明王の顔の部分をアップで撮影しました
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居岩石に刻まれた大日如来(約6.8m)
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イチオシ
居岩石に刻まれた日本一の雄大な石仏・大日如来(約6.8m)と不動明王(約8m)をパノラマで撮影
熊野磨崖仏 寺・神社・教会
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再び不動明王を撮影
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大日如来(約6.8m)を撮影
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横から見た不動明王
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紅葉の時期に来ると景色がまた変わりますね
あと少ししたら紅葉が始まります -
更に右手を上がっていくと熊野神社があります
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参拝を終えて下って行きます
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手すりと杖が無いと怖い石段です
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慎重に足元を見ながら降りて行きます
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一句詠まれた石碑がありました
「信心を石段で見る磨崖仏」 -
イチオシ
振り返って見あげた鬼が一夜で築いたと伝えられる自然石の乱積石段を
最後に神と仏と鬼の郷・開山1300年が経った六郷満山の観光を終わります
観光案内は出来ませんでしたが旅行記を作成で歴史を振り返りました
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