2018/12/04 - 2018/12/07
2199位(同エリア44048件中)
takaさん
2018年12月に京都の17の世界遺産全てを巡るツアーに参加しました。自由が利かない団体旅行ではありますが、インバウンド全盛期、どこの観光地も激混みで、3泊4日の個人旅行ではこれだけの行程は絶対に廻りきれなかったと思います。自由が縛られる旅行ではありましたが、観光バスでの移動だったので、すいすいと目的地まで連れていっていただき、同行者とも和気あいあいとした雰囲気の中、文化財や世界遺産を中心にたくさんの場所を見学することができました。時間に余裕ができたときはホテルから出かけ、人気のスイーツやお土産も買うことができて満足の旅となりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 読売旅行
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=錦模様の古都京都世界遺産を巡る③=から続きます。
旅の3日目で、前旅行記③で12月6日の清水寺を出たあと醍醐寺に到着した所から12月7日の最終日まで紹介します。だらだらと続けてきましたが、今回④がこの旅行記グループの最後です。今回訪れるスポットは、
《12月6日》
①醍醐寺(京都市)
~雄琴温泉(大津市)~
《12月7日》
①比叡山延暦寺(京都市、大津市)
②二条城(京都市)
伊丹空港~羽田空港
③よーじやカフェ(羽田空港) -
以上の順に巡りました。最後までお付き合いいただければ幸いです。
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醍醐寺を訪れました。総門で受付をした後、特別拝観が含まれているツアーだったので、すぐに三宝院の特別拝観を見学しました。
醍醐寺 寺・神社・教会
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書院では現代日本画の襖絵が展示されていました。日本人の心、富士山を見ると、特に日本画の富士は落ち着くなあと思いながら鑑賞しました。
醍醐寺 寺・神社・教会
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同じく書院に展示してあった「鸞鳳(らんほう)」という書画です。 鸞鳥と鳳凰はともに神獣で、君子など優れた人物、あるいは、夫婦や同志など強い関係にある者を表すそうです。 合わせて展示してあった竹林の襖絵が素晴らしかったのが強く心に残っています。
醍醐寺 寺・神社・教会
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重要文化財の「葵の間」です。京都三大祭りの一つの江戸時代の画家石田幽汀作の「葵祭図」が襖に描かれています。絵が遠かったのと、急ぎ足で廻りじっくり見ていなかったのとで恥ずかしながら絵の内容はよく覚えていません。
醍醐寺 寺・神社・教会
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表書院の廊下から見た三宝院庭園です。秀吉が醍醐の花見の際に自ら基本設計に携わったということです。画面中央右に見えるのが亀島、その右に欠けてしまいましたがちょっと見えるのが鶴島です。桃山時代の華やかな雰囲気が特徴です。
醍醐寺 寺・神社・教会
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仁王門です。見るからに古く歴史を感じさせる建物でした。豊臣秀頼が金堂の再建の後、1605年に再建したもので、ここに安置されている仁王像は、もとは別の場所(南大門)に祀られていたものを後に移設したもので数少ない平安後期の像だそうです。この一帯は、桜(醍醐の花見)がきれいなのスポットなので、京都の桜を見たことがない私にとっては是非春に訪れたい場所です。
醍醐寺 寺・神社・教会
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三宝院を出て境内を歩くと、色褪せた朱色でこれも古い歴史のありそうな建物があります。ここが醍醐寺の中心となる金堂で国宝だそうです。醍醐天皇によって建立されましたが、焼失され、後に秀吉の命によって紀州から移築された建物だということ。
醍醐寺 寺・神社・教会
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そして、これも色褪せてくすんだ色の五重塔がありました。951年の建立と言うから、実に1000年以上の歴史があるんですね。まさに、これこそ国宝にふさわしい建物だと実感。ただ、ここではかなり強い雨に降られました。カメラのレンズが濡れるのでそれを防ぐため傘をさしての撮影でした。濡れないようにすると傘の一部が写りこむし、傘をずらすとレンズが濡れるしかなり大変だった想い出があります。
醍醐寺 寺・神社・教会
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高さは38メートルで、そのうち相輪が3分の1を占め13メートル。 京都府で最古の木造建築物だそうです。1000年以上前からこの塔をどれだけ多くの人々がここから見上げて、眺めて、感嘆の声をあげてきたのだろうと考えるととても感慨深いものがあります。
醍醐寺 寺・神社・教会
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秀吉の時代に造られた唐門ですが、最近改修を終えたようです。門全体がピカピカの黒漆塗りで、眩しく輝いていました。菊と桐の紋には金箔が施されています。
醍醐寺 寺・神社・教会
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最後に霊宝館を訪れました。醍醐寺の国宝や重要文化財に指定された彫刻絵画、書跡、それに豊臣秀吉ゆかりの工芸品などが展示されていましたが、残念ながら撮影禁止でした。
醍醐寺 寺・神社・教会
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三宝院でいただいた御朱印です。京都はどこのお寺もそうですが、こちら醍醐寺も全部で10か所以上のお寺があり、それぞれで御朱印をいただけるようです。時間の関係で今回は1か所のみです。
醍醐寺 寺・神社・教会
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この日は、ツアー最後の宿泊地でしたが、初めての温泉です。滋賀県のおごと温泉雄山荘に宿泊しました。
雄琴温泉 里湯昔話 雄山荘 宿・ホテル
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古い温泉ホテルでしたが、小奇麗に改修されているようでした。ロビーも広くてゆったりとつくられていました。
雄琴温泉 里湯昔話 雄山荘 宿・ホテル
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部屋は落ち着いた和室です。和室の奥には掘りごたつがある板の間と、露天風呂も付いていました。
雄琴温泉 里湯昔話 雄山荘 宿・ホテル
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街の向こうには琵琶湖が見えます。この写真はお風呂から撮影したものですが、暗いのでピンボケになりました。お風呂には窓やしきりがなく、完全に外にあるので湯船から出るとかなり寒かったです。
雄琴温泉 里湯昔話 雄山荘 宿・ホテル
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夕食では近江牛を味わうことができました。
雄琴温泉 里湯昔話 雄山荘 宿・ホテル
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デザートです。
雄琴温泉 里湯昔話 雄山荘 宿・ホテル
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そして、12月7日、京都旅最終日の4日目です。朝食をいただいて準備万端。
雄琴温泉 里湯昔話 雄山荘 宿・ホテル
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朝、ホテルの窓からの景色です。昨日は暗くてよくわからなかったけれどこんなに眺めが良かったのですね。
雄琴温泉 里湯昔話 雄山荘 宿・ホテル
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今日は、まず延暦寺に向かいます。観光バスで有料道路を通りました。最盛期は過ぎたものの、比叡山にはまだわずかの紅葉が残っていました。もう1週間早いと絶景なのでしょうね。
比叡山 自然・景勝地
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バスターミナルに着きました。
比叡山バスターミナル売店 専門店
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バスから降りて延暦寺に向かい歩きました。周囲一帯は見事な樹林です。「煙雨・比叡の樹林」と言うのは琵琶湖八景の一つだそうです。雨こそ降っていませんがややガスがかかって肌寒い朝、広い延暦寺のお寺を取り囲む鬱蒼とした木々の緑は物静かで幽幻な雰囲気。
比叡山延暦寺 寺・神社・教会
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お釈迦様を始めとして仏教・天台宗ゆかりの高僧の肖像画が道に沿って並べられていて、お寺の歴史がよくかりました。
比叡山延暦寺 寺・神社・教会
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大講堂です。1964年に山麓坂本の讃仏堂を移築したものだそうです。
比叡山延暦寺 寺・神社・教会
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ここは僧侶が法華経の講義を聞いたり、お互いに問答をして勉強する学問修行の道場だそうです。
比叡山延暦寺 寺・神社・教会
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急こう配の大きな屋根で、見事なまでにそっています。
比叡山延暦寺 寺・神社・教会
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そして、改修間もない鐘楼です。朱色が本当にきれいでした。
比叡山延暦寺 寺・神社・教会
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薄塗りなのに深い色。派手さを抑えているけれどしっかりと主張する日本画の絵の具の色、素晴らしい。
比叡山延暦寺 寺・神社・教会
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そして、国宝の延暦寺根本中堂です。本堂が改修工事中なので足場と鉄やアルミの枠で囲われていましたが、中は見学できます。
比叡山延暦寺 寺・神社・教会
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御本尊の薬師如来像は確認できましたが、残念ながら不滅の法灯はあったのだろうか、急いで廻ったのでよくわかりませんでした。もっと下調べして注意して見ておくべきだったと反省ばかりです。本堂の工事が終わったらまた訪れたいです。
比叡山延暦寺 寺・神社・教会
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隣にある建物がかつて政所、食堂ともいわれていた大黒堂です。建物はちょっと中華風な感じもしました。
比叡山延暦寺 寺・神社・教会
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ご本尊に大黒天、毘沙門天、辨財天の三つの顔を持つ三面大黒天がお祀りされているそうです。
比叡山延暦寺 寺・神社・教会
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延暦寺の山門にあたるのがこちら文殊楼です。現在の建物は、1668年の火災後に再建されたものだそうです。これって垂直?と思われるような急階段を30段くらい息を切らしながら登ってやっとたどり着きました。階段を下る時には膝はガクガクの状態でした。
比叡山延暦寺 寺・神社・教会
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大講堂、文殊楼の御朱印です。
比叡山延暦寺 寺・神社・教会
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これは根本中道の御朱印です。
比叡山延暦寺 寺・神社・教会
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お寺の見学を終えた後で売店に立ち寄りましたが、比叡山や延暦寺、滋賀県、そして京都のお土産までもがたくさん並べられていました。ひこにゃんのかわいいストラップを見つけて買い求めました。レジが故障で支払いができないハプニングがあり、帰りのバスにぎりぎりで間に合いました。
比叡山バスターミナル売店 専門店
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バスで比叡山を下ります。車窓からちらっと見える琵琶湖がきれいでした。
琵琶湖 グルメ・レストラン
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今回のツアー最後の世界遺産、大政奉還で有名な二条城を訪問しました。正門の東大手門から入場します。入母屋造りの東大手門の棟には鯱が飾られていました。石垣と白壁のコントラストも見事で想像していた以上に大きくてりっぱでした。
元離宮二条城 名所・史跡
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唐門は2013年に修復工事を終えたそうで、私は初めて見るので以前のことはわかりませんが、金具や漆塗、彫刻などは黄金色に輝いてピカピカ。豪華賢覧の言葉がぴったりでした。奥には二の丸御殿が見えます。
元離宮二条城 名所・史跡
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白い鶴と青い蝶、赤い花。そして柱の飾金具には菊の御紋(皇室)もあります。徳川家の建物から皇族の建物に変わったことを示しているのですね。
元離宮二条城 名所・史跡
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内側に入った中央の欄間には極彩色の 梅、竹、波と龍虎の彫刻です。望遠レンズがなかったので私のカメラの標準ズームを一番のアップにしてこの程度です。
元離宮二条城 名所・史跡
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唐門を通って真っすぐ進むと国宝二の丸御殿の車寄せがあります。
元離宮二条城 名所・史跡
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入口上部の欄間彫刻がとにかくすごい!裏側にもデザインが異なる彫刻があったようですが、この時はゆっくり見る時間もなく表側の写真だけしかありません。ひょっとして、こちらは修繕の前でしょうか。色はくすんでいます。
元離宮二条城 名所・史跡
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表側ですが、五羽の伝説上の鳥、鸞鳥(鶏に似ていて羽は5色、鳴き声は五音といわれる)と松に牡丹、上部には雲があり下部には笹が彫られています。
元離宮二条城 名所・史跡
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上を見ると金、銀の葵の御門が輝いていました。そして、御殿の中を見学しました。遠侍、式台、大政奉還を行った大広間等には豪華で圧倒される障壁画や飾り金具、欄間彫刻等がありました。当時の将軍の力の大きさを感じました。ただ、中は撮影禁止で何も写真がないのが残念です。
元離宮二条城 名所・史跡
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遅い時期だったので、二の丸庭園は既に冬囲いが終わったようです。
元離宮二条城 名所・史跡
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派手さはありませんが石組や滝も配されて落ち着いた雰囲気でした。江戸期の有名な作庭家、小堀遠州の作だそうです。
元離宮二条城 名所・史跡
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本丸櫓門です。楼門の奥にある本丸御殿は京都御所にあった旧桂宮邸の御殿を移築したものだそうです。
元離宮二条城 名所・史跡
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ただ、本丸御殿は修復工事中なので入れません。入れたとしても時間がなかったので無理でしたが。
元離宮二条城 名所・史跡
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本丸を囲む内堀です。
元離宮二条城 名所・史跡
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敷地の中に「紅葉の小路」と言う案内板があったので勇んで歩いてみました。
元離宮二条城 名所・史跡
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散り紅葉が多かったのですが、真赤に染まった見事な葉っぱもありました。
元離宮二条城 名所・史跡
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元々紅葉の木は少ないようなので赤い葉は目立ちます。
元離宮二条城 名所・史跡
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敷地内に小さなお土産店がありました。きれいな縮緬のコースターを見つけて買い求めました。
元離宮二条城 名所・史跡
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見学を終えて東大手門を出ました。離れて見ても私の好きな形でいい感じです。つくづくりっぱな門だと思いました。
元離宮二条城 名所・史跡
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集合時刻までまだ少々時間があるので、外堀に沿って50mほど歩きます。
元離宮二条城 名所・史跡
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そこには東南隅櫓があります。ここも形が美しく、よく写真になるスポットです。過去には東西南北全てに櫓があったそうですが、現在は西南と東南の2か所だけが残っているそうです。西南隅櫓は時間がなく行けませんでした。
元離宮二条城 名所・史跡
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ツアー最後の食事はバス内で京都穂久彩太秦の「ロケ弁当」をいただきました。
穂久彩 本店 グルメ・レストラン
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2種類あって、これが牛めし弁当です。味のしみた牛肉がたくさん入っていておいしかったです。
穂久彩 本店 グルメ・レストラン
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これがもう一つの幕内弁当です。シンプルですが味は良かったようです。
穂久彩 本店 グルメ・レストラン
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帰路に着きます。複数の空港から来て伊丹で合流しているツアーなので、遅れないように早めに空港に着きました。
大阪国際空港 (伊丹空港) 空港
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伊丹空港から羽田空港まで来ました。ここで北海道へ向け乗継です。丁度ディズニー仕様の飛行機が着陸したところでした。かっこよくて可愛いくて、いいなあ~ディズニー機・・・・。ちょっとの間見とれていました。
羽田空港(東京国際空港) 空港
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空港で待ち時間が結構あったので、第1ターミナルのよーじやカフェに立ち寄りました。席は僅かしかありませんが、ちょうど空いたところでした。
よーじや (羽田空港第1ターミナル店) 専門店
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東京でも何となく京都風の雰囲気を楽しめそうです。
よーじや (羽田空港第1ターミナル店) 専門店
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これは和パフェです。
よーじや (羽田空港第1ターミナル店) 専門店
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クリームあんみつです。自分の中では無理やり羽田まで京都を引きずってここに立ち寄った感じです。これを食べ終わったら本当に京都旅も終わりなんだと思いました。
よーじや (羽田空港第1ターミナル店) 専門店
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あとは最後まで間違えないで飛行機に乗り北海道に帰ること(二十年ぶり?、いやそれ以上?の飛行機旅行です)です。
羽田空港(東京国際空港) 空港
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時刻や乗り場を確認して・・・・。無事帰ることができました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
これで=錦秋の古都京都17の世界遺産を巡る①~④=を全て終わります。羽田空港(東京国際空港) 空港
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