2019/04/15 - 2019/04/22
7055位(同エリア16385件中)
めじろさん
2019年パリ旅行記の一部です。ルーヴル美術館の鑑賞は今回の旅行の主目的でした。あちこち見たつもりですが、なにぶん迷宮と言われる巨大美術館ですので、見落としたものも多かったようです。コロナが収束したら真っ先に再訪したいと考えています。
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ルーヴル美術館を攻略していきます。
ドゥノン翼のメインストリートの「グランドギャラリー」です。ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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アンドレア・マンテーニャ「聖セバスティアヌス」
1480年頃の作品です。 -
アンドレア・マンテーニャ「聖セバスティアヌス」
ペストが蔓延したこの時代、「聖セバスティアヌス」は病気の守護聖人として人気がありました。柱頭や建造物などに、マンテーニャの古代考古学趣味が表れています。 -
レオナルド・ダ・ヴィンチ「聖母子と聖アンナ」
1510年頃の作品です。 -
レオナルド・ダ・ヴィンチ「聖母子と聖アンナ」
聖母子と、聖母の母アンナの3代が、ピラミッド型の美しい構図に描かれています。 -
レオナルド・ダ・ヴィンチ「聖母子と聖アンナ」
聖母マリアは、キリストを(生贄の象徴の)子羊から引き離そうとしています。アンナの足元に描かれた石板は、実は胎盤を表していると言われます。 -
レオナルド・ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」
1483年~1486年頃の作品です。 -
レオナルド・ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」
同じテーマで描かれた作品がロンドン・ナショナルギャラリーにもあります。岩窟内は胎内を表すと言われます。聖母の左側で拝んでいる幼子が洗礼者ヨハネ。聖母の右側の幼子がキリストで、キリストのそばの赤いのは天使です。 -
レオナルド・ダ・ヴィンチ「洗礼者聖ヨハネ」
1513年~1516年頃の作品です。 -
レオナルド・ダ・ヴィンチ「洗礼者聖ヨハネ」
キリストの到来を意味する天を指すポーズ。この作品は「モナリザ」と同様、レオナルドが最後まで手元に置いて手放さなかった作品の一つです。 -
フィリッポ・リッピ「聖母子と二天使」
1472年~1475年頃の作品です。 -
フィリッポ・リッピ「聖母子と二天使」
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フィリッポ・リッピ「バルバドーリ祭壇画」
1437年~1439年頃の作品です。 -
イチオシ
フィリッポ・リッピ「バルバドーリ祭壇画」
聖母子を聖人たちが囲みます。 -
フィリッポ・リッピ「バルバドーリ祭壇画」
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フィリッポ・リッピ「バルバドーリ祭壇画」
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サンドロ・ボッティチェリ「聖母子と少年聖ヨハネ」
1467年頃の作品です。 -
サンドロ・ボッティチェリ「聖母子と少年聖ヨハネ」
ルネッサンスの代名詞的存在・ボッティチェリの初期作品と推定されます。憂いのある聖母の横顔は、師匠フィリッポ・リッピの影響を強く受けていると思われます。透けたヴェールもリッピ的ですね。十字架の杖の少年は、洗礼者ヨハネです。白いバラは純潔を、赤いバラは殉教を表すとか。 -
サンドロ・ボッティチェリ「赤い縁なし帽をかぶった若い男性の肖像」
1480年~1490年頃の作品です。2018年に六本木新美術館の「ルーヴルの顔」展で来日してましたね。 -
サンドロ・ボッティチェリ「聖母子」
1465年頃の作品です。 -
サンドロ・ボッティチェリ「三美神を伴うヴィーナスから贈物を授かる若い婦人」
1483年~1485年頃の作品です。 -
サンドロ・ボッティチェリ「三美神を伴うヴィーナスから贈物を授かる若い婦人」
もともとフィレンツェの名家・トルナブオーニ家の婚礼として描かれた壁画です。右側の女性(ナンナ・トルナブオーニと思われる)が、左側の三美神を従えたヴィーナスから花束を受け取る場面です。フレスコ壁画を引き剥がしたもので、破損が見られます。 -
チマブーエ「六人の天使に囲まれた荘厳の聖母」
1280年頃の作品です。 -
チマブーエ「六人の天使に囲まれた荘厳の聖母」
聖母の表情や襞の量感から、ビザンチン様式からの脱却が感じられるそうです。 -
ジョット・ディ・ボンドーネ「アッシジの聖フランチェスコの聖痕拝受」
1290年~1300年頃の作品です。 -
ジョット・ディ・ボンドーネ「アッシジの聖フランチェスコの聖痕拝受」
聖フランチェスコの前にキリストが現れ、光線でパワーを授ける様子でしょうか?。 -
パオロ・ウッチェロ「サン・ロマーノの戦い」
1435年~1440年頃の作品です。 -
パオロ・ウッチェロ「サン・ロマーノの戦い」
ウッチェロはフィレンツェ軍VSシエナ軍の戦いを描いた三部作を描いています。(ルーヴル以外にはロンドン・ナショナルギャラリーとウフィツィ美術館にあります)遠近法オタクであるウッチェロのめくるめく名作は、ロレンツォ豪華王を魅了しました。 -
ペルジーノ「聖母子と2天使、聖ローサ、アレクサンドリアの聖カタリナ」
1490年頃の作品です。 -
ペルジーノ「聖母子と2天使、聖ローサ、アレクサンドリアの聖カタリナ」
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ペルジーノ「聖セバスティアヌス」
1490年~1495年頃の作品です。 -
ペルジーノ「聖セバスティアヌス」
若きラファエロの師匠であったことでも知られます。 -
ラファエロ・サンティ「堕天使を駆逐する聖ミカエル」
1507~1508年頃の作品です。 -
ラファエロ・サンティ「堕天使を駆逐する聖ミカエル」
天使たちのトップに君臨する最高位の天使ミカエルと、神に反逆を企てたサタンとの対決を描きました。 -
ラファエロ・サンティ「青い冠(ティアラ)の聖母」
1512年~1518年頃の作品です。 -
ラファエロ・サンティ「青い冠(ティアラ)の聖母」
ラファエロとその弟子ペンニの合作です。正面を向いて眠るキリストに、マリアが右手でヴェールをかかげています。聖母が優しく肩を抱いているのは、幼き洗礼者ヨハネです。 -
ラファエロ・サンティ「バルダッサッレ・カスティリオーネの肖像」
1514年~1515年の作品です。 -
ラファエロ・サンティ「バルダッサッレ・カスティリオーネの肖像」
ラファエロの肖像画の最高傑作と言われます。モデルはバルダッサッレ・カスティリオーネという貴族で、16世紀イタリア宮廷生活を記した『宮廷人』の著者として知られる有名な文学者で、ラファエロとは親しい友人関係でした。しかし1527年スペインのカルロス5世による「ローマ略奪」というローマの徹底的な破壊事件が起こります。外交担当者でもあったカスティリオーネは責任を追及され、心労で亡くなったとも言われます。 -
ラファエロ・サンティ「聖家族と聖エリザベス、幼子洗礼者ヨハネと2人の天使」
1518年の作品です。 -
ラファエロ・サンティ「聖家族と聖エリザベス、幼子洗礼者ヨハネと2人の天使」
フランソワ一世のコレクションだったそうです。 -
ラファエロ・サンティ「友と一緒の自画像」
1518年~1520年頃の作品です。 -
ラファエロ・サンティ「友と一緒の自画像」
ラファエロの最晩年の作品です。と言ってもラファエロはわずか37歳の早死になんですけど。左側がラファエロで、右側は弟子のジュリオ・ロマーノともいわれています。仕草や視線から二人の親密さを感じます。どうしてもフィレンツェの芸術家というと同性愛を疑いますが、それは多分なかったのではと思われています。ラファエロは女性関係が派手で、それが死因という説もあるくらいですから。 -
ジュリオ・ロマーノ「イエスの割礼」
1521年~1522年頃の作品です。この辺からマニエリスムの作品群を見ていきます。 -
ジュリオ・ロマーノ「イエスの割礼」
ジュリオ・ロマーノはラファエロの筆頭弟子で、幻想的で官能的なマニエリスム芸術を発展させました。衣服や柱のうねりがマニエリスムの特徴です。ロマーノはマントヴァのゴンザーガ家に招かれ、建築家としても成功しました。 -
パルミジャニーノ「聖女カタリナの神秘の結婚」
1527年~1530年頃の作品です。 -
ロッソ・フィオレンティーノ「ピエタ」
1533年~1540年頃の作品です。 -
イチオシ
ロッソ・フィオレンティーノ「ピエタ」
カール5世の「ローマ略奪」を逃れた後の1530年、ロッソはフランソワ1世によってフランスに招聘されます。フォンテーヌブロー宮の装飾事業のためです。キリストの死を描く「ピエタ」が主題ですが、長く引き伸ばされた身体や、色使いがロッソの特徴です。 -
オラーツィオ・サマッキーニ「ディドを残して去るよう命令されるアイネイアス」
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オラーツィオ・サマッキーニ「ディドを残して去るよう命令されるアイネイアス」
ギリシャ・ローマ伝説を主題にとった作品です。トロイ戦争に敗れたトロイの王子・アイネイアスは、途中で寄港したカルタゴの女王・ディドに心奪われます。しかし精霊によって本来の目的(祖国の再興)を思い出させられ、ディドとの別れを決意します。ディドは悲しみのあまり、自ら命を絶ってしまいます。 -
ダニエレ・ダ・ヴォルテッラ「ダヴィデとゴリアテの戦い」
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ダニエレ・ダ・ヴォルテッラ「ダヴィデとゴリアテの戦い」
長くミケランジェロの作品と思われ、ルイ14世にも献上されました。二枚組で描かれているために、巨人ゴリアテを討ち取ろうとするダヴィデの一連の動きがわかります。 -
ダニエレ・ダ・ヴォルテッラ「ダヴィデとゴリアテの戦い」
彫刻では表現できない「時の流れ」を描き、彫刻に対する絵画の優位性を示したと言われています。 -
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「田園の奏楽」
1511年頃の作品です。 -
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「田園の奏楽」
ヴェネツィア派の大画家・ティツィアーノの代表的作品で、マネの「草上の昼食」に影響を与えたことで知られます。ティツィアーノの師匠・ジョルジョーネが着手した作品でしたが、途中でジョルジョーネは死去。その後をティツィアーノが受け継いだというわけです。 -
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「ユピテルとアンティオペ」
1551年頃の作品です。 -
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「ユピテルとアンティオペ」
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ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「手袋の男」
1520年頃の作品です。 -
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「キリストの埋葬」
1520年頃の作品です。 -
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「キリストの埋葬」
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イチオシ
パオロ・ヴェロネーゼ「美しきナーニ」
1560年頃の作品です。当時の研究からヴェネツィアの名門貴族ナーニ家の女性ではないか、と推測され、以後「美しきナーニ」の名で呼ばれるようになりました。その後の研究でナーニ家の女性ではない、と判明しましたが、呼び名が定着してしまって今もそう呼ばれています。 -
イチオシ
ランベルト・スストリス「ヴィーナスとキューピット」
1548年~1550年の作品です。オランダ生まれですが、年取ってからヴェネツィアにやってきてティツィアーノ門下に入りました。
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