あの日の上海～数年後にはなくなる風景・南市　その２～

2019/11/01 - 2019/11/01

黄浦区の中華路と人民路に囲まれ、かつて上海人の交易の中心だった「南市」。今もその面影を残すエリアの路地裏散歩の記録です。

この風景は何年後まで見られるのかな。

エリア 上海(中国)

用事といえる用事はこのあたりにはないのだが、

@俞家弄28号

上海老街 散歩・街歩き

古いお家を見るのが好きで好きでたまらない。上海には石造りの家や、写真のような赤い木を使った家が多い。今となってはとても遠い海外。次に行ったときには、古い街に関する書物を買いに行きたい。

旧上海県城 旧市街・古い町並み

「加工服装」。中をさりげなくチラ見してみると、ミシンが布地を忙しく走っていた。

@永泰街4号

今日の目的地は、「警鐘楼」。地下鉄小南門駅すぐ。

地下鉄 (上海メトロ) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

見えてきた見えてきた。

ここ、多分日本のガイドブックには載っていない。中国の都市別“攻略系”ガイドブックには載っていたのだけど、わざわざ見に来る人もいないんじゃないか。

優秀歴史建築に指定されているので、一部マニアには魅力的かも。辛亥革命の時も鐘は鳴らされたらしい。1909年完成、35.2メートル。いまは使われておらず、上のやぐらまで登れない。登りたい…

すぐ横に住んでいる人たちにとって、どんな存在なのかね。dwarfは胸がキュンキュンするんだけれど。

中華路。地図を見れば一目瞭然、人民路とともにぐるっと弧を描いているこの付近、昔は城壁があったが、1912年に城壁を壊し、道路を作り始めた。

中華路 散歩・街歩き

その内側「南市（ナンシー）」。穀物やお酒を扱う店がたくさんあり、上海の交易の中心だった。

黄浦区中西医結合医院。
中医と、その他外科など西医の両方の科がある。

凝和路。酒、布、綿、銅製品何でも揃う商店街。

dwarf的に惹かれたこの建物は民家。

内園景区 旧市街・古い町並み

入り口が四つ連なっている。これこそ「老上海」テイスト。
@凝和路×黄家路

どけたどけた！

南樂红*調剤商店

この辺りも再開発によって無くなるんだろうな…

店主と雑談しながらお買い物

なんて風景も

どんどん見られなくなるね。
@白漾弄

西に向かっていくと尚文路

ご苦労さまです。

ひときわ目立つ建物は「龍門村」。

今は一般住宅として使用されているが、もとは1865年につくられた上海最古の師範学校。

龍門村内部。
今日も今日とて、いいところでカメラのバッテリーがきれるんだから。もう。