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ご存知ですか?<br />かつてヨーロッパで迫害され、杉原千畝によって「命のビザ」を発給されたユダヤ人の一部はここ上海に渡り、暮らしていたことを。当時の建物は現在、一般住宅として活用されています。

あの日の上海~北外灘~迫害から逃れたユダヤ人難民が暮らした「リトルウィーン」散策

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2019/10/07 - 2019/10/07

77位(同エリア11698件中)

旅行記グループ 追憶~あの日の上海~

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佐藤C作

佐藤C作さん

この旅行記スケジュールを元に

ご存知ですか?
かつてヨーロッパで迫害され、杉原千畝によって「命のビザ」を発給されたユダヤ人の一部はここ上海に渡り、暮らしていたことを。当時の建物は現在、一般住宅として活用されています。

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  • 自宅出発。ここに住み始めた時は、まっさらな空き地だったのに、あれよあれよという間に近代的なビルが立ち並んじゃった。この左側のツインタワー、供給前から電飾の点灯が開始して、真夜中でもすっごく眩しかった。点灯、点滅、ウエーブなどパターンがいくつかあって、誰かがクレームしたんだろうね。こっちに面した部屋にはほどなくカーテンボックスが取り付けられた。

    自宅出発。ここに住み始めた時は、まっさらな空き地だったのに、あれよあれよという間に近代的なビルが立ち並んじゃった。この左側のツインタワー、供給前から電飾の点灯が開始して、真夜中でもすっごく眩しかった。点灯、点滅、ウエーブなどパターンがいくつかあって、誰かがクレームしたんだろうね。こっちに面した部屋にはほどなくカーテンボックスが取り付けられた。

  • dwarf、網戸の設置やら諸々マンションには要求していたから、今回は言わなくて済んだから良かった。上司には半分冗談でクレーマー扱いされたし。

    dwarf、網戸の設置やら諸々マンションには要求していたから、今回は言わなくて済んだから良かった。上司には半分冗談でクレーマー扱いされたし。

  • 対岸には国際船着場。時々大きな客船が停泊しているのを見たことがある。同じマンションに住んでいた同僚Mは、汽笛の音で眠れないと言っていた。繊細なんだから。そういや日本と上海を行き来している「鑑真号」もここを発着。興味はあれど、たしか3日くらいかかるんだよな。

    対岸には国際船着場。時々大きな客船が停泊しているのを見たことがある。同じマンションに住んでいた同僚Mは、汽笛の音で眠れないと言っていた。繊細なんだから。そういや日本と上海を行き来している「鑑真号」もここを発着。興味はあれど、たしか3日くらいかかるんだよな。

    上海宝山国際クルーズターミナル 船系

  • 上海。<br />2008年に初めてこの地に降りたってから、上海への愛情は深くなるばかり。それから数年、随分と発展を遂げました。それでも、何十年後もdwarfの上海に対する愛情は決して変わることはない。

    上海。
    2008年に初めてこの地に降りたってから、上海への愛情は深くなるばかり。それから数年、随分と発展を遂げました。それでも、何十年後もdwarfの上海に対する愛情は決して変わることはない。

  • 自宅から歩いて数分のところに渡し船がある。

    自宅から歩いて数分のところに渡し船がある。

    濱江大道 広場・公園

  • 上海輪渡。2元で川のアッチ側へ。

    上海輪渡。2元で川のアッチ側へ。

    黄浦江フェリー 船系

  • 担心(ダンシン)!気をつけて!<br />渡し船には、自転車や原付も乗船可。スレっスレをブォン!と通り過ぎていくから。

    担心(ダンシン)!気をつけて!
    渡し船には、自転車や原付も乗船可。スレっスレをブォン!と通り過ぎていくから。

  • 平日休みの仕事なので、日中は空いている。これが外灘へ向かう便だったら週末はとんでもない人、人、人!我先にとダッシュして乗船する人民たち。係員の「走るな」なんて聞こえてない。

    平日休みの仕事なので、日中は空いている。これが外灘へ向かう便だったら週末はとんでもない人、人、人!我先にとダッシュして乗船する人民たち。係員の「走るな」なんて聞こえてない。

  • ヒール注意!なブリッジ。

    ヒール注意!なブリッジ。

  • あのあたりもどんどん再開発されていくね。それによって土地を手放し億単位の金を得て成金となった人もいるとか。どっちがいいのか分からないけど。都会に住むのは刺激的だけれど、dwarf個人的には、上海の古い石造りの家を見るのが好きだ。

    あのあたりもどんどん再開発されていくね。それによって土地を手放し億単位の金を得て成金となった人もいるとか。どっちがいいのか分からないけど。都会に住むのは刺激的だけれど、dwarf個人的には、上海の古い石造りの家を見るのが好きだ。

  • 2階は意外と空いていた。アッチの船着場、公平路までほんの5分だからね。

    2階は意外と空いていた。アッチの船着場、公平路までほんの5分だからね。

  • 路地裏に入り込みちょっと寄り道すると、いつもそこには素敵な出会いが。

    路地裏に入り込みちょっと寄り道すると、いつもそこには素敵な出会いが。

  • この日のメイン散策エリア「リトルウィーン」(虹口区舟山路)。公平路、通北路、惠民路、周家嘴路に囲まれた一帯。

    この日のメイン散策エリア「リトルウィーン」(虹口区舟山路)。公平路、通北路、惠民路、周家嘴路に囲まれた一帯。

    虹口区 舟山路 散歩・街歩き

  • 第二次世界大戦中、ヨーロッパから逃げてきたユダヤ人たちがこのあたりに居住。カーター政権時の財務長官マイケル・ブルーメンソール氏もその一人(舟山路59号)。ここに侵略していた日本は、ユダヤ人を「無国籍」とし、この一角に押し込めて行動を制限。

    第二次世界大戦中、ヨーロッパから逃げてきたユダヤ人たちがこのあたりに居住。カーター政権時の財務長官マイケル・ブルーメンソール氏もその一人(舟山路59号)。ここに侵略していた日本は、ユダヤ人を「無国籍」とし、この一角に押し込めて行動を制限。

  • じつはdwarf、留学生だったころ、ドイツ人留学生の友人に連れてこられて「Chiune Sugiharaは知っているか?」と聞かれて初めてその存在を知った。今こそ映画になって知れ渡ったけれど、当時は日本では有名ではなく、むしろドイツでのほうが有名だった。その人道的な功績はすぐ近くの記念館に記されている(摩西会館)。

    じつはdwarf、留学生だったころ、ドイツ人留学生の友人に連れてこられて「Chiune Sugiharaは知っているか?」と聞かれて初めてその存在を知った。今こそ映画になって知れ渡ったけれど、当時は日本では有名ではなく、むしろドイツでのほうが有名だった。その人道的な功績はすぐ近くの記念館に記されている(摩西会館)。

    オーヘルモーセ教会 (摩西会堂) 寺院・教会

  • いろんな人の人生、希望、失望、人情、たくさん詰まったこの場所。これだけ長らく上海の激動の歴史を見まもってきたこの建物も

    いろんな人の人生、希望、失望、人情、たくさん詰まったこの場所。これだけ長らく上海の激動の歴史を見まもってきたこの建物も

  • 裁縫店の無機質な看板が掲げられてしまっている…(涙)<br /><br />早急ナ歴史的建造物ヘノ指定求ム!!

    裁縫店の無機質な看板が掲げられてしまっている…(涙)

    早急ナ歴史的建造物ヘノ指定求ム!!

  • 舟山路。

    舟山路。

  • 雑穀店、花屋、昆虫やさん。このあたりって生活してる人しか通らないんじゃないか。

    雑穀店、花屋、昆虫やさん。このあたりって生活してる人しか通らないんじゃないか。

  • 食べ物や洗濯物の匂い、おばちゃんの威勢のよい話し声。観光で来た人がまず来ることはない。だからこそ、楽しい!!

    食べ物や洗濯物の匂い、おばちゃんの威勢のよい話し声。観光で来た人がまず来ることはない。だからこそ、楽しい!!

  • ちょっと北へ行くと提藍橋監獄。四隅には監視塔が。

    ちょっと北へ行くと提藍橋監獄。四隅には監視塔が。

  • dwarfの好きで好きでたまらない「石庫門(シークーメン)」。扉を開けると中庭。更に奥に居住スペース。

    dwarfの好きで好きでたまらない「石庫門(シークーメン)」。扉を開けると中庭。更に奥に居住スペース。

  • この先草超ボーボーに生い茂るまで保存されていて欲しいな。

    この先草超ボーボーに生い茂るまで保存されていて欲しいな。

  • あー好きで好きでたまらない!!

    あー好きで好きでたまらない!!

  • こんなのぐるぐる歩き回って何時間見ていてもホント飽きない。いつも終盤でひとりトイレ我慢大会になる。<br />いまは賃貸アパートとなったこの建物、かつての「豊陽ホテル」で、島崎藤村や李香蘭も宿泊したそう。<br /><br />@北海寧路64号 「錫縁 無錫小籠館」

    こんなのぐるぐる歩き回って何時間見ていてもホント飽きない。いつも終盤でひとりトイレ我慢大会になる。
    いまは賃貸アパートとなったこの建物、かつての「豊陽ホテル」で、島崎藤村や李香蘭も宿泊したそう。

    @北海寧路64号 「錫縁 無錫小籠館」

    日本租界 散歩・街歩き

  • 地図で見て気になっていたこの建物は「旧・ヤマトホテル」。淡谷のり子が慰問で訪れて、バルコニーでタバコをふかしたとか。<br />@乍浦路×海南路(衡水路)←再開発により、海南路は無くなりました

    地図で見て気になっていたこの建物は「旧・ヤマトホテル」。淡谷のり子が慰問で訪れて、バルコニーでタバコをふかしたとか。
    @乍浦路×海南路(衡水路)←再開発により、海南路は無くなりました

  • 1日のシメに静安寺の「敦煌小亭」(常徳路333号)の肉夹馍。決して近くないけれど、どうしても食べたくて。<br />おトイレ拝借。

    1日のシメに静安寺の「敦煌小亭」(常徳路333号)の肉夹馍。決して近くないけれど、どうしても食べたくて。
    おトイレ拝借。

    敦煌小亭 (静安寺店) 中華

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この旅行記へのコメント (4)

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  • mom Kさん 2023/05/05 11:01:03
    無念
    「リトルウィーン」
    知らなかったあぁ~。無念。このような知りたいこと、知らなければならないことが、訪れた地に存在していたことを後で知る無念さ。dwarf156cmさんならお分かりいただけると思います。
    たった1泊の行き当たりばったりの徘徊では、この建物群、石庫門なんぞにあの大都会で出会えるはずがありません。

    日本以上に、音を立てて消えていく彼の国の素晴らしい味わいのある建造物。急がなくっちゃ、この瞬間にもなくなっていく。
    本旅行記拝見して、もう危機感に押されています。

    ただ一度の上海から十年が過ぎました。もうあの頃足が弱っていた同行の叔母が亡くなって、ちょうど2年。行くべき時が来たかもしれません。上海の神髄ご紹介に感謝。

    佐藤C作

    佐藤C作さん からの返信 2023/05/05 14:38:19
    Re: 無念
    そうです、そうです。
    今こうしている間も上海地図はあらたに塗り替えられているんです。この数年はそんなことを考え居ても立っても居られない気持ちです!
    上海の良さって、新旧混在、路地裏に入り込むとそこには別の時間軸が存在していて、今だけど今じゃない、みたいな。そんでもって玄関先に椅子を並べておしゃべりするご老人、子どもの声、ごはんの匂い。そんなずっと流れてきた時間が立ち退きによって入り口が木や煉瓦で閉じられ、時が停止してしまって…

    上海に行くときは、少しの中国語をぜひ話してみてください。すてきな出会いがあるはずです。
  • Weiwojingさん 2022/07/10 20:58:23
    上海でのユダヤ人の足跡を追うのは興味ありますね。
    dwarf156cm さん

    初めまして。これまでも何度かdwarf156㎝さんの旅行記は拝見していましたが、今回「あの日の上海ー北外灘~迫害から逃れたユダヤ人難民が暮らひたリトルウィーン散策」を詳しく見させていただきました。

    というのも私も上海でユダヤ人の足跡を求めて歩き回ったことがありますので、大変興味を覚えました。もう10年以上も前になりますので、今はどうなっているか分かりませんが、まだ多少は残っているようですね。

    私もこのテーマで旅行記を記していますので、興味があるようでしたらお読みいただけると嬉しいです。

     「上海ーユダヤ人の足跡を求めて」(https://4travelogue/10233099)

    ひとつだけ確認をお願いしたいです。「旧ヤマトホテル」のことを書かれていましたが、上海にはヤマトホテルはなかったはずです。旧満州には何か所もありましたが、
    これまで上海にヤマトホテルがあったということを聞いていません。

    もし私の勘違いならば、お許しください。これまでもバルト3国でのユダヤ人の足跡を追ってきましたので、見ていただければ幸甚に存じます。

    Tamegai

    佐藤C作

    佐藤C作さん からの返信 2022/07/13 12:47:26
    Re: 上海でのユダヤ人の足跡を追うのは興味ありますね。
    こんにちは。
    稚拙な備忘録ですがご覧いただいているとのことで、嬉しいです。

    さて、上海を歩くときに参考にしているのは日本人や中国人のブログ、また百度地図を参考にしています。あの写真のアイコニックな老建築は、後で調べたところ「上海歴史ガイドマップ」にヤマトホテルとして載っていました。その他ネットで探してみてもなかなか情報はなく、個人のブログが一件あったのみです。百度でもなかなか出てきませんでした…だからどうなんだろう、と実は思っていました。

    コロナが落ち着いたら、いつか上海の本屋に行って、古い地図や歴史の本を探しに行こうと思っています。

    Tamegaiさんの旅行記も拝見しますね!

    dwarf

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