10/18。<br />シフト勤務が疲れて疲れて。休日一日目の始動はだいたい15:00頃から。日が傾き始めているのを見ていつも後悔するのだけれど、やっぱり眠気には勝てない30代。朝方生活の方がうらやましい。<br /><br />上海というとギラギラにライトアップされた大都会を思い浮かぶかもしれませんが、そのすぐ横で、古い家に代々住み、昔からの生活が続けてられているエリアがある。その一つが豫園周辺の「南市(ナンシー)」。いつ無くなるかわからない、上海の下町を記録します。

あの日の上海～お前のものは、俺のもの・南市　その１～

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2019/10/18 - 2019/10/18

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2019/10/18

この旅行記スケジュールを元に

10/18。
シフト勤務が疲れて疲れて。休日一日目の始動はだいたい15:00頃から。日が傾き始めているのを見ていつも後悔するのだけれど、やっぱり眠気には勝てない30代。朝方生活の方がうらやましい。

上海というとギラギラにライトアップされた大都会を思い浮かぶかもしれませんが、そのすぐ横で、古い家に代々住み、昔からの生活が続けてられているエリアがある。その一つが豫園周辺の「南市(ナンシー)」。いつ無くなるかわからない、上海の下町を記録します。

エリア

上海(中国)

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すでに時は15:00をまわっていた。これは朝食か昼食か、はたまた一日の始まりにいきなりオヤツか。市内に数店舗あるチェーン店「真功夫」のお焼き。dwarf個人的「真功夫」ナンバーワンは「紅焼獅子頭飯」。甘いタレの絡んだ肉団子がご飯の上に載っている丼もの。でもすでに時15:00。急がなくてはならないので片手で食べ歩きのできるものを。あ、中国、食べ歩きしても問題なしですから。串物の屋台とか、朝食の屋台とか出てるくらいだし。

第一八佰伴百貨店・デパート
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地下鉄９号線「小南門」で下車。遠くに見えるのは「火鐘楼」。火の見櫓。今日は反対側のおんぼろ街へ。

中華路散歩・街歩き
再開発が進んでいるエリア。数年後には味気のないコンクリートジャングルになっているんだろうな。
イチオシ

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この赤い木と石と瓦の古～い建築。そこに吊り下げられた洗濯物たち。この生活感、個人的に好きなんだけどな。
お前のものは、俺のもの。
公共の場所に堂々と洗濯物を干す。たまに、干し肉なんかもぶら下がってる。
この家、水回りの修理業者さんだね。壁をよく見ると「名人故居」（著名な人の旧居）と手書きで書かれてある。まじで？ほかにも何か書いてあったけれど消した跡が。気になる。
「堂壽坊」。昔からある集合住宅には「○○坊」と名前が付けられている。ここも再開発の波にのまれたね。誰を邪魔することもなく、タオルを干す。
王家碼頭路より南にのびる細道。
ちょっと脇にはまだ現役の住居が。
取り壊さないで～
「猪作弄」。「猪」は中国語では豚。養豚場があったりしたのかな？
ここも再開発、とじられてる。
おぉぉぉ。生活感というよりは、もう投げやりになっていないかい？
ドアにかかれた「拆（チャイ）」。取り壊し決定の意味。お隣の「福」は縁起担ぎに旧正月によく貼られる。
イチオシ

半壊の家々。迫りくる再開発。
おじさんとちょっとおしゃべり。「もうすぐ全部なくなるよ」。悲しいね。入口の両サイドに「毛」の文字がうっすら。毛沢東主義についてなんか書いてあったんだろうね。こういうの、古い家にすごく多い。
こういうの、留学生の時よく利用したな。ベーシックなチャーハンに卵とかネギとかハムとか、追加で好きな具を足していくの。衛生的にはアレかもしれないけれど、実はすごくおいしいんだよね。
「筷竹弄」
「蔑竹路」。この辺、昔竹生えていた？
美しい名前だね。もっと早くきたらよかったな。もうこの通りはほとんど何もなくなっていたよ。
竹くず？
雑貨店。
裸電球が情緒あるね。
火事でもあったのかな。電線に靴を干す。惜しげもなくパンツも。しかも、ハンガー引っ掛ける専用の輪っかつけてるじゃないの！
「蘭蘭布店」＠王家嘴角街
おとなりは家電修理やさん。炊飯器や電気ポット、電気コンロなど。
＠外倉橋街
手前の建物は本当はたぶん３階建て。自分たちで4階を作ったんだろうね。こんな自由にやる人民が好きだ。
ある住民は「古い石造りの家は代々住んできたのよ。夏は涼しくて冬は暖かい。ここにずっといたいわ」。
でも、この光景、明らかな格差じゃないですか。
お前のものは、俺のもの。
この電線に架けられたタオル、どうやってこんな高いところに？と思うでしょう。さすまたみたいな棒を使って干しています。
またもや「拆」の文字が。ここも付け足したような3階あるしｗ
イチオシ

麺やさん。
竹行碼頭街。いつかこの通りは地図から消えていそう。
イチオシ

地域の床屋さんはあちら
入口上部に「○○里」の文字が。「里」も「坊」と同じで、集合住宅を表す。
ぐるっとまわって王家碼頭路。
蔡陽弄。
細い路地裏をくねくね歩いたのだけれど、次来た時はもうないかもね。

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この旅行記へのコメント（2）

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ベリーニさん 2020/09/30 08:40:37

はぁぁぁ‥感激‥

dwarf 156cmさん，おはよー！

うはぁ‥ここ，本当に上海なんですか？(ﾟoﾟ;;いやいや，ビックリです。
こういうところこそ保存して頂きたい。この街を巡って時代に身を沈めてみたい‥はぁぁぁ（感激）

dwarf さん、ご紹介ありがとうございました(^^)

ベリーニ

佐藤Ｃ作さんからの返信 2020/09/30 20:11:55

Re: はぁぁぁ‥感激‥

ベリーニさん
この辺りは好きなエリアで、休日6時間歩き回っていたこともあるほどです。
玄関先で編み物をするおばあちゃん、外の台所で魚をさばくお父さん、その真上に堂々と干された赤パンツ...
以前、たまたまお話したおばさんからご飯を食べて行きなさいなんて言われたことなんかも。人と人との間の垣根が低いのもここの魅力。
まだまだ撮りためた写真があります。また旅行記ご覧いただけたら嬉しいです♪

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