今回はアフリカ北西部の未訪問国へ行くことにした。<br />新たな訪問国はカーボベルデ、ギニアビサウ、モーリタニアそして独立した地域も含めると西サハラ、ジブラルタルが加わる。

2019年カーボベルデと西サハラ北上-B（ポルトガル編）／リスボン経由

2いいね！

2019/02/11 - 2019/02/11

2264位(同エリア2646件中)

エリア

リスボン(ポルトガル)

ローマからリスボン経由プライアまでの搭乗券。二つのフライトが一枚にまとめられていて効率的だ。このチケットが搭乗の際アップグレードされることになる。
ＴＡＰポルトガル航空は初めて利用する航空会社だ。搭乗ゲートを通過しようとしたらブザーが鳴って何かと思ったらビジネスクラスにアップグレードされた。
新たに受け取った搭乗券。
しかし機材はＡ３２０。ヨーロッパの短距離の小型機のビジネスクラスはエコノミーのシートで隣に人が座ってこないだけの名ばかりビジネスだ。ラグジュアリー感のかけらもない。実質最前列の席に変更してもらえただけの話でしかない。無償アップグレードだから文句はないが酷いシートだ。酷いけどこのヨーロッパ内独特のシートは一度は利用してみたいと思っていた。
ローマ発は１１時４０分。アップグレードされただけあり、エコノミー席は満席だ。名ばかりビジネスも真ん中の席に人がいないので空いているように感じるがほぼ満席だ。エコノミーの席なので離陸前のウエルカムドリンクがないのも仕方ない。ドリンクは離陸後出された。
救いは機内食が豪華だったということだろうか。味もなかなかよかった。リスボンまでは２時間半くらい。東京～ソウル位あり案外遠い。
ヨーロッパ最西端の地を飛行。リスボンは近い。
リスボンに着陸態勢に入った。
リスボンの空港はボーディングブリッジが足りないのかバスで延々とターミナルまで運ばれた。荷物はプライアまでダイレクトなのでそのまま到着ロビーに出た。
リスボンでは市内交通が２４時間乗り放題になるカードを購入。６．９ユーロとかなりお得だ。これで市電やケーブルカーにも乗れるので使い勝手はいい。地下鉄を乗り継いでカイス・ド・ソドレ駅に向かった。
ここから市電に乗り換えてベレンへ向かった。
ベレンで向かったのはエッグタルトの有名店「パステイス・デ・ベレン」。
リスボンの老舗で１８３７年創業だ。観光客で混雑しているがせっかく来たので並ぶことにした。タルト以外にもいろいろなスイーツが売られていた。
この店のタルトはパリッとした食感ととろけるようなカスタードが美味いが街のあちこちに売っているのでここまでわざわざ来る必要があるかは微妙だ。今回は発見のモニュメントの見学ついでだ。
ベレンに来たのが初めてなので発見のモニュメントに来るのも初めてだ。新大陸を目指した侵略者たちの記念碑で予想以上に巨大だ。前から３番目だかにいるのがバスコ・ダ・ガマ。他は知らない人物だ。
　ベレンから発見のモニュメントまで歩いただけだが、急ぎ足なので疲れた。気温は２０度近くありそうで暑い。
バスでカイス・ド・ソドレ駅に戻り、歩いてビッカのケーブルカー乗り場に向かった。ビッカ大聖堂。
フリーパスなのでケーブルカーも料金を気にせず乗れる。料金の回収は乗降の際、下の駅で行われている。
ビッカのケーブルカーは２台のうち１台は落書きだらけで無残な姿になっていた。おそらく運転を終えた深夜は坂の上に放置されるので不良たちのかっこうの餌食になってしまうのだろう。それにしてもケーブルカーの運転本数はかなり少ない。なので観光客で常に混雑している。
落書きされたビッカのケーブルカー。
それにしてもケーブルカーの運転本数はかなり少ない。なので観光客で常に混雑している。

https://www.youtube.com/watch?v=3mmc_VqBfIw
リスボンのトラムは１５番以外アンティークな１両編成の旧式トラムがいまだに活躍している。
２８番のトラムでポルタスドソル広場へむかった。
高台になっていてここから入江の川と町並みを眺めることができる。
トラムがカテドラルの前や細い急な坂道をクネクネと登ったり、絵になる風景が至る所に存在する。もっと時間をかけて歩きまわってみたいが時間がなく、１８時には撤収することにした。
日も暮れ写真も撮りづらくなってきた。
リスボントラムのダイヤモンドクロッシング。線路が直角に交差する。
　大胆に町を走るように敷かれた線路。

　地下鉄を乗り継いで空港へと戻るとにした。リスボン滞在は実質３時間ぐらいしかなかった。ベレンまで行ったのでかなり忙しい滞在になってしまった。ついでに立ち寄った割にはリスボンはかなり面白いのでいろいろ行っていると時間が全く足りない。
　結局ポルトガル料理の店には行けなかった。ビジネスクラスの食事で腹が膨れたし、プライアへの便でも機内食が出るので無理に食べる必要はないだろう。ラウンジにも食事はある。
　空港へ戻る地下鉄はラッシュでかなり混雑していた。でも終点の空港まで行く客は多くなかった。
リスボン発着の大半のフライトはシェンゲン協定加盟国行きということで国内線扱いだ。プライアなどの国際線はかなり数が限られる。なので一部の搭乗口の手前に出国審査があるだけでラウンジや免税店など全ての客が同じエリアを利用することになる。空港ではそのまま保安検査へ向かいラウンジに入った。
リスボンからはアフリカや南米など長距離路線が多いからかシャワーもある設備の整ったラウンジだ。プライア到着は深夜なのでそのまま空港で野宿する可能性がありシャワーを浴びておくことにした。
食事も充実している。
デザートはタルトがたくさん並んでいる。ここで食べれば別にベレンまで行く必要はないが、ベレンの方がカスタードがとろけるようで味は確実に違う。サクサク感も違う。やはりベレンまで行って良かったのかも。
その他のスイーツ。
２１時発の便でリスボンからプライアにむかう。ゲートに向かう途中に出国審査を通過した。カーボベルデへの乗客はヨーロッパ人が多いように思う。
　離陸後機内食が出た。はっきりいって食べたくないが荷物を預けると機内食をつけてもつけなくても値段が変わらないので機内食をつけてしまった。