2019年 カーボベルデと西サハラ北上-A（イタリア編）／ローマ経由

2019/02/10 - 2019/02/11

今回はアフリカ北西部の未訪問国へ行くことにした。
新たな訪問国はカーボベルデ、ギニアビサウ、モーリタニアそして独立した地域も含めると西サハラ、ジブラルタルが加わる。

2/10
成田(900)→仁川(1140/1225)→ローマ(1705)
★Hotel Demetra Capitolina

2/11
ローマ(1140)～リスボン(1345/2045)～プライア(010)
★（プライア空港）

2/12
プライア
★Residencial Sol Atlantico

2/13
プライア(タラファル)
★Residencial Sol Atlantico

2/14
プライア（シダーデ・ヴェーリャ）
★（プライア空港）

2/15
プライア(035)～ビサウ(315)
★Hotel Ancar

2/16
ビサウ(645)～ダカール(740)～サンルイ
★Auberge du Vallee

2/17
サンルイ
★Auberge du Vallee

2/18
サンルイ～ロッソ～ヌアクショット
★民泊

2/19
ヌアクショット～ヌアディブ～ダグラ
★Hotel Sahara

2/20
ダグラ(1200)～
★（バス車中泊）

2/21
～マラケシュ
★Hotel Hicham

2/22
マラケシュ(800)～カサブランカ(1038/1100)～タンジェ(1310)～テトゥアン
★Hotel Marina

2/23
テトゥアン～セウタ～アルヘシラス（ジブラルタル）
★Pension Versalles

2/24
アルヘシラス
★Pension Versalles

2/25
アルヘシラス(900)～マラガ
★マラガ

2/26
マラガ(840)～AVE～バルセロナ(1425)(1925)～
★（機内）

2/27
～仁川(1535)
★Maru Guesthouse

2/28
仁川(1545)～成田(1755)

アシアナ航空（東京⇔ローマ／バルセロナ）　94,730円
ポルトガル航空（ローマ～プライア）　33,559円(295US$)
エアモロッコ（プライア～ビサウ） 21,748円
ASKY航空（ビサウ～ダカール）　28,360円
RENFE/AVE(マラガ～バルセロナ) 9,239円

エリア ローマ(イタリア)

【２月１０日（日）】

成田空港
アシアナ航空にチェックイン。チェックインカウンターは中国人で大混雑。今日は春節最終日の帰国ラッシュ。どこの航空会社も中国人観光客で長蛇の列ができている。

　ＡＮＡラウンジで軽く食事。

成田出発は９時発。アシアナ航空Ａ３２０。時間設定では第一ターミナル国際線一番機となる。仁川までは所要２時間半。離陸が少し遅れただけでヒヤヒヤする。１０分遅れで仁川に着陸した。
　今日は中国への春節最終日で帰国ラッシュ。客の大半は中国人で全員が仁川で乗り継ぐので荷物検査に並ばなくてはならないかと思ったが、最前列通路側に座っていたのでほぼ一番乗りで保安検査場に着いたら誰もいなかった。他の場所からの到着便はなかったようだ。

　仁川空港は平昌五輪をきっかけに第二ターミナルが完成して第一ターミナルはアシアナ航空の独占状態になった。そのため利用客が分散して混雑も解消されたように思う。そのまま搭乗口に移動。飛行機を降りて１０分以内で搭乗口に移動することができた。
　ローマ行きの搭乗はすでに始まっていた。機材はＢ７７７－２００。マイナーな都市であるローマは他のヨーロッパ就航都市とは違い最新鋭の機体は使われていない。
　今回ローマへ行く理由。それは最終目的地カーボベルデのプライアへ向かうために利用するＴＡＰポルトガル航空にアシアナ航空から乗り継ぐ必要があり、乗り継ぎ地はアシアナ航空のヨーロッパ就航都市から選ぶ必要があった。ロンドン、パリ、フランクフルトなどを候補に考えたが、２０年近く行っておらず宿泊の安いローマが適当かなと思い選ぶことにした。ヨーロッパ各都市からカーボベルデまでの片道航空券代はどこも同じような料金設定だった。荷物や機内食を含めてだいたい３００ユーロ弱だった。

　今回機内食は韓国式が品切れになってしまった。韓国系の航空会社の機内食はエコノミーでも独特なスタイル出させるプルコギを楽しみのひとつにしている。それがないのは残念だ。
　乗務員の申し訳なさそうな対応をされたのには好感が持てた。自分で最後尾の席を選んだのだから文句は言えない。最後尾は配膳が最後になるので選べなくなる可能性があることを認識しておくべきだった。最後尾はトイレに近く、食事中もリクラニンクも倒しっぱなしにできるメリットがあるのだが。　出された食事はローストチキンとポテト。チキンはボリュームがあって味は悪くない。ローマまでは１１時間。

二度目の食事はキムチ炒飯。今度は最後尾から配膳されたので希望通り食べることができた。

仁川から１２時間、現地時刻の１６時４５分にローマ・レオナルドダビンチ国際空港に到着した。
イタリアは２００１年以来の訪問だ。当時はまだユーロは流通しておらず通貨はリラでデジカメも一般的ではなかった。気温は１４度と暖かい。
　エアトレインでメインターミナルへ移動した。入国手続きはスムーズで１７時１０分発のバスに間に合った。値段の７ユーロは鉄道の半額で安い。日が暮れかけているので車窓も見えない。急いで高い列車に乗るメリットはないだろう。

　バスは出発予定時刻を１５分ほど遅れて空港を出発した。日曜ということで道は空いていて３０分くらいでローマ中心部に入った。
　１８時にテルミニ駅に到着。

歩いて宿泊先のホテル・デメトラ・キャピタリーナへむかった。駅から近くて周辺はレストランなども多く、賑やかな場所で雰囲気はいい。

部屋は最低限の設備だが、シャワートイレ付きで２８ユーロと破格だ。

窓からの眺めもいい。

今回のローマ滞在は夜間のみになる。地下鉄で夜のコロッセオを見学に向かった。今回のローマでの観光らしいことはコロッセオに行くことくらいだ。歩いてもたいした距離ではないが地下鉄で往復することにした。ローマの地下鉄に乗るのは初めてだ。地下鉄の切符を買っていると怪しい輩が切符買うための５０セントコインくれないかと話しかけてきた。関わると他のものも盗られる可能性があるので無視したほうがいい。とにかく切符を買うときは神経を使う。地下鉄は落書きされた車両がやってきた。

夜のコロッセオは観光客で賑わっていた。ライトアップされたコロッセオを眺めローマを感じることにした。

地下鉄でテルミニ駅に戻ってきた。
　テルミニ駅に隣接するあたりにはインド料理屋がひしめき安く食事をすることができる。ローマに来てからホテルを含めＷｉ－Ｆｉが繋がりにくいので確実につながるマクドナルドで食事がてらネットをいじることにした。マクドナルドのセットメニューは６ユーロ弱で他のＥＵ諸国に比べると割安感がある。でも日本に比べたら高いのは言うまでもない。

ローマは寒くもなく、快適な気候だ。時差ボケの影響もあり、しばらく早寝早起きの生活になりそうだ。

【２月１１日（月）】

　いつものようにヨーロッパ初日は早起きになる。６時過ぎに街へ出た。明け方のローマは冷えるが東京に比べれば暖かい。

テルミニ駅に発着する高速鉄道。
テルミニ駅は治安の悪化からホームに勝手に入れないようになった。なのでイタロやフレンチェロッサといった名物車両を間近で見学できなくなっている。車両を覗きこみたいがセキュリティ上しかたない。

テルミニ駅のマックで朝食を済ませた。朝食メニューは７時からだ。平日の朝ということで活気がある。

ホテル・デメトラ・キャピタリーナ。チェックアウトして駅へ向かった。

空港への切符を買おうしたらいつものように親切を装った輩が話しかけてくる。とにかくテルミニ駅で話しかけてくる連中はひたすら険しい表情で無視するしかない。
　９時５発のレオナルドエクスプレスで空港へ向かうことにした。

空港列車専用の改札。空港へ向かうレオナルドエクスプレス。

座席は通勤車両と同じシート。違いは荷物置き場が設置されているだけ。

ローマ・レオナルドダビンチ空港駅に到着。

空港駅。
これからリスボンを経由してカーボベルデのプライアに向かうことになる。

ＴＡＰポルトガル航空は長蛇の列ができていた。オンラインチェックインをしても結局荷物を預ける場合は並ばなくてはならない。優先カウンターで速やかに手続きを済ませた。カーボベルデのビザに関しては聞かれたが片道航空券での入国に関して指摘されることはなかった。指摘されれば出国の航空券を見せればいいだけなので問題ない。
　ローマで利用するのはスターアライアンスラウンジ。

食事は充実している。

ドリンクも充実している。ポルトガルでの飲み水をもらっておくことにした。

　それほどお腹は空いていないので軽くつまむ程度にする。
　ＴＡＰポルトガル航空は初めて利用する航空会社だ。搭乗ゲートを通過しようとしたらブザーが鳴って何かと思ったらビジネスクラスにアップグレードされた。リスボンまで短い時間だがこれはうれしい。