Go to 涼しい東北に行こう１ -伝統家屋をモダンでスタイリッシュにフルリニューアルオープン。心温るおもてなしの、赤湯温泉 山形座 瀧波-

2020/08/05 - 2020/08/10

コロナ騒動で、今年の夏のイタリア旅行が中止になり、さてどうする？
涼しい、東北へ行こう。
東北地方の今話題になっているホテル・旅館に泊まる旅。
１泊目は山形県の赤湯温泉 山形座 瀧波です。
会社更生の申請から、フルリニューアルオープンして、モダンでスタイリッシュなお宿に変身した注目の旅館です。

8月5日水曜日

SKY 152便　神戸 発 07:35 → 仙台 着 08:55

(山形) 山形座 瀧波 YAMAGATA THE TAKINAMI　宿泊

8月6日木曜日

(宮城) 温泉山荘 だいこんの花 宿泊

8月7日金曜日

(岩手) 游泉 志だて 宿泊

8月8日土曜日

(秋田) 白神矢立 湯源郷の宿 日景温泉 宿泊

8月9日日曜日

(秋田) 十和田ホテル 宿泊

8月10日月曜日

JAL2154便 青森　13:45発　→　大阪(伊丹)　15:15着

エリア 赤湯温泉(山形)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

8月5日水曜日
神戸空港から出発。

SKY 152便　神戸 発 07:35 → 仙台 着 08:55
搭乗率は半分以下です。
定刻より５分ほど早く到着して、レンタカーを借りて山形へ。

道の駅 白鷹ヤナ公園 あゆ茶屋

白鷹ヤナ公園 公園・植物園

ヤナ漁の解禁は８／１からなのですが、復元された日本一のヤナ場は、先日の豪雨で大変な状況になってました。
鮎がやなで跳ねてるところ見たかった。

売店で、焼き立ての子持ち鮎と田楽いただきます。

美味しそうに焼けた鮎。

閑散としていました。
屋外のテーブルで頂きました。
風が気持ちよく、鮎も美味しかった。

南陽市の熊野神社の側の、ジェラート エン（gelato En）。
1階の左側が「En（エン）」、右側が人気のドーナツ専門店「maaru」です。
ドーナツ専門店はお休みでした。

ジェラート エン グルメ・レストラン

オープンしたばかりのピカピカのお店です。

店内。

１６種類のジェラードが並びます。
どれも美味しいそう。

桃、焙煎胡麻、玉露の３種盛を頂きます。
どれも天然の素材の味がして美味しい。
こんな場所にこんな美味しいジェラード屋さんがあるなんて。

高畠ワイナリーに到着。

高畠ワイナリー 名所・史跡

ぶどうのデラウェア品種生産量日本一を誇る山形県（農林水産省「平成26年産特産果樹生産動態等調査」）。中でもぶどうの名産地として知られる高畠（たかはた）町に、地元のぶどうにこだわって醸造する「高畠ワイナリー」があります。
1990年（平成2）のオープンです。

店内はコロナの影響で試飲は中止していました。
残念。
１本ワインを購入しました。

今回の１泊目のお宿は、赤湯駅からほど近くにある老舗の温泉旅館『山形座 瀧波（やまがたざ たきなみ）』です。
「山形座 瀧波」があるのは、山形県南陽市にある温泉街、赤湯。
山形といえば、さくらんぼやぶどうといった果物の産地として有名ですが、日本で唯一、県内の市町村すべてに温泉が湧出している温泉天国でもあります。
開湯920余年の赤湯温泉は、「戦の途中、多くの兵士が傷付いた身体を湯に浸すと、傷を癒した湯が真紅に染まった」これが、“赤湯”の名の由来です。

山形座 瀧波 宿・ホテル

瀧波のシンボルの400年の歴史を持つ薬医門から中へ。
重厚な門金具が施された大きな門扉はケヤキの一枚板です。
そして、風情を漂わせる茅葺の屋根。

門をくぐって進むと、飲泉所があります。
開湯920余年の赤湯の源泉です。
身体の中から美しく。
糖尿病、痛風、便秘に効くとか。

本館は、今から350年前に上杉藩の山守を務めた大庄屋の曲がり屋を移築したもの。
釘を一本も使わずに太い梁と柱を組み合わせ、
豪雪にも耐えうる力強い構造を持ち合わせています。

こちらかお宿の入り口です。
中を見るのが楽しみ。

玄関に入るとこちらのラウンジ。
色とりどりのスワンチェアー。
とてもお洒落な空間です。
創業100年を超える老舗旅館「いきかえりの宿 瀧波」は、2017年8月にフルリニューアルして、現在の姿に生まれ変わりました。

2011年、100年もの歴史をもつ老舗旅館にピンチが訪れます。東日本大震災をきっかけに観光客の足は遠のき、売り上げは低迷。2014年には、民事再生法を申請することに。そんな状況をなんとかしようと立ち上がったのが、現在の社長である叔父の南浩史さん。社長を務めていた造船会社を離れ、実家の旅館を立て直すために、山形に戻ってきたのだとか。

その後「いきかえりプロジェクト」は、新潟県の「里山十帖」を手がけた岩佐十良（いわさ・とおる）さんをクリエイティブディレクターに迎えることで、一気に加速します。岩佐さんディレクションのもと、もともとの古民家や蔵の良さを残しつつ客室数は半分に。デザイン性の高い家具を配置するなどして、洗練された空間づくりが徹底して行われました。

築350年の上杉藩大庄屋の曲り家を移築しているだけあり、館内全体に歴史の重厚感や趣を感じられる落ち着いた空気が流れています。一方で家具や照明などはモダンでスタイリッシュなものがセレクトされていて、それらが見事に融合しているのです。

素晴らしい空間です。

玄関横のお土産コーナーです。

さて、館内のご紹介。
玄関入ると大きな素晴らしいラウンジ「1916」があり、
その奥にレストラン「1/365」。
感性と五感に響く19の客室
移築した蔵をモダンな空間へとリノベーションした「KURA」、
サクラが咲き誇る様など自然が織りなす景観を望むことができる「SAKURA」、
山形で生まれた名作家具や作品に山形らしい趣を映した「YAMAGATA」の3タイプの客室。
すべての部屋に、かけ流しの露天風呂を設えています。

航空地図に館内図をのせてみました。

ウエルカムドリンクは、ずんだシェイク or 冷酒。
置賜地方の名産・秘伝豆で仕立てた「ずんだシェイク」です。
豊かな香りと甘みを持つ秘伝豆を粗く挽き、地元産の牛乳、アイスクリームと合わせたもの。
本日の１杯目お酒は、米沢市の新藤酒造店が醸し出している【雅山流（がさんりゅう）】です。
近年忘れがちである『地酒』の意味を改めて考え直してみたとき『本物の地酒　人の求める酒』を目標に自社田で原料から一貫して生産してみようと言う発想から生まれお酒です。

３時チェックインでしたが、３０分前の到着でしたが、お部屋にご案内していただきました。

レストランの前に浴衣のコナーがあり、こちらで好きな浴衣を選びます。

杉のうずくり仕上げの床が素晴らしい風合いです。

今回宿泊のお部屋はYAMAGATA０３です。
「SAKURA」、「YAMAGATA」と名付けられた棟は、
大正時代の小学校の校舎をリノベーションしたものです。

とてもシンプルながら、落ち着いたお部屋です。
広さも丁度良い感じ。

こちらのソファーに座ってお庭が眺められます。
デッキにも椅子があったら良いのにな。

デスクの上には、持ち運び可能な液晶テレビ。

ベッドの寝心地も良かったです。
ソファーは山形の有名家具メーカー、天童木工の商品です。
シンプルで美しいフォルムのソファーです。

パウダールーム。
少し狭いですが、清潔感があります。

右てに洗い場の入り口があります。
そこからも露天風呂へ行けます。

トイレはアラウーノ。

入り口入って正面のカウンターに、
お茶のセットと冷蔵庫、セキュリティーボックス。

選んだ浴衣です。
作務衣もあります。

露天風呂です。
源泉かけ流しです。
浴槽の下からお湯が出てきます。

蔵王石をくり抜いた浴槽は最高でした。
お湯も、少し硫黄のにおいがして、ぬるっとしています。

まずは、大浴場へ。
奥が男湯になります。

とてもコンパクトな脱衣場です。

洗い場は４か所。

内湯はなく、屋根付きのお風呂になります。

デッキに２客の椅子があります。
良いお湯でした。

お風呂の後は、ラウンジで一休み。

飲み物は、コーヒー、紅茶、お茶。

冷蔵庫の中に、りんごジュースやお水、
それに、ビールも置いてます。

ラウンジで、本日２敗目、プレモルで乾杯。

４時からのそば打ち体験に出かけます。
1/365のレストランで開催されます。

レストランの入り口に山形地野菜のディスプレイがありました。

レストランのカウンター席はコの字に配置されています。
とてもお洒落です。

そば打ちの様子を見ながら、夕食時の日本酒のマリアージュセレクションの試飲をさせていただけます。
夕食時 80ml×６種類で￥4,500
　　　50ml×6種類で￥3,000です。

左から
1.雪の芽舎 美酒の設計 純米吟醸
2.ツチダクラフト12 生もと仕込み
3.磐城壽 アカガネ
4.山形正宗 純米吟醸 雄町
5.ゴールデンスラバン
6.La Jomon 麹３倍増醸酒

本日３杯目、試飲で雪の芽舎 美酒の設計 純米吟醸頂きます。
秋田県由利本荘市のお酒です。
香が良く、飲みやすい美味しいお酒でした。

そば打ちは、社長自ら行います。
そば粉は２種類ブレンドしています。
豊かな風味と上品な甘さを持つ「出羽かおり（でわかおり）」と、実とともに蕎麦殻を挽くことで風味を引き出した「最上早生（もがみわせ）」です。
この2つの蕎麦粉を黄金比率で合わせます。
本日は新そば粉が入手できたそうで、その粉を使って打って頂きます。
楽しみ。

本日４敗目。
試飲で、山形県南陽市の黒澤ファームの甘酒です。
コメ作りの農家が、低添加物一切使用せず 米と麹だけで造った甘酒です。
旅館HPから
500年もの間、米のおいしさを追求し続ける「黒澤ファーム」。
そこで米作りに情熱を注ぐ男は、熟練された有機農業者の証「有機野菜の匠」のひとり。この甘酒は、そんな匠の手によって生み出された
匠だからこそ引き出せた、おだやかでやさしい米の甘さ
心をふわりと包み込むような、あたたかな米の味わい。

社長自ら、本日のおすすめ品の岩ガキを披露。
新潟産で絶品だそうで、夕食時に思わずお願いしてしましました。
これは当然別会計です。

山形正宗 純米吟醸 雄町 も試飲させて頂き、本日５杯目。
ANAのファーストクラスで出されているお酒だとか。
バナナのようなフルーティーな香りがするお酒です。

試飲しすぎで、すでにほろ酔い状態です。

そばは伸ばしに入りました。
この後、切って終了。
夕食時の最後に提供されます。
楽しい体験でした。

お待ちかねの夕食タイム。
席は、料理長のライブパフォーマンスが見られるカンター席がもしくは個室席が選べます。
カンター席が断然おすすめです。

本日のお品書き。
あまり詳しくは書かず、１品１品料理長が説明をしてくれます。

そば打ち体験で日本酒のマリアージュセレクションを半分ぐらい飲ませていただいたので、今回はワインのマリアージュセレクションを頂きます。

本日６杯目は、昨年９月にできた、赤湯６番目のワイナリー、Yellow Magic Winery の、GROOOVE DELA YARO 2019。
農薬無散布の自社農園の青デラ、ミルフィーユMCしたデラ、ノンデブルバージュ発酵完熟デラの3種を発酵途中に合わせ最終発酵させたワイン。
オレンジワインの様な色で、味も良かった。

夏野菜の盛り合わせです。
枝豆のすり流し、蒸しナス、たでのミルフィーユ仕立
どれも美味しかったです。

サービスで、本日７杯目、ツチダクラフト12 生もと仕込み頂きます。
群馬県土田酒造のお酒。
お椀と絶妙なマッチングのお酒で、度数１２度の飲みやすいすっきりしたお酒です。

お椀は、ワラビ豆腐、じゅんさい、五加木(うこぎ)。
うこぎはカタクリで揚げたものが入っている。
だしも上品で美味しい。

お魚料理に合わせて、本日８杯目の２番目のワインは、Hip Hop Mix 2019。
こちらも赤湯のYellow Magic Winery。
南陽市の金山の自家農園のデラウェア30％、大沢山のスチューベン70％の配合。
変わりが良い美発砲ワインでした。

料理長のライブパフォーマンスが続きます。

山形の旬肴です。
カニ味噌寒天寄せ、鮎焼き物、
後は忘れてしまいました。

別注した岩ガキがやってきました。
これは美味しい。
最高のお味です。

サービスで、白無地平盃で一杯。
9杯目。

フランス シャブリ William fevre を１杯社長からサービスで頂きます。
10杯目。

米澤豚と生きくらげ
旅館HPから
「米澤豚一番育ち」は、甘みのある真っ白な脂身と、コクを感じる赤みが至福をもたらす。むっちりとした歯ごたえ、噛むほどに溢れ出す旨み。そして、肉にたっぷりと含まれるビタミンE。身体に活力がみなぎる、上質な豚肉だ。

料理名忘れました。

天然モズク

目の前でご飯を炊きます。

KENZO ESTATE カリフォルニア州ナパ・ヴァレーのasuka とshinon.
KENZO ESTATEは高級ワインのお店。
大阪にレストランもあります。
asuka美味しかった。
12杯目。

土鍋の空気穴に菜箸を差し蒸らします。

米沢牛の登場。

牛は美味しいね。

山形名物の芋煮汁頂きます。

ごはんのお米は契約栽培農家のつやひめです。

炊きあがりました。
良い香りです。

これは美味しいです。
最高。

最後は、おそば頂きます。
腰があり、そばの香が良く美味しい。

社長、料理長のトークサービスも良く、美味しい食事でした。
ご馳走様。

食後はラウンジへ。

ラウンジにお酒が３本置いてあったので、またまた飲んでしましました。

新潟、加茂錦 「荷札酒」純米大吟醸生詰原酒 「黄水仙」
２０代の杜氏がつくる注目のお酒。

ヨー子は、鳥海山麓の牧場から届いた新鮮なヨーグルトと「楯野川 純米大吟醸酒」を絶妙なバランスでブレンドしたリキュール。

高畠町の米鶴 本醸造。

本日１５杯で終了。
飲みすぎました。

８月６日木曜日。
７時ロビー集合で、雲海ツアーに出発です。
元社長の６代目当主が主催するツアーで、参加費は無料。
宿泊者９名で出発です。

赤湯温泉の源泉の前を通り、

烏帽子山公園に来ました。
「さくら名所100選」に選ばれています。

烏帽子山公園 公園・植物園

烏帽子山八幡宮を参拝。

烏帽子山八幡宮 寺・神社・教会

鳥居が一本の石でできていてその大きさは日本一だそうです。

結城豊太郎記念館
元日銀総裁で赤湯出身。
左の門は薩摩藩御隠居屋敷表門と伝わる長屋門。

南陽市立結城豊太郎記念館 美術館・博物館

白竜湖に到着。
日照りに悩む村で昔、雨を降らせるため竜神に嫁がせた娘が、白竜となり天に昇った－との伝説が残る山形県南陽市赤湯の白竜湖。歌人斎藤茂吉も歌に詠んだ湖だが、泥の堆積などにより数万年続いたとされる湖が、今世紀中に消滅する可能性が指摘されている。

十分一山の南陽スカイパーク。
条件がよけれな雲海が見れる場所ですが、本日はこんな感じ。

リンゴシューズを頂いて、ツアー終了。

８時過ぎに旅館に戻り、朝食です。

めひかりと卵焼き。

豆腐の料理

炊き立てのご飯。

いやいや、美味しい。

味噌汁もいいね。

最高の朝食でした。

ラウンジでゆっくりコーヒーいただいて、もう一度露天風呂に入ってチェックアウトです。

今回のお宿、部屋の露天のお湯が最高で、インテリアの良く、社長さんのそば打ちと夕食の接待、元社長さんの朝の雲海ツアー、料理長の夕食のライブパフォーマンスねど心温まるおもてなし、お酒も沢山頂いて、最高の１夜になりました。

この旅行記へのコメント （2）

• ぴろろんさん 2020/08/13 06:41:58

  東北旅行は贅沢ですよね

  ラスティーさん、おはようございます。
  GWのバリ、夏のイタリア、キャンセル残念でしたね。私もGWのシンガポール、夏のアイスランド 、キャンセルです。仕方ないので、私達も夏は涼しいところに逃避行ですが、ラスティーさんは東北なんですね。しかもめっちゃ贅沢なホテルではないですか‼️羨ましい。
  東北は結構高くつきますよね。
  飛行機も宿も。
  私も東北にゆっくりといったことがないので、この夏は東北も候補地だったのですが、予習する時間もなく、無難な北海道になりました。
  一つ目の旅館、素敵ですね。豪華にリニューアルされていて、お酒や料理も美味しそう。落ち着いている雰囲気なので、客層もきっとそれなりなのでしょう。値段もそれなり、っぽくて気になりますが。
  次回、まだコロナが落ち着いてなくて国内旅行を検討する際は、是非参考にさせていただきます。
  続きも楽しみにしてます。
  ぴろろん

  ラスティーさん からの返信 2020/08/13 22:11:43

  Re: 東北旅行は贅沢ですよね

  ぴろろん様
  
  いつも旅行記みていただきありごとうございます。
  皆さん楽しみにしていた海外旅行をキャンセルされているんですね。
  東北旅行、天候に恵まれなかったですけど、涼しくてとても楽しかったです。
  山形座　瀧波は、スタッフ一同がとてもフレンドリーで居心地の良いお宿でした。
  今後ともよろしくお願いいたします。
  
  ラスティー