2020/07/31 - 2020/08/03
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まつじゅんさん
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2020/07/31
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コロナ禍はいまだ衰えを見せていませんが、Go Toトラベルも開始され、飲食店や興行等も、いかに共存していくか、が必要な時代となっているのは確かなようです。
8割以上の人が無症状で、気付かない中で感染を広げているのでは、という意見もあり、一人一人が自分は感染している事を前提に、周りに拡散させないように気を付けて行動することが必要だと思います。
人が動かない事で、交通や宿泊、観光、飲食と全く廻らない状況では、お店はもちろんですが私達のストレスも破綻してしまいそうです。
時には、心の洗濯をしないとコロナに立ち向かう気力も萎えてしまいそうで、思い切って旅に出る事にしました。
「三密を避けて、リフレッシュ」と言えば温泉、という事で、逆にこんな機会だからこそ滅多に行けない場所に行こうという事になり、秋田に決定しました。
旅のメインは、秘湯と言えば必ず名前の挙がる「乳頭温泉郷」。
そして、乳頭温泉と言えば「鶴の湯」という位有名な旅館に狙いを定め予約サイトを検索すると、なかなか予約が取れないという「山の宿」に空きがありました。
予約時は残り1室でしたが、GoToトラベルの東京除外の影響なのか、キャンセルが相次ぎ、当日は4室のみのお客さんという状態でしたが、逆に貸し切り風呂もいつでも入る事が出来ましたし、本館のお風呂もガラガラで、乳頭温泉を満喫してきました。
秋田旅行記のスタートは、乳頭温泉からです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
秋田新幹線の角館で下車、角館の武家屋敷を散策の後レンタカーで乳頭温泉に向かいます。
角館から40分程山道を進んでいくと、このような案内看板が。。。
乳頭温泉郷は、それぞれ特徴がある7つの温泉の集まりですが、鶴の湯は少し離れていて、ここからもっと山に入っていきます。 -
分岐から1kmほど進んでいくと、鶴の湯別館「山の宿」に到着です。
鶴の湯は、こちらから2km先途中から地道の所にありますが、両館を結ぶ送迎車が走っており、山の宿の宿泊者は、鶴の湯のお風呂も利用できます。 -
フロントでチェックインを済ませ、食事、お風呂の案内を受け、「本日は4組ですので、ゆっくりとお寛ぎ下さい。」と、若干寂しめのスタッフさんに案内され部屋に向かいます。
秘湯と言われますが、レンタカーなら駅からも困りませんし、Wi-Fiも完備されています。
強いてあげると、TVが写らない位ですかね。 -
所々に、外の森を眺めるスペースがあり、ゆっくりできます。
建物は、秋田の伝統的な「曲り家造り」で、客室は10室のみです。 -
部屋には、風情のある廊下を進んでいきます。
-
上を見上げると、自然光を取り込んだ廊下になっています。
-
本日のお部屋。
広い踏み込みを入るとトイレ、風呂、洗面所への扉があり、和室10畳と広縁があります。 -
広縁には、冬用の堀こたつがあります。
乳頭温泉は基本、冬場は暖房費が加算されます。
それだけ奥深く、雪が多いんでしょうね。 -
使うことは無かったですが、窓からの緑を眺めながら入る事が出来るお風呂もありました。
こちらの湯は、温泉ではないように思います。 -
洗面所は台所流し。
まぁ、特に不便は感じなかったです。 -
食事は、囲炉裏のある食事処「庵」で朝・夕とも頂きます。
入口には、いかにも周辺に出そうな毛皮が・・・・。 -
部屋毎に区分された囲炉裏端で頂きます。
-
天井は格子天井。
この部屋には冷房がありました。
客室には冷房は無いので、一年の内数日は一寸暑いかなと言う感じらしいですが、囲炉裏には炭火があるからでしょうか、快適でした。 -
本日のお品書きと、山菜3種、甘酒、いぶりがっこが脇膳でセットされていました。
-
お品書き
・食前酒:青じそ甘酒
・山菜三品:山蕗、わらび、みず
・焼物 岩魚たて山椒塩焼き:先達沢岩魚
・炙り物 囲炉裏炭火焼き:八幡平ポークフィレ、ホワイトソーセージ、とんぶり真丈、アスパラ、南瓜、椎茸、舞茸(岩魚汁たれ)
・刺身:虹鱒の柚子昆布締め
・冷し鉢:とうもろこし豆腐枝豆あんかけ
・郷土料理:鶴の湯名物山の芋鍋 神代産山の芋
・食事:自家製冷やし麺
・あきたこまち 仙北米
・香物三点:いぶりがっこ、いぶり人参、胡瓜からし漬
・甘味:あきたこまち糖アイスフルーツ添え -
囲炉裏には、炭火と岩魚の塩焼きが私達を待ってくれています。
-
炭火で、こちらを焼いて頂きます。
野菜類は、脇の「しょっつる」を付けて焼いてください、との事です。 -
八幡平ポークフィレ、ホワイトソーセージ、とんぶり真丈、アスパラ、南瓜、椎茸、舞茸です。
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冷製二品、虹鱒の柚子昆布締めと、とうもろこし豆腐枝豆あんかけです。
-
鶴の湯と言えばこの山の芋鍋が有名ですね。
単なる味噌鍋かと思っていましたが、いやいや凄い料理でした。
自家製味噌に自然薯に似た「山の芋」のもっちりとした団子、旬のきのこや山菜がたっぷり入っています。
一般に醤油ベースが多いそうですが、山の宿ではオリジナルの味噌仕立て、キノコに山芋の旨味が凝縮されていて、凄い量でしたが完食です。 -
普段は、みそ汁もそんなに飲まない奥様が、何度もお代わりしていました。
それだけ美味しかったという事ですね。 -
冷たいお蕎麦、うどん、ラーメン?
不思議な感触でしたが、キリリと冷えた出汁と締まった麺のコンビで美味しいかったです。 -
デザートは、あきたこまち糖アイスのフルーツ添え。
最後まで美味しく頂きました。 -
こちらの温泉は、鶴の湯から引いてきています。
全て貸し切りで、露天、室内各2か所ありますが、当日は露天1か所は湯量不足との事で、使用できなかったです。
特にこの露天は最高でした。
夜1回、朝1回、川のせせらぎの音を聞きながら、ゆっくりとつかる事が出来ました。 -
風呂好き中年親父の哀愁を帯びた背中。。。
お見苦しいものをお見せしました。 -
室内風呂からも、外の景色が綺麗に望めます。
こちらにも朝夕、しっかり浸かってお肌しっとりです。
湯質は、本館の白湯と同じ美人の湯。
慢性皮膚病、高血圧、動脈硬化症、慢性婦人病などに効果があるそうです。 -
風呂上がりのお休み処。
水分補給と景色を眺めながらの、癒しの時間です。 -
朝食も囲炉裏端で頂きます。
山菜、サラダ、比内鶏の玉子です。 -
岩魚の干物を、囲炉裏で炙って頂きます。
-
生卵は大丈夫ですかとの問いかけに「ハイ」と答え、卵かけご飯で頂きます。
醤油などかけなくてもこの色です。 -
自家製豆腐にお味噌汁。
朝からほっこりする味わいでした。 -
イチオシ
こちらは昨日到着後、直ぐ入浴に向かった鶴の湯です。
連絡バスが出ていますが、夕食までの最終が17:15発でしたので、レンタカーで向かいます。
途中でアスファルト舗装も無くなる細い道をくねくねと1.5km進みます。
山の宿から10分弱で到着です。
こちらが鶴の湯の入口で、左の茅葺き屋根は二代目秋田藩主 佐竹義隆公が湯治に訪れた際に警護の者が詰めた建物の本陣棟です。 -
鶴の湯と言えば混浴露天風呂が有名ですね。
仲良く入りましょう、との事です。
他にも、半径50m以内に泉質の異なる4つの源泉が湧いています。
開湯時は田沢の湯と呼ばれていたようですが、マタギの勘助が鶴が温泉で傷を癒しているのを見つけたのが、鶴の湯の名前の由来だといわれています。 -
イチオシ
丁度18時過ぎという事もあってか、入浴者はゼロ。
貸し切り状態です。
鶴の湯を代表する混浴露天風呂で、とろみがある白湯で成分は硫黄や塩化物等。
お肌がつるつるになる美人の湯です。
湯底に敷き詰められた小石の間からお湯が湧き出ている「足元湧出」と呼ばれるもので、空気に一度も触れずていない新鮮な源泉を、そのまま味わうことができます。
奥様に一緒に入ろうと声を掛けたのですが、勇気がないとの事で私だけ、このお風呂を独り占めです。 -
脱衣所の横には、中の湯「眼っこの湯」と呼ばれた、含重曹・食塩硫化水素泉があります。
-
白湯、美人の湯で別名冷えの湯と呼ばれています。
含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉(硫化水素型)です。 -
黒湯、ぬぐだまりの湯・子宝の湯です。
黒湯という名前ですが、お湯は乳白色です。
ただ天候によっては黒っぽい色となることがあるようです。
成分は、ナトリウム塩化物・炭酸水素泉で、鶴の湯では唯一硫黄泉ではなく、少しさらさらしたような肌触りでした。 -
最近できたのか、宿泊者専用の男女別内湯がありました。
その一つ。 -
こちらも貸し切り風呂のようです。
1時間一寸の間で、全てのお風呂に浸かってきたのですが、どれも凄い湯質だと思います。 -
奥様、混浴風呂の奥に女性用の露天があったようです。
こじんまりとしていますが、こちらも良いですね。 -
イチオシ
奥様も貸し切り状態だったようです。
バスクリン乳頭温泉の色をイメージしていた、私の認識を覆し、数段上をいく乳頭温泉の湯でした。
乳頭温泉郷 特に山の宿は今まで旅した中でもトップ3に入る宿で、何度でも訪れたくなる場所でした。
ゆっくりと旅したい場所ですね。
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秋田旅行
この旅行記へのコメント (4)
-
- ねもさん 2020/11/22 17:00:23
- あちこち失礼します
- まつじゅんさん あちらにご返信ありがとうございます。
何と鶴の湯に泊まられたのですね。懐かしく拝見しました。日帰り入浴は何度かしましたが、まだ泊ったことはないです(><)
秘湯感が控えめのように書かれていますが、雪の季節に来られるといっそう濃~く感じられるかと。吹雪に近い日に送迎車に乗っていましたが、都会からのマイカー族が雪道に往生しているのに、送迎車のベテラン運転手が(そんな運転技術でこの道に入るな!と)毒づいていました(・□・;)
数年前までは携帯電話圏外でしたが、今はOKになったようですね。
- まつじゅんさん からの返信 2020/11/25 14:24:13
- Re: あちこち失礼します
- ねもさん
私の拙い忘備録へのご訪問&コメントありがとうございます。
乳頭温泉郷も、秋田新幹線が出来て近くなったのは事実なんでしょうが、冬は大変だろうと容易に想像が出来ます。
山の宿も冬場の暖房料が2,000円以上追加になりますし、暖房だけでなく交通網の確保のための除雪のご苦労は想像に絶するものがあると思いました。
私の24年間の鳥取暮らしで、住まいは平地、街中にあり、国道は朝までには除雪完了という環境で、本当に困ったのは1m近い積雪があった3度くらいですが、その何倍もの積雪ですから、秘湯というより雪に閉じ込められたという雰囲気になると思います。
雪道の運転はホント怖いですからね。
ただ、山の家は季節の良い時期の滞在でも、非日常を味合わせてくれた本当に素晴らしい宿でした。
また是非とも訪れたい宿で、その都度新たな体験をさせてくれる宿だと思います。
PS:雪の怖さと苦労を少しかじった者としては、できれば雪のない時期に訪れたいなと思っています。>・・<
matujyunn
-
- たらよろさん 2020/08/08 12:42:48
- 東北方面の温泉地は…
- こんにちは、まつじゅんさん
やっぱり、東北方面の温泉地は、GOTOトラベルの東京外しが
一番応えている地域でしょうね。
北海道や沖縄ってなると、関西の人も行くし、
もちろん東京の人が多いんだろうけれど、関西人もそこそこ、、、
そういう意味では、東北や北関東の温泉地は、
なかなか関西人が行かないから直撃だっただろうなぁって察します。
そんな中、ゆっくり寛げてストレス解消♪
良かったです~!!
ほんと、ちょっと極端っていうか…
確かに重症になる方もおられるし、単なる風邪っていう言い方もどうかと思いますが、
しっかり感染症対策を行って、密を避け、マスク手洗い、消毒!!
全国民が←これ大事!!
意識をしっかり持つことで、乗り切れると思うんだけれどなぁ。
実際に、インフルや他の病はめちゃめちゃ減ってますものね。
たらよろ
- まつじゅんさん からの返信 2020/08/10 21:34:44
- Re: 東北方面の温泉地は…
- たらよろさま
いつも私の拙い忘備録へのご訪問、&コメントありがとうございます。
帰って直ぐに、秋田JRのクラスター発生のニュースを見て、日本中どこにも安全地帯は無い、という事を意識して行動することの大切さを、改めて思い知りました。
乳頭温泉は本当に素晴らしい場所でした。
死ぬ前に、もう一度行きたいところはと問われたら、間違いなく候補に挙がる場所でした。
秋田の竿灯祭りや大曲の花火等、今回一端に接した行事も、きちんと見てみたいものです。
神様、仏様、アマビエ様等々。。
八百万の神様方、よろしくお願いします。
matujyunn
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