2016/10/13 - 2016/10/14
138位(同エリア1671件中)
ゆるてつさん
今回は前半が景色
後半が鉄道
知る人ぞ知る立山砂防工事専用軌道(2016年)
ジェットコースターといえば大げさだがトロッコ列車で山から下ってきた印象である。
「立山カルデラ体験学習会」当選者だけが体験できる貴重なツアーの一部.
立山カルデラは立山黒部アルペンルートの隣で崩落する巨大なすり鉢状の窪地。
砂防工事見学の合間に見る景色が超1級の眺め(天候にも依るが)。
⇒クチコミの概要説明参照、立山カルデラ砂防博物館ホームページを参照
<行程>
10/10(2016年)
本庄早稲田~高崎~富山にて会合出席(泊)
10/11
単独で参加した「立山カルデラ体験学習会」(日帰りツアー)
地鉄富山~立山…立山砂防博物館(体験学習会集合)~
~水谷平【立山砂防工事専用軌道】~立山砂防博物館(解散)…
…立山~地鉄富山…JR富山~高崎~本庄早稲田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
富山地方鉄道(地鉄)の立山行に乗る
モハ10030は、元京阪電鉄のテレビカー3000形。→テレビは外したが…
京阪からは2階建車両組み込み編成も来ている。 -
立山駅
山小屋のような渋い感じの駅
ドイツで見るファッハベルク(木組み建築)のような外観で趣がある。 -
立山カルデラ砂防工事博物館
砂防関連事業を様々な資料や映像展示で見せる。→クチコミ投稿あり
見学ツアーはここから小型バスで往復する。
但し行き又は帰りに立山砂防工事専用軌道に乗るコースも選択できる。 -
立山カルデラの位置(クリックで要拡大)
立山黒部アルペンルートのとなりだが観光的にはほとんど知られていない。
ここの砂防工事とは立山カルデラの崩落による土砂で下流の常願寺川が埋まってしまうのを防ぐもの。 -
砂防工事の主目的である常願寺川を渡る。
海の出口から標高差3000メートルで長さ56㎞という日本一の急流。
見えるのは本宮砂防堰堤(重要文化財2017年)
支流も含めてこのような堰堤(ダム)が多数維持されているところがすごい。 -
有峰森林文化村(標高1100m)
無雪期のみ通行できる有峰林道で入る。
北アルプスを望む周辺はキャンプ場や宿泊施設など野外活動向けに整備されている。 -
有峰湖
常願寺川の支流和田川をせき止めた有峰ダムが形成する人造湖。
古くは落人の隠れ里とされるほどの秘境中の秘境。
→この少し先から一般の通行禁止区域へ入る。 -
有峰ダム
高さ140メートル堤の長さ500メートルで重力式コンクリート構造
北陸電力の管轄 -
関係者以外通行禁止区域に入る。
-
六九谷展望台
1969年豪雨での崩落から名付けて「ろっきゅうだに」
立山カルデラ全体を把握できる壮大な眺め。
画面拡大すると様々な砂防ダムが見てとれる。 -
六九谷展望台
北アルプスの説明 -
国見岳
-
竜王岳、鬼岳、獅子岳
どうやら新雪らしい。 -
鷲岳
完璧なほど天気に恵まれたがこれも昼頃まで。 -
立山温泉跡地へ向かう。
-
立山温泉
1580年発見~1973年閉鎖
一時はかなりの規模があったようで工事関係者、登山者、湯治客などで賑わった。
博物館にはこのジオラマがあった。 -
温泉浴場跡
効能を保つため60℃の源泉を水を使わず温度を下げて使ったとのこと。
→ここで昼食をとる。簡易休憩所があった。 -
学習会ツアー以外は全く立ち入らない場所。
-
湯川
上流には新湯(熱水池)や刈込池があり下流で常願寺川に合流する。 -
天涯の橋
かなり揺れた。
橋のたもとに立山温泉の泉源があるというが判別できなかった。 -
泥鰌(どじょう)池
安政の大崩落でできた池のひとつでみごと紅葉真っ盛りだった。 -
泥鰌(どじょう)池
中央に浮島が見える -
浮島
望遠で撮れば良かったが… -
渓流の組み合わせもイイね。
-
三段紅葉(空の青、山の白、紅葉)
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白岩砂防堰堤(えんてい)
膨大な土砂をカルデラの出口で押さえるかなめの施設。
1913年着工されて100年以上経ても補強工事が続いている。 -
湯川にかかるこの主堰堤の下に7つの副堰堤がある。
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湯川の下流方向
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岩盤を補強する為の作業トンネルで既に軌道は要らなくなり廃線。
このような作業軌道を埋めた廃線跡があちこちに見受けられた。 -
天涯の湯
800メートル上流から源泉をホースで引く天然温泉。 -
スケールのでかい眺望だが既に雲がかかって…。
-
天涯の湯のとなりで足湯。
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水谷平の横に見上げる柱状節理。
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水谷の滝
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滝上部
-
これも滝だが水不足。
-
立山砂防工事専用軌道
国土交通省北陸地方整備局立山砂防事務所が管理する鉄道事業法管轄外の工事用軌道
この地区の拠点である水谷平 -
構内軌道
左はホームらしいが駅名標は無くその奥が本線。
乗車する列車はずっと奥に来ていた。 -
立山砂防工事事務所
水谷連絡所 -
線路幅610ミリゲージの列車に乗り込む。
現在運行中の610ミリゲージ鉄道は国内で他に例がない。
終着まで90分、列車交換とスイッチバック以外はノンストップ。 -
9人乗り人員輸送車3両をディーゼル機関車が索引する。
車内は3人3列で今なら3密必至!トイレ休憩無しが心配だった。
もう乗れないかも…。 -
北陸重機製ディーゼル機関車(B型車軸の5トン級)
-
路線図(拡大して)
右から左へ進む。
水谷~千寿ヶ原まで標高差640メートルを駆け下る。 -
水谷を離れる。
後方のは別車両。 -
運悪く壁側の席でスイッチバックなので終始景色の方向は変わらず。
写真も容易に撮れなかったが、幸いに機関車の後ろで良かった。 -
線路の足元は断崖絶壁
ここは動けないのでカメラを渡して撮ってもらった。 -
スイッチバックの番号。
最初に遭遇する樺平の連続18段スイッチバック -
ジオラマのようなスイッチバック。
どのような位置関係で撮ったのか忘れた。 -
最初の連続18段スイッチバックつまり9回折り返しがある、全線で計38段。
-
通常運行の列車を捉えたのはこれ1枚で貴重な場面。
→待機中でドアが開いていた -
一人前に立派なヘッドマークが付いている。
-
急な沢筋にはほとんど砂防堰堤(ダム)がある。
-
終着の千寿ケ原
博物館となりの砂防事務所裏に乗降場があった。 -
下車したら写真も撮れずにすぐ離れた。
「ありがとうございました。」 -
運搬車
まさしくトロッコのイメージ -
車庫へ帰る。
「お疲れ様様でした。」
*長編にお付き合い頂き感謝<(_ _)>
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この旅行記へのコメント (2)
-
- Akrさん 2020/06/25 10:11:45
- こんな鉄道があったのですね
- ゆるてつさま
こんにちは。Akrでございます。
仕事柄、数えきれないほどの回数、アルペンルートへ足を運んでおりますが、立山駅近くに砂防工事用の専用軌道があったとは。すみません初見でございました。
610ミリのナローゲージに18段連続スイッチバック。とても魅力的な鉄道ですね。
あ、正式には鉄道ではないのですね。一般客も乗れないとかかなりレア度が高い乗り物。一度、乗ってみたいけど90分トイレ無しはムリです(笑)
それにしても紅葉と雪と青空の素晴らしいコントラスト。素敵な写真でした。
失礼しました。
-Akr-
- ゆるてつさん からの返信 2020/06/25 19:08:27
- RE: こんな鉄道があったのですね
- Akrさま
閲覧とコメントに感謝します。
ディープな狭軌鉄道マニアの間では現役軌道として憧れの的です。
乗れなくても外から見ただけでも良いとおもっていました。→入れないけど
他.頚城鉄道、木曽森林鉄道、明延鉱山、丸瀬布森林鉄道、尾小屋鉄道など動態保存です。
前に投稿した頚城鉄道の訪問時は涙もので感動しました。
平易な場所からの出発ですが実現には諸々のハードルが多すぎます。
それでも当選.実施(60%).天気.安全.と全てを乗り越えて体験できたことは一生ものだと思っています。→おおげさでも
ここのところ続けて公開してますが最近は1枚ずつ手のかかる写真も含めて自分の投稿を見て勝手に自己満足して酔ってます→安上がりで(ビール1缶)。
「頭端式ホーム」も奥が深くて良かったです。
マニアック度では前回が上でしたが…。→比較の意味不明!
Akrさまの豊富な人脈のたまものですがそれにしてもまあいろいろ集まりましたね。
全国規模でスケールが大きくてあらためて鉄道組合の面々恐るべしです。
またユニークな企画あればよいですね。
ゆるてつもまた投稿するので飽きずに見てやってください。 byゆるてつ
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