ボリビア　ラパス②

2020/03/22 - 2020/03/27

新型コロナウイルス対策としてボリビア全土で外出禁止令が発令され、ラパスにて停滞中の記録。

ボリビアでは3月22日～4月4日まで14日間の終日外出禁止令が前日の3月21日に発出（それ以前は、3月31日までの夜間外出禁止、移動制限、国境閉鎖だった）。ただし、スーパーマーケット及び市場は毎日午前7時～12時に営業し、１世帯につき１名のみ買い物することができるとのこと（旅行者の扱いが分からなかったが、宿の主人に確認すると、上記時間帯であれば買い物に行っていいことに）。3月20日の情報でボリビア国内の新型コロナウイルス感染者は19名だったので、これほどまでの措置を行うとは驚き。でも、ここまで徹底すれば4月5日には制限が解除されるものと期待するが、この期待は甘かった。

エリア ラパス(ボリビア)

ラパスで滞在したThe Adventure Brew Hostel。

ドミトリールーム室内。

バーがあり、飲食ができる。

屋上テラスがあり、そこそこの展望。

屋上テラスからの夜景。

屋上テラスは、外出禁止の中、日光を浴びられる貴重な場所。Wifiが使えるのもありがたい。

屋上テラスでは、フランス人の旅行者がインストラクターになり、ほぼ毎夕、エクササイズが行われた。標高が高く空気が薄いため、息切れするのが早い。

建物の中央部は吹き抜けになっていて、開放感がある。

ほぼ毎晩、何かしらのイベントが行われ、この日は卓球大会。他に、カラオケ、映画鑑賞、仮装パーティー等が行われた。

テーブル・フットボールといわれるサッカーゲーム。棒に吊り下げられた人形をハンドル押したり引いたりすることで左右の位置を変え（前後には動けない）、また、ハンドルを回すことで回転させ、回転した勢いでボールを蹴る。ディフェンス（ゴールキーパー含む）は、人形の左右の位置を調整して相手が蹴ったボールをブロックする要領。私は初めてこのゲームをやったのだが、ボールが当たる場所・タイミングでハンドルを操作するのが難しく、なかなかボールをうまく蹴れなかった。
写真はないが、ビリヤード台もあった。

宿の中で飼っている黒猫。ブランケットをヒラヒラさせると、すごい勢いで飛びついてくる。爪を切ってあるので、ブランケットがほつれたり、万が一ひっかかれてもケガすることはない。また、ピンポン球を軽くバウンドさせ投げつけると猫パンチで横ったたき。触られるのは好まない猫だったが、時折見せてくれる野生的な一面を楽しませてもらった。

宿の朝食。左下のボウルに入っているのはシリアルのヨーグルトソースがけ。

朝食セットのオプションのトースト＆エッグ。

宿のバーで、ある日の夕食に食べたホット・ドッグ（10ボリビアーノ：約160円）とサラダ（25ボリビアーノ：400円）。ボリビアの物価からすると高め。

宿の近くの路上では、巡回中の警察が職務質問をしている場面も見られた。

3/24、買い物へ。3日振りの外出。

街のお店は閉まっていても薬局は開いている。

多くの通りは人の数が少ない。大方、外出規制は守られているようだ。

寂しく路上で物売り。普段の定位置なのか。

Mercado Negro（ラパス市街の大きな市場）は閉鎖されており、いつもは賑わっているであろう路上店舗もことごとく閉店状態。

人の流れがある場所に行ってみる。

この界隈は開けている店が多く、賑わっている。

生活用品のトイレットペーパー等を売る店。買い占めによる品切れには陥っていない。

こんな感じでトイレットペーパーを売る人も。転売かな。

巡回中の警察や兵士をしばしば見かけるが、一度も職務質問されることはなかった。

路上肉屋も開店。市場は閉鎖されているが、場所によっては、こうやって開店している露店も結構ある。

宿の近くの道路は人もまばら。

翌日も買い物へ。地図でフルーツ市場を発見したので、そちらへ行ってみる。
人も車も途絶えた大通り。

建設中のビル。もちろん工事は中断。

この路地は概ね開店しているが、、、

この路地の店は全て閉鎖されている。取り扱い商品の差か？

フルーツ市場自体は閉鎖されていたが、その周辺の路上でフルーツを扱う露店が多く出ていた。1日1個で医者いらずとも言われているリンゴを購入。種類大きさによって値段が違うが、小ぶりのものが5個で5ボリビアーノ（約80円）のものを購入。

この通りは開店している店が多いが、前日行った路上市場に比べ人通りは少ない。

3月25日午後、宿でミーティングが開かれる。この日まで各自買い物外出ができたが、感染リスクを低減するため、7、8人程度のグループに1日2人までの買い物にするとのこと。しかし、この直後、ボリビア全土で買い物外出要件を曜日毎に身分証明書の最後の数字で制限する策（月曜は0、1等）を翌日から実施されることが分かる。さらに、4月4日までだった外出禁止令は4月15日まで延長されることに。国境が閉鎖され、国際線の運航も停止されていたが、折良く、在ボリビア米国大使館が手配した3月28日発のマイアミまでのチャーター機の情報が在ボリビア日本国大使館からきており、1800ドル（当時のレートで20万円強）と高額だったが帰国を検討。マイアミから先のフライトは自力手配だったが、マイアミーシカゴー羽田が500ドル弱であったので、両フライトを予約。

上述の通り、3月26日から買い物外出を曜日毎に身分証明書の最後の数字で制限することになり、明らかに外出者のチェック体制が強化されている。
以下の写真も含め、全て宿の室内から撮影。

こちらは警察（背中にPOLICIAと書かれている）。

宿の真ん前の大通りには兵士が配置され、通行者の身分証明書チェックを行っている。

通行車両の検問も行っている。