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シンガポール赴任中のチャイニーズ・ニューイヤー(旧正月)、旅先は世界最大のムスリムを擁するインドネシア。アジア最大のモスクで夜景撮り、加速する日系コンビニの勢いを感じ、クライマックスはJKT48シアターで劇場公演を見学。それにしてもインドネシア人は全員親切だった!

[ジャカルタ] アジア最大のモスクを見る旅 [2/2]

7いいね!

2014/02/01 - 2014/02/01

657位(同エリア1012件中)

Yohei

Yoheiさん

シンガポール赴任中のチャイニーズ・ニューイヤー(旧正月)、旅先は世界最大のムスリムを擁するインドネシア。アジア最大のモスクで夜景撮り、加速する日系コンビニの勢いを感じ、クライマックスはJKT48シアターで劇場公演を見学。それにしてもインドネシア人は全員親切だった!

旅行の満足度
5.0
観光
4.5
ホテル
4.0
交通
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • □内容盛りだくさんの2日目<br /> シンガポールより1時間時計が遅い為、いつもの早起きが更に早起きになる。二度寝をした上で6時30分に起き、朝食を食べに行く。インドネシア的には高級ホテルにランクされるのか、宿泊客には外国人も多かった。ビュッフェ形式で、ハムも卵も野菜も新鮮で、とっても旨かった。明日もこれが食べられると思うと感動を覚えるほど。

    □内容盛りだくさんの2日目
     シンガポールより1時間時計が遅い為、いつもの早起きが更に早起きになる。二度寝をした上で6時30分に起き、朝食を食べに行く。インドネシア的には高級ホテルにランクされるのか、宿泊客には外国人も多かった。ビュッフェ形式で、ハムも卵も野菜も新鮮で、とっても旨かった。明日もこれが食べられると思うと感動を覚えるほど。

    ミレニアム ホテル シリー ジャカルタ ホテル

  •  その後シャワーを浴びたり突然降り出した雨が止むまでNHKを見たりして、ホテルを出たのは10時だった。まずはモナス、独立記念塔へ上る。今日はホテルから歩いて向かった。今日もあいにくの曇天で、にわか雨が時折降る。

     その後シャワーを浴びたり突然降り出した雨が止むまでNHKを見たりして、ホテルを出たのは10時だった。まずはモナス、独立記念塔へ上る。今日はホテルから歩いて向かった。今日もあいにくの曇天で、にわか雨が時折降る。

  • □朝のモナスへ行く<br /><br /> 土曜のモナスはインドネシア人で賑わっていた。南の端から入場してきた私だったが、警備員に聞くとモナスの入り口は真北にあるそうで、モナスを取り囲むサークルを10分近く歩いた。モナスはその広大さ故に、移動のためのミニ列車があるほどだ。<br />

    □朝のモナスへ行く

     土曜のモナスはインドネシア人で賑わっていた。南の端から入場してきた私だったが、警備員に聞くとモナスの入り口は真北にあるそうで、モナスを取り囲むサークルを10分近く歩いた。モナスはその広大さ故に、移動のためのミニ列車があるほどだ。

    モナス (独立記念塔) モニュメント・記念碑

  •  無事にチケット売場(地下)を見つけだした。荷物を係員に預け、5000ルピア(大人50円)のチケットを購入。薄暗い専用地下通路を歩いて行き、モナスの塔の部分の地下に到着する。そこは資料館になっており、インドネシア誕生から独立するまでをジオラマ模型で紹介していた。解説はインドネシア語と英語の両方があるので助かる。太平洋戦争中の展示では、オランダからインドネシアを奪い取った日本軍の占領、虐殺を表す凄惨な単語がずらずら並んだ。

     無事にチケット売場(地下)を見つけだした。荷物を係員に預け、5000ルピア(大人50円)のチケットを購入。薄暗い専用地下通路を歩いて行き、モナスの塔の部分の地下に到着する。そこは資料館になっており、インドネシア誕生から独立するまでをジオラマ模型で紹介していた。解説はインドネシア語と英語の両方があるので助かる。太平洋戦争中の展示では、オランダからインドネシアを奪い取った日本軍の占領、虐殺を表す凄惨な単語がずらずら並んだ。

    モナス (独立記念塔) モニュメント・記念碑

  •  申し訳ない気持ちで塔の頂上を目指す。エレベーターの前に来て驚いた。大きく「MAAF」と書かれていたからだ。マレー語と共通なインドネシア語、マレー語でMAAFはすみませんを表す。つまり使用停止中らしい。参った。

     申し訳ない気持ちで塔の頂上を目指す。エレベーターの前に来て驚いた。大きく「MAAF」と書かれていたからだ。マレー語と共通なインドネシア語、マレー語でMAAFはすみませんを表す。つまり使用停止中らしい。参った。

    モナス (独立記念塔) モニュメント・記念碑

  •  仕方なく階段で頂上を目指す決意をした。昨日みた世界最大のモスクをぜひ頂上からカメラに収めなくては。階段をズンズン上ってゆく。モナスはろうそくのような形をしていて、ちょうどろ燭台のところまできた。しかしそれ以上先に階段は続かず、係りの人に片言のマレー語で尋ねると、「ハリイニ(今日)ノー(だめ)」らしい。おそらく修理中なのだろう。諦めて線香台の上から町の様子を撮影した。<br /><br /> 写真を撮っていると、うしろから肩をポンと叩かれた。振り返ると小学生くらいの男の子が、「フォトフォト!」と言う。写真を撮って欲しいのかな?とカメラを向けると、彼もまたカメラを取り出した。彼は一緒に来ていた友達らしき男の子にカメラを託すと、再び私の横に戻ってきて、「はいチーズ!」。どうやら日本人と一緒に写真が撮りたかったみたいだ。私なんかより、もっと写真映えする日本人が沢山いるでしょ!

     仕方なく階段で頂上を目指す決意をした。昨日みた世界最大のモスクをぜひ頂上からカメラに収めなくては。階段をズンズン上ってゆく。モナスはろうそくのような形をしていて、ちょうどろ燭台のところまできた。しかしそれ以上先に階段は続かず、係りの人に片言のマレー語で尋ねると、「ハリイニ(今日)ノー(だめ)」らしい。おそらく修理中なのだろう。諦めて線香台の上から町の様子を撮影した。

     写真を撮っていると、うしろから肩をポンと叩かれた。振り返ると小学生くらいの男の子が、「フォトフォト!」と言う。写真を撮って欲しいのかな?とカメラを向けると、彼もまたカメラを取り出した。彼は一緒に来ていた友達らしき男の子にカメラを託すと、再び私の横に戻ってきて、「はいチーズ!」。どうやら日本人と一緒に写真が撮りたかったみたいだ。私なんかより、もっと写真映えする日本人が沢山いるでしょ!

    モナス (独立記念塔) モニュメント・記念碑

  • □オランダ統治時代の面影残る、コタ地区へ<br /><br /> 次に、北にあるコタの町へ行くことにした。コタはオランダ領時代の建物が残る、歴史の町である。モナス停留所から1番のコタ行きのバスに乗った。チケットを買う際に行き先を告げるが、どこへ行っても3500ルピア(35円)らしい。 ジャカルタ名物の交通渋滞。営業中のバスが果てしなく並ぶ

    □オランダ統治時代の面影残る、コタ地区へ

     次に、北にあるコタの町へ行くことにした。コタはオランダ領時代の建物が残る、歴史の町である。モナス停留所から1番のコタ行きのバスに乗った。チケットを買う際に行き先を告げるが、どこへ行っても3500ルピア(35円)らしい。 ジャカルタ名物の交通渋滞。営業中のバスが果てしなく並ぶ

  •  港に近いコタに到着した途端、青空が出てきた。外国人の唯一の観光スポット?な為か、よく欧米人が歩いている。ジャカルタではほかのと何アジアの国では見かける中国人をぜんぜん見かけない。観光地はどこも静かだ。

     港に近いコタに到着した途端、青空が出てきた。外国人の唯一の観光スポット?な為か、よく欧米人が歩いている。ジャカルタではほかのと何アジアの国では見かける中国人をぜんぜん見かけない。観光地はどこも静かだ。

  • インドネシア銀行博物館。確かにコタから北に伸びる観光街沿いに並ぶ建物は、オランダナイズされているよう。貿易で栄えた港町だからか、銀行の博物館も多く存在あった。<br />

    インドネシア銀行博物館。確かにコタから北に伸びる観光街沿いに並ぶ建物は、オランダナイズされているよう。貿易で栄えた港町だからか、銀行の博物館も多く存在あった。

    インドネシア銀行博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • ジャカルタ歴史博物館

    ジャカルタ歴史博物館

    ジャカルタ歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • □潮の匂いを求めて、さらに北へ<br /><br /> 次はどこへいこうか、ホテルで貰った地図を広げてみる。コタからもう少し北に行けば、船が停泊する港があり、フィッシュマーケットもあるらしい。天気も良いことだし、海を見に行こう。

    □潮の匂いを求めて、さらに北へ

     次はどこへいこうか、ホテルで貰った地図を広げてみる。コタからもう少し北に行けば、船が停泊する港があり、フィッシュマーケットもあるらしい。天気も良いことだし、海を見に行こう。

  •  尋常じゃないほど元気な太陽が直接照りつける。暑い、さすがインドネシアだ。流しているツクツクを捕まえて値段交渉するも、向こうもこちらの思惑を察知しているらしく、ほんのわずかな距離なのにあり得ない値段を要求してくる。そうこうしている内に港のゲートへ到着してしまった。暑い暑い。

     尋常じゃないほど元気な太陽が直接照りつける。暑い、さすがインドネシアだ。流しているツクツクを捕まえて値段交渉するも、向こうもこちらの思惑を察知しているらしく、ほんのわずかな距離なのにあり得ない値段を要求してくる。そうこうしている内に港のゲートへ到着してしまった。暑い暑い。

  •  港のゲート

     港のゲート

  •  岸壁沿いには、木製の古い船が大量に接岸しており、現役感があってどことなく汚いイメージ。ふいに後ろから小さなおっさんが声を掛けてきた。いきなり「今日横浜から客が来るんだ」なんて言い出したので、横浜からジャカルタ港への貨物船でも入港する予定なのか、と思っていたら、どうやら彼はガイドらしい。<br />

     岸壁沿いには、木製の古い船が大量に接岸しており、現役感があってどことなく汚いイメージ。ふいに後ろから小さなおっさんが声を掛けてきた。いきなり「今日横浜から客が来るんだ」なんて言い出したので、横浜からジャカルタ港への貨物船でも入港する予定なのか、と思っていたら、どうやら彼はガイドらしい。

  •  観光地で声を掛けてくるガイドはしつこい奴が多いのと、ガイドなんて無くても自分の足で観光する自信があること。とにかくガイドは不必要だったので、一応値段と、面白そうな観光地の情報だけ引き出して撤収しようと思った。<br /><br /><br /> 彼によれば、ツアーの内容は、停泊している小汚い船への乗船、歴史的建造物の解説、港にあるモスクの見学、フィッシュマーケットの見学という。値段を聞くと25米ドルという。高すぎるし、そんな額の米ドルは持ってない。片言インドネシア語を交えながら「時間がないし船の写真を撮りたいだけなので大丈夫です。」というと「明日はナコヤ(名古屋)とシバ(たぶん千葉)から客が来る」と、過去にツアーに参加したらしき日本人の写真を見せて説得にかかる。名刺まで取り出して渡してきた。「それはいいね!僕が日本に帰ってこの名刺を使って宣伝するから、どんどん日本人が来ると思うよ!!じゃあ」と言い、彼と別れた。<br /><br /> しばらく歩いていると、再び別のガイドのおじさんが声を掛けてきた。どうしてこんな誰もいないただの港に、ガイドがごろごろ居るんだろう。時々こうしてやってくる何も知らない外国人がそんなに沢山いるだろうか?

     観光地で声を掛けてくるガイドはしつこい奴が多いのと、ガイドなんて無くても自分の足で観光する自信があること。とにかくガイドは不必要だったので、一応値段と、面白そうな観光地の情報だけ引き出して撤収しようと思った。


     彼によれば、ツアーの内容は、停泊している小汚い船への乗船、歴史的建造物の解説、港にあるモスクの見学、フィッシュマーケットの見学という。値段を聞くと25米ドルという。高すぎるし、そんな額の米ドルは持ってない。片言インドネシア語を交えながら「時間がないし船の写真を撮りたいだけなので大丈夫です。」というと「明日はナコヤ(名古屋)とシバ(たぶん千葉)から客が来る」と、過去にツアーに参加したらしき日本人の写真を見せて説得にかかる。名刺まで取り出して渡してきた。「それはいいね!僕が日本に帰ってこの名刺を使って宣伝するから、どんどん日本人が来ると思うよ!!じゃあ」と言い、彼と別れた。

     しばらく歩いていると、再び別のガイドのおじさんが声を掛けてきた。どうしてこんな誰もいないただの港に、ガイドがごろごろ居るんだろう。時々こうしてやってくる何も知らない外国人がそんなに沢山いるだろうか?

  • □おっさんありがとう、海沿いのモスクへ<br />  <br /> 一通り船の写真を撮り終え、先ほどおっさんに聞いたツアー内容の中で一番興味のあった「海沿いのモスク」へ行くことに。先ほどから白い2本のミナレットが船越しに見えていたので、それがきっと目指しているモスクだろう。<br /> <br /> モスクまでは500mほどありそうだった。これ以上歩いていると丸焼けになりそうだったので、道ばたで客待ちしていたバイクタクシーに乗ることにした。カンボジアやベトナムでは見かけたが、インドネシアにもバイクタクシーが居る。人生初のバイクタクシー。ちょっと湿っぽいフルフェイスをかぶり、いざ出発!<br />

    □おっさんありがとう、海沿いのモスクへ

     一通り船の写真を撮り終え、先ほどおっさんに聞いたツアー内容の中で一番興味のあった「海沿いのモスク」へ行くことに。先ほどから白い2本のミナレットが船越しに見えていたので、それがきっと目指しているモスクだろう。

     モスクまでは500mほどありそうだった。これ以上歩いていると丸焼けになりそうだったので、道ばたで客待ちしていたバイクタクシーに乗ることにした。カンボジアやベトナムでは見かけたが、インドネシアにもバイクタクシーが居る。人生初のバイクタクシー。ちょっと湿っぽいフルフェイスをかぶり、いざ出発!

  •  ちょっと涼しい風が気持ちがいい。モスクへは小さなウネウネした路地を走る必要があり、沿道には庶民の生活が溢れていた。カメラを構えながら道路からの写真が撮れるのが良い。車の間を縫うようにして狭い路地を走る。<br /><br /> 海沿いのモスク、Masjid Luar Batangは観光地化されているとは思えない「地域住民のモスク」といった感じだった。これは外から写真を撮るだけかな~と予想しつつ、一歩一歩とモスクの入り口に近づいてみる。エントランスをくぐると、中では子供たちが走り回って遊んでいた。それを見守るようにおじさん3人がコーヒーを飲んでいる。その内の一人、イスラム教っぽい帽子を被ったおじさんが「May I help you?」と声を掛けてくれた。「写真を撮っても良いですか?」と聞くと、「OK、遠くからなら良いよ!」と言ってくれ、中へ通してくれた。周りのおじさんたちは「チャイナ?」「ジャパン?」などと小さな声で言っているのが聞こえる。「ジャパン!」と言うと「オー!ジャパ~ン!」と熱烈に迎え入れてくれた。<br />

     ちょっと涼しい風が気持ちがいい。モスクへは小さなウネウネした路地を走る必要があり、沿道には庶民の生活が溢れていた。カメラを構えながら道路からの写真が撮れるのが良い。車の間を縫うようにして狭い路地を走る。

     海沿いのモスク、Masjid Luar Batangは観光地化されているとは思えない「地域住民のモスク」といった感じだった。これは外から写真を撮るだけかな~と予想しつつ、一歩一歩とモスクの入り口に近づいてみる。エントランスをくぐると、中では子供たちが走り回って遊んでいた。それを見守るようにおじさん3人がコーヒーを飲んでいる。その内の一人、イスラム教っぽい帽子を被ったおじさんが「May I help you?」と声を掛けてくれた。「写真を撮っても良いですか?」と聞くと、「OK、遠くからなら良いよ!」と言ってくれ、中へ通してくれた。周りのおじさんたちは「チャイナ?」「ジャパン?」などと小さな声で言っているのが聞こえる。「ジャパン!」と言うと「オー!ジャパ~ン!」と熱烈に迎え入れてくれた。

  •  これは単なる偶然なのかもしれないが、今まで日本以外の世界17カ国を旅行してきて、「日本人です!」と正体を明かして冷遇を受けた試しがない。それは単なる「遠くからよく来たね!」の歓迎なのか、「Made in Japan」に好意を持ってくれているのかはまだ分からない。でもうれしいのは確かだ。おじさんはモスクについて色々説明してくれるのだが、なんせ専門用語が多く、ヤーマンくらいしか正直分からなかった。

     これは単なる偶然なのかもしれないが、今まで日本以外の世界17カ国を旅行してきて、「日本人です!」と正体を明かして冷遇を受けた試しがない。それは単なる「遠くからよく来たね!」の歓迎なのか、「Made in Japan」に好意を持ってくれているのかはまだ分からない。でもうれしいのは確かだ。おじさんはモスクについて色々説明してくれるのだが、なんせ専門用語が多く、ヤーマンくらいしか正直分からなかった。

  • □ジャカルタ北部の下町をぶらぶら<br /><br /> モスクを出て、来た道を戻ることにする。しかし、ウネウネした路地を縫うように走ってきたため、戻る道が分からなくなる。ちょっと遠くに見える高層マンションの方へ歩いてゆけば、幹線道路に出られるのは、何となく予想できる。いかにも「庶民の暮らす下町」って感じの路地を歩く。開けっ放しのドア、窓から子供のはしゃぐ声がして、バイクの修理工や、小さな商店、ランドリーなどが、良い意味で東南アジアっぽく、ダラ~っと営業している。こういう雰囲気はとってもいい。

    □ジャカルタ北部の下町をぶらぶら

     モスクを出て、来た道を戻ることにする。しかし、ウネウネした路地を縫うように走ってきたため、戻る道が分からなくなる。ちょっと遠くに見える高層マンションの方へ歩いてゆけば、幹線道路に出られるのは、何となく予想できる。いかにも「庶民の暮らす下町」って感じの路地を歩く。開けっ放しのドア、窓から子供のはしゃぐ声がして、バイクの修理工や、小さな商店、ランドリーなどが、良い意味で東南アジアっぽく、ダラ~っと営業している。こういう雰囲気はとってもいい。

  • <br /> ふいにインドネシア語で声を掛けられた。振り向くと、家の前に出したイスに家族全員が座って、こっちを見ている。元気そうなお母さんが、私の首からぶら下がっているカメラを指して、「フォトグラファー!」と言い、横に座っている小さな男の子を私の方に差し出す。写真を撮って欲しいってことか!と彼の方へカメラを向けると、恥ずかしそうにモジモジしながらも、もの凄い愛らしいハニカミを向けてくれた。普段人の写真を撮らないと決めている私だったが、彼の笑顔はその自分のポリシーを揺るがすほど可愛かった。<br /> <br /> お母さんは私と彼を交互に指さし「セーム!セーム!」と言う。どうやら男の子と私の顔が似ているらしく、他の家族も爆笑。私も「オーブラザー!」などと言うもんだからその場は大爆笑。後ろ髪を引かれる思いでその場を立ち去った。インドネシア人って、本当に人が明るい。


     ふいにインドネシア語で声を掛けられた。振り向くと、家の前に出したイスに家族全員が座って、こっちを見ている。元気そうなお母さんが、私の首からぶら下がっているカメラを指して、「フォトグラファー!」と言い、横に座っている小さな男の子を私の方に差し出す。写真を撮って欲しいってことか!と彼の方へカメラを向けると、恥ずかしそうにモジモジしながらも、もの凄い愛らしいハニカミを向けてくれた。普段人の写真を撮らないと決めている私だったが、彼の笑顔はその自分のポリシーを揺るがすほど可愛かった。

     お母さんは私と彼を交互に指さし「セーム!セーム!」と言う。どうやら男の子と私の顔が似ているらしく、他の家族も爆笑。私も「オーブラザー!」などと言うもんだからその場は大爆笑。後ろ髪を引かれる思いでその場を立ち去った。インドネシア人って、本当に人が明るい。

  •  無事に幹線道路にたどり着き、そこからバスでコタを経由しブロックMへ向かった。土曜日の夕方の1番のバスは終始混雑し、ブロックMのバスターミナルに到着したときにはすでに満身創痍だった。

     無事に幹線道路にたどり着き、そこからバスでコタを経由しブロックMへ向かった。土曜日の夕方の1番のバスは終始混雑し、ブロックMのバスターミナルに到着したときにはすでに満身創痍だった。

  • □ジャカルタの沸騰現場へ!<br /> <br /> JKT48の公演は19時開始だった。18時までにチケットを交換しなければならない決まりになっていたので、まだ2時間ほど時間があった。その時間を利用して次に向かったのは、未来世紀ジパングで昨年特集されていた「日系コンビニ激戦区」である。現在ジャカルタでは日系コンビニの出店ラッシュが続いており、サークルK、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、そしてミニストップ。番組内ではこのミニストップの初出店の様子が密着取材されていた。ブロックMの近くには、そんなミニストップが出店した2号店があり、そこを訪れようと思っていたのだ。<br /> <br /> ブロックMでツクツクを捕まえ、ジャランバリト(バリト通り)にあるらしいその店へ向かった。ツクツクから身を乗り出しながらミニストップの黄色い看板を探す。<br /><br /> 「あった!ストップストップ!」宝物を発見した様なテンションでツクツクを降り店へ。通り沿いは思ったより宅地化もされておらず、と言ってオフィス街でもない。非常に低密度でコンビニが繁盛しそうに思えないロケーション。しかし、出来立てのミニストップのすぐ隣には、ローカルのコンビニが2件もあり、やはりここは激戦区なのだろう。<br />

    □ジャカルタの沸騰現場へ!

     JKT48の公演は19時開始だった。18時までにチケットを交換しなければならない決まりになっていたので、まだ2時間ほど時間があった。その時間を利用して次に向かったのは、未来世紀ジパングで昨年特集されていた「日系コンビニ激戦区」である。現在ジャカルタでは日系コンビニの出店ラッシュが続いており、サークルK、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、そしてミニストップ。番組内ではこのミニストップの初出店の様子が密着取材されていた。ブロックMの近くには、そんなミニストップが出店した2号店があり、そこを訪れようと思っていたのだ。

     ブロックMでツクツクを捕まえ、ジャランバリト(バリト通り)にあるらしいその店へ向かった。ツクツクから身を乗り出しながらミニストップの黄色い看板を探す。

     「あった!ストップストップ!」宝物を発見した様なテンションでツクツクを降り店へ。通り沿いは思ったより宅地化もされておらず、と言ってオフィス街でもない。非常に低密度でコンビニが繁盛しそうに思えないロケーション。しかし、出来立てのミニストップのすぐ隣には、ローカルのコンビニが2件もあり、やはりここは激戦区なのだろう。

  • 日本は商品配送の効率化のために、自社倉庫から写真の様な配送トラックで各店舗を廻るのが一般的だが、まだまだ店舗の少ないインドネシアではどうなっているのだろう?<br /><br /> 中に入ってみると、番組で特集されていたように広いイートインスペースがあった。法政上の規制からこういう業態にしているのか?そして現地人に合わせている為か、商品棚が低い。さっそく番組内でも取り上げられていた、おにぎり(包装も日本と同じ)を購入した。イートインスペースで食べてみると、海苔はパリパリだし米も日本のものに近い。というか日本のコンビニおにぎりそのものだった。イートインスペースはお茶をする人で半分くらいが埋まっていた。コーヒーのバリスタマシンや、ATM、肉まんやスナック類のケース・・・もはや日本のコンビニと設備に大差ない。<br />

    日本は商品配送の効率化のために、自社倉庫から写真の様な配送トラックで各店舗を廻るのが一般的だが、まだまだ店舗の少ないインドネシアではどうなっているのだろう?

     中に入ってみると、番組で特集されていたように広いイートインスペースがあった。法政上の規制からこういう業態にしているのか?そして現地人に合わせている為か、商品棚が低い。さっそく番組内でも取り上げられていた、おにぎり(包装も日本と同じ)を購入した。イートインスペースで食べてみると、海苔はパリパリだし米も日本のものに近い。というか日本のコンビニおにぎりそのものだった。イートインスペースはお茶をする人で半分くらいが埋まっていた。コーヒーのバリスタマシンや、ATM、肉まんやスナック類のケース・・・もはや日本のコンビニと設備に大差ない。

  • □ジャカルタのクライマックス、JKT48シアターへ<br /><br /> 大満足でミニストップを出る。再びツクツクを拾い、JKT48シアターのあるFXモールというデパートへ向かって貰った。しかしおじいちゃんドライバーは、正確な場所が分からないらしく、とりあえずその周辺まで向かって貰うことにした。

    □ジャカルタのクライマックス、JKT48シアターへ

     大満足でミニストップを出る。再びツクツクを拾い、JKT48シアターのあるFXモールというデパートへ向かって貰った。しかしおじいちゃんドライバーは、正確な場所が分からないらしく、とりあえずその周辺まで向かって貰うことにした。

  •  FXモールはSenayanエリアという新興地区にある。Senayanエリアには他にも大型SCが林立しており、どれがFXモールなのか到着してからもしばらく道に迷った。周りの交通整理のおじさんに聞きまくり、ようやく発見。中に入った。

     FXモールはSenayanエリアという新興地区にある。Senayanエリアには他にも大型SCが林立しており、どれがFXモールなのか到着してからもしばらく道に迷った。周りの交通整理のおじさんに聞きまくり、ようやく発見。中に入った。

    FXスディルマン ショッピングセンター

  •  FXモールの中ではJICA協賛にて海賊版日本ドラマ販売撲滅のキャンペーンが行われており、関係者とおぼしき日本人がちらちら見受けられた。JKT48劇場は4階に劇場を構えており、開演2時間前にも関わらず、恐らく当日チケットの抽選に並んでいるであろうインドネシア人が群をなしていた。その最高列に並び、やっと回ってきたところで、印刷してきたe-チケットを見せる。パスポートを見せる旨が記されており、用意していたのだが、特に提出を求められる訳でもなく、「SUPERFAR」と刻印された超遠方枠のチケットが手渡された。

     FXモールの中ではJICA協賛にて海賊版日本ドラマ販売撲滅のキャンペーンが行われており、関係者とおぼしき日本人がちらちら見受けられた。JKT48劇場は4階に劇場を構えており、開演2時間前にも関わらず、恐らく当日チケットの抽選に並んでいるであろうインドネシア人が群をなしていた。その最高列に並び、やっと回ってきたところで、印刷してきたe-チケットを見せる。パスポートを見せる旨が記されており、用意していたのだが、特に提出を求められる訳でもなく、「SUPERFAR」と刻印された超遠方枠のチケットが手渡された。

    FXスディルマン ショッピングセンター

  •  いかにもオタクっぽい男の子(というか明らかに、劇場付近にいる男たちはシティボーイではない)に尋ねてみると、公演開始は19時だったが、開場時間は18時30分とのことだった。それまでの時間、1階にあるスタバで日記を書くなどして時間をつぶした。 <br /><br /><br /> いよいよ18時30分になり、劇場へ向かう。すでに入り口付近は大混雑で、どれほどJKT48が現地に受け入れられているかが分かった。意外だったのは家族連れと、スカーフを被った女性の複数連れが多かったことだ。地下アイドル文化のないインドネシアでは、単純に「日本のからやってきたショービジネス」的な存在で受け入れられているのかもしれなかった。<br />

     いかにもオタクっぽい男の子(というか明らかに、劇場付近にいる男たちはシティボーイではない)に尋ねてみると、公演開始は19時だったが、開場時間は18時30分とのことだった。それまでの時間、1階にあるスタバで日記を書くなどして時間をつぶした。


     いよいよ18時30分になり、劇場へ向かう。すでに入り口付近は大混雑で、どれほどJKT48が現地に受け入れられているかが分かった。意外だったのは家族連れと、スカーフを被った女性の複数連れが多かったことだ。地下アイドル文化のないインドネシアでは、単純に「日本のからやってきたショービジネス」的な存在で受け入れられているのかもしれなかった。

    FXスディルマン ショッピングセンター

  •  そのうち係員が「スーパーファーッル!!」と何度も連呼し始める。どうやら整理入場をさせるらしく、SUPERFARチケットを持つ国外からやってきた人たちは、一番さきに入れるようだった。わざわざ日本からやってきたという集団を見つけ声をかけると、どうやらSUPERFARは自由に席を選べる訳ではなく、1~3列目を除くすべての席から自由に選んでも良いとのことだった。<br /><br />  公演が始まる。立て続けに3曲歌い、「自己紹介&お題トーク」的なMCが始まる。本日期待していた仲川遙かさんは休演らしく、オールインドネシア人というとてもアウェーな環境。しかし日本からの一行の一人が色々と世話を焼いてくれ、「この子はこう見えて○歳なんだよ!」とか、メンバーの関係性などを細かく教えてくれる。 公演曲は、基本的に秋元康の作詞した日本語の歌詞をインドネシア語に翻訳したものらしかった。歌詞のタイトルは日本語(アルファベッド表示)で、サビの一部が原曲ままだったりした。公演曲の中には知っている曲も多くあり、あっと言う間にアンコール。アンコールではシングルカットされている「ポニシュシュ」や「会いたかった」などの曲をメドレーにしたもので、一番の盛り上がりになった。<br /><br />  MCでは相変わらず何を喋っているのかさっぱりだったが、時折聞こえる簡単な数字や時間などのインドネシア語は聞き取れる。舞台上のJKT48のメンバーはとっても輝いていたし、テレビの前でAKB48を見るのとはやっぱり違った。劇場の良さってこう言うことなのかな?と少しハマる気持ちが分かった。22時前に公演が終わりショッピングモールを出た。バスに乗りホテルへ戻った。

     そのうち係員が「スーパーファーッル!!」と何度も連呼し始める。どうやら整理入場をさせるらしく、SUPERFARチケットを持つ国外からやってきた人たちは、一番さきに入れるようだった。わざわざ日本からやってきたという集団を見つけ声をかけると、どうやらSUPERFARは自由に席を選べる訳ではなく、1~3列目を除くすべての席から自由に選んでも良いとのことだった。

     公演が始まる。立て続けに3曲歌い、「自己紹介&お題トーク」的なMCが始まる。本日期待していた仲川遙かさんは休演らしく、オールインドネシア人というとてもアウェーな環境。しかし日本からの一行の一人が色々と世話を焼いてくれ、「この子はこう見えて○歳なんだよ!」とか、メンバーの関係性などを細かく教えてくれる。 公演曲は、基本的に秋元康の作詞した日本語の歌詞をインドネシア語に翻訳したものらしかった。歌詞のタイトルは日本語(アルファベッド表示)で、サビの一部が原曲ままだったりした。公演曲の中には知っている曲も多くあり、あっと言う間にアンコール。アンコールではシングルカットされている「ポニシュシュ」や「会いたかった」などの曲をメドレーにしたもので、一番の盛り上がりになった。

     MCでは相変わらず何を喋っているのかさっぱりだったが、時折聞こえる簡単な数字や時間などのインドネシア語は聞き取れる。舞台上のJKT48のメンバーはとっても輝いていたし、テレビの前でAKB48を見るのとはやっぱり違った。劇場の良さってこう言うことなのかな?と少しハマる気持ちが分かった。22時前に公演が終わりショッピングモールを出た。バスに乗りホテルへ戻った。

    FXスディルマン ショッピングセンター

  •  明日は朝の便でシンガポールへ帰る。連休があればこうして気軽に海外旅行が出来るところが、海外勤務の醍醐味かもしれない。日本にいると最低でも3連休はないと海外に行こうとは思わない。東南アジアの中心にあるシンガポールへの赴任なら、長期赴任で東南アジア諸国を制覇するのも可能だ。

     明日は朝の便でシンガポールへ帰る。連休があればこうして気軽に海外旅行が出来るところが、海外勤務の醍醐味かもしれない。日本にいると最低でも3連休はないと海外に行こうとは思わない。東南アジアの中心にあるシンガポールへの赴任なら、長期赴任で東南アジア諸国を制覇するのも可能だ。

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