大晦日からマルタ島とキプロス島を巡るドライブ旅（猫とのふれあいも楽し♪）【7】ヴァレッタの聖エルモ砦→騎士団施療院→レンタカー返却

2020/01/07 - 2020/01/07

昨年正月のマヨルカ島で「島のドライブって、なんか楽しい」と味を占めた私達。。。
この正月もかなり休めそう(というか、無理やりそのように調整？）という事で、
さて、どの島にしよう？冬はやっぱ地中海やね！
などと、あれこれ検討した結果、
温暖なマヨルカ島とよく似た気候らしいマルタ島に大決定！！

で、エミレーツ航空だとドバイとキプロスで乗り継ぎがあるので、キプロス島も廻ろう！(マルタ島は小さいから２週間は長いし、キプロスも興味あるし)ってことにスンナリ決定！

結局、大晦日の深夜から15日間(マルタ８泊の後キプロス４泊)の旅となった。
私達にとっては、今までで最長の旅になったわけで
色々不安材料を抱えながらではあったけど、
色々なことがあったけど、
何とか無事に終えることができました。

そして、今思い返すと、現実を忘れさせてくれた夢のような２週間であった。

　　　　　＝＝　全日程　＝＝

2019年
★【１２／３１（火）】
23：40　関空発　 エミレ－ツ航空
↓　

2020年
★【１／１（水）】
05：45　ドバイ空港着
07：45　ドバイ空港発
↓　
10：20　キプロス　ラルナカ空港着
11：35　キプロス　ラルナカ空港発
↓
13：00　マルタ空港着
　　　　空港レンタカーでマルサシュロックへ
　　【1】　https://4travel.jp/travelogue/11595815　


≪マルサシュロック観光≫

【１／２（木）】
≪マルタ島南東の海沿いから中部へ≫
マルサシュロック→青の洞門を望む展望台→青の洞門ボートツアー→ハジャーイム神殿→ムナイドラ神殿→イムディーナ→ラバト
　　【2】　https://4travel.jp/travelogue/11602558　

【１／３（金）】
≪マルタ島中部から南西に向かいゴゾ島へ≫
ラバト→モスタドーム→ポパイ村→チュルケウア港からフェリー→ゴゾ島イムジャール港→ゴゾ島散策
　　【3】　https://4travel.jp/travelogue/11609635

【１／４（土）】
≪ゴゾ島観光≫
ソルトパン→タ・ピーヌ教会→ヴィクトリア市内街歩き
　　【4】　https://4travel.jp/travelogue/11614891　

【１／５（日）】
≪ゴゾ島からマルタ島北東部へ≫
イムジャール港からフェリー→マルタ島チュルケウア港→ブジッバ→スリーマ→セントジュリアン
　　【5】　https://4travel.jp/travelogue/11615504　

【１／６（月）】
≪マルタ島北東部めぐり≫
セントジュリアン→カルカ－ラ→スリーシティーズ（ヴィットリオーザ→セングリア）
　　【6】　https://4travel.jp/travelogue/11616018

【１／７（火）】
≪首都ヴァレッタ≫
セントジュリアン→聖エルモ砦→マルタ　エクスペリエンス→騎士団施療院→マルタ空港でレンタカー返却→バスでヴァレッタへ
　　【7】　https://4travel.jp/travelogue/11618981　←今ここ

【１／８（水）】
≪ヴァレッタ市内街歩き≫
聖ヨハネ大聖堂→騎士団長の宮殿→カーサ・ロッカ・ピッコラ→ローアー・バラッカ・ガーデン
　　【8】　https://4travel.jp/travelogue/11620795

【１／９（木）】
≪ヴァレッタ街歩きの後、キプロス島へ≫
マノエル劇場→聖ヴィクトリア教会→アッパー・バラッカ・ガーデン→マルタ空港

14：55　マルタ空港発　エミレーツ航空
↓
18：15　キプロス　ラルナカ空港着
　　　　空港レンタカ－でキプロス島中部の首都ニコシア（レフコシア）へ
　　【9】　https://4travel.jp/travelogue/11651838

【１／１０（金）】
≪ニコシア旧市街　街歩きの後、パフォスへ≫
クロスポイント→シャコラスタワー→聖ヨハネ教会→パフォス城→パフォス遺跡
　　【10】　https://4travel.jp/travelogue/11652516

【１／１１（土）】
≪パフォスからリマソール（レメソス）へ≫
パフォス→ペトラ・トゥ・ロミウ海岸→アフロディーテ神殿→クリオン古代遺跡→リマソール城
　　【11】　https://4travel.jp/travelogue/11725044

【１／１２（日）】
≪レフカラ村散策の後、南東部へ≫
リマソール→レフカラ村→ケープ・グレコ国立公園→ラルナカ空港でレンタカー返却→バスでラルナカへ
　　【12】　https://4travel.jp/travelogue/11725263

【１／１３（月）】
≪ラルナカ市内街歩き、そして帰国の途へ≫
アシノン大通り→聖ラザロ教会→ラルナカ要塞→ラルナカ湾→タクシーでラルナカ空港へ

19：30　ラルナカ空港発　エミレ－ツ航空
↓
　　【13】　https://4travel.jp/travelogue/11725280

【１／１４（金）】
01：10　ドバイ空港着
03：05　ドバイ空港発
↓
17：05　関空着

2023.09.02　EDIT

エリア ヴァレッタ(マルタ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【1/7】　晴れ　
この素晴らしいシーヴューとももうお別れ。
ここでしばらくゆっくりしていたい気もするなぁ！

今朝はちょっと遅めにレストランへ。
たっぷりの朝食をゆっくりといただきました。
10時頃、出発。
今日はいよいよマルタの旅のメインイベント、首都ヴァレッタだ！

10:40頃、聖エルモ砦の近くまで来たが車を置く場所がなかったので、少し離れてはいるが車が置けそうな（みんなが置いている）場所に駐車。
ランズ・オーソリティーという建物の西のPunett通りの入口付近にちょうど置ける場所があった。
ここ、置いていいのかなぁ～　ま、いいみたい…
で、ほんとにOKでした。

駐車場所から道路沿いに聖エルモ砦を目指して歩く。
聖エルモ砦は16世紀半ば、オスマン帝国の侵攻に備えるため、マルタ騎士団により建造された。1565年、オスマン軍による1か月間にわたる猛攻を耐え抜き撃退した。第二次大戦では英国軍の前線基地が置かれ、イタリア軍による空爆を受けた。
まさに過酷な歴史の中を生き抜いた象徴といえる建造物だ。

聖エルモ砦 建造物

海に突き出したシベラス半島先端にあるエルモの砦は、高い城壁に囲まれている。

高い城壁の下。こんなところにも駐車場がある。どこから降りていくんだろう。
マップによるとボ－ト・ストリ－トとなっている。私たちが歩いている城壁の上はサン・バストジャン通り。

北側に見える半島はスリーマ。　先端にはティグネ砦がある。

反対側のグランドハ－バ－ベイ側には、昨日、聖アンジェロの砦からも見えていたリカソールの砦。

このあたりは要塞だらけ！

こんな高い城壁が見えてきた。星形要塞の稜堡（三角形の突端部：bastion）部です。見上げると凄い迫力！
塹壕との高低差が10ｍはあるだろう。巨大なタンカ－の舳先のようだ。

ここも同じく星形要塞の突端部。

ヴァレッタの全体図。

桟橋の左手前に見えるのは、ブレイクウォーター・ブリッジ。
現在は橋の損傷のため閉鎖されているが、その下を船が往来している。

グランドハーバーベイの入り口、桟橋の先にあるセントエルモ灯台。
桟橋は一般には閉鎖されていて灯台に行くことはできない。

灯台をアップ！

エルモ砦のチケット売り場。

エルモ砦には戦争博物館があるが、マルタ エクスピアレンスを見てから入った方がよくわかる。

こんな人形のお出迎え。一応騎士団をモチ－フにしたもの。

錆びついた大きなイカリが保存されている。

海側にはアーチが並ぶ城壁が続いている。

海側から見ると高い頑丈な塀で囲われている。

聖エルモ砦 建造物

この小さなゲートの上部には「オシリスの目」という彫刻がある。
このゲートから入場。

鎧を身につけた兵士達のオブジェ。結構大きいです。

ゲートをくぐるとすぐ左手に小さな聖堂がある。

聖アン礼拝堂です。

誰もいないので入ってみることに。

質素だけど、彫刻が繊細で荘厳な雰囲気。

特徴的な天井。穴は換気用？

入口上部はバラ窓ではなく、ヨハネ騎士団の十字模様のステンドグラス。

国立戦争博物館の入口。
第二次世界大戦でのマルタの軍事資料などが展示されている。

国立戦争博物館 博物館・美術館・ギャラリー

何段かある屋上の一番低い屋上に上がった。

屋上にある大砲の数々。

これは大砲の玉！？

さっき見たのと同じ眺望なのに、高い場所から見下ろすと更に素晴らしい眺望となる。

紺碧の水平線とコバルトブルーの空、そしてマルタストーンのエルモ砦、
コントラストが美しい。

一番上のこの屋上に点在している建物が、
博物館となっている。

年表がズラー！

年代順に建物に番号が掲示されているので、その順に入っていく。

複雑な形状の要塞なんですねぇ！

エンブレムの彫刻。

武器など。

写真が多い。

次第に近代的になっていくわけですね。

映画や映像でよく見る形の大砲。

戦闘機。

日本兵とそう変わらないような？

バイク！？

夜間防空用サ－チライト

この屋上から宿舎のような建物も見える。

爆弾が貴重な文化遺産をぶち壊した…ということを表現？

ここが最後。映像が見れる。

この広場では、日曜日にマルタ騎士団による軍事演習パレードを再現したショーが行われているそうです。

戦争博物館の見学が終わるころ、私はとても疲れてしまった。
夫は元気。。。

コーヒータイムのあと、マルタ エクスピアレンスへ。
映像でマルタの歴史を詳しく学べる施設だ。

「マルタ エクスピアレンス」入口でチケットを購入。
ガイド付きツアーのチケットを取得すると、ガイド開始時刻まで入り口横のカフェテリアの隣の広場で待機します。ガイドなしでは訪問できません。
毎日10時から16時（入場の最後の1時間15時30分）に開き、料金はほぼ5ユーロ。

マルタ体験ショー(マルタ エクスペリエンス) アクティビティ・乗り物体験

最初にこのシアタ－でマルタ島の激動の歴史を説明した、45分程度の興味深いドキュメンタリー映画を見る。ヘッドフォンの説明は日本語もあった。
聖エルモ砦は歴史博物館も入ってるのですが、日本語がなくこちらで予習してから行くとよく理解できる。

映画のあと、ツアーガイドがマルタ騎士診療所を案内してくれる。
こちらは、エルサレムの聖ヨハネ騎士団の旧病院であり、現在は1574年に建てられたラバレッタで最も古い建物の1つである地中海カンファレンスセンターとして機能しています。

騎士団施療院 史跡・遺跡

過去の一時期、ヨーロッパで最大の病棟を有し、約900人の患者を収容できました。
兵士、紳士、船員、外国人、奴隷であれ、宗教が何であれ、すべての人が受け入れられました。しかし、女性は受け入れられず、特例として出産の場合のみ修道女による別の建物で診察を受け、出産することができたそうです。

巨大な病室が3層あり、ガイドの説明を聞きながら移動していく。

病室は長さ115メートル、幅11メートル、高さ11メートルで、300床のベッドが収まります。各患者用のベッドとトイレがあり、排水システムと、庭を見下ろす換気システム（現在は存在しません）があり、ベッドには天蓋と両側に色ごとに患者の病気を表わすカーテンがあり、結核患者は建物の外に隔離されていました。

病室は経済的なレベルで区別されており、下の階に行くほど貧しい人が収容されていた。
病人4人ごとにトイレがあり、病人2人ごとに1人の看護師がついたが、
富裕層用の上の階では、病人1人に2人の看護師が付いたという。

いろんな国籍の10数人単位の案内ツア－は、ガイドの説明が丁寧で、わかりやすい英語でゆっくり話してくれるので、よく理解できた。
特に質疑応答時間が十分あるのは、マルタ島のガイドツア－の特徴のようだ。参加者は熱心に質問していた。
後日、複数の施設のガイドツア－に参加するが、いずれのガイドも質疑応答に丁寧に対応してくれた。

劇場もある。

こんな地下道を歩き、出口へ。

2時頃、エルモ砦を出た。
車は置いたまま、少しヴァレッタを散策。

砦に近い路地を30分ほど歩き、車でヴァレッタにあるホテルにチェックイン。
荷物を置いたらすぐに、レンタカーを返却する為にマルタ空港に向かった、

15：30　マルタ空港の駐車場に戻ってきた。

ここで、約１週間苦楽を共にした？レンタカ－（トヨタ　ヤリス1000ｃｃ）を返却。
最初「なんやこれ、小さいな」と少々不安だったけど、道幅の狭い道が多かったので、小さくて正解だった。ホントに。
大変お世話になりました。

空港建物を抜けて、バス停に向かう。

空港外周の幹線道路のバス停に行くとちょうどバレッタ行きのバスが来たので飛び乗った。

シティゲート近くで下車。

バス停を降りたところにある公園「Il-Mall」。

バレッタの旧市街入り口付近を少し歩くことにしよう。

シティゲートのシンボル的な噴水、トリトン・ファウンテンの周りは広大な広場になっている。

シティゲ－トから旧市街方向に延びるメインストリート、聖リパブリック通り。

聖リパブリック通りをしばらく進み、右側を見ると、アッパー バラッカ ガーデンズ方面に至る階段がある。

Pjazza Teatru Rjal
そして、ドーンと柱が何本か建っている遺跡がある。
これは英国植民地時代の王立劇場跡で、第二次世界大戦中にドイツによって爆撃された為、柱だけが遺されている。
現在は円形競技場となっていて、主に真夏に様々な公演を行っているそうです。
遺跡に建てられた円形劇場は、周囲の古代都市の建物に対して独特の雰囲気を持っています。

リパブリック通りは、また明日歩くことにしよう。

このグリーンが目立つ店の手前を左折。
カフェを探しながら歩いたが、クローズしている店が多く・・・

Cafè Minas　
オ―ドナンス・ストリ－トの先にやっと開いているカフェを見つけた。
少し疲れていたのか食欲がないので軽く食事をすることに…

この時4：20頃、夕方になってきたので風が冷たくなり、急に気温が下がってきたが
窓は豪快にオープン！
店の外で飲食している人たちも結構いて、私としては信じられない！
なんでみんなそんなに平気なの？
私はウルトラライトダウン着てても寒いんですけど・・・

熱いカフェオレがありがたい！

夜はバーになるようですね。

この入口ドアは寒いからと閉めてもらった。

ミートパイ。　こんなにでっかいとは思わなかった。
トルコ風のようなっスパイシーな味でおいしいけど、食べきれなかった。

満腹になり、店を出た。

ライトアップされたトリトン・ファウンテン。

5、6分歩くと、今日と明日お世話になるグランドホテル・エクセシオ－ルに到着。

今回の旅行では一番レベルの高いホテル。

入口近くでキジネコ君がお出迎え。

耳がカットされているので、地域ネコですね。

よく見ると植え込みにも！じっとしてこちらを窺っている。

植え込みから玄関を見たところ。

玄関を出て、車寄せの方向を見たところ。

さらにその向こうに、長いアプロ－チの階段がつづく、広い庭園。

正面玄関のロビー。　今までとは雲泥の差の豪華さ！

劇場のピロティのよう。

家具類も重厚で、落ち着いた雰囲気。

部屋もシックな雰囲気。

入り口横のカウタ－、下が冷蔵庫になってます。

洗面所もゆったり。

このバスタブでゆったりとあったまることができた。

今日は主に聖エルモ砦をじっくりと見学したけれど
なぜかひどく疲れました。。。

明日は一日中ヴァレッタ市内をのんびりと歩き回ります。
疲れをとらなくては！　と、ゆったりとしたベッドで早めに就寝。。。