大晦日からマルタ島とキプロス島を巡るドライブ旅（猫とのふれあいも楽し♪）【4】ゴゾ島　ソルトバン→タ・ピーヌ教会→ヴィクトリア市内

2020/01/04 - 2020/01/04

昨年正月のマヨルカ島で「島のドライブって、なんか楽しい」と味を占めた私達。。。
この正月もかなり休めそう(というか、無理やりそのように調整？）という事で、
さて、どの島にしよう？冬はやっぱ地中海やね！
などと、あれこれ検討した結果、
温暖なマヨルカ島とよく似た気候らしいマルタ島に大決定！！

で、エミレーツ航空だとドバイとキプロスで乗り継ぎがあるので、キプロス島も廻ろう！(マルタ島は小さいから２週間は長いし、キプロスも興味あるし)ってことにスンナリ決定！

結局、大晦日の深夜から15日間(マルタ８泊の後キプロス４泊)の旅となった。
私達にとっては、今までで最長の旅になったわけで
色々不安材料を抱えながらではあったけど、
色々なことがあったけど、
何とか無事に終えることができました。

そして、今思い返すと、現実を忘れさせてくれた夢のような２週間であった。

　　　　　＝＝　全日程　＝＝

2019年
★【１２／３１（火）】
23：40　関空発　 エミレ－ツ航空
↓　

2020年
★【１／１（水）】
05：45　ドバイ空港着
07：45　ドバイ空港発
↓　
10：20　キプロス　ラルナカ空港着
11：35　キプロス　ラルナカ空港発
↓
13：00　マルタ空港着
　　　　空港レンタカーでマルサシュロックへ
　　【1】　https://4travel.jp/travelogue/11595815　


≪マルサシュロック観光≫

【１／２（木）】
≪マルタ島南東の海沿いから中部へ≫
マルサシュロック→青の洞門を望む展望台→青の洞門ボートツアー→ハジャーイム神殿→ムナイドラ神殿→イムディーナ→ラバト
　　【2】　https://4travel.jp/travelogue/11602558　

【１／３（金）】
≪マルタ島中部から南西に向かいゴゾ島へ≫
ラバト→モスタドーム→ポパイ村→チュルケウア港からフェリー→ゴゾ島イムジャール港→ゴゾ島散策
　　【3】　https://4travel.jp/travelogue/11609635

【１／４（土）】
≪ゴゾ島観光≫
ソルトパン→タ・ピーヌ教会→ヴィクトリア市内街歩き
　　【4】　https://4travel.jp/travelogue/11614891　←今ここ

【１／５（日）】
≪ゴゾ島からマルタ島北東部へ≫
イムジャール港からフェリー→マルタ島チュルケウア港→ブジッバ→スリーマ→セントジュリアン
　　【5】　https://4travel.jp/travelogue/11615504　

【１／６（月）】
≪マルタ島北東部めぐり≫
セントジュリアン→カルカ－ラ→スリーシティーズ（ヴィットリオーザ→セングリア）
　　【6】　https://4travel.jp/travelogue/11616018

【１／７（火）】
≪首都ヴァレッタ≫
セントジュリアン→聖エルモ砦→マルタ　エクスペリエンス→騎士団施療院→マルタ空港でレンタカー返却→バスでヴァレッタへ
　　【7】　https://4travel.jp/travelogue/11618981

【１／８（水）】
≪ヴァレッタ市内街歩き≫
聖ヨハネ大聖堂→騎士団長の宮殿→カーサ・ロッカ・ピッコラ→ローアー・バラッカ・ガーデン
　　【8】　https://4travel.jp/travelogue/11620795

【１／９（木）】
≪ヴァレッタ街歩きの後、キプロス島へ≫
マノエル劇場→聖ヴィクトリア教会→アッパー・バラッカ・ガーデン→マルタ空港

14：55　マルタ空港発　エミレーツ航空
↓
18：15　キプロス　ラルナカ空港着
　　　　空港レンタカ－でキプロス島中部の首都ニコシア（レフコシア）へ
　　【9】　https://4travel.jp/travelogue/11651838

【１／１０（金）】
≪ニコシア旧市街　街歩きの後、パフォスへ≫
クロスポイント→シャコラスタワー→聖ヨハネ教会→パフォス城→パフォス遺跡
　　【10】　https://4travel.jp/travelogue/11652516

【１／１１（土）】
≪パフォスからリマソール（レメソス）へ≫
パフォス→ペトラ・トゥ・ロミウ海岸→アフロディーテ神殿→クリオン古代遺跡→リマソール城
　　【11】　https://4travel.jp/travelogue/11725044

【１／１２（日）】
≪レフカラ村散策の後、南東部へ≫
リマソール→レフカラ村→ケープ・グレコ国立公園→ラルナカ空港でレンタカー返却→バスでラルナカへ
　　【12】　https://4travel.jp/travelogue/11725263

【１／１３（月）】
≪ラルナカ市内街歩き、そして帰国の途へ≫
アシノン大通り→聖ラザロ教会→ラルナカ要塞→ラルナカ湾→タクシーでラルナカ空港へ

19：30　ラルナカ空港発　エミレ－ツ航空
↓
　　【13】　https://4travel.jp/travelogue/11725280

【１／１４（金）】
01：10　ドバイ空港着
03：05　ドバイ空港発
↓
17：05　関空着

2023.09.02　EDIT

エリア ゴゾ島(マルタ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【1/4】ゴゾ島2日目　　晴れ　風強い
８時半頃、一階で朝食。
一般家庭のリビングダイニングのテーブルでの食事という感じ。
やはりコールドヴュッフェだけど、2人2泊で12000円なのでこんなものかと。
オレンジジュースと熱いコーヒーがやっぱり美味しい。

食事中、女性のオーナーさんが「快適に過ごせましたか？(^0^)」と聞いてくるので、「寒かった」と正直に伝えた。今晩も泊まるので何とかしてほしかったので…
ちょっとびっくりしたような表情をされたけど、毛布を追加してくれると言ってくれて少し安心。

いや、本当にめちゃくちゃ寒かったのだ。
なんか寒いなぁと思い、ベッドに入る前にエアコンを最強にしたが
次第に寒さが増してきて眠れるわけもなく、何枚も色々着込み、しまいにはウルトラライトダウンを着てマフラーを巻くほど。
こんなこと初めて！
うーん…石造りの建物は底冷えするのかなぁ・・・

9：45　出発。
しばらく走っていると、遠くの小高い山の上に十字架があるような？

停まってアップで撮影。キリスト像だった。
有名なリオデジャネイロのキリスト像みたいだ。（見たことないけど）

先ず、海沿いのソルトバンへ。
ローマ時代に海岸の岩を削って造られた塩田で
今も天然塩が作られているというから驚きだ。

ゴゾ島の天然塩は粗削りで大粒なのが特徴だとか。
冬場は雨が多いので、塩づくりはやっていない。

ソルトパン 自然･景勝地

小高いところから全景を撮った。
こんな塩田が海沿いに3キロも続いている。

強風が吹いてて、長くは滞在できなかった。

また、こんな崖！

次は、タ・ピーヌ教会に向かいます。

高い塔のようなものが見えてきた。

これが、タ・ピーヌ教会かな。

草原の中に、デーン！と建っている。

10：30頃　到着。
タ・ピーヌ教会の前の道路を隔てた向かい側に、このような整備された広い駐車場がある。
ツアーバスも多いんでしょうね。

教会の歴史は15,6世紀にさかのぼる。現在の建物は、マルタ出身の建築家アンドレア・ヴァッサッロ設計により1932年竣工した、ネオロマネスクスタイル。
駐車場から全景を撮影。

タ ピーヌ聖堂 寺院・教会

真正面。

道路を渡って敷地内に入り、右側を見た所。
モザイク画の壁がある。

左側。こちらにもモザイク画。

元々1545年頃に建てられた小さな教会だったが、
1883年に近くに住む農婦(カルムニグリマ)が聖母マリアの声を聞いて奇跡が起きた、という話が広まり、それ以来、各地から多くの人々が訪れるようになったという。
どんな奇跡なのか？　は不明…(^^;

現在の教会は、1932年に建てられたもの。
1990年に、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が訪れミサを行ったという、ヨーロッパでは有名な教会だ。

奇跡の声を聞いたという農婦(カルムニグリマ)の像。
ご利益として病気を治すことがあるそうだ。

遠くから見えていた塔は、立派な鐘楼だった。棟の高さじゃ61ｍあるそうだ。

今でも救済を求める多くの参拝者が訪れているそうです。

マルタストーンの建物は紺碧の空に映えるなぁ！

ガーゴイルは少ない。

祈りを捧げる若い母親と娘の像。

教会前の広場からの眺望。

海岸ほど風は強くないけど、やはり今日は雲の流れが速い。

入口にこんな張り紙がある。

入場。
淡いクリーム色が基調になっているので、明るく優しい雰囲気だ。
やはり冬だからか、人はとっても少ない。

主祭壇。

主祭壇の上部。

天井。

側廊の上部。

特徴的なデザインのステンドグラス。

後方のパイプオルガン。

説教壇。

説教壇の土台にも美しい大理石がふんだんに使われている。

後方のばら窓。

側廊にもばら窓が並んでいる。

懺悔室？

キリスト生誕のレリーフ。

美しい。

よくある「生贄の羊」かな。

これもモザイクのようです。

これは織物というか、タペストリー。
立てかけてあるだけなので、クリスマス時期にだけ飾られるのかも。

主祭壇脇にあるドアを入ってみたら
たくさんの手紙や写真が掲示されている。

難病や大ケガなどの回復を願う為にこの教会に訪れた人たちが
お礼の手紙を送ってきているということで、
どんどん増えているのだそうです。

使用していた器具が不要になり、感謝の気持ちを込めて送ってくる人も多いようです。

タ・ピーヌ教会の模型。

広場の両側にあるモザイク画の壁は見事な芸術作品！

じっくりと観察してみた。

キリストを中心とした様々な情景が描かれている。

まだ新しいのかな？　全くくすんでもいないし傷んでもいなかった。

ゆっくり45分ほど滞在して、出発。
次の目的地は、サン・ローレンツ。

すぐに見えてきた。

11：20　駐車場に車を停めて、海岸へ。
ここはガイドブックにもほとんど載っていない。

この岬の先端部分が崩れているというのが、見所らしい。

崩れ落ちた岩が落ちたままになっている。

ここも崩れて断崖絶壁になっているのかも。

海岸はやはり強風！　が、群青色の海と白い波が美しい。

砂浜ではなく、ごつごつした海岸なので潮だまりがたくさんある。
15分ほど景色を堪能して、出発。

ゴゾ島で一番大きな町、ヴィクトリアに向かう途中
また素敵な教会が現れた。

降りて撮影。

ホントに車が少ないので、スイスイと走れる。

これはなに？

水道橋跡ですね。

12時頃にヴィクトリア市内に入った。
駐車場を探すのにちょっと時間がかかったが
市内中心から少し外れた駐車場に、無事、駐車できた。

街歩きしながら、チタデルに向かう。

この坂道を上るとチタデルに行けるようだ。

案内板。
チタデル（チッタデッラ・カステッロとも言われる）は、城塞のこと。

坂道の下にはこんなオープンカフェがある。

坂道を上って行って振り返ったところ。

チタデルが見えてきた。
小高い丘に築かれた城塞なんですね。
現在のチタデル内の街並みは、1693年の地震で崩壊後に再建されたもの。

チタデル 史跡・遺跡

敵の攻撃を防ぐ為の堡塁。
ゴゾ島は何度も海賊に襲われて、多くの島民が奴隷として連れ去られたという
悲しい過去がある・・・

中心にある広場。

ゴゾ大聖堂。

ゴゾ大聖堂前から広場を臨む。

聖母マリアに捧げられた大聖堂なので、ファサードには白いマリア像が掲げられている。
1711年完成のバロック様式の建物。

入場。　荘厳な雰囲気。

主祭壇。

ここにもガラスのシャンデリア。

主祭壇の上には、ドーム天井…と思いきや？！
これはだまし絵。

イタリアの画家が、ドームに見えるように遠近法を駆使して描いたという、精巧なだまし絵！
じっくり眺めてみたが、どう見てもドームの内側に見える。
が、これは平面なのだ。
資金不足でドームが作れなかったので苦肉の策だったとか。
すごいこと考えるなぁ！

天井画も見事。

これはも本物のドーム天井。

クリスマス前後には、どの教会にもこのようなキリスト生誕を表現した馬小屋の模型がある。

教会の床のデザインにはこんなのが結構ありますね。

この下は墓。

教会を出て堡塁の上にあるテラスへ。

このようなテラスが広がっている。

素晴らしい眺望。

360度の眺望が広がっている。

大きな教会があちこちにある。

緑あざやかな郊外の風景。

段々畑ですね。

堡塁から見える大聖堂。

草っ原になってるところには、建物があったのかな。

夕暮れ時からはライトアップされて、幻想的な光景になるそうです。

崩れてるところ、気になる…

階段を下りてまた広場に戻る。

大聖堂前の広場に戻ってきた。

広場沿いにある、旧刑務所に入ってみることにした。

旧刑務所 博物館・美術館・ギャラリー

入って振り返ったところ。

狭い中庭。

牢獄の囚人人形。

絶対逃亡できないつくりでしょうね。

よくあるやつ。

旧刑務所を出てブラブラ。

迷路のよう。

博物館には家族連れが結構多い。
疲れたのでここはスルーして、ランチすることにした。

チタデルを出てしばらく歩くと、人で賑わう小さな広場があり、
このレストランに入った。このテントの中にはストーブがある。

まず、とろみのある熱いトマトスープ。おいしかった！

ローストビーフと野菜のサンドイッチ。

チーズ三種とサラダ、クスクス、バゲットのワンプレート。
匂いがきつくて固いチーズは食べにくかったが、その他はふつうに美味しくいただきました。

この後、いつものコーヒーでリラックス。

ランチ後、再び街歩き。

賑やかな通りの裏にはこんな街並みが多い。

石畳に水を流し、手際よく掃除されているおばさんがおられた。
日常的にこうやって掃除されてるから、きれいに保たれているんだな…と思いました。

住民が協力して美観を守っているんですね。

いろんなショーウィンドーを見るのも楽しい。

土産物屋の店先にこんなカラフルな袋物がたくさんある。

工事中の道路も多いが、こんなブロックの積み方が多く
歩きながら当たらないように注意が必要！

どの家にも出窓が必ずある。

出窓を見るだけでも楽しめる！

出窓の写真ばかり集めました。

どれも個性的な出窓ばかり！

メインストリートだけは車や人が多く、
とても賑やか。

大きなスーパーに入ってみた。

カットフルーツがたくさん。

苺もおいしそう！

日本では結構な値段のマンゴー。

日本のブルーベリーよりはお安いけど、ポーランドに比べたらお高いかな。

芋類は大きなネットで。

フルーツの種類も豊富。

紫や黄色のカリフラワーは日本ではあまり見られないですね。

ひょうたん？のような瓜かな。

小粒のりんご。

固くてもおいしそうなパン。

カラフルで甘そうなホールケーキ。

ドーナツやカップデザートもズラリ！

お惣菜のようです。

やっぱりチーズの種類はスゴイ！

ハムやサラミもカット売り。

卵は赤玉と白玉のミックス！

主人はナッツ類が好きなので、つい目がいくようで。

クスクスもお安い！

私はレーズンが好き。ほんと、お安い！

うーん、もうひとつのスーパーにも行きましたが、疲れとだるさがピークに…
昨夜、寒さでなかなか眠れなかったからかも…
4時頃にはヴィクトリアを出てホテルに戻った。

4：40　ホテル到着。
主人はまだ元気そうだったけど、元々私は寒さに弱いのです…
冬の旅行は常に寒さ対策万全なんですが、
今回ばかりは参った！

部屋には分厚く大きな毛布が置かれていたので、昨晩よりは寒さがしのげた。
でもやっぱり寒かった。

明日は、マルタ島へ戻ります。