2020/04/02 - 2020/04/04
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ST&G-旅に恋するウミガメさん
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美作・因幡・伯耆・出雲の旅④。今回紹介するのは出雲です。皆さんも学生時代に昔の月の名前を覚えたと思いますが、10月は神無月でしたよね。しかし八百万(やおよろず)の神々が集まるこの出雲では、神在月になります。出雲大社の主祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)。だいこく様と言った方が分かりやすいでしょうか。大人は日本最古の歴史書「古事記」でその名を目にしていると思いますし、子供たちなら絵本でこの神様のお話(因幡の白うさぎ)を聞いたことがあるでしょう。出雲大社で確認すべきポイントは色々有りましたが、実際には予定の3/5程度しかクリアできませんでした。旅は大好きですが、今は出掛けるよりも旅に出たい気持ちを育てる時期だと痛感しました。日本が元気になったら、旅に出たい気持ちを解放させましょう。それまでは4トラで旅を楽しんでください。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
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因幡(いなば)の白ウサギと言いたいところですが、今回は因幡ではなく出雲の国。
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私が向かおうとしているのは出雲大社です。
二の鳥居近くにある駐車場は、結構車が停まっているように見えますが実はガラガラ。 -
出雲大社を紹介する前に、神門通りのお店をご覧いただきましょう。
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出雲かみしお。
出雲かみしお お土産屋・直売所・特産品
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こちらで販売している塩は、稲佐の浜の海水を汲み上げて作られているのです。
この【稲佐の浜】というのがポイント!
私はここで塩を購入しますが、その理由は次の写真で説明しますよ。 -
事前に収集した情報によると、出雲大社へ行くのであれば最初に【稲佐の浜】へ砂を取りに行き、それを持って出雲大社へ。
御本殿裏手(一番奥)にある素鵞社(そがのやしろ)を参拝したら、今度は社の裏手に回り、稲佐の浜で取ってきた砂を砂箱に入れ、代わりにそこにある砂を持ち帰るのです。
今回私は稲佐の砂を取りに行くことも出来なければ感染も怖いので、砂の代わりにこちらの【神迎の塩】を購入したという訳なのです。 -
出雲大社の正門にあたる鋼管製の勢溜(せいだまり)の大鳥居(二の鳥居)。
ここからは神域となりますので、鳥居の中に入る前と出た後に一拝。
鳥居をくぐる時や参道は真ん中(神様の道)を歩かないようにしましょう。
但し、賽銭箱の前や、混雑して身動きが取れない場合などは真ん中でもOK。
神社参拝と言えば、毎年家族揃って地元の神社へ初詣に行くのですが、良く母から「神社へ行く時はある程度きちんとした格好で行きなさい。」と言われます。
実は、これも参拝のマナー。
ゴージャスな恰好をしろと言っているのではありませんが、ビーチサンダルにボロボロのTシャツ、或いは肌の露出が多い恰好というのは、日本だけでなく海外の寺院でも、神聖な場所に相応しくないという理由で入場を断られることがありますから、こちらも覚えておくと良いでしょう。 -
桜も満開。
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しかし人は疎ら。
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更に進んで、三の鳥居(中の鳥居)、四の鳥居(銅の鳥居)とくぐっていきます。
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週末や祝祭日だけでなく平日でも多くの人が訪れる出雲大社のはずが、今はご覧のような状態。
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拙者末社の参拝も、余裕のソーシャルディスタンス。
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写真はムスビの御神像。
出雲大社 寺・神社・教会
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そしてこの神様こそ、出雲大社の主祭神「大国主大神」(おおくにぬしのおおかみ)でございます。
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大国主大神の前に現れた幸魂(さきみたま)寄魂(くしみたま)。
日本最古の歴史書「古事記」のワンシーンですね。 -
穢れを祓う手水舎(てみずしゃ)。
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①柄杓を右手に持ち水をたっぶりと汲みます。
②最初は左手に水をかけ、今度は柄杓を左手に持ちかえて右手に水をかけましょう。
③再び柄杓を右手に持ち、左手で水を受けて口をすすぎます。
この時、直接柄杓から水を飲まないようにしてください。
④もう一度左手に水をかけたら、柄杓の柄を立てて残った水で柄の部分を洗い流します。
⑤最後は柄杓を伏せて元の場所に戻しましょう。
※私が訪れた時は、感染症対策で柄杓は置いてありませんでした。 -
神社へ行くと動物を見掛けると思いますが、出雲大社にもいろいろな動物がいますよ。
神使(神の使い)と呼ばれる動物ですが、大国主大神の神使は海蛇。
賽銭箱があるこちらは、神馬神牛像。
神馬を撫でれば子宝と安産に恵まれ、神牛を撫でれば学力がアップすると言われています。
私もボケ防止のために神牛の頭をナデナデしたかったのですが、感染リスク回避。出雲大社 寺・神社・教会
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拝殿。
一般的な神社の参拝は【二拝二拍手一拝】ですが、出雲大社は【二拝四拍手一拝】となります。
気持ちは天に向かい二拍手、地に向かい二拍手。
しかし手を上げ下げしている人はいないので、同じ位置で四回柏手を打ちました。
柏手を打つ時は、右手を左手よりも少し手前(自分の胸の方)にずらし、パン・パン・パン・パンと4回。
左手は神様、右手は人間を表し、神様に敬意を表すために左手を前するのです。
遠慮深い小さな音の柏手は×。
この柏手にもちゃんと意味がありますので、恥ずかしがらずに四拍手してください。
また日本の神社だけでなく海外の寺院でもよく言われるのが、参拝の時に自分の住所や名前を名乗ること。
これを忘れてしまう私です。
願い事をするのであれば、神様に感謝することも忘れてはいけませんね。
という事で、慣れない四拍手にちょっとドキドキ。
ちなみに鈴がある一般的な神社なら、お賽銭→鈴→二拝二拍手一拝となります。 -
参拝した後で、もう一度大注連縄を確認してみましょう。
大きさだけでなく、向きもチェックポイントの一つ。
この写真では良く分からないかもしれませんが、私たちが飾る注連縄とは向きが反対になっています。
一般的には綯い(ない)の太い方が右で、細い方が左になるように飾りますが、出雲大社の大注連縄は太い方が左で細い方が右。
注連縄をじっくり見たことがない人は、初詣の時に確認してくださいね。 -
更に奥へと進み、今度は御本殿へ向かいます。
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八足門(やつあしもん)から御本殿を覗いてみました。
一般の人はこれ以上先に進むことはできませんので、この場所で参拝。
ところが…。
入手した情報によりますと、主祭神の大国主大神が向いているのは実は左(←)の方角。
つまり私がいるこの位置だと、大国主大神の横から参拝していることになるのです。出雲大社 寺・神社・教会
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瑞垣(みずがき)沿いに左へ進み、大国主大神の正面へ回りましょう。
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小さな参拝所。
まずはこちらで参拝してから、もう一度八足門に戻りますよ。 -
凄い数のおみくじだこと。
その横では、絵馬の整理が行われていました。 -
八足門の方でも参拝しましたので、今度は建物をチェック。
そうは言っても私は建築家ではないので、細かい部分まで確認するつもりはないのですが、見たかったのは屋根部分。
神社で一番位が高いのは檜皮葺(ひわだぶき)。
二番目は銅板。
三番目が瓦という順番になりますので、ご自分が参拝する神社の位を知りたければ、このような所もチェックしてみると面白いですよ。
出雲大社は勿論檜皮葺。
今まで何気なく観光スポットを訪れていましたが、世界遺産或いは重要伝統的建造物群保存地区などを訪れる時は、事前に歴史や建築についてザッと調べておくと良いですね。
旅の面白さがぐんとアップします。 -
御本殿前(八足門の所)にある赤い丸印は、発掘された時の柱の跡。
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以前の社は高さ48mの場所にあったようですが、今はその半分の24m。
本当に24mもあるのかなという感じがしますが、静岡県森町にある小國神社(遠江の国の一宮)は出雲大社の図面を1/2に縮小したもので、こちらは12m。 -
御本殿の周りをサッと歩き、摂社末社を見学します。
写真はありませんが、御本殿の裏手にある素鵞社は出雲大社の人気スポット。
参拝者は岩場の方に回り、岩に手をあてていますよ。
出雲大社最強のパワースポット。
また、引佐の浜で取ってきた砂も素鵞社の箱に入れてください。 -
別の所にあった絵馬。
願い事は叶ったのでしょうか? -
新年度の始まりだというのに、今年は凄く不安なスタートです。
プライベート旅行なら私もキャンセルして家に籠りましたが、流石に後がない。
色々な意味でギリギリでした。
しかし、これ程不安な旅というのは初めて。
外出自粛或いは自主的に外出を控えている人もいますが、プライベート旅行で来ている人もゼロではありませんので、御本殿の周りをサッと確認したら人を避けながら元の道に戻ります。 -
さて大国主大神と言えばだいこく様。
だいこく様と言えば、因幡の白ウサギ。
そのシーンがこちらです。 -
先ほど神使の話をしましたが、数で勝っていたのはウサギ。
大国主大神が白ウサギを助けたということで、たくさん置かれているのでしょう。 -
今年は人間の代わりに、白ウサギがお花見を楽しんでいるようでした。
見る人がいない満開の桜というのも、何となく虚しいものがありますね。 -
アマチュアカメラマンもゼロ。
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神門通りに戻ってきました。
いつもなら「一寸ひと休み!」と言うところですが、今は人が近づいてくるのも怖ければ、商品を手にするのも不安になります。日本ぜんざい学会 壱号店 グルメ・レストラン
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そう言いながらも、ドライブのお供(お煎餅)を購入した私。
他県で作られた物だと分かっていても、空腹には勝てず…でした。寺子屋本舗 出雲大社店 グルメ・レストラン
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旅を100%楽しみたいのであれば、来訪のタイミングは大事ですね。
今はじっと我慢の時だと痛感した出雲の旅でした。 -
日本が元気になったら、もう一度チャレンジします。
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