八雲立たつ　出雲の国へ（３８１系から２７３系へ）　その１

2024/04/07 - 2024/04/07

ひとつの名車が去ろうとしている。

国鉄時代の１９７３年にデビューした３８１系特急電車。
その特徴は、日本初の振り子式電車でカーブで車体が傾き、あまり減速せずに走行できる。
曲線の多い中央本線や紀勢本線に導入された。
１９７２年、伯備線に初めて『やくも』が登場した。
その後、３８１系が投入されたのは１９８２年のこと。
しかし長年愛され続けた車両も、２０２４年の夏には運行が終了する。
３８１系電車の引退が決まってから、ＪＲ西日本はリバイバル企画として「国鉄色やくも」や「スーパーやくも」、「緑やくも」、「ゆったりやくも」と計４色の塗装を行ない運行をした。

特急『やくも』は、４月６日から新型の２７３系に順次引き継がれる。
その最初で最後に勢ぞろいする５色の雄姿を見に行った。

エリア 出雲市(島根)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 交通手段: JR特急
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 日本旅行

４月７日

今日は、新型車両の２２７系『Urara（うらら）』で出発します。

『Urara』の車内

反対側ホームには、特急【やくも】が入線して来ました。

３８１系の緑色の塗装です。

今回は、特急【やくも】全５色の見学ツアーです。

応募は１,０００人以上、抽選で２００人が参加したとのこと。

掲示板にも３８１系【やくも】の表示

岡山駅です。

１番ホームは『やくも』で溢れている。

「リバイバル緑やくも」

「リバイバルスーパーやくも」

紫色で、けっこう好きでした。

４月６日から運行の２７３系

隣のホームには、出雲市始発の【やくも２号】が到着しました。

我々の乗る国鉄色の３８１系が入線

国鉄色のボディに「ＪＮＲ」の表示が似合います。

定刻の８時５１分に出発！

「やくもオール★スターズ」のトートバッグを頂きました。

山陽本線を西走

最初の停車駅、

備中高梁に到着

上りの列車が入ってきました。

定刻の出発です。

最後尾の６号車

色々なグッズがありました。

国鉄時代からの懐かしいものも混ざっています。

ファンにとっては、見ているだけでも楽しい。

電車は高梁川に沿って

北上します。

木野山駅の桜並木

井倉峡が見えたら

井倉駅を過ぎ

こんもりとした城山を右手に

新見駅を通過

トンネルを抜けると布原に

かつては、Ｄ５１機関車の三重連が走っていました。

芸備線と分岐する備中神代駅

険しい中国山地に入ります。

足立駅を過ぎる。

分水嶺を越え鳥取県の上石見駅に。

川の流れが北向きに変わっています。

生山駅のカーブを過ぎる。

いよいよ山陰へ

お昼の「特製弁当」です。

沿線の食材を使っているそうです。

鳥取、島根の美味がギッシリ！

春色に染まりつつある車窓を楽しみます。

伯耆溝口駅

遠くには大山も見える。

山陰本線に合流すれば、米子はもうすぐ

松江駅に到着。

この駅で数分間の停車

横顔もステキです。

実は、松江で

後から岡山駅を出発した

新型【やくも】が追い抜きます。

先発の２７３系【やくも７号】を見送ります。

我々も乗り込みます。

宍道湖が見えてきました。

来待駅を通過

いよいよ終着駅の出雲市まで、あと少し・・・

ところが、近くの踏切に人（撮り鉄）が数人侵入したとのこと。

安全を確認して、２０分遅れで到着。

最後は、ヤボな行為によって残念な思いをしましたが

無事に３８１系の運行を終え、車掌さんもホッと一息

大勢のファンが別れを惜しみます。

駅を出て

ホテルにチェックイン

コンパクトに

纏まっています。

今日の晩御飯を

頂きます!(^^)!

のどぐろ丼

のどぐろのアラ煮

ホテルに戻りました。

明日に備えて、夜鳴きソバで小腹を満たしましょう。






　　　　　―――　つづく　―――