泰緬鉄道の建設を巡り、意図的に一面的な誇張がされていて、気になった旅行でした。

2018/12/01 - 2018/12/15

泰緬鉄道の建設の地を廻ってきましたが、意図的に一面的な誇張がされていて、気になった旅行でした。

写真の慰霊碑は、泰緬鉄道の建設にあたった鉄道隊が建立した慰霊碑です。

カンチャナブリには、博物館、記念館、慰霊碑等がたくさんあります。
それらのほとんどが、クワイ川の鉄橋付近に、あります。

それらを見て廻ったのですが、旧日本軍を悪者として扱ったものばかりかもしれません。

事実は、事実として受け止めることは、当然です。

現在のカンチャナブリは、クワイ川の鉄橋を中心として、戦場に架ける橋として映画になったことから、多くの観光客が、世界各地からやってきます。

観光客に対して、旧日本軍の悪業を、ことさら強調している面があります。
つまり、泰緬鉄道建設の非道性を、とある意図をもって誇張している面が感じられるのです。

なにも旧日本軍が酷いことをやっていないと反論するわけではありませんが、事実を、ことさら、意図的に、誇張していることに引っ掛かりを感じているのです。

再度、カンチャナブリを訪れ、犠牲となったすべての方々に、喧噪の中ですが、安らかにお眠り下さいと、祈りを捧げたいと考えています。

エリア カンチャナブリ(タイ)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 自転車
• 旅行の手配内容: 個別手配

カンチャナブリのホテルで、自転車を借りて、旧日本軍の慰霊碑、機関車を始めとして、関係するクワイ川鉄橋、戦争博物館・記念館、連合軍将兵墓地を見て廻りました。

展示されている内容については、それぞれの記念碑や建物等を設置者の考え方が、如実に顕れていて、考えさせられました。

カンチャナブリの戦争記念マラソンの案内標示です。

Kanchanaburi　War　Cemetery　とあり、
クワイ川鉄橋のすぐ横で実施されるとのことです。

クワイ川鉄橋の図が描かれています。

カンチャナブリ市内の至る所にこの標識が掲げられています。

併せて、カンチャナブリ平和コンサートが実施されていました。

平和「ＰＥＡＣＥ」との文字の横に、昔の「ベ平連」の活動に必ず出て来るマークが掲げられています。

日本では、既に活動が見られなくなった「べ平連」に関連するマークを目の当たりにするとは、思いませんでした。

なにか意図を感じます。

クワイ川鉄橋の傍に、反日的な舞台を設定し、その舞台を観客が見るため、白布で覆われた観覧席が準備されています。

かなりの観客が集まるのでしょうか。
かなり多くの観客席が、設置されています。

旭日旗や牢獄を強調している舞台を見せるための観覧者の席です。

これらの見世物を、内外の観光客や招待客に見せ、とある主張をアッピールするのです。

実際の戦争の犠牲者は、どのように感じるでしょうか？

多くの観客のための席が、白布できれいに覆われて、準備されています。

この経費は、どこから出ているのでしょう。

タイ全体としては、親日的なのですが、それに対して、毎年、反日的なイベントが計画され、実施されています。

映画の「戦場に架ける橋」で有名になったクワイ川の鉄橋の傍で、旧日本軍の蛮行を強調する催しが、毎年、実施されているそうです。

観光地化された鉄橋の傍で、観光に訪れる観光客に、反日の宣伝をするための場に化しています。

旭日旗が、強調されています。
主催者は、中国系タイ人のようです。

観光列車の観光客に見えるように、戦争当時の厳しい境遇を強調しているのです。

旭日旗を表に出しています。

その光景を、鉄橋の上に停車している観光列車の乗客が見ています。

旧日本軍の監視塔に模した櫓に、旭日旗を付けています。

とある局面のみを、意図的に強調している感じがします。

観光列車が映っています。

欧米人も多い観光客に、旧日本軍の一面を強調しています。

捕虜を幽閉したイメージを表に出して、残虐性を強調しています。

悪意のある意図と感じられます。

欧米人やタイ人、各国からの観光客に、とある面のみを強調して、伝えようとしています。

観光面の売り物にしています。

クワイ川の鉄橋の傍に、船が係留されていました。

日本の国旗が掲げられ、船には旭日旗が描かれています。

日本の国旗が掲げられ、船には旭日旗が描かれています。

何を意味しているのでしょうか。

意図する狙いは、容易に理解できます。

陸の上では、日本国旗が揚げられています。

何を意味しているのでしょうか。

毎年、歌を歌って、平和を訴えているそうです。

黒色のボードに何が書かれているか解りませんが。

広場になっている場所で、何かをするのでしょう。判りません。

クワイ川の鉄橋は、観光地になっています。

世界全国から、多くの観光客が、訪れます。

日本国旗が掲げられています。

悪用されないことを祈っていますが。

いろいろな地から、クワイ川の鉄橋にやって来ます。

全くの観光地に化しています。

爆弾です。

多分、英国か米国が、クワイ川の鉄橋破壊のため投下したものと推測しています。

でも、観光客は、日本軍により投下された爆弾と勘違いするのでしょう。

勘違いするように仕組んでいる感じがします。

クワイ川の鉄橋は、現役の鉄道路線のため、現在も使われています。

列車が走りますが、観光列車が中心の運行になっています。

クワイ川の鉄橋に、列車が近づいてきました。

列車を見ようとして、観光客が集まってきます。

列車が、鉄橋に近づいてきました。

レールの両側に観光客が集まって来ています。

列車が駅に、止まると、止まった列車に観光客が集まります。

列車の周りに、多くの観光客が集まっています。

列車の周りに集まった観光客です。

写真撮影の終わった観光客、十分に見終わった観光客は、次の場所に移動していきます。

旧日本軍が輸送に使っていたとされる機関車です。
真偽のほどは、判りませんが、観光の目玉になっています。

クワイ川の鉄橋の東側にあります。

旧日本軍が輸送に使っていたとされる機関車の前には、記念碑が置かれています。

日本の関係者が建立したようです。

泰緬鉄道建設に携った人達が、保存会として記念碑を建立したようです。

クワイ川鉄橋の東側に置かれています。

クワイ川の鉄橋の傍には、観光客のための水上レストランが多く営業しています。

写真に、鉄橋が映っています。

クワイ川の鉄橋に来た観光客は、水上のレストランで食事を摂ります。

団体客用のための席なのか、昼食のための席が準備されています。

団体客が到着したならば、たちまち満席になるのでしょう。

クワイ川鉄橋の建設に従事させられた約７００名の米国将兵の労苦を記録する記念碑です。

米国の団体が建てた記念碑です。

クワイ川の鉄橋の傍の米国将兵の労苦を記録する記念碑記念碑の台座の銘板です。

米国将兵を慰霊する記念碑の銘板です。

泰緬鉄道の経路上の地形を表示している記念碑です。

険しい地形を縫って建設された泰緬鉄道の状況を顕しています。

観光地化され、毎年、反日的なイベントが実施されていますが、その間は、記念碑も、観客席の土台の下に、隠れてしまいます。

記念碑は、見えなくなっています。

クワイ川の鉄橋の傍にある戦争博物館の案内板です。

タイ語、英語そして日本語の表示が見られます。

タイ政府観光庁の公式資料でのJEATH戦争博物館は、クワイ川鉄橋よりも、約５ｋｍほど下流にありました。

戦争博物館の入口の様子です。

捕虜として泰緬鉄道の建設に従事した将兵の国の国旗が掲げられています。

日本軍の機関車も置かれています。

タイ政府観光庁の公式資料では、JEATH戦争博物館は、クワイ川鉄橋よりも、約１０ｋｍほど下流にあることになっています。

戦争博物館とありますが、この施設は、中国系タイ人が設立した施設のようです。

中国語と日本語で説明が書かれていますが、表現がおかしいです。

日の丸も、おかしな形をしています。

展示されているもので、意味が解らないものがあります。

古いものであることは、解ります。

戦争博物館の配置図のようです。

内容は、良く解りません。

戦争博物館の展示資料の中には、ナチスドイツのヒットラーの似顔絵像が展示されていました。
世界的に知られているイメージと旧日本軍の泰緬鉄道建設とダブらせて印象付けようとしている感じがします。

なんとなく中国系タイ人の意図が透かして見えるような感じがします。

戦争博物館の展示資料のナチスドイツのヒットラーの似顔絵像の展示の横に、東条英機の似顔絵像が、ありました。

旧日本軍の泰緬鉄道建設との関連を強調している感じがします。

当時のタイは、枢軸国の一員だったことや泰緬鉄道の建設に協力していたことには、言及していません。

なんとなく中国系タイ人の意図が透かして見えるような感じがします。

戦争博物館の展示資料のナチスドイツのヒットラーと日本の東条英機の似顔絵像の展示の横に、写真の似顔絵像が、ありました。

タイ王室と長年の深い親密な関係を保ってきた日本の皇室に対する、この博物館の狙うところの「ある意図」が感じられます。

この施設を設立した目的に関連して、なんとなく中国系タイ人の意図が透かして見えるような感じがします。

宝石博物館と戦争博物館とが一緒になっている建物もあります。

どういう意図で、その組み合わせになっているのかが、不可解です。

宝石博物館と戦争博物館とが一緒になっている建物の入口です。

建物の中も雑然としていて、良く解りません。

泰緬鉄道の建設に関連した資料や写真が展示されていました。

JEATHとは、J ＝Japan、E ＝England、A ＝Australia、T＝Thailand、H＝Hollandの頭文字を並べたものだそうです。

この博物館は、中国系タイ人が設置したとのことを聞いたことがあります。

タイ政府観光庁の公式資料では、JEATH戦争博物館は、クワイ川鉄橋よりも、約５ｋｍほど下流にありました。

Originalという文字が書かれている意味がなんとなく解ったような感じがします。
つまりタイ観光庁の公認のJEATH戦争博物館は、下流にあるものだが、資料は、こちらが、Originalだと主張しているのでしょう。

泰緬鉄道の建設に関連した資料や写真が展示されています。

さぞ、悲惨な状況だったのでしょう。

タイ政府観光庁の公式資料では、JEATH戦争博物館は、クワイ川鉄橋よりも、約５ｋｍほど下流にありました。

観光客の少ない、静かな環境に囲まれた博物館でした。

JEATH戦争博物館の入口の様子です。

川沿いに設置されています。

タイ政府観光庁の公式資料で、JEATH戦争博物館見ると、この写真が第一番目に出てきます。

泰緬鉄道の建設に関連した資料や展示物を見ることができます。

入口の門には、JEATH戦争博物館との表示があります。

１９７７年の創設のようです。

JEATH戦争博物館の入口の門の左側には、写真のようなJEATH戦争博物館の看板があります。

タイ政府観光庁の公式資料で紹介されているJEATH戦争博物館の写真と同じです。

連合国の将兵の眠る墓地です。

KANCHANABURI　ＷＡＲ　CEMETERYとの表示が見られます。

カンチャナブリ市内の幹線道路に面している連合国将兵の墓地です。

墓地内には、整然と並んでいる墓石が、目につきます。

本当にきれいです。

いまでも、慰霊のための花が捧げられています。

クイーンズランドからの慰霊の花でしょう。

政治的な感じは、ありません。

反面、クワイ川の鉄橋の戦争博物館には、連合国将兵の墓地の様子を図化し、いろいろな資料を付け、かつ、女性が泣いている絵を添えています。

連合将兵の墓地に、とある意図を加えて、狙いを強調しています。

観光客に、自らの主張をアピールする姿勢が、見えます。

連合国将兵の墓地の北側に、死の鉄道博物館があります。

館内の展示によると、英国人の設立によるものとされています。

旧日本軍による建設状況について、各種の展示物で、紹介しています。

旧日本軍の戦争犯罪を糾弾するために設立された記念館かと思われます。

写真は、英国人のラッセル卿による説明資料です。

泰緬鉄道に関するＤＶＤが販売されています。

泰緬鉄道敷設の際、最も難所であった建設工事の現場Hellfire「地獄の切り通し」が表示されています。

この施設を建設した英国人のラッセル卿は、勲章を授与されています。

授与された勲章の写真が紹介されています。

クアイ川鉄橋の南側にある慰霊碑です。

泰緬鉄道建設にあたった犠牲者の御霊を慰霊するため建立された慰霊碑です。

比較的、広い敷地を有しています。
訪れる人もあまり多く無くも、日々、きれいに清掃され、維持管理されてます。

現地在住のタイ人の方が、維持管理にあたって頂いているようです。

クワイ川の鉄橋の南側のに、旧日本軍鉄道隊の有志が建立した慰霊碑があります。

旧日本軍のみのための慰霊碑ではなく、泰緬鉄道の建設に関係したすべての国の人々の魂を慰霊するための慰霊碑です。

現在も、訪れる人達の浄財をもって、細々と維持運営されています。

緑の樹々の落ち葉の清掃、お花を供えることだけでも、大変です。
日頃からお世話になっていることに対して、感謝致しております。

旧日本軍の鉄道隊の建立した慰霊碑の裏面です。

南方各国労務者及び俘虜のための慰霊碑とあります。

昭和１９年の建立のようです。終戦の１年半前です。

旧日本軍を糾弾する博物館や記念館ばかりが林立する中で、関係する各国の御霊を慰霊する日本の慰霊碑が、存在しています。

クワイ川の鉄橋から離れているせいか、訪れる人も少ないようです。

慰霊碑には、御霊のための白い布の台が設けられ、花が添えられています。

故郷に帰りたいとの想いを秘めつつ異国の地において眠る御霊に、ただただ祈るばかりです。