2019/10/21 - 2019/10/25
7位(同エリア1078件中)
TKさん
チリのサンチャゴからBA(英国航空)に乗り、ロンドン経由で、18時間かけて着いたところは、ポーランドの首都ワルシャワ(別称:ワルシャワショパン空港)。
もう既に、ほんのり夜の帳が下りていて、旧市街のアパートメントに着いたときには、星空が。。。
王宮の壁には、孤独なミュージシャンの影がロマンチックな曲を奏でていた。
中世の街並みそのままの薄暗い通りの石畳の両脇のショーウインドウには、ポーランドの特産品、琥珀が抑えた照明に輝いていた。
春の中南米のチリから、一気に、秋の東欧の古都ワルシャワへ季節をワープ。
さて、ここで耳寄りな情報。ワルシャワの旧市街の広場地域は、認可を受けた乗り物しか侵入できない。普通のタクシーだと旧市街の入り口までしか入れない。旧市街のホテル予約した方はご注意を!
で、私たちはどうしかというと、アパートメントのオーナーのお薦めに従い、空港=>アパートメントの送迎リモを予約しておいた。夜の到着だったし、リモの運ちゃんが迷うくらいの分かりづらさだったのででこれで正解。底抜けに明るい、マネージャーが、入り口で待っていて向こうからリモを見付けて走ってきてくれた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
これは、旧市街の広場にある、ワルシャワの守り神、人魚像。
(街のあちこちに、市の守り神人魚のマークがありますよ!)
お顔は結構美人。剣と盾を持って、ワルシャワを守ってくれています。 -
旧市街の広場も夕暮れになり、美しくライトアップ。
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一気に美しい夜の中世へ早変わり。旧市街を散歩して見ましょう。
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広場から続く路地に入ると、=>次の写真へ
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中世の街並みそのままの薄暗い通りの石畳の両脇のショーウインドウには、ポーランドの特産品、琥珀が抑えた照明に輝いていた。
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豪華なペンダント。琥珀の中には、大昔の蚊や昆虫が閉じ込まれています。
映画ジュラシックパークでは、恐竜の血を吸った蚊の血のDNAを元に恐竜を復元したというストーリーを思い出した。 -
なんと、琥珀でできたコブラも!
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さらに行くと、アパートメントの前の通りの向こうには王宮が見えます。
行ってみましょう。 -
すると、王宮の方からは、ロマンチックな音楽が。。。。
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まるで、壁に投影された、孤独なミュージシャンのシルエットが奏でているよう。
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なお、旧市街では、夜になるとミニショパンコンサートも開催されています。
生演奏が楽しめました。(注:予約必要で有料です) -
さて、秋のワルシャワでお世話になる、今回のアパートメントはこの庭の中にあります。
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今回泊まったアパートメントは、 Luxury Apartments MONDRIAN Market Square.
旧市街の石畳の通りから中世の建物へ入ると、そこは別世界の近代的なお部屋。 -
約90平米の2LDKの、快適な大きなお部屋。
壁には、アパート名称にもあるモンドリアンの絵が。 -
もう一つのベッドルーム。ここは、スーツケース置き部屋に使いました。
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ダイニングテーブルもゆったり。
朝になると、窓の外側には、秋のお庭が眺められます。 -
広々としたキッチンにはすべての必要用品が完備されている。
何よりも素晴らしいのは、旧市街のど真ん中にあり、観光に大変便利。旧王宮からは50メートルぐらいの近さ。近くにはカルフールエクスプレスがあり、食料品、お水も簡単に入手可能。 -
包丁の切れ味も抜群で、大変調理しやすかった。
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食器類も白ワイン用グラス、カクテル用グラス、コーヒーカップ、などがすべて6個づつ用意されている。
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もちろん、赤ワイン用グラス、カクテル用グラス、コーヒーカップ、紅茶用カップ、などがすべて6個づつ用意されている。
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アメニティーもブルガリと充実。
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洗濯機も完備。長旅でたまった衣料品もたっぷりゆっくりお洗濯。
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翌朝は、長旅の後なので、ゆっくり起床。11時になって遅い朝食(昼食?)家内がさっさと、おいしい野菜スープと温かいオムレツを。
すでに秋の気配のする、窓の外を眺めながら料理をするとその土地に住んでいるような気分になる。と、家内が言っていました。なお、私は後片付け専門です。 -
食後、歩いて3分のところにある、王宮見学へ。
幼稚園の遠足の皆さまが、仲良く行列を。 -
入場して、まず、地下1階のメディアルームへ。
ワルシャワの市街は1944年、ナチス・ドイツによって、徹底的に破壊された。
ここでは、戦後、紆余曲折を経て、再構築までの歴史を知ることができる。 -
戦後、もともと職人気質である郷土愛の強いワルシャワ人により、ワルシャワの旧市街をそっくりそのまま、元の姿に忠実に復元された。
その迫力が、ひしひしと伝わてくる。ここは見る価値がある。 -
地上階は、昔ヨーロッパでもっとも美しい王宮と言われたくらいの絢爛たる建築美の世界。
まるで、サンクトぺテルスブルグのエルミタール美術館を小さくしたような感じで、大変豪華。 -
重厚感のある「大理石の間」
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謁見部屋。
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豪華なレセプションの間
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いい事だけ書いては片手落ち。
ここで、ワルシャワ王宮のでの感動の体験談を!
でも、これ、何とかなりませんか?
ワルシャワは戦後、(建物など)物理的復興は見事に成功したが、精神的復興はまだまだ。供給側が消費者より偉いという、ロシアの影響が根強く残っている。
社会制度が、いまいち効率が悪いのである。
例えば、王宮の入口とチケット売り場が離れすぎ!
でも、誰も疑問を持たない(顧客視点など皆無)。
具体例を示そう。入場するときは、王宮の建物の入り口から入って中庭に出て、まず右側へ70m行ったところへあるチケット販売所へ行って入場券を購入する。その後中庭の反対側の建物にある、100m先の展示場入り口に戻って、チケットを提示して入場する。効率の良い日本にいる私から見ると、なんで、入場券売り場と入場口が100mも離れた、対角線上に存在するのか、理解できない。
しかも、一週間に一日だけ、入場無料の日がある。この日はもっと感動的である。入場無料だと思って、一気に、入場口へ行って入ろうとしたら、驚愕のコメントを頂いた。「100m先の反対側の建物に入場券売り場があるので、そこで”無料入場券”を受け取ってから、ここへ戻ってきてください!」
だから、異文化カルチャー体験、大好き! -
ショパンファンの皆さま、お待たせしました!
次の日は、フレデリック・ショパンの産まれた家へ、行きました。
ここは、入口。真っ赤な紅葉がお出迎え。
ショパンの生家がある村ジェラゾヴァ・ヴォラは、首都ワルシャワの西55キロメートルにあります。 -
生家を取り囲む緑の広い庭園で、ピアノ演奏を聴きながら、ショパンの世界に浸ってみませんか?
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ショパンの産まれた家までのアプローチ。
歩いていると、おや?なにこれ?ショパンの優雅なピアノの調べが庭のあちこちから!
ショパンの曲を愛でながら、秋の優雅な庭散策が楽しめる造りとなっています。 -
仕掛けは、お庭のあちこちに、スピーカー(見えない)が埋め込まれていて、そこから、ショパンの美しい旋律が流れてきます。素晴らしい演出。
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着きました。これが、ショパンの生家です。
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家の周りには、秋の気配の蔦が真っ赤に紅葉。
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家のなかには、ショパンの胸像が。意外とハンサム。
ショパンのお父さんが、この貴族の敷地の一角に家庭教師として、フランスから招待されて住んでいて、その時この家でショパンが産まれました。 -
日曜日には、有名ピアノ奏者が来て、このピアノで、生コンサートが開催されます。ただし、観客は家の外側の椅子席で聴きます。
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家族が使ったティーカップ・テーブル。
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ショパンの銅像が庭に。
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なんと、ショパンのお墓もあります。
だけど、ここにはショパンの遺体は埋葬されていません。
遺体はフランスにあります。ただし心臓はワルシャワにあるそうです。このへん、いろいろ事情があって、結構ややこしい。 -
ショパンの生家自体は小さいけど、お庭は結構大きく、なんと、小川もあります。
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小川の橋の欄干を彩る真っ赤な蔦。
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地上に巻き散らばれた秋のお星さま。
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銀杏の葉でできた、見事な黄色い絨毯。
音楽だけでなく、たっぷり行く秋の気配を味わえました。 -
ワルシャワに戻り、ここはショパンミュージアム。
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その隣にある壁にはショパンの楽譜が。さすが。
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中は、ショパンファンが、泣いて喜ぶ展示物満載。
ショパンに関する、資料や写真もたくさん。 -
たとえばこれ。ショパン自筆の楽譜も展示されています。
ショパンコンクールに参加する人は、必ず、このショパンミュージアムを訪問します。ショパン手書きの楽譜を読み取り、ショパンの心境まで読み取り、より奥の深い演奏ができるようにしたそうです。 -
ショパンの曲をじっくり聴ける防音壁に囲まれた椅子付きのコーナーも。
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なんと、ショパンの女性関係も詳しく展示されている。
写真は、彼の人生に大きな影響を及ぼした ショパンのパトロンでもある、男装の作家、ジョルジュ・サンド(ペンネーム)本名オーロール・デュパン。パリの社交界って、昔から凄かったのですね! -
ショパンが実際に弾いたピアノもあるし。
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意外と小さい、ショパンの手の実物大のコピーも。
いかにも、ピアノが上手そうな手。 -
ワルシャワ市内は、あちこちにショパンの面影が。
「ワジェンキ公園」には、荘厳なショパン像があるし、 -
ワルシャワの豪華な聖十字架教会のへ入ってみると、
==>次の写真へ -
この教会に入って左側の手前の柱の中には、なんと、“ショパンの心臓”が埋葬されている。
でも、遺体はフランス・パリにあります。 -
さて、これなんだと思いますか?
これは、ワルシャワ旧市街の通りにあるベンチで、なんと、ボタンを押すとショパンの曲が流れてきます。おしゃれ!
ワルシャワは、ショパンに関することはなんでもあり、ショパンファンにとっては泣いて喜ぶ天国ですね、ここは。 -
おっと、ワルシャワは、ショパンだけではないわよ!
ワルシャワ生まれの私のこと忘れないでね!
(博物館の中には日本語のキュリー夫人伝記が展示されている) -
そうです、ノーベル賞(物理学賞・化学賞)を2つも受賞したキュリー夫人です。
ワルシャワ空港のネーミング競争では、ショパンと争ったぐらい、地元が誇る世界的名士です。 -
ここが、旧市街の外れにある、キュリー夫人博物館。
彼女が産まれた家がそのまま博物館になっている。
ちょっと、目立たない分かりずらいとところにあるので、訪問するときは、場所を確認して行ってくださいね。 -
入り口の所には、日本人なら皆さんご存知の方のお写真が。
なんと、秋篠宮様が、この春に訪問したとのことです。 -
中には、実験室の模型や、キュリー夫人関連の資料がたくさん展示されている。
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アインシュタインと、キュリー夫人の娘のイレーヌ(ノーベル化学賞受賞)とのツーショットもあるし、
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これは、キュリー夫人の家系図。全部でノーベル賞を4つも受賞しているし、皆さん全員素晴らしい実績を残している。
ワルシャワは、キュリー夫人ファンは絶対訪問すべき街ですね、ここは。
以上、TKがワルシャワから報告しました。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- れいろんさん 2020/08/14 23:06:51
- 強く同感!
- TKさん、こんばんは。
ワルシャワ旅行記をアップされたんですね。
旧市街のアパートメント、とても素敵でした。
私はいつも(※)オホタ駅そばの経済的なホテルを利用していて、早朝散歩で旧市街へは行くのですが、夜の旧市街はTKさんの写真で楽しませていただきました。
(※ 時々、LOTを利用して、トランジット1泊を数回しています。)
そして、下記の記載に強く同感です。
↓
例えば、王宮の入口とチケット売り場が離れすぎ!
でも、誰も疑問を持たない(顧客視点など皆無)。
TKさんの記載が上手なので、「そうそうそう・・」って首を振っちゃいました。
「誰も疑問を持たないか」は??(多分、疑問を呈しても改善されないのに慣れている?)ですが、なぜ、入口でチケットを売らないのかって思いますよね~。
れいろん
- TKさん からの返信 2020/08/15 20:40:35
- Re: 強く同感!
- れいろんさん
こんばんは!
れいろんさんも、↓そう感じていましたか!良かった。
私だけかな、ちょっと心配したけど、同感している方がいたので、安心しました。
「そして、下記の記載に強く同感です。
↓
例えば、王宮の入口とチケット売り場が離れすぎ!
でも、誰も疑問を持たない(顧客視点など皆無)。」
私も、れいろんさんがおっしゃるように、(多分、疑問を呈しても改善されないのに慣れている?)と、思いましたが、現地の人は、本当に、疑問をもっていないようでした。
というのは、現地のツアーガイドに、この疑問を聞いたのですが、「なにが問題なの?、でも、そう言われればそうね。」という返事。言われて見て初めて気が付いたようです。結構深刻な状態ですよ、これは。でも、面白いもんですね。
れいろんさんのフィレンツエの旅行記読みました。中央市場の写真懐かしかったです。私達は、あそこの魚売り店で、マグロやエビを買って調理して、アパートのテラスでドーモを見上げながらスプマンテで乾杯しました。イタリアは何度訪問しても楽しいところですね。
コロナの時代、どうぞ、ご自愛のほどお願いいたします。
TK
-
- mistralさん 2020/08/13 22:31:58
- 秋真っ盛りのワルシャワ。
- TKさん
こんばんは。
チリからポーランドへ。
季節は秋真っ盛り。
蔦の紅葉が目にも鮮やかですね。
私達の滞在した折のワルシャワを思い出しながら、旅行記を
拝見しました。
アパートメントも同じオウナーの所有するもので、
当時から更に所有物件が増えたようですね。
美的にもこだわりのあるオウナーが厳選した家具や調度品に囲まれて
旧市街広場に面したアパートメントという信じられないほどの立地の
お部屋に滞在したのも、
良い思い出です。
ショパンの生家を訪問したり、その後のショパンミュージアム見学なども
私達と同じコースですね。
こころ温まる滞在となったワルシャワのことが蘇った、TKさんの旅行記
でした。
mistral
- TKさん からの返信 2020/08/14 20:40:25
- Re: 秋真っ盛りのワルシャワ。
- mistralさん
こんばんは。
ワルシャワのこのアパートメントいいですよね。
インテリアも、調度品も豪華で、大変使いやすい。
しかも、場所も旧市街の真ん中にあり、アクセスも、大変便利。
mistralさんのお泊りになったアパートメントは、広場に面していて、中世の雰囲気バッチリですね。わたしたちは、広場と王宮の中間地点にあるアパートメントでした。周りの治安も良く、夜遅くまで、外出できました。
前から、一度は訪問しようとしていた、ワルシャワに今回初めて行って、良かったと思っています。西欧とはちょっと違った、しっとりした、古都のワルシャワ(クラクフも良かったです)を楽しめました。
mistralさんの他の旅行記も、大変参考になります。
これから訪問させていただきます。
コロナの時代どうぞ、ご自愛のほどお願いいたします。
今後ともどうぞ、よろしくお願いします。
TK
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