2019/10/15 - 2019/10/19
5位(同エリア166件中)
TKさん
表紙の写真は、風の大地パタゴニアで、必死に頑張っている灌木。見えますか?あまりにも、風が強いので、枝や葉が横に飛ばされそう。
この写真一枚がパタゴニアそのものです!。
風の大地パタゴニアは、南アメリカの(チリとアルゼンチン両国にまたがる)最南端の地域の総称。
日本に住んでいる皆さんからの方角は、南でもない、東でもない、指を地面に向けてください。そう、真下。地球の裏側・反対側にあるんです。
今から16万年前。アフリカを出た人類は、アジア、ベーリング海を渡り、北アメリカ・パナマ・アマゾン・パンパスを渡り、約1万4000年前パタゴニアへ到着。この時点で、人類は地球上の南極を除くすべての大陸に行きわたったことになる。
その後1万3500年後大航海時代が始まり、まるっきり違った進化を遂げたスペイン人との遭遇、という人類史上初めての出来事に遭遇することになる。スペイン人は大足の原住民を見てパタ(足)ゴンと名づけた。パタゴンの住む大地だからパタゴニアと言うんですね。
パタゴニアには、今回2回目。
前回は主にアルゼンチン側のペリトモレノ氷河訪問。その時の旅行記は下記のとおりです。興味がありましたらご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/10754275
今回は、チリ側のパイネ国立公園へ立ち寄りました。
パタゴニアは、厳しいけど美しい大自然だけでなく、ワイン良し、食事良しの3拍子揃った素晴らしいところです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス タクシー 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今日は、イースター島からサンチャゴ経由(一泊)でプンタアレーナスへ。そこからさらにバスで3時間。合計27時間で、パタゴニアのプエルトナタレスへ。
プンタアーレスに近づいてくると、飛行機の窓からは、アンデス山脈の雪に覆われた険しい山脈と、たくさんの湖が眼下に広がってくる。ワー、感動!思わず、シャッターを。 -
空港には、予定とおりに到着したのだが、しか~~~し、ここで、問題発生。
これが、南米時間か!荷物がなかなか出てこない。(バス出発が3時なのに今2時50分)バゲッジクライムで荷物が出るのを2時30分から待っています。私たちの荷物がなかなか出てこない、もちろん他の人たちのも。
家内に、先にバスの出発場所を調べておいてくれと言って先に空港の出口へ行ってもらった。
そうこうしているうちにバスの出発時刻の3時を過ぎた。あ~~~~。まずい。
家内も心配になって、バゲッジクライム場所に戻ってきた。
「まだ出ないの?もう無理かもしれない」「でも、予約票があれば次のバス(2時間後)に乗せてくれるとのこと」
さらに待つこと10分。よりよって、こんな時に限って(おんなじ意味?)私たちの荷物が出てきたのは一番最後。走って、バス停まで行く。 -
バス停には、同じバスに乗る予定のドイツ人夫妻が。まだバスは出ていないとのこと。
で、どうなったかというと、2転3転(頭の中も空転?)するけど、結局、予約票に書いてある出発時刻(15:00)は、プンタアレーナス市内のバス停(始発駅)で、プンタアレーナス空港へは約20分後に到着するとのこと。よって、結果的に間に合いました。 あ~~心臓に悪い。紛らわしい予約票ですねえ!
なお、バス停は、到着ゲートを出た出口の左側の端にあります。ご参考までに。 -
バスが来た時のなんと安心したことか!
バスはかなり豪華。ふかふかのシート。トイレ付。 -
バスは3時間ノンストップで、ほとんど何もない荒れた風の大地をひたすら走っていく。
見てください!ちぎれそうなこの木。頑張ってますね。感動もの。いかに風が強いのか! -
パイネ国立公園のゲートシティ、プエルトナタレスの今晩のお宿はホテルINDEGO。
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ホテルの部屋の窓からは、湖が眺められ、
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その先はまだ雪の残るアンデス山脈が広がり、美しいビューが広がる。
今日から4泊お世話になります。清潔で結構広くて、楽しめそう。 -
バスタブも広くて快適。早速日本から持ってきた温泉の素で、旅の疲れをほぐす。
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レイクビューのジャグジーもあるし、
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温泉気分も楽しめる。
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ホテルの眼の前の景色。遠くには雪を頂くパイネ国立公園の山並みが。
ところで、なんか人が飛んでるような。。。アップして見ましょう。=>次の写真へ -
オ~~、素晴らしい、オブジェが。
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部屋の窓からの夕暮れの景色。一日の終わりの美しい時刻。
夕焼けから判断して、明日も良い天気そう。即、ホテルのフロントで、一日ツアーを予約。 -
この日の夕食はホテルで。外は寒いんです!
お!いらっしゃい!(もちろん、スペイン語)。ピスコサワーね。 -
はい、どうぞ! 美味しい!
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メインは、パタゴニアのクラブケーキ。旨味がお口の中でほとばしっていました。
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今日はこれから、パイネ国立公園の一日ツアーへ出発。
雲ひとつなし・風ナシ・温暖の3拍子揃った、一年でも極めて稀な観光日和。ラッキー。 -
見てください!
アルミランテ・ニエト山とその右奥にそびえるトーレス・デル・パイネ。
さらにすごいのは、それを線対称に映し出す、さざ波の一切ない鏡の様な湖面。まるで、絵葉書みたい(なんという表現力のなさ!) -
パイネの角(Main HornとEast Horn)の奥にパイネ・グランデ。
その手前には、ノルデンフェーデル湖。 -
時速120Kmの強風の風が吹くこともあるというSALTO大滝。
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虹がかかって。より美しい景色に!
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記念写真撮っちゃお。はいチーズ。
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ペオエ湖越しの、真打パイネ・グランデ登場。右肩にある主峰の高度は3050m。
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この山登るのが大変。多くの登山家が登頂を試みたが、年中変化する厳しい気候のため、成功したのはたった10人にも満たない。
なに、それでは、TKもチャレンジ!
せめて右手だけでも登頂させよう!これ難しそう?=>次の写真へ -
はい! ど~~~~だ!
意外と簡単でした。(あたりまえ?) -
ここはグレイ氷河の氷の塊がたどり着くグレイ湖。
おや? 中央に浮かんでる氷塊、おもしろそう!
UPしてみましょう=>次の写真へ -
なんと、ライオンの顔に似ていませんか?
そう思うと、右下には、子供ライオン(キツネ?)がじゃれているような。。。 -
パイネでは、野生のグアナゴもあちこちでひたすらお食事。
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その中で、一人(匹?)孤高のグアナゴ。たくましい。
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厳しい自然環境の春は短い。岩にしがみつく、可憐な赤い花、Mene。
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アップしましょう。今が、盛りと輝いていましたよ。
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今日の夕食は、ホテルのフロントが薦めるLENGAレストランへ
このレストランは外見は素朴であるが、見かけからは想像がつかないほど素晴らしい洗練されたサービスが楽しめる。 -
まず、キンキンに冷えたチリのスパークリングワインで乾杯!
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このシーフードスープがびっくり!特大のムール貝に、アサリ、ハマグリ、貝柱、から出た、濃厚でおいしいスープがすばらしい味と香りを演出している。
隣には、一枚の香ばしい(多分ガーリックバターがしみ込んでいた)ブレッド付き。パンをスープに浸して食べると、もう、ため息が出るほどおいしかった。 -
次に出てきたラム肉の出し方に、またもびっくり。なんと、骨付きの肉に、下の小さな皿に火のついたサクラのチップから煙がいぶし出ており、ラム肉をいぶしながらサーブされてきました。
パタゴニア特産のコルデーロ・パタゴニコと呼ばれる、ブランドのラム(小羊)。あのラム特有の臭みが、一切ありませんでした。
やわらかくて美味しかったです。さらに、ミントとベルギーのダークチョコから作ったソースが絶妙。 -
デザートのタルトも美味しい。
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アイスクリーの演出も、泡を付けたり、味も抜群。
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感動のあまり。シェフと記念写真を!
2日後の夕食にも、このレストランへ来ちゃいました。 -
プンタナタレスの街には、資料館があります。行ってみましょう!
ここが興味深く面白かった。 -
資料館には、パタゴニア原住民の誇り高き生活の様子、羊の毛皮産業が工業化され工場などの写真が展示。
この写真は、トーレス・デル・パイネをバックにカウボーイのキメ写真。 -
アフリカからの人類のグレートジャーニーの最終地点がパタゴニア(写真下の赤丸のところ)
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実際のパタゴニア原住民のお写真。まさしくアジア系ですよね!
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おしまいの2枚はミロドンの洞窟。
入口には哺乳類「ミロドン」の等身大の像が。 -
原始パタゴニア人や、1万年前に絶滅した哺乳類「ミロドン」が暮らしていたと言われる巨大洞窟。
確かに、突風吹き荒れるパタゴニアにあって、このような大洞窟は、当時の人にとっては、まるで高層マンションのような快適な空間だったことでしょう、ここは。
以上、見どころ満載のパタゴニアから、TKがリポートいたしました。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ほいみさん 2025/03/25 17:04:35
- パイネも素晴らしい
- 誘われて来ました・・・いいねは過去にしてたみたいです。
それにしても良い天気、私たちの時は雲が多く、山はけっこう見えたけど風がモーレツで閉鎖になったトレッキングコースもありました。フランス谷コースに向かう船なんて、嵐の中を行く感じでした・・・パタゴニア名物の風だと、有難く享受しました。
美味しそうなモノ、食べてますね~・・・羨ましい。グルメ系には詳しくないのですが、どれも「絶対美味しい」感が伝わって来ます。
その前のイースター島も羨ましいです。
ほいみ
- TKさん からの返信 2025/03/26 12:08:07
- Re: パイネも素晴らしい
- ほいみさん
お忙しいところ、ご丁寧に、ご訪問ありがとうございます。
そうですか、天気があまり良くなかったようですね。でも、ここは風の街パタゴニア、名物の風の荒らしさを体感できたか思います。
私達は軟弱なので、トレッキングは眺めただけです。ほいみさんは、ちゃんと、あのきついルートを廻ったのですね。素晴らしい。
さて、美味しいラム肉について。私たちは、ラム肉のあの臭いがきつくて、最初は遠慮したのですが、匂いがしないということで、チャレンジしました。それが大正解!特別なブランド羊の種類らしく、ほっぺたが落ちるほどおいしかったです。
また、よろしくお願いします!
TK
-
- pedaruさん 2020/02/13 07:06:30
- パタゴニア
- TKさん おはようございます。
TKさんのホームページも少し拝見しました。素晴らしいですねー。旅する人の福音書です。神とともに、アーメン ではこの辺で・・・・
退出するのが早すぎますので、もう少しお邪魔します♪
地球の反対側にあるというパタゴニア、本当に地球は丸いのですね。このごろそう気づき始めました。こんなこと考えると夜も寝られなくなり、昼寝しています。
旅をするって未知との遭遇、不安と、安堵、and メモリーですね。TKさんの旅、うらやましいです、pedaruは不幸の星の下に生まれたことを呪います。片や50日間世界一周、片や自転車で隣町に歴史旅などといって費用0円の貧乏旅行。総理、なんとかしてください。
pedaru
- TKさん からの返信 2020/02/13 22:49:02
- Re: パタゴニア
- pedaruさん
こんばんは。
いつも楽しいコメントありがとうございます。
素晴らしいノリのある文章を見て、pedaruさんがてっきり芸人かと思っていました。
でも、とんでもない。素晴らしい教養のほとばしる、PCの画面の外に飛び散るような知識の塊の文章に感動しています。ほんとは、華麗(加齢)なる一族皆さま、すべて、名のあるキリスト系(福音書とか、アーメンとか、業界用語が頻繁に出るので)の社会文化人類学の学者さんではないでしょうか。大変失礼いたしました!
私の世界一周旅行記のホームページに訪問していただきありがとうございます。うれしいことに、これを参考に世界一周に出かけたご夫婦が、たくさんいらっしゃるようです。
<pedaruさん曰く>
「TKさんの旅、うらやましいです、pedaruは不幸の星の下に生まれたことを呪います。」
=>安心して下さい。不幸と思っている人はこんなこと言いません。本当は、「pedaruは、自転車や飛行機で歴史旅三昧の毎日。なんて幸せなんだ!」と思っているのでしょう。
<pedaruさん曰く>
「総理、なんとかしてください。」
=>Heaven helps those who help themselves
アーメン。
最近の面白い川柳をご紹介します。
・誕生日 ローソク吹いて 立ちくらみ
・目覚ましの ベルはまだかと 起きて待つ
・無病では 話題に困る 老人会
・医者と妻 急にやさしく なる不安
になる前の元気なうちに世界を精一杯徘徊しておリます~~~う。
TK
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