2020/01/19 - 2020/01/27
6位(同エリア107件中)
だいこくさん
この旅行記スケジュールを元に
JR東日本の大人の休日倶楽部パス(4日間乗り放題) 1/20開始分で購入。
前日に横浜入りしてスタンバイ。
宿泊地は横浜・乳頭温泉・高湯温泉・蔵王温泉・草津温泉・温泉津温泉・出雲
パス券が切れる最終日には草津温泉に泊まり、翌日は安価な高速バスで新宿へ戻ります。
その後は姉と別れて一人旅、
念願の寝台特急サンライズ出雲にて島根へ移動し
これまた念願の温泉津温泉(ゆのつおんせん)、
日本温泉協会の天然温泉の審査で最高評価の「オール5」という温泉へ。
8泊9日、旅の最終日には出雲大社の神様にしっかりご挨拶して
兵庫の自宅へ戻ってきました。
このNo7は大人の休日倶楽部パスからは離れ
JR西日本エリア 島根県大田市 "温泉津温泉" 宿泊と、
"ゆのつ温泉夜神楽"の記録です。
トップ写真は、目の前を通過していった狸バス
エッ!
と思わずカメラで追った後ろ姿です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2020/01/25(土)
"JR松江駅"13:20発 "温泉津温泉" 14:50到着
降りたのは、二人。
一人は温泉を楽しむようなタイプでない若~いお兄さん。
駅の外にはとある旅館の送迎車が一台。
さっきのお兄さんがそれに乗車。
電話すれば私にもお宿の車は来てくれますが、
歩いてみようと地図探しです。
最後に進む方向だけを確認しようと送迎車の方に声を掛けると、
温泉街へはお客さん1人なので、送ります乗って下さいと
手際よく荷物を車の中へ。
あっと言う間に、甘える事になっちゃいました。
若いお兄さんは「男はつらいよ」寅さんの後を追って温泉津へ来たんだとか、
なにやらソワソワ
道すがらの風景に興奮、ここ!ここ!出てましたよね、あぁー来て良かった。。。
人は見かけによらぬもの・・・・
私の興奮度、吸い取られちゃったな(-_-;) -
今夜のお宿 "ますや"さん。
このお宿の空室が本当に有難かったです。
"サンライズ出雲"の予約が取れてからの宿泊予約、
まして土曜日は夜神楽の開催日、プラス一人宿泊ときては
極端に高すぎたり、空室なしだったりで、、、
そんな中 素泊まりですが、
ここ "ますや"さん 土祝関係無しの同一料金@7,700-
これで"ゆのつ温泉夜神楽"拝観も可能とばかり飛び付きました。
個性的な増築部屋では有りますが、居心地のいいお部屋です。 -
窓の外は "石州瓦"の光沢が美しいです。
いらかの波です。 -
そして、
正面 山の上にはお堂が見えます。 -
このお部屋が一等席とでもいえる位置に
大きな岩を背にしてお堂がこちらを向いています。
やよい 6畳の部屋
お宿いわく
温泉津は家が密集しているため、どの旅館もロケーションが期待しずらく
唯一「龍の御前神社」が望め、
石州の赤瓦に"温泉津"を感じる事の出来るお部屋なんだそうです。
このお部屋に通されて古さと同時に特別感を感じたのは
間違いではなかったようです。 -
お堂は今夜"夜神楽"の開催される
龍御前神社の旧本殿に当たるそうで、
上の岩は
口をあけて今にも飛びかかろうとする龍の姿らしいです。 -
お部屋でゆっくりはしていられません。
温泉津温泉街の散策開始です。 -
まず、"温泉津温泉街"で感じたのは
普通に人の営み、生活圏がそこにあった事。 -
非日常でなく、
自然に流れて続けて来た "時" が
ここでは貯金されたかのような感覚だった事。 -
"西楽寺"
流れ落ちるような屋根瓦の曲線美に見とれます。
"旅館ますや" から徒歩90秒
毎朝6時半から晨朝勤行(じんじょうごんぎょう)
朝のおつとめが行われているようで、
お願いすれば参加させて頂けたようでした。
気付かずスルーしてしまった事が心残りです。 -
直ぐ裏には巨岩が迫ります。
温泉津は急傾斜の山肌を背にした狭い谷合いにあるので
こんな巨岩は珍しくないのかも知れません。 -
お寺の掲示板
人間みんな裁判官
他人は有罪
自分は無罪
なるほどと変に納得 (^-^; -
"恵珖寺"
温泉街の町並に違和感なく存在しています。
チョット気になるお寺なので調べて見ました。
石見銀山初代奉行、大久保長安の殺生禁断の
制礼や逆修墓があることで知られる古刹。
本堂裏手には、数多くの墓標が一つ屋根の下に並ぶ廟式の墓地があるそうです。
刻まれた越前屋、佐渡屋、境屋、泉屋などの屋号から、これらの墓地が廻船問屋のものであり、北前船を介して全国各地と交流していた歴史がうかがえるようです。 -
脇道にも誘惑が続きますが、
メイン通りに専念します。 -
メイン通りの家屋がまばらに寂しくなり始めた辺りで引き返します。
何処へ続く階段なのか、このエリアだけ花が咲き春のようです。 -
少し引き返して"元湯泉薬湯”辺り。
-
元湯前の気になる木造三階建、
元湯泉薬湯直営湯治の宿 って
これの事かな? -
現役? すでにご隠居さん?
中がどんなだか見て見たいような、
宿泊にはちょっぴり不安なような・・・ -
建物に興味深々・・・
気付けば横には立派な龍、
「飲泉塔 吐泉龍」
顔元には紙コップが置かれていて飲泉が出来ます。
少し頂きましたが、
沢山飲めるものではありません。 -
浅原才市の銅像 この方誰あれ?
45歳の頃から晩年まで出身地、地元大田市温泉津町に戻り
下駄作りなどをしながら、
心に浮かんだ仏心の言葉や句を多く書き留めた方らしい。
検索中、関連する言葉として"妙好人"や"口あい"
・・・調べたけれど説明できるまでには至らず、、、
何故角が?の謎は解明されませんが、
人でありながら角をつけて像として残るからには
人を超越した何かがおありになった方なんだろうなと・・・ -
外湯はここ「元湯泉薬湯」と他に「薬師湯」の2箇所
約1300年の歴史ある元湯泉薬湯
一部改装工事が終え、2020年1月1日より営業を再開したようです。
知らずに来ましたが営業していてよかった、、、
いよいよ、中へ。 -
・・・・・
いいお湯でした。
お湯に浸かっている間も、湯上り後も心地よく。
いい温泉とはこういうものかと(*^▽^*)
だいこくには温泉を語る知識はありません。
浸かって、出て、体がほっこり喜んでいるかどうか、
視覚、臭覚、聴覚が嫌がらなければ大いに合格、
答えは簡単、
思い返して、何年経ってもあのお湯にもう一度浸かりたいなと
思えるお湯、それがだいこくにとっての素晴らしい温泉の基準です。
温泉津温泉、
何処かに似ていると思いましたが、
山口県長門市の俵山温泉です。
その公共浴場「白猿の湯」に浸かった時の心地良さ、
その時の感覚を再度確かめたいと思い続けて17年も過ぎたようです。
きっと、ここ温泉津のお湯もそんな存在になるかも知れません。 -
この写真、何度みても笑みがこぼれます。
ドロンと現われて何処へ走り抜けるのか?
おい、たぬき! -
手前2階建ての木造洋館、
震湯カフェ内蔵丞(しんゆかふぇくらのじょう)
名前がユニークです。
温泉津温泉街に2つある外湯の一つ「薬師湯」の旧館をカフェにした、
建築学的にも貴重な建物だそうです。
明かりが灯ると素敵そうです。
でも営業時間:11:00~17:00 -
その奥に並ぶのが、洋風建築の"薬師湯"
薬師湯は、明治5(1872)年の浜田地震により湧き出た温泉で、
「震湯(しんゆ)」または「なまずの湯」とも呼ばれているそうです。
ここのお湯が、島根で唯一、全国に僅か12箇所しかない
最高評価の「オール5」に認定された温泉らしいです。
さっき入った「元湯泉薬湯」の余韻が続くので今はスルーです。
"温泉津港"へ足を延ばします。
----
夜神楽前の19:30頃に入りましたが、空いていて、
じゅんわりと染み込むお湯が心地よかったです。
時間無くて2階の休憩スペースにも行けてなくて残念です。 -
"薬師湯"を通過して、
とあるお家の梅覗きです。
石州瓦に梅とは良い組み合わせです。 -
今宵の宿"ますや"さん通過。
-
夜神楽の行われる"龍御前神社"通過。
-
大きな土塀のお屋敷前を通り、
先の角の小さなスーパーまで行くと、 -
"温泉津港"に出ます。
何だろう、この低い土塀? -
砂辺へ降りて見ます。
静かな入り江、
船が居るので外海へは繋がっているのでしょうが、
波はなく、変化がないので退屈です。
この静かな入り江なら、先程の土塀が防波堤だとしても納得です。 -
帰り道、
角の小さなスーパーで、夕食を探しますが、
おにぎりも、お弁当も、お惣菜も売っていません。
ビールとスナック菓子とカップヌードルを購入、
袋も貰えず、なんかみじめなお買い物(>_<)
お宿へ戻ってラーメン食べて、
スナック菓子と軽くビール、
ゆかた着て、
カラコロ、下駄を鳴らして"薬師湯"へ。
これが65歳のおばさんの一人旅ですかね・・・ -
そうですよ、カップ麺けっこう、発泡酒けっこう、
これで、1泊でも余分に旅行できるなら(^o^)
楽しいし、満足だし・・・
ああ、いい湯だねの後は、ロビーで夜神楽のお勉強。 -
ますやさんのロビーではこんな夜神楽ビデオが流れます。
へぇー、こんな蛇さんが出て来るんだね。 -
創業100年の、木造三階建て全8室の料理旅館、
このフロントは昭和50年頃に改装されたものらしい。
帰宅後、改めてホームページで
このお宿の良さを振り返っています。
2階3階には明治、大正、昭和、平成と、
旅館ますやの歴史が詰まっていたそうです。
いいお宿だったんだなァって、
ぼーっと泊ってんじゃないよ!と叱られそう。
やっぱ、温泉津へは出直しかな。 -
19:50 龍御前神社、"ゆのつ温泉 夜神楽"
初、夜神楽に落ち着かず、少し早めに宿を出ました。
と言っても、宿から徒歩1分と掛かりません。
チケットの販売は龍野御前神社前、
開始15分前程度から販売というアバウトさ。
当日券のみ販売@1,000-
最前列の中央へ案内されます。 -
囃子方、準備中。
演目は "恵比寿" -
20:00 恵比寿様 登場。
-
お顔、拝見するだけで楽しくなります。
-
ゆるり、ゆるりと、えびすさま。
鯛は いずこかな? -
途中、恵比寿様の腰の餌籠から(福飴)が客席に蒔かれます。
恵比寿様のまく飴には福があると言われていて、
思わぬ福を2つも頂きました。 -
さて、餌も蒔いたし、鯛はまだかな?
-
釣り竿の先に鯛が掛かろうとしています。
-
竿に引きが有った様子。
-
大物の鯛を釣りあげようと、
あちらこちらに竿をとられながらも一生懸命の恵比寿様。 -
立派な鯛が釣れました。
客席から拍手! -
いやー、
めでたいな~ めでたいな~
えびすさま、退場。 -
2つ目の演目 "大蛇"
ストーリーは
高天原を追われた素戔鳴尊(すさのおのみこと)は、
出雲の国 簸の川(ひのかわ)の川上で、 -
嘆き悲しむ足名椎(あしなづち)、手名椎(てなづち)老夫婦と
奇稲田姫(くしなだひめ)に出会います。 -
その訳を尋ねると、
7年間に7人の姫を大蛇に取られ、
1人残った奇稲田姫(くしなだひめ)も今夜 大蛇に取られてしまうと言います。 -
そこで、素戔鳴尊(すさのおのみこと)は大蛇の好むという酒を用意させ、
酒樽の中に姫の姿を映し、 -
大蛇に毒酒を飲ませ、
-
酔いつぶれたところを退治しようと計画します。
-
そうとは知らぬ、大蛇登場。
-
八調子の軽快な太鼓に大蛇は上機嫌。
-
・・・
-
・・・
-
暴れまわります。
-
・・・
-
暴れまわって少々お疲れぎみ。
-
・・・
-
・・・
-
・・・
-
お酒を飲み始めます。
-
毒入りとも知らず、
グビグビ。 -
グビグビ。
-
気持ち良く酔っています。
-
・・・
-
酔いの回っているその隙に素戔鳴尊(すさのおのみこと)は
十握(とつか)の剣で大蛇を懲らしめます。 -
大蛇も抵抗します。
-
大蛇と素戔鳴尊(すさのおのみこと)の壮絶な戦い。
-
迫力満点です。
-
・・・
-
・・・
-
最後、
大蛇の尾の中から出てきた剣を
「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」と名付け天照大神に捧げ、 -
めでたく奇稲田姫(くしなだひめ)と結婚する物語です。
めでたしめでたし・・・
神楽がこんなに迫力のあるものとは知りませんでした。
恵比寿様も素戔鳴尊(すさのおのみこと)も老夫婦も、
お面とは、付ければそれなりの感情移入が有って表情も面白いものだなと、、、
だいこくの独り言
なのですが、何が一番怖かったかと言えば奇稲田姫(くしなだひめ)
初めから最後までの無表情さ、
何が怖いって無表情なお面ほど怖い物はないなと知りました。
暗がりにあのお面がもし浮かんで見えたら、恐ろしいよな・・・ -
20:55 "龍御前神社"を出ました。
"ゆのつ温泉 夜神楽" 見れて本当に良かったです。
明日の朝は温泉津駅07:25発で出雲へ向かいます。
後はお宿のお風呂へ入って、
今日の寝台特急の睡眠不足を取り戻そうと思います。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ともさん 2020/09/07 10:04:34
- 懐かしい場所です!
- 温泉津温泉の湯が熱かったことが思い出されました。
又、妙好人の浅原才一さんの頭に角の生えた銅像の意味は何かといいますと、才一さんは熱心な仏教徒でしたので、仏様の教えを聴聞すればするほど、自分の姿が見えてきました。その姿、本性は煩悩だらけの見にくい私でしたという事に気が付かれたのです。
その姿が角の生えた私の姿でした・・・・・
理解しにくいでしょうが以上です。
とも
- だいこくさん からの返信 2020/09/07 11:02:31
- Re: 懐かしい場所です!
- ともさん
初めまして、書き込みありがとうございます。
温泉津温泉、振り返れば 素朴だけど懐かしさがにじみ出る温泉地ですよね。
そうそう、お湯は入れない程ではないけれど熱かったですね。
浅原才一さんの角はそういう意味でしたか。
煩悩だらけが角の顕れだとは。
私なんて欲にまみれて煩悩だらけ。
くすみ過ぎて自分が見えません。
きっと、角でなく毒のとげが体中覆ってるのかも(笑)
教えて下さってありがとうございました。
嬉しかったです。
だいこく
-
- salsaladyさん 2020/05/01 10:32:55
- 予想外に素晴らしい”夜神楽”?
- ☆鄙びた♨ー庶民による庶民のためのお神楽(夜)!普通過ぎるかと思いきや~
☆温泉場は何処も似たり寄ったりで、別府鉄輪の立ち寄り湯にも似た庶民の湯!
☆しかし、この神話は聞き覚えがありまして、「素戔嗚尊」とか「奇稲田姫」!
神話は全て宮崎高千穂が発祥の地かと勘違いしていましたが島根?は神話の郷でも有りますね。出雲には詣るけれど、この♨はとんと存じませんで~良い旅を~
- だいこくさん からの返信 2020/05/01 21:48:09
- Re: 予想外に素晴らしい”夜神楽”?
- salsaladyさん
こんばんは、コメント頂きありがとうございます。
別府へは幾度か行っていますが、肝心の鉄輪辺りはまだ行った事ありません。
温泉場は何処も似たり寄ったりだとしても、やはり行ってみたいものです。
別府温泉の煙モクモクは心躍ります。
いえいえ、やはり別府鉄輪は他とは一味も二味も違う気がしてなりません。
私にとっての初神楽、感動でした。
これが、神楽というものなのかと・・・
鄙びた温泉地でのとある神殿にてが、
一層味わい深くなったのだと思います。
翌日には出雲へ行きましたが、神話ずくめでした。
あり得ないよ、と思える神々のお話を未だに自分の中でどう消化しようかと迷っています。
神話って難しいですね。
salsaladyさんは神話がお好きなのでしょうか?
だいこく
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