2020/01/06 - 2020/01/09
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旅人のくまさんさん
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野柳地質公園の象徴とされるクイーンズ・ヘッドは、キノコ岩の一種です。地殻から突き出る過程で、海水の異なった浸食を受け、次第に現在の形になりました。台灣北部の地殻の平均隆起速度の計算によれば、クイーンズ・ヘッドの年齢は4000才くらいです。
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『野柳地質公園』の奇岩の紹介です。急斜面に残った、丸い岩の光景です。次第に首が細くなっているようですから、やがて海中に転げ落ちてしまいそうです。奇岩としての名前は付けられていないようでした。日本風に付けるなら、『コケシ岩』か『坊主岩』当たりでしょうか。
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『花生石(ピーナッツ岩)』です。天女の靴の左側にあります。岩層の中にあった特殊な結核が海水に侵食されて、海岸に突き出ました。ピーナッツのように見えるので、ピーナッツ岩と呼ばれています。
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中央、やや左手の岩には、いくつか見どころがありました。こちら側を向いた『仙女鞋(天女の靴)』、その右下の『珠石(玉岩)』、それに右奥の『燭台岩』です。『仙女鞋(天女の靴)』と『燭台岩』は、ズームアップでも紹介します。
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始終荒波に晒されている岩のようです。中央奥辺りに、『燭台岩』の光景がありました。野柳公園の中でも珍しい岩とされ、燭台岩は円錐形をしています。直径は小さいもので約50センチ、大きいもので約1メートルあります。上の部分は細く、下の部分は太い形になっています。
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イチオシ
『仙女鞋(天女の靴)』です。野柳の伝説では、天女が人間界に下りて来て野柳亀を退治した時、うっかり靴を海岸に置き忘れてしまいました。天女の靴は生姜岩の一種です。岩層の中に硬いカルシウムを含む岩があり、その周辺は柔らかい岩層でした。長い年月を経て、海水に削られ続け、岩層が剥げ落ちました。それに加え、地層の中に縦と横に交錯している裂け目があったので、靴の形が残りました。
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手前側に見えるのが、『花生石(ピーナッツ岩)』です。『天女の靴』の近くにあります。岩層の中にあった特殊な結核が海水に侵食されて、海岸に突き出ました。ピーナッツのように見えるので、ピーナッツ岩と呼ばれています。『仙女鞋(天女の靴)』と生成過程が似ているように思われました。
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『象岩』です。象岩は硬い石灰質の固まりが、異なった侵食でによってできた、奇妙な形の岩です。岩の上に貝があけた穴の跡があり、動物の顔のように見えます。天女が野柳亀を退治した後、象に乗って天に帰るのを忘れました。それで、象は今でも天女が迎えに来るのを待っているため、陸に上がれないのだそうです。
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イチオシ
『女王頭(クイーンズヘッド)』です。野柳の象徴であるクイーンズヘッドはキノコ岩の一種です。地殻から突き出る過程で、海水の異なった浸食を受け、次第に現在の形になりました。台灣北部の地殻の平均隆起速度を計算すると、クイーンズヘッドの年齢は4000才くらいです。 キノコ岩のクイーンズヘッドは、1962年から1963年にかけて、天辺の結核が裂けてしまいました。それで角度によってはイギリスのエリサベス女王の頭のように見えるので、クイーンズヘッドと呼ばれる、野柳を象徴する岩になり、そのために触られたり壊されたりもしました。雨や風や日射しに晒されるだけでなく、観光客が触れることで更に侵食が速まりました。現在、一番細い首周りの部分は138センチとされます。
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小規模な『風化窓』のようです。風化作用により岩の表層は侵食の程度が違うため、蜂の巣状になったり、窓枠状になったりします。風化窓は平べったく地面に小さい枠が一枚ずつ敷いてあるように見え、表面は穴だらけになっている状態です。そのため『風化窓』と言う名前が付きました。
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歩道脇に薄っすらと残っていた円形の突起物のズームアップ光景ですとりあえず撮影してみ案したが、生成過程などは分かりませんでした。踏み付けられて、壊れてしまいそうな感じでした。
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台湾の風景特定区と指定された『野柳風景特定区』は、台湾最北端近くの新北市万里区(旧台北県万里郷)野柳村、野柳岬の付け根にあります。その指定を受けて整備されたのが『野柳地質公園』と紹介されていました。
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『金剛(キングコング岩)』です。第二エリアの速度検測台(そくどけんそくだい)の方向に、キングコングがドラゴンヘッドに向かってひざまずき、お参りしているように見えます。しかし、裏側から見ると、二匹の犬がキスをしているように見えるようです。 場所を間違えたか、裏側からの撮影になってしまいました。
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『海蝕溝』です。節理と岬の延びて行く方向が交わると、節理は波に浸蝕されて広がり、海蝕溝になります。野柳地質公園内には海蝕溝を渡れるように、多くの橋が架けられています。
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沖合に浮かぶ小島の光景です。かなりの大きな島でしたから、無人ではないようでしたが、切り立った岸壁が海に面していましたから、船での接岸は大変そうです。頂上付近に灯台らしい建造物が見えました。右手の低くなった部分にも、人工的な施設らしいものが見えました。
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同じく、沖合に浮かぶ小島の光景です。右手の低くなった部分がもう少し見やすいように撮影しました。頂上と同じように、灯台のような外観の建物でした。地図で確認しますと、野柳岬の東側から、岬に沿って伸びている岩礁の一部のようでした。重なって見えた、別の島かもしれません。
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沖合に浮かぶ小島の光景は、野柳岬の東側でしたが、今度は西側の光景です。奇岩の多くは、こちら側の海岸線に沿って生成していました。1千万年に及ぶ地殻変動、海蝕、風蝕が造り出した光景です。
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手前に見えるのは『節理』です。岬ができる過程の中で、岩層は外からの力が加わり、たくさんの裂け目ができました。裂け目のような節理の外観は、断層と似ていますが、裂けた部分の岩層は、その裂け目に沿って、相対的な移動は起こりません。これは節理と断層の大きな違いです。日本の柱状節理では、福井県の東尋坊、兵庫県の玄武洞、宮崎県の高千穂峡などが有名です。
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『節理』のズームアップ光景です。節理の大きさと深さには、一定の規則性はありません。間隔は狭いところで数センチメートルの物もあれば、広い所では数メートルに達することもあります。野柳の場合、豆腐岩のような裂け目の小さいものから、海蝕溝のように橋をかけなければならないほど裂け目の大きいものもあります。
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『野柳岬』の北西側に押し寄せる並みの光景です。台湾北部は、東シナ海に面しています。地図で見ますと『基隆(キールン)』は、日本の西表(いりおもて)島、石垣島や、宮古島より低い緯度(北緯)になります。
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類似した生成過程を経たらしい奇石に『メロンパン岩』がありますが、節理の筋がその岩のように密ではありません。名前は付いていないかも知れません。強いて言えば、『目玉焼き岩』か、『オムレツ岩』です。
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再集合の昼食のお店に向かう途中の光景です。今日の昼食のお店は、『野柳地質公園』に隣接する場所にある海鮮料理です。通路脇にあった、『風化窓』があった岩の光景です。飛び出した頭は、『鰐岩』と呼びたくなる光景でした。開けた口と目玉がありました。
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休憩用の椅子が置いてあった石畳の広場の光景です。その広場から眺めた、展望台の光景です。『野柳地質公園』の案内図で調べてみましたが、この場所や、前方に見える展望台には、名前は記されていませんでした。
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名前が記されていなかった、石畳の広場の光景です。隅の方に椅子が少し置かれ、有料らしい望遠鏡も置かれていましたが、稼働していないようでした。その左奥には『マリンバード・ロック(海鳥岩)』が見えていました。
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『金銭豹』のタイトルがあった説明パネルの光景です。『金銭豹』は、英文説明では『ザ・レオパルド(The Leopard)』と表記されていました。レオパルド(Leopardo)は、ヒョウ(豹)を表すイタリア語、スペイン語、ポルトガル語とされます。日本語では別種として、ジャガー、ヒョウ(およびクロヒョウ)、ピューマが使い分けられています。レオパルドは、日本語のヒョウとジャガーを指します。
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イチオシ
『金銭豹』の光景です。ただいま、毛替わり中のような姿でした。林の中にぽつんと置かれたような『金銭豹』ですが、潮汐のほか、地形変化の影響もあったようです。英語では、leopard、panther、black panther(黒豹)、jaguarなどが使われているようです。この奇岩は、2004年に地元のエコロジカル・サーベイ・チームにより発見されました。
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往きには気が付かなかった標識の紹介です。『野柳地質公園』の文字が記された、木製のモニュメント風の標識でした。『地質公園』の英訳の『ジオパーク(GEO PARK)』の表示も併記してありました。出入口に向かう、右手方面の光景です。
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野柳のお土産品店の光景です。『野柳特産街』と呼ばれているようです。日常品も多く並べられていました。辛い味付けらしい『辣味・尤(魚偏)魚』、甘い味付けらしい『蜜汁・尤(魚偏)魚』、『原味・小巻粽』などの表示がありました。『尤(魚偏)魚』は、イカ(烏賊)のことです。
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野柳のお土産品店の光景が続きます。このお店には、『遊魚舗』の看板がありました。表示を見ますと、スルメのようなタラの加工品の『鱈魚條』、『海苔』の袋詰め、ウナギの骨らしい『鰻魚骨』、や『香魚片』などでした。
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同じく、野柳のお土産品店の光景です。このお店にも屋号らしい『十分好運・手工牛軋糖』の看板がありました。甘いもの屋さんのようです。日本語併記の『ナッツ粉(化生粉)』、『パイナップルキンカン』、『ピーナッツミルク(原味牛軋糖)』などの表示がありました。
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同じく、野柳のお土産品店の光景です。魚の加工食品が主のようです。瓶詰や袋詰めの品も並んでいましたが、一番手前に置かれているのは、量り売りの煮干しや干しエビなどでした。国内観光客向けの品々のイメージです。
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