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宮宿と同様、七里の渡しの渡船場として栄えた桑名宿を訪れます。江戸時代のものではないのですが、六華苑という素敵な邸宅が見学できるようなのでまずはそこから散策開始です。<br />

六華苑と七里の渡しで栄えた桑名宿(東海道五十三次42番目)⑧

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2020/01/12 - 2020/01/12

234位(同エリア934件中)

カウベル

カウベルさん

この旅行記のスケジュール

2020/01/12

この旅行記スケジュールを元に

宮宿と同様、七里の渡しの渡船場として栄えた桑名宿を訪れます。江戸時代のものではないのですが、六華苑という素敵な邸宅が見学できるようなのでまずはそこから散策開始です。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車 徒歩

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  • 桑名七里の渡し公園の駐車場にとめ、六華苑へ。<br />ここは山林王と呼ばれた桑名の実業家、二代目諸戸清六の邸宅で大正2年に竣工したもの。<br />東海道とは関係ないのですが、明治から大正初期を代表する洋館、和館があるということでやって来ました。

    桑名七里の渡し公園の駐車場にとめ、六華苑へ。
    ここは山林王と呼ばれた桑名の実業家、二代目諸戸清六の邸宅で大正2年に竣工したもの。
    東海道とは関係ないのですが、明治から大正初期を代表する洋館、和館があるということでやって来ました。

  • この洋館は「日本近代建築の父」と呼ばれた、ジョサイア・コンドルが手がけたそうです。とてもかわいらしいのに曇り空が残念。

    この洋館は「日本近代建築の父」と呼ばれた、ジョサイア・コンドルが手がけたそうです。とてもかわいらしいのに曇り空が残念。

  • 隣には和館が。こちらが入り口になっています。

    隣には和館が。こちらが入り口になっています。

  • 渡り廊下を通って、まずは洋館から見学します。<br />モダンなトイレ。

    渡り廊下を通って、まずは洋館から見学します。
    モダンなトイレ。

  • この雰囲気は名古屋で行った豊田佐助邸の感じに似てます。

    この雰囲気は名古屋で行った豊田佐助邸の感じに似てます。

  • 洋館の玄関。

    洋館の玄関。

  • 家具や床のタイルもおしゃれ。

    家具や床のタイルもおしゃれ。

  • 暖炉も。

    暖炉も。

  • シャンデリアも。

    シャンデリアも。

  • 旅行鞄も巨大。

    旅行鞄も巨大。

  • 窓からは隣の和館が見え、不思議な感じ。

    窓からは隣の和館が見え、不思議な感じ。

  • お天気ならいいサンルーム。今日は寒い!

    お天気ならいいサンルーム。今日は寒い!

  • 庭園も広大。

    庭園も広大。

  • 窓が多くて外がよく見えて仕事もはかどりそう。

    窓が多くて外がよく見えて仕事もはかどりそう。

  • ちょっと和な要素も入ってて、でもシンプルです。

    ちょっと和な要素も入ってて、でもシンプルです。

  • 壁紙もかわいらしい。

    壁紙もかわいらしい。

  • 冬はちょっと寂しい庭園。

    冬はちょっと寂しい庭園。

  • これ確か電気のスイッチでした。

    これ確か電気のスイッチでした。

  • 和館へ行くと・・

    和館へ行くと・・

  • こちらからは庭園も良い感じに見えます。

    こちらからは庭園も良い感じに見えます。

  • 紅葉の時期などはいいかも。

    紅葉の時期などはいいかも。

  • 和室はびっくりするほどの広さ。旅館みたい。

    和室はびっくりするほどの広さ。旅館みたい。

  • 蔵。

    蔵。

  • 中庭。左は受付などのある所で、カフェもありました。

    中庭。左は受付などのある所で、カフェもありました。

  • 一旦外にでて、離れなども見学できます。

    一旦外にでて、離れなども見学できます。

  • この装飾、素敵。

    この装飾、素敵。

  • こちらから見るとまた違った雰囲気です。

    こちらから見るとまた違った雰囲気です。

  • 煉瓦塀。崩れてしまってるところがまたいい感じ。

    煉瓦塀。崩れてしまってるところがまたいい感じ。

  • 緑の綺麗な季節にまた来たいなー。

    緑の綺麗な季節にまた来たいなー。

  • 今日は成人式で、たくさんの成人の方が家族で写真撮影に来られてました。

    今日は成人式で、たくさんの成人の方が家族で写真撮影に来られてました。

  • 蔵。

    蔵。

  • 見所いっぱいで楽しかった!

    見所いっぱいで楽しかった!

  • さて、ようやく東海道歩きを始めます。<br />住吉神社。<br />桑名は古くから伊勢湾、木曽三川を利用した広域的な舟運の拠点港として「十楽の津」と呼ばれ、木材や米等の集散する自由活発な商業都市として発達してきました。住吉浦は、廻船の舟溜りで、全国から多数の廻船業者が集まっていました。この人たちによって航海の安全を祈り、住吉神社(現大阪市)から勧請してこの住吉神社が建立されました

    さて、ようやく東海道歩きを始めます。
    住吉神社。
    桑名は古くから伊勢湾、木曽三川を利用した広域的な舟運の拠点港として「十楽の津」と呼ばれ、木材や米等の集散する自由活発な商業都市として発達してきました。住吉浦は、廻船の舟溜りで、全国から多数の廻船業者が集まっていました。この人たちによって航海の安全を祈り、住吉神社(現大阪市)から勧請してこの住吉神社が建立されました

  • 神社前の石灯篭2基は、江戸時代の材木商達が寄進したもの、ということです。

    神社前の石灯篭2基は、江戸時代の材木商達が寄進したもの、ということです。

  • ほんとお天気が残念。

    ほんとお天気が残念。

  • 振り返ると近未来的な長良川河口堰。

    振り返ると近未来的な長良川河口堰。

  • 蟠龍櫓。

    蟠龍櫓。

  • 櫓の中に入ってみます。

    櫓の中に入ってみます。

  • 「蟠龍」とは、天に昇る前のうずくまった状態の龍のことです。龍は水を司る聖獣として中国では寺院や廟などの装飾モチーフとしても広く用いられています。

    「蟠龍」とは、天に昇る前のうずくまった状態の龍のことです。龍は水を司る聖獣として中国では寺院や廟などの装飾モチーフとしても広く用いられています。

  • 蟠龍櫓は、航海の守護神としてここに据えられたものと考えられています。

    蟠龍櫓は、航海の守護神としてここに据えられたものと考えられています。

  • 歌川広重の浮世絵「東海道五十三次」でも、海上の名城と謳われた桑名を表すためにこの櫓を象徴的に描いています。

    歌川広重の浮世絵「東海道五十三次」でも、海上の名城と謳われた桑名を表すためにこの櫓を象徴的に描いています。

  • 当時はここを渡るのも大変で、着いた時にはほっとしたことでしょう。

    当時はここを渡るのも大変で、着いた時にはほっとしたことでしょう。

  • 七里の渡し跡。<br />熱田・宮の渡しから海上七里を船に乗り、桑名の渡しに着いたことから「七里の渡」と呼ばれています。当時は、東海道の42番目の宿場町として大賑わいを見せていました。ここにある大鳥居は、これより伊勢路に入ることから「伊勢国一の鳥居」と称され、伊勢神宮の遷宮ごとに建て替えられています。<br />

    七里の渡し跡。
    熱田・宮の渡しから海上七里を船に乗り、桑名の渡しに着いたことから「七里の渡」と呼ばれています。当時は、東海道の42番目の宿場町として大賑わいを見せていました。ここにある大鳥居は、これより伊勢路に入ることから「伊勢国一の鳥居」と称され、伊勢神宮の遷宮ごとに建て替えられています。

  • 九華公園(桑名城址)には本田忠勝像が。<br />本田忠勝は徳川家康の側近で伊勢桑名藩の初代藩主。

    九華公園(桑名城址)には本田忠勝像が。
    本田忠勝は徳川家康の側近で伊勢桑名藩の初代藩主。

  • 水鳥がたくさん。

    水鳥がたくさん。

  • 今は寂しいけど桜の名所だそうです。

    今は寂しいけど桜の名所だそうです。

  • 三条大橋?

    三条大橋?

  • ようやく東海道に合流しました。この辺りはペイントされていてわかりやすいです。

    ようやく東海道に合流しました。この辺りはペイントされていてわかりやすいです。

  • こんな表示も。

    こんな表示も。

  • 吉津屋見附跡。

    吉津屋見附跡。

  • 十念寺。

    十念寺。

  • 天武天皇社。

    天武天皇社。

  • サザンカでしょうか?

    サザンカでしょうか?

  • 赤いじゅうたんになってました。

    赤いじゅうたんになってました。

  • 善西寺。

    善西寺。

  • 矢田立場。<br />江戸時代の矢田町は、東海道の立場(宿場と宿場の間にあって、旅人が休憩する茶店などが集まっている所)でした。<br />これは火の見櫓を再現したもの。<br />だいぶ歩いたので、この辺りでUターンし、戻ります。

    矢田立場。
    江戸時代の矢田町は、東海道の立場(宿場と宿場の間にあって、旅人が休憩する茶店などが集まっている所)でした。
    これは火の見櫓を再現したもの。
    だいぶ歩いたので、この辺りでUターンし、戻ります。

  • 桑名宿は本陣2軒、脇本陣4軒、旅籠数120軒を数える賑やかな宿場でした。本陣などは残っていませんが、帰りはそんな町並みをちょっとゆっくり見ます。

    桑名宿は本陣2軒、脇本陣4軒、旅籠数120軒を数える賑やかな宿場でした。本陣などは残っていませんが、帰りはそんな町並みをちょっとゆっくり見ます。

  • この和菓子屋も良い感じ。ここでお土産を購入。

    この和菓子屋も良い感じ。ここでお土産を購入。

  • 行きに見た三条大橋に戻ってきました。

    行きに見た三条大橋に戻ってきました。

  • 実は、ここ旧東海道を再現してるみたいでした。

    実は、ここ旧東海道を再現してるみたいでした。

  • 東海道逆走ですが・・。富士山もあって。

    東海道逆走ですが・・。富士山もあって。

  • あっという間に

    あっという間に

  • 日本橋です(笑)。

    日本橋です(笑)。

  • 石垣と船がいい雰囲気をだしてました。

    石垣と船がいい雰囲気をだしてました。

  • 桑名宗社(春日神社)。<br />「勢州桑名に過ぎたる者は銅の鳥居に二朱女郎」と歌われた日本随一の青銅鳥居。

    桑名宗社(春日神社)。
    「勢州桑名に過ぎたる者は銅の鳥居に二朱女郎」と歌われた日本随一の青銅鳥居。

  • 楼門。平成7年に再建されたそうで、とても立派です。<br /><br />桑名宗社は、桑名神社と中臣神社の両社からなり、お参りする際にも2つに分かれていたのがおもしろかったです。

    楼門。平成7年に再建されたそうで、とても立派です。

    桑名宗社は、桑名神社と中臣神社の両社からなり、お参りする際にも2つに分かれていたのがおもしろかったです。

  • 向かいにはとらや老舗さん。もちろん、とらや饅頭をいただきました!

    向かいにはとらや老舗さん。もちろん、とらや饅頭をいただきました!

  • 創業1704年。桑名宿を訪れた武士とかも食べたのでしょうか。

    創業1704年。桑名宿を訪れた武士とかも食べたのでしょうか。

  • こちらへ渡ると多聞橋の方へ。

    こちらへ渡ると多聞橋の方へ。

  • 明治10年創業の歌行燈さんも雰囲気がいいです。

    明治10年創業の歌行燈さんも雰囲気がいいです。

  • やっと七里の渡しまで戻ってきました。

    やっと七里の渡しまで戻ってきました。

  • ザ フナツヤ。明治8年より東海道五十三次「桑名宿」大塚本陣の跡地に料亭旅館 船津屋として始まった趣ある建物は現在結婚式場になっているようです。<br /><br />「皇族や要人にしか使用が許されなかったかつての大広間を挙式会場に、宮大工ではなく船大工が作った建築当時の姿をそのまま残す柱や梁に、130年の歴史や格式の高さを感じることができます。」<br /><br />レストランがあるようなのでまたいつか行ってみたいです。

    ザ フナツヤ。明治8年より東海道五十三次「桑名宿」大塚本陣の跡地に料亭旅館 船津屋として始まった趣ある建物は現在結婚式場になっているようです。

    「皇族や要人にしか使用が許されなかったかつての大広間を挙式会場に、宮大工ではなく船大工が作った建築当時の姿をそのまま残す柱や梁に、130年の歴史や格式の高さを感じることができます。」

    レストランがあるようなのでまたいつか行ってみたいです。

  • 歌行燈句碑。<br />明治四十二年、泉鏡花は桑名を訪れ船津屋に一泊、ここを舞台に名作「歌行燈」を書き上げました。のちに「歌行燈」を戯曲化した久保田万太郎が詠んだ「かわをそに火をぬすまれてあけやすき」の句碑が船津屋表塀に建っています。

    歌行燈句碑。
    明治四十二年、泉鏡花は桑名を訪れ船津屋に一泊、ここを舞台に名作「歌行燈」を書き上げました。のちに「歌行燈」を戯曲化した久保田万太郎が詠んだ「かわをそに火をぬすまれてあけやすき」の句碑が船津屋表塀に建っています。

  • 東海道をほぼ見終え、レンガの散歩道へ。

    東海道をほぼ見終え、レンガの散歩道へ。

  • 寺町商店街をふらふらして帰途につきました。

    寺町商店街をふらふらして帰途につきました。

  • 最後は桑名のマンホール。

    最後は桑名のマンホール。

  • ハマグリかわいい。今回は食べられず残念。

    ハマグリかわいい。今回は食べられず残念。

  • 七里の渡しバージョン。

    七里の渡しバージョン。

  • 千羽鶴?・・と思い調べると<br /><br />[千羽鶴の由来] 桑名に伝承されている千羽鶴は、一枚の紙から数羽の連続した鶴を折る独特の連鶴です。これは、江戸時代、長円寺の住職だった魯縞庵義道(ろこうあんぎどう)によって考案された連鶴で、2羽から97羽の鶴を、一枚の紙に切り込みを入れるだけで繁いでいく方法です。義道のこの折り方は「桑名の千羽鶴」と名付けられ、桑名市の無形文化財に指定されています。<br /><br />桑名、おもしろい所でした。

    千羽鶴?・・と思い調べると

    [千羽鶴の由来] 桑名に伝承されている千羽鶴は、一枚の紙から数羽の連続した鶴を折る独特の連鶴です。これは、江戸時代、長円寺の住職だった魯縞庵義道(ろこうあんぎどう)によって考案された連鶴で、2羽から97羽の鶴を、一枚の紙に切り込みを入れるだけで繁いでいく方法です。義道のこの折り方は「桑名の千羽鶴」と名付けられ、桑名市の無形文化財に指定されています。

    桑名、おもしろい所でした。

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