京急線各駅下車の旅（３）金沢八景駅（神奈川県横浜市）

2020/01/13 - 2020/01/13

京急線各駅下車の旅。第３回目は京急本線の金沢八景駅です。
この駅は京急本線と逗子線の分岐駅であるとともに金沢シーサイドラインとの乗換駅にもなっています。
駅名の由来は幕末の浮世絵師、歌川広重が描いた金沢八景から来ているそうです。
再開発が進む金沢八景駅前。新しい橋上駅舎が完成し金沢シーサイドラインとも直結。駅前バスターミナルも整備されました。
駅ビル「京急ウィングキッチン」が今年２月末の営業開始に向けて工事中でした。

エリア 八景島(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 2.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄

前回ＹＲＰ野比駅の訪問を終えて乗った快特が２１００形で快適な座席に座れちゃったので。
本当はお隣京急久里浜駅で降りるつもりでいたのに、もう少し乗っていたくなっちゃいました。
というわけで金沢八景駅まで乗り通すことにしました。

京急本線 (空港線) 乗り物

金沢八景駅に到着した快特電車。

金沢八景駅 駅

京急本線の金沢八景駅。
駅番号はＫＫ５０。
横浜市の南部に位置する駅で品川から４０．９Ｋｍ、快特だと品川から３６分ほどで到着します。
以前は快特の通過駅でしたが、２０１０年から快特停車駅に昇格しています。

金沢八景駅の下り方面を見ると、右側に逗子線が分岐しています。

ホームに降り立ってみて、上りの階段があることに驚きました。

エスカレーターもホームの上に向かっています。
かつてはホーム下の地下道を通ってホーム下改札口から駅へ出入りしていたのですが、再開発によって橋上駅舎に変わっていました。

２面２線のホーム。
１番線は本線下り。２番線は本線と逗子線の下り。
３番線は本線上り。４番線は本線、逗子線上りと逗子線の金沢八景折り返し。

橋上コンコースと改札口。

ここには駅名の由来となった幕末の浮世絵師、歌川広重の金沢八景と書かれた大きなパネルがありました。

駅周辺図。

写真を拡大して今回訪ねる範囲を赤で囲んでおきます。
金沢シーサイドラインとの乗換駅。近くには京急金沢検車区や総合車両製作所（元東急車輛）があります。
近くには横浜市立大学や関東学院大学などもあり学生さんの多い駅です。
このあとで瀬戸神社や、麺や風まかせを訪れます。

橋上の改札口へ。

改札を出るとすぐペデストリアンデッキ。

すぐ左手に金沢シーサイドライン金沢八景駅があります。
以前は国道１６号線を超えて少し離れていたシーサイドラインの駅でしたが、シーサイドラインの高架線延長工事も終わって（２０１９年３月）便利になりました。

左がシーサイドライン金沢八景駅高架。その真下にバスターミナルやタクシー乗り場が整備されました。

駅を跨ぐ歩道橋も整備されました。
歩道橋を渡って駅の西側へ。

歩道橋の上から４番線を出発する上りエアポート急行が見えました。

その先には金沢検車区。

金沢検車区で休む車両たちも見えています。
なお、金沢八景―金沢文庫間は京急線内で唯一の複々線区間です。
（子安ー神奈川新町間は上り線のみ複線になっています）

エアポート急行が出発して行った４番線。
線路が３本（三線軌条）になっているのはこの先にある総合車両製作所（元東急車輛）への引き込み線があるためです。
ＪＲ横須賀線の逗子駅から分岐した線路が京急逗子線の神武寺駅構内で京急線上り線側に取り込まれて、神武寺ー金沢八景間で三線軌条となっています。
京急の線路幅は新幹線と同じ標準軌（１４３５ｍｍ）となっているのに対してＪＲの線路幅が狭軌（１０６７ｍｍ）になっているためです。

駅の西側から。
正面に見えるのは行き止まりのシーサイドライン金沢八景駅。
その手前が京急金沢八景駅。

駅西側では公園整備中。
かつてはこのあたりに茅葺き屋根の古民家があって駅からも見ることができる名所にもなっていたのですが、１０年ほど前に火災に遭ってその後解体されてしまったようです。

整備中の公園の案内看板。

駅の東側に戻ってシーサイドライン金沢八景駅改札口前へ。
ちょうど入ってきた電車を撮影。

金沢シーサイドライン (横浜シーサイドライン) 乗り物

京急金沢八景駅に隣接して駅ビル「ウィングキッチン金沢八景」を建設整備中。
今年の２月２８日にオープン予定で京急ストアや飲食店、コンビニなどが入る予定だそうです。
便利になります。
内部のエスカレーターは使用開始されています。

地上に降りて駅の東側へ。

シーサイドライン金沢八景駅の直下はバスターミナル。

かつては小さな商店などがある狭い駅前でしたが再開発によって広々と、というよりはガランとした感じになっていました。

駅の東側にもビルが建設中。

シーサイドラインの高架の下を横切る国道１６号線。

国道１６号線横須賀方面。

交差点を超えて金沢文庫方面へ歩きます。

成人の日で休日だったこの日。多くの人が歩いていました。

交差点を渡るとすぐに提灯が目立つ瀬戸神社。

瀬戸神社 寺・神社・教会

１１８０年に源頼朝によって創建されたという由緒ある神社です。
鎌倉にも近い金沢八景です。

木造守門神坐像が安置されていると看板が告げていました。

鳥居をくぐってお詣りさせていただきます。

手水舎。

拝殿。

狛犬と授与所。

こちらの神々しい大木は。

蛇混柏（じゃびゃくしん）。
１６８０年の大風で転倒してもなお、朽ちていないと書かれていました。

参拝を終えて駅の方へ戻ろうとするとちょうどシーサイドラインの電車が高架上にさしかかりました。

交差点の角にはラーメン屋さん。
時刻は１２時４５分。おなかもすいたので。
と覗いてみると混雑していたのでパス。

途中にもう１軒ラーメン店を挟んでこちらにも。
こっちも満員ぽい。

中華 八景堂 グルメ・レストラン

３軒の内真ん中のお店を覗いてみると混んではいるものの席が空いているみたいだったので入ってみることにしました。
「麺や　風まかせ」というお店です。

狭い店内にはテーブル席が１０席くらいと３人分の幅に４つの椅子を並べたと思えるほど超狭いカウンターが４席。
一人だったので案の定カウンターに通されました。
ラーメンと餃子にしました。
テーブル席が空いているのに次々に入って来る一人客を入れ替わりカウンターに詰め込むものだから、人が立ったり座ったりするたびに荷物が当たったりして、落ち着いて味わう暇もありませんでした。普通のラーメンだった気がしますが。
「ゆったり食べること」を求めたのが間違いだったのかな？入る店を間違えたと、とっても後悔しましたがあとのまつり。時にはまぁこういうこともあります。

駅の方へ戻ります。
このあたり、再開発前は狭いエリアに人がたくさんいていっつも混雑していた印象があります。

シーサイドライン金沢八景駅入口。

京急金沢八景駅前。
かつてはホームの真下がメインの改札口だったのですが、今は補助的に使われている感じ。

金沢八景駅 駅

地下道からホームへ上る階段は使用停止され、エレベーター専用となっていました。

昔はこの地下道を通って乗り降りしたものです。
懐かしく思い出します。
新しくなった金沢八景駅。今後ますますの発展が期待されます。

（つづく）

この旅行記へのコメント （2）

• ふわっくまさん 2020/01/30 12:08:39

  金沢八景・・☆

  HAPPINさん、こんにちは。
  初めて掲示板に、お邪魔させていただきます。
  
  関西に住んでいると、金沢といえば北陸の方を連想しがちですが・・
  随分以前に京急富岡の辺りの方々と、仕事でやり取りしたことを思い出しました。
  歌川広重氏の金沢八景から駅名が付いたなんて、とてもステキですねー
  
  今年最初の連休で街歩きをされて、お陰様で電話のやり取りで終わってしまった方々の近くに行けた気分になれました♪
  　　　　　　　　　　　　ふわっくま

  HAPPINさん からの返信 2020/01/30 17:06:46

  RE: 金沢八景・・☆

  ふわっくまさん、はじめまして。
  何度か旅行記にはお邪魔させていただいていたのですが、いいね！とコメントをありがとうございます。
  金沢八景駅のお隣には金沢文庫駅という駅もあります。あのたあたりは横浜市金沢区ですし、京急富岡も金沢区内になります。
  
  今年になって伊豆へ行かれているのですね。私も2週間ほど前に伊東に行って来たのでなんだか嬉しくなりました。
  たま駅長にも会いに行ってみたいなぁ。
  
  今後ともよろしくお願いいたします。
  
  Ｈａｐｐｉｎ