中学生とご褒美UK旅行 part 5 - マンチェスターユナイテッド聖地巡礼

2019/10/08 - 2019/10/18

「いつになったら旅行に連れて行ってくれるの？」

2019年1月頃、義弟から質問を投げかけられたSalaam。実は数年前に「勉強頑張ったら海外旅行に連れて行ってあげる」と約束し、おっさんは忘れるも義弟はしっかり覚えていたのです。
聞けば義弟、学年600人もいるマンモス中学校で学年1位に輝き、今こそ義兄に約束を果たしてもらおう、と約束の念押しをされた次第。600人中1位になって約束を果たさないと大和男子の名折れは必至、義弟を旅行に連れて行く事にしました。

当初のご褒美旅行は香港を考えておりましたが
義弟→サッカーのプレミアリーグファン
ワイフ様→ハリーポッターファン
私→学生時代の旧友がいる
と、三者三様の利害関係や一致したので、行き先をイギリスに決定！

さぁ久々のヨーロッパ、最大限楽しみましょう！

【旅程表】
10月08日　成田→仁川
10月09日　仁川→ドーハ→ロンドン→マンチェスター
10月10日★マンチェスター→インバネス
10月11日　ハイランド地方
10月12日　エジンバラ→ロンドン
10月13日　ロンドン
10月14日　ロンドン
10月15日　ロンドン
10月16日　ロンドン→ドーハ
10月17日　ドーハ→仁川
10月18日　仁川→成田

エリア マンチェスター(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 レンタカー 徒歩 飛行機
• 航空会社: チェジュ航空 ブリティッシュエアウェイズ カタール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

無事にマンチェスターに到着し、取り敢えずホテルに向かいましょう。　
元々は市電を使って向かう予定でしたが、だいぶ遅くなってしまったのでタクシーを使いましょう。
￡30、日本円で4000円越え…痛い。
早速イギリス物価高の洗礼を受けた気分。

マンチェスター国際空港 (MAN) 空港

今夜投宿するのがこちら、『ホテルフットボール』。　
その名の通り、サッカーファンをターゲットにしたホテルでイギリスの名門チーム、マンチェスターユナイテッド（以下マンU）のホームグラウンド、オールドトラッフォードスタジアムの目の前にあるにはふさわしいホテル。

ホテル フットボール オールド トラフォード ア トリビュート ポートフォリオ ホテル ホテル

じゃん！　
窓の外にオールドトラッフォードが見える部屋を指定しました。
ご覧の通り「これでもか！」とサッカーをテーマとしたホテルです。

ホテル フットボール オールド トラフォード ア トリビュート ポートフォリオ ホテル ホテル

目と鼻の先にはスタジアム！　
部屋に入ってカーテンを開けたらオールドトラッフォード！と言うシチュエーションで義弟が狂喜する、とイメージしましたが、ホテルに到着する1分前にタクシーの車窓から目ざとくもスタジアムを発見し喜びの第一ウェーブを済ませてしまった義弟。

ホテル フットボール オールド トラフォード ア トリビュート ポートフォリオ ホテル ホテル

ファミリールームをオーダーしました。
今回の旅行で一番違和感満載だったのがホテルの部屋取り。いつもはワイフ様と二人ですが、今回は3人。3人部屋の手配の難しい事！

ちなみにこちらのホテルではファミリールームは「スクワッド・ルーム」と言う名称。スクワッドは英語のスラングでサッカーの１チーム（または仲良し１グループ）の意味。名称まで徹底しております。

ホテル フットボール オールド トラフォード ア トリビュート ポートフォリオ ホテル ホテル

一応バスタブもありますが、お湯を張る事もなく、排水がイマイチなシャワーブースだけで事足りました。

1泊￡205。約3万円。チャリーン( ﾉД`)ｼｸｼｸ…

ホテル フットボール オールド トラフォード ア トリビュート ポートフォリオ ホテル ホテル

今回マンチェスターに来たのは義弟がマンUの大ファンだから。
彼にとっては正に聖地巡礼。だから何十時間も乗り継いで到着したマンチェスターでヘトヘトなハズなのにテンションダダ上がり。
部屋の細かいディテールにもサッカーファンの心をくすぐる仕様になっているのがニクイね！
シャンプー類はまるでサッカーの背番号。そしてウェルカムチョコレートもサッカーボール型。他にもサッカーチームのチームデータカード等々。

ホテル フットボール オールド トラフォード ア トリビュート ポートフォリオ ホテル ホテル

極めつけはベッドの枕カバー。
「Dream big」や「Dreaming of Victory」等、リーグチャンピオンを連想させるような言葉と寝る事を組み合わせた遊び心！
もっとも、今シーズンの成績を考えるとマンUのチャンピオやビッグはDream止まり必至だけどね(´∀｀)

移動で疲れたので、空港のミニスーパーで買ったサンドイッチで軽く済ませます。
おやすみなさい！

ホテル フットボール オールド トラフォード ア トリビュート ポートフォリオ ホテル ホテル

おはようございます！

目覚め、カーテンを開け、再びスタジアムが目の前にある事を再確認した義弟のテンションは朝から最高潮です。
お察しの通り、義弟はプレミアリーグの中でもマンUの熱狂的ファン。今回イギリスを目的地に選んだ一番の理由が彼をオールドトラッフォードの連れてきてあげたかったから。

…ここで最大の反省点。
あまりサッカー事情に明るくない私、本当は義弟をマンUの試合に連れて行ってあげたかった私。チケットは極めて入手困難との事で、義弟・ワイフ様・私と三人分有料ファンクラブ会員登録までしたのに、なんと我々の渡英期間（本当にイギリス到着日から帰国日翌日まで！）はUEFAヨーロッパリーグのトーナメント期間中でマンUとしての試合は開催されておらず！
義弟よ、すまん ( T∀T)

ホテル フットボール オールド トラフォード ア トリビュート ポートフォリオ ホテル ホテル

腹が減っては試合…じゃなくて戦ができぬ。
って事で朝食会場に行きましょう。

併設のレストランも随所にサッカーファンの心をくすぐるインテリア。往年の名プレイヤーのポートレートが飾られております。
マンUファンとは言え、広義的にはサッカーファン。義弟は一人一人のポートレートを眺めながら、各プレイヤーに関する逸話を熱く語っております。母国語はタイ語で英語はまだまだ勉強中な彼が、一生懸命英語で私に説明してくれるのを眺め、本当に連れてきてよかったな、と実感する瞬間。

ホテル フットボール オールド トラフォード ア トリビュート ポートフォリオ ホテル ホテル

朝食会場の一角にあったパンとドリンク、シリアルのコーナー。
本日一日はここのコーナーキックからスタートです。

ホテル フットボール オールド トラフォード ア トリビュート ポートフォリオ ホテル ホテル

イギリスでしたい事を一通り聞きはしましたが、基本的にプランは我々夫妻が決定し、詳細は義弟には明かしておりません。
義弟はサッカースタジアムツアーに行く気満々ですが、ここで「サッカースタジアムも（外から）眺めたから次に移動ね」と意地悪言ったら「え？」となる義弟の図。

ホテル フットボール オールド トラフォード ア トリビュート ポートフォリオ ホテル ホテル

「コーヒーかティーをお持ちしますか？」
もちろん英国紳士よろしく、コーヒーではなく紅茶を頂きます。
ポットやマグカップも70年代のサッカーチームユニフォームを彷彿させるシンプルなボーダー柄。こう言う細かな遊び心がイイネ！

ホテル フットボール オールド トラフォード ア トリビュート ポートフォリオ ホテル ホテル

義弟クンの朝食。
『The Early Kick Off』

イングリッシュブレックファースト一式をピザにした代物。
なかなかなボリュームで、大食いの義弟クンも完食できず（笑）

ホテル フットボール オールド トラフォード ア トリビュート ポートフォリオ ホテル ホテル

イギリスに来たからには朝食はこれできまりでしょう！
『Full English Breakfast』
手前から時計回りに…
・ブラックプディング
・お好みの卵料理(目玉焼き)
・ベークドビーンズ
・イギリス風ソーセージ
・ベーコン
・マッシュルームとトマトのグリル

手前の焦げて炭みたいになってしまった代物、ブラックプディングはイギリスでは一般的な血を混ぜたミラノ風ソーセージみたいな物。血を使っているので独特な風味があり、好き嫌いは分かれますが私は大好き！

ホテル フットボール オールド トラフォード ア トリビュート ポートフォリオ ホテル ホテル

いきなり場所が変わるようですが、ホテルとスタジアムは目と鼻の先なので朝食後腹ごしらえも早々にスタジアムへ！

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

聖地巡礼に伴い、the holy trinity（三聖人）とも呼ばれる、3人に敬意を払います。
ジョージ・ベスト、デニス・ロウ、そしてボビー・チャールトンの3人はマンUを初めてユーロカップ王座に導いた功労者として、特にボビー・チャールトンはマンU選手8人の選手が死亡する飛行機墜落事故から生還し最終的にはナイトの称号（Sir）まで授かった名プレイヤー。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

Welcome to Old Traffordの文字に感無量の義弟。
スタジアムに入る前から感極まりしばし立ち尽くしており、携帯で写真を撮ったりしながら浸っております。
いいよ、好きなだけ浸ってくれ(*´▽｀*)

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

ボビー・チャールトンと並び、マンUに栄光をもたらした功労者と言えばアレックス・ファーガソンを忘れてはいけません。同じくナイトの称号を与えられていますが、その栄光については後程。
オールドトラッフォードスタジアムは大きく分けて東西南北4つのスタンドに分かれていますが、北スタンドだけは栄誉を讃えてサー・アレックス・ファーガソン・スタンドと名付けられています。この事からも如何に偉大だったかが解りますね！

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

スタジアムに入る前に横のチケット&メンバーシップ事務局へ。
実は電話越しでファンクラブ会員に登録する際、義弟の名前のTがPとしてご登録されてしまい、例えばタナカである所がパナカになってしまったのです。で、電話越しで訂正をお願いしてもなかなか事が進まなかったので直接こちらで依頼。ほんの10分程度で正しい名前の会員証を入手し義弟もご満悦。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

サッカー熱が然程でもない私は旧型二階建てバスAECルートマスターを改造した屋台に興奮。
かつてはイギリスの顔とも言える存在となったこのバスも2005年に退役し、次世代二階建てバスばかりになったのは残念につきます。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

そんな私の懐古を他所にマンUで興奮しきりの義弟。
普段は物静かで大人しい子なのに見るもの全てに反応。その様は産まれて視力を得たばかりの赤ちゃんの如し。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

スタジアムツアーは11時から。
まだちょっと早いから、とオフィシャルグッズショップ、メガストアへ。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

こちらではユニフォームに名入れをしてもらえます。
って事で、サプライズでオフィシャルユニフォームに義弟の名入れをしてもらいましょう。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

慣れた手付きでさくさくーっと並べ、加熱式プレスで圧着。
こちらも10分程度で完成。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

マンチェスターユナイテッドに新しい選手が加わりました！

マンUファンですが、タイのナイトマーケットで買った真贋怪しいユニフォームしか持っていなかった義弟。
まさかここでオフィシャルなユニフォームを買って貰えると思っていなかったみたいで、スタジアムだけでテンションマックスだったところ、一層テンションが上がりリミッター越え。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

そろそろスタジアムツアーに向かいましょう。
義弟「ちょっと待ってて！」
感動のあまりスタジアムの壁にキスをする義弟(笑)

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

スタジアムツアーの受付が終わったらツアー開始時刻までミュージアムへ。
こちらはオールドトラッフォードの、と言うよりマンUの歴史を解説した資料館。展示されている内容を細かに全部見ていたら2時間あっても足りない！

マンチェスターユナイテッドFC博物館 博物館・美術館・ギャラリー

時に義弟クンが背番号に選んだのは栄光の7番。
ジョージ・ベスト、エリック・カントナ、ベッカム、ロナウド…マンUで活躍した歴代のスーパースターが着用した背番号は譲れなかったようで、「何番？」と聞いた瞬間に即答。

一番下の段にロナウドとカントナの背番号7が輝かしい！
ちなみに「DIEU」はフランス語で「神」。フランス人であるカントナに付けられた愛称ですね。

マンチェスターユナイテッドFC博物館 博物館・美術館・ギャラリー

レプリカですが、マンUが獲得したトロフィーの数々。
これだけ並べばサッカーファンでなくとも如何にマンUが栄光をほしいままにしてきたかが解りますね！

マンチェスターユナイテッドFC博物館 博物館・美術館・ギャラリー

歴代ユニフォームが並びます。
デザインだけではなく、私用されている素材が如何に進化してきたかも解ります。

あまりサッカーは詳しくないながらも、幼少期の私も実はマンUファンでした。
世代としては左側にチラッと見えますが、胸スポンサーがSHARPさんだった時代。当時は日系企業の胸スポンサーが勢ぞろい。
他にもアーセナルのJVC、エヴァトンのNEC、マンチェスターシティーのブラザー工業、そして我が親父が大ファンのクリスタルパレスはTDK。他にあったかな？

マンチェスターユナイテッドFC博物館 博物館・美術館・ギャラリー

グレート・デーンの愛称で親しまれた、恐らくサッカー史上最高のゴールキーパー、ピーターシュマイケル。
マンUの栄光期90年代を作り上げた強力な攻撃陣が二本柱の一方であれば、もう一方は間違いなく難攻不落の鉄壁であったシュマイケルのお陰でしょう。

マンチェスターユナイテッドFC博物館 博物館・美術館・ギャラリー

そして私の中で最高の暴れ馬、エリック・カントナ！
私のマンU愛（と言っても熱狂的ファンの足元にも及びませんが）はカントナ愛によるものと言っても過言ではないです。

マンチェスターユナイテッドFC博物館 博物館・美術館・ギャラリー

カントナを語る際に避けて通れないのが1995年のクリスタルパレスvsマンチェスターユナイテッドの試合。
ラフプレーでレッドカードを受けたカントナがパレスファンから人種差別的な口撃を受け激おこ、かの有名な「カンフーキック」をお見舞いし8ヵ月(!!)もの出場停止を言い渡された瞬間。
実はこの試合、パレスファンの父に連れられてこの場にいたんです。この写真があと5列くらい右後ろに写っていたら私も入っているくらいの距離で目撃した思い出深いシーン。

マンチェスターユナイテッドFC博物館 博物館・美術館・ギャラリー

各種記念品とかも。
センター上部タイ語で書いてあるのはエヴァンスのユニフォームかな？多分2013年にバンコクで親睦試合で着用したユニフォームだと思われます。
左下には1989年に日本代表vsマンUで実施された国際親善試合。ちなみにこちらは日本代表、国の最強メンバーを集めたチームなのに、0-1で日本代表は敗北。一つのチームがいかにスーパープレイヤーの集合体で強いかも解りますね。

マンチェスターユナイテッドFC博物館 博物館・美術館・ギャラリー

顔出しパネルがあったらやっちゃうよね。

マンチェスターユナイテッドFC博物館 博物館・美術館・ギャラリー

そんなこんなしていたらスタジアムツアー開始の時刻となりました。
オーディオツアーは日本語もありますが、ガイドさんの話が面白いのでオーディオガイドを聞くタイミングはほぼなし。

マンチェスターユナイテッドFC博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ガイドさん「この中にマンU以外のファンはいますか？」
参加者1人（手を上げながら）「リバプールファンです」

レッドカード出されていました(ﾟ∀ﾟ)

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

サー・アレックス・ファーガソン・スタンドに入ってきました！
義弟クンはもう興奮してガイドさんの解説どころではありません。
そしてサッカーには全く興味のないワイフ様もちょっとテンション上がってる（笑）

昨今は平均1.2年程度で解任されるプレミアリーグの監督ですが、アレックス・ファーガソン氏はなんと27年も監督を務めあげたのだから如何に偉大な指導者だったかが解ります。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

イーストスタンドにはアディダスのロゴ。
マンUのユニフォームはアディダスが担当しているからかな？
座席がマンUのチームカラーである赤に染められているのが良いですね。
それはもうまるで大きなユニフォームを纏っているかの如し。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

向かって右手に見えるのがストレットフォード・エンド・スタンド。
もともとはウェスト・スタンドと言う誇称だったけど、近年スタンドの裏にあるストレットフォード地域に敬意を表して改名。冠されたのは人名ではないけど熱狂的なファンが多かったこのスタンドにちなんで、名プレイヤーであったデニス・ロウとカントナは「ストレットフォードエンドの王」と呼ばれたことも。

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スタンドの裏側にはいかにもイギリスな光景。
ベッティングカウンター、公式賭博カウンターです。
イギリスではギャンブルが盛んで、どんなに小さい町でも中華の持帰り専門店とギャンブルショップは必ずあると言っても過言ではありません。
「本当だから」のニュアンスでwanna bet on that?(じゃあ賭ける？)と言う言い回しは日常的に使われております。

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スタンドの裏を通って最前方座席郡にやってきました。
おお、ピッチが近い！

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

ここで記念撮影！
あー、せっかく義弟クンに無理矢理ユニフォームを着させたのに寒いからってコート着ちゃって見れないじゃん。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

スタンド裏では試合前やハーフタイム中にお酒や軽食を買えるバーコーナーがあります。この中でもこちらは有名なBar 68。
68はイギリスのチームとして初めてヨーロピアンカップで優勝を果たした1968年にちなんだ名称。

ガイドさんが「まぁ今年優勝しそうなリバプールにはこのトロフィーをくれてやるよ」と濡床足元注意のカラーコーンを先述のリバプールファンに授与(笑)

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

プレミアリーグファンでしたら見たことあるかも？
プレスルームですね。意外と、と言うか、めっっっちゃ狭いです！試合後の記者会見はここで実施されますが、ファーガソン氏は記者会見が嫌いだったみたい。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

スタンドの裏側をグルっと回ってサウス・スタンド側に出てきました。
黒×ゴールドの壁がなんかセカンドアウェーユニフォームっぽい。
ここは客席エリアに繋がっているので、一先ずは通過するだけとして、スタジアムツアーのメインイベントへ歩を進めましょう…

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

じゃん！マンU側の更衣室です！

昔はイギリスの公立校の更衣室みたいなショボい更衣室でしたが、今ではこんなオシャレな空間に。ムードライティングにマッサージエリア、アイスバス等々…。
興味深かったのが、相手チーム用の更衣室は昔は（わざと？）居心地悪く作られていたけど、今では逆に居心地良すぎる位に改善させた点。ガイドさん曰く、スポーツ心理学的には居心地良い更衣室の方が相手の指揮を奮い立たせないように作用するらしく、結果、試合的には有利になるんだとか。へー( ﾟДﾟ)

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

もうね、ご満悦過ぎてガイドさんの説明なんて耳に入っていないと思います。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

ああ！デ・ヘアのユニフォーム！くんかくんか！！

いや、それ、レプリカだから（笑）

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

エリック・バイリーのユニフォームの前で膝を痛がる義弟クン。
昨シーズンはくるぶし、今シーズンは靭帯損傷、と怪我に悩まされ続けているもんね。最近成績が振るわないマンUに対する彼なりの痛烈な批判なのでしょう。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

ツアー的には更衣室がクライマックスですが、スタジアム的に花形ポジションはここでしょう。
プレイヤーズトンネル、試合開始時に選手がピッチ入場の際通過する場所。

旧オールドトラッフォードスタジアムから現行に改修する際、100人近くが圧死したヒルズボロの悲劇を教訓に、ここは緊急車両が通過できるような改修も行われているんだそうです。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

初代オールドトラッフォードスタジアムの構造物で唯一残っているのがこちら、1910年から1993年の間に使用されていた旧プレイヤーズトンネル。
第二次世界大戦で破壊されたスタジアムでこの部分だけが損傷を免れ、スタジアムで一番古い部分。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

トンネルをくぐると2010年に埋め込まれたOT100のプレート。

マンUは通称「レッド・デビルズ」。
ロゴは1970年にマンチェスター市の市章（船の絵と楯の形状）に悪魔を追加した物として制定されましたが、60年代からこの通称が使われています。韓国代表や浦和レッズも赤い悪魔と呼ばれますが、私的にはこっちが本家じゃ！！！

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

ピッチには立つ事ができません（当たり前だけど…）
でもこの至近距離！

1980年代くらいまでは雨後は泥だらけのピッチが当たり前でしたが、今では水はけ等も計算づく。左の方に見える白い構造物は均等に光が当たるようにピッチを照らしている芝生育成機。うーむ、我が家の高麗芝にも使いたいわい。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

ピッチには立つ事ができませんが、控え選手や監督が座る席に立つ事はできました。

私「義弟クン、なんで最前列に座らんの？」
弟「監督はいつもこの席から指示を出しているから」
よく見てんねー！

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

マンUファンの義弟クン「夢の様な時間だった」と振り返っておりました。
UK旅行の実質初日に、彼にとってはクライマックスが来てしまったのは構成上止むを得ませんでしたが、演出上は微妙な順番になっちゃいましたネ。すまんよ。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

1時間ちょっとの夢のような時間もあっと言う間に過ぎ去り、ツアーは終了しました。
真っ赤なトンネルをくぐって現実に戻りましょう。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

先ほどのメガストアに戻ってきました。
僕的にはやっぱりOoh, aah, CANTONA?なんです。

カントナがカンフーキックをしたシーズンのFAカップ準決勝で因縁のクリスタルパレスと対決した際、パレスファンの親父とともにパレス側応援席にいた私。パレス側が皮肉を込めてooh aah Cantona!!と盛大にチャントしている中、私は皮肉ではなくチャントしていたのを思い出しました…懐かしい…。

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

義弟にとっては聖地巡礼。
私にとっては懐かしい思い出に浸るスタジアムツアーでした。
何十年振りにサッカーの試合を見に行くのもいいかもなぁ、と思った一時。
長くなったので市内観光編は別途執筆いたします。

それでは皆様、良いお年を！

オールド・トラフォード・スタジアム スタジアム・スポーツ観戦

この旅行記へのコメント （6）

• eahawkさん 2019/12/30 16:52:39

  興奮するの分かる！！

  salaamさん
  
  こんにちは！
  義弟さんの興奮、分かります！
  自分はサッカーほとんど分からないのですが、
  自分の好きなものの聖地へ行くとたまらなく興奮しますよね！！！
  でも、本当に素晴らしい思い出となったのではないでしょうか(^^♪
  
  eahawk

  Salaamさん からの返信 2020/01/01 18:56:57

  Re: 興奮するの分かる！！

  eahawkさん、heri ya mwaka mpya！！
  
  私も決して熱心なサッカーファンではないのですが、中学生には血圧が上がるくらいの興奮だったようです。私はゴルフをしませんが、正にサウジで名門ゴルフ場でプレーしたeahawkさんの如く。その昔、祖父が来英した際に父とセントアンドリューズに行った際、かなり楽しんでいたそうですが、そんな気持ちなのでしょうね。
  素晴らしい思い出…なってくれてないと困る所です(笑)
  
  本年も何卒よろしくお願いいたします。
  Salaam

• ちゃっぷさん 2019/12/30 05:42:31

  カンフーキック！

  salaamさん、おはようございます。
  
  驚きましたー！
  テレビで見たことがある(決定的瞬間？)あのカントナさんのカンフーキック事件の現場に居合わせた日本人がいたとは‥。
  しかもこんな身近にいらっしゃったとは‥！
  
  一度欧州の有名スタジアムに足を運ぶのもいいなぁと思いました。
  
  ではでは、良いお年をお迎えください！
  
  ちゃっぷ

  Salaamさん からの返信 2020/01/01 18:22:14

  Re: カンフーキック！

  ちゃっぷさん、あけましておめでとうございます！
  
  カントナのキック、まさかあんな歴史的瞬間に立ち会うとは思ってもいませんでした。レッドカードで退場になり、目の前をカントナが通ってるー！と興奮した矢先に一瞬姿が消え、「何が起きた？」と思ったら周囲が騒然としている…当時は大型ディスプレー等もなく、リアルタイムで現場にいながらリアルタイムでは何が起きたか知らずにいたんてわす。
  
  バンコクも良いですが、もしサッカーファンでしたら是非、ヨーロッパのスタジアム巡り、そしてなるべくシーズンを合わせて試合にお出掛けください！
  ちゃっぷ流スタジアム巡り、楽しみにしております。
  
  本年も何卒よろしくお願いいたします！
  Salaam

  ちゃっぷさん からの返信 2020/01/02 01:15:11

  Re: カンフーキック！

  salaamさん、あけましておめでとうございます。
  
  ちょうど今、バンコクに到着しました。
  スワンナプームでARLを待っている所です。
  旅の報告は改めてさせて頂きます！
  
  ではでは、本年もお互いに良い旅を！
  
  ちゃっぷ

  Salaamさん からの返信 2020/01/02 01:19:58

  Re: カンフーキック！

  ちゃっぷさん、サワッディーピーマイ！
  
  なんと！新年早々バンコクとはおめでタイですね！
  スタジアム巡りを推した所、バンコクにいらっしゃる…しかもATR待ち…もうこれは乗り継いでサナームキラーヘンチャート駅に行くしかないです。
  今年のタイの冬はだいぶ涼しいと伺っておりますが、北海道とはだいぶ気候も異なるでしょうから体調崩されませぬよう…。
  
  Salaam