東日本大震災被災地の今・石巻中心部編

2019/11/10 - 2019/11/10

2019年11月、東北放送主催の石巻ウォークに参加し、市中心部を歩きました。
石巻小学校をスタートし、月見坂を登って日和山に。
旧門脇小学校横に下り、復興住宅や国立祈念施設建設現場などを見ながら旧北上川堤防に。
元気いちば前で「かき汁」のお振舞。
鋳銭場、石巻駅前を回って石巻小学校にゴールしました。
その記録です。

エリア 石巻(宮城)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　石巻ウォークのスタート地点、石巻市立石巻小学校です。
　1873年開校し、1891年現在地に移転した歴史のある学校です。

月見坂の階段を登ります。

たい平桜です。
林家たい平師匠がこのサクラの木の下で落語家になる決心をしたそうです。

たい平桜のある場所からは旧北上川と石巻の街並みが見えます。

日和山に到着しました。
西に仙台市の山が見えます。
トップ写真は日和山公園の紅葉です。

日和山公園 公園・植物園

南には日和大橋が見えます。
3.11大震災前はびっしりと住宅が建っていた眼下の南浜地区ですが、ほとんどが空地になっています。
国立追悼祈念施設を建設中で、大きなクレーンが見えます。

日和山の中心には鹿島御児神社があります。

石巻城跡 名所・史跡

石巻市立桜坂高校の脇を歩きました。
4年前、2015年にできた学校で、前身は石巻女子高校と石巻女子商業高校です。
県内の公立高校で女子校はここだけだそうです。

日和山の下にある旧門脇小学校です。
3.11大震災では校舎屋上まで浸水し、そのうえ火事に遭いました。
青池憲司監督のドキュメンタリー映画「津波のあとの時間割」の中で、当時の校長が避難の様子を詳しく話していますが、職員、生徒、集まってきた地元住民が全員無事避難できたのでした。

旧門脇小学校校舎は震災遺構として保存することになっていて、これから工事が行われます。

門脇東復興住宅です。
2016年に建てられました。
津波避難ビルに指定されています。

かっては建物がびっしりと建っていたのですが、現在はほとんど何もありません。

3.11大震災のとき、地元の人々が日和山に避難するため奥の階段を登ったそうです。
山頂に鹿島御児神社の鳥居が見えます。

旧北上川右岸を歩きました。
4メートルくらいの高さの河川堤防が続いています。

元気いちばに着きました。
石巻の新しい人気スポットです。

元気いちばの前の旧北上川堤防からは石ノ森萬画館のある中瀬が見えます。

元気いちば前でかき汁のお振舞がありました。
あつあつ、かきがいっぱいで美味かったです。
今年11月23日に石巻かき祭りがあるそうです。

元気いちばの中です。
水産物を中心に産直品が買えます。
フードコートもあります。

内海橋です。
向こうで新内海橋の建設工事が進んでいます。
内海橋は1882年に内海五郎兵衛が私費で作ったそうです。

手前が石巻市かわまち交流センター「かわべい」、向こうの建物が元気いちばです。
かわまち交流センターには市民交流スペース、展示スペースなどがあります。

立町通りを歩きました。
石巻には最初横町、次に中町ができ、その後ここの街並みができ、横、中に続き「たて」と名付けられたそうです。

鋳銭場です。
小さなお堂があるだけです。

鋳銭場跡 名所・史跡

石巻駅前に着きました。
石巻駅は1990年、2つの駅舎が統合されて1つの駅舎になりました。
石巻線は仙北軽便鉄道㈱が敷設、仙石線は宮城電気鉄道㈱が敷設したので、別々の駅舎になっていたのでした。

石巻駅 駅

石巻小学校に戻りました。

石巻エイサー会の皆さんがエイサーを披露してくれました。
カチャーシーでウォーキングはお開きになりました。

東北放送主催イベント終了後、中瀬に行きました。
旧石巻ハリストス正教会教会堂があります。
1880年に建てられた日本最古の木造教会堂を中瀬に改修移築したのが1980年。
3.11大震災で被害を受けましたが、津波に流されずに残りました。