東日本大震災被災地の今・山元編

2022/03/27 - 2022/03/27

2022年3月。東日本大震災で大きな被害を受けた山元町を訪れ、震災遺構となっている中浜小学校などを見学しました。
その記録です。

エリア 宮城

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅の出発地は仙台駅です。
常磐線原ノ町行上り列車に乗りました。

仙台駅 (JR) 駅

約47分で山元町南部の坂元駅に到着。
震災前の坂元駅より1キロほど内陸に移転しています。しかも高架です。

坂元駅 駅

駅前の農水産物直売所「やまもと夢いちごの郷」です。
日曜日のため、多くの買い物客がいました。

やまもと夢いちごの郷 お土産屋・直売所・特産品

やまもと夢いちごの郷ではレンタサイクルの営業も。
しかし、震災遺構中浜小学校まで2キロという情報を見ていたので、自転車ではなく徒歩で行きました。

坂元駅から徒歩約30分で中浜小学校に到着。
校舎北側の外観です。

山元町震災遺構 中浜小学校 名所・史跡

中浜小学校校舎北側の壁に当時の写真がありました。
津波の様子やがれきの散乱している様子が見られます。

震災遺構中浜小学校の入館券です。
400円でした。

校舎一階の図工室です。津波の力で曲がってしまいました。

校舎二階の図書室には、震災前の坂元の模型がありました。
地元の人たちの労作です。
中浜小学校は写真右端の建物です。
その南を流れる川の河口付近が写真に写っていますが、この川を遡上した津波が最初にこの学校を襲ったそうです。

屋上から見た中庭です。
二階の窓の上に津波浸水深の表示があります。
二階まで完全に水没したのですが、屋上は浸水せずに済みました。
学校の職員、生徒、地元の人たち計90名が一晩屋上で過ごし、翌日、全員救助されたそうです。

校舎屋上から東方向を見ました。
海岸の堤防の先に海が見えます。
ここは津波防災の第一種地域で、居住用建物の新増築は禁止されています。
震災前の坂元の模型にあった多くの人家は全く残っていません。

津波によるがれきが一階多目的ホールに残っています。
震災直後はこの3倍はがれきがあったそうです。

この時計台は中浜小学校のシンボルでした。
津波の力で、コンクリート製の柱が根本から倒れました。

校舎一階の保健室です。

中浜小学校のすぐ西を南北に走る県道です。
ここには常磐線の線路がありました。現在の線路よりやく1キロ海側です。

坂元駅まで徒歩で戻り、常磐線下り列車で山下駅に行きました。

山下駅 駅

山元町歴史民俗資料館に行きました。
ところが、日曜なのに休館。
2022年3月16日の震度6弱の地震で被害を受けたためだそうです。

山元町歴史民俗資料館 美術館・博物館

山下駅に戻り、仙台行列車に乗車
山下始発なので空いていました。

山下駅 駅

仙台駅に到着後、駅ビルのエスパルに入りました。

エスパル仙台 (エスパルII) ショッピングモール

エスパル東館二階の成城石井で食料品を買い、帰宅しました。