陸海空路で函館旅行してきたお話 8 高龍寺と外国人墓地の部

2019/06/19 - 2019/06/21

新しいカメラを予約した5月下旬のこと。
（´-`）.｡oO（今のカメラと最後の旅行できないかなー。どこか行きたいなー。わがまま言うなら永遠の憧れ北海道☆　…半年前に行ったばかりだけど）

ただの思いつきも、執念があれば叶えられるもので。夜行バスとフェリーと飛行機を使う函館旅行が実現しました！（強行とも言う）
メジャー観光スポットを巡る、動物成分薄めのひとり旅です。

　　　　0日目：東京→津軽海峡フェリー（https://4travel.jp/travelogue/11536216）
　　　　1日目：津軽海峡フェリー→函館（https://4travel.jp/travelogue/11539767）
　　　　　　　五稜郭（https://4travel.jp/travelogue/11549075）
　　　　　　　トラピスチヌ修道院→金森赤レンガ倉庫
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（https://4travel.jp/travelogue/11550278）
　　　　　　　函館山→宿（https://4travel.jp/travelogue/11550320）
　　　　2日目：朝市→旧函館区公会堂（https://4travel.jp/travelogue/11554708）
　　　　　　　元町公園→船見公園（https://4travel.jp/travelogue/11555948）
今ココ→　　　高龍寺→外国人墓地
　　　　　　　旧イギリス領事館→五島軒（https://4travel.jp/travelogue/11562428）
　　　　　　　東本願寺函館別院→東京（https://4travel.jp/travelogue/11563506）

エリア 函館(北海道)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

東本願寺函館別院（たぶん、この旅行記10話目で登場するはず）の墓地を管理するために建てられた『東本願寺函館別院船見支院』。名前長いですねぇ。
山門のパネル、2011年のものですけれどワザとなのかな(;・∀・)

明治時代に活躍した著名人が多く眠っているそうです。

東本願寺函館別院船見支院 寺・神社・教会

船見支院の正面にある『千歳坂』。

この辺りは歴史ある寺院が並んでいて京都や奈良並みの密度ですね。

千歳坂 名所・史跡

門だけですが『実行寺』。
写真右側にある石塔は『日露役戦死忠魂塔』だそうです。

実行寺 寺・神社・教会

こちらも山門だけの『称名寺』。
1644（正保元）年にできた寺院で函館で二番目に古いそうです。
境内には入りませんでしたが、土方歳三の供養塔もあるとか。

建物自体は新しくコンクリート製でした。

称名寺 寺・神社・教会

称名寺を過ぎると、一番西にある坂道『魚見坂』に出ます。

魚見坂から来た道を振り返ってみました。
立派に舗装された道が称名寺まで続いています。

土塀とレンガ塀。
和洋折衷で素敵です(*´ｪ`*)

塀の持ち主は『高龍寺』。1633（寛永10）年に建立された函館に現存する一番古い寺院だそうです。

寺院内の瓦は1996年に葺き替えられたとのことで、光り輝いていました。費用は約3億円だとか…。敷地内に募金（志納というんですね）のお願いが掲示されていました。
文化財として登録されているので、補助金も出ているのでしょうが…。出ますよね？

高龍寺 寺・神社・教会

立派な山門に、ただただ圧倒されるばかり…。

山門が完成したのは1910（明治43）年だそうです。

一面を飾る彫刻が、とにかく…

とにかく素晴らしい！！('Д')
山門だけで207個の彫刻があるとか。

神社仏閣巡りをする機会は少ないのですが、彫刻の規模と細かさは今まで見た中でトップレベル！
山門自体の重心が低い感じも個人的に好みでした。

他のお寺も周って比較したくなっちゃいますね。

ひっくり返したフキの葉みたいなやつ、結局なんだか分からないまま今日に至っています(;・∀・)

門と塀をじっくり見てから敷地の中へ踏み込みました。
さらっと見学するだけのつもりだったんですが、良い意味で裏切られる展開に(;・∀・)

写真の手前が山門。奥が金毘羅堂で、漁業と航海の安全の神さまを祀っているそうです。

手水舎。
ここも彫刻がすごい！

高龍寺だけに龍(ﾟ∀ﾟ)

手水鉢を支えるのは力自慢の皆さん(ﾟ∀ﾟ)

位牌堂。
本堂のミニサイズみたい。よく似ていました。

開山堂。
これだけ見た目が新しいです。
歴代の住職さんなどが祀られているようです。

そして…本堂。
大きい！！
1900（明治33）年に完成し、現在でも北海道内で最大級だとか。

私以外の観光客は、少人数グループ（タクシー観光）が1組だけ。
中心地から外れているせいかもしれませんが、もっと名所として押されていても良いのでは？
ちなみに、本堂でヨガをやったり例大祭にお笑い芸人を呼んだりと前衛的なこともやっているみたいですね( ﾟдﾟ)
こんな立派なお寺であっても地域密着型ということなのでしょう。

高龍寺を出てレンガ塀沿いに魚見坂を上っていきます。
この周辺、寺院が多いのでお花屋さん率も高いです。

3分ほど歩いて『外国人墓地』に到着しました。
レンガ塀に囲まれているのは中国人墓地。

外国人墓地 名所・史跡

ロシア人墓地。

ひとつだけ立派な建物がありますが、どなたかのお墓…なのでしょうか？

プロテスタント墓地。

景色が良いですね～。これで天気が良ければ…（書いたの何度目でしょうかorz）

外国人墓地ですが、日本人墓地もありました。

『地蔵寺』というお寺もありました。建物、新しいですね。
住職は高龍寺の方だそうです。

函館山背泊地蔵寺 寺・神社・教会

墓地の入口にある細い道。来た時からずっと気になっていたんです。
一般人でも入ってよさそうなので進んでみることにしました。

おおっ、海側からも墓地を見られるっぽい！

柵の錆に、文字の擦れ具合に、地面を埋め尽くす草花。いい味出してますね。
中国人墓地は『函館中華山荘』という名前のようです。

更に進むと…

函館中華山荘 名所・史跡

こんなところに東屋がΣ(ﾟдﾟ;)

目の前の海。
背後の墓地。

この東屋は誰がどんな時に使うのでしょうか？

東屋の先には家…じゃない( ﾟдﾟ)!
レストランのようなカフェのような建物がありました。営業時間外なので入れませんでしたが…気になる～！

モーリエ グルメ・レストラン

後日調べたところによると、ロシア料理などがいただける『モーリエ』というカフェで、その立地から映画の撮影にも使われた有名店だとか。
そりゃあ、窓の外は見渡す限りの海ですからね。天気が良ければさぞ美しい景色なのでしょう。景色が（以下略）

お店の下に伸びる小道を下っていったら海辺に行けるかもしれないと思いつつ、時間が押してきたので引き返しましょう。

重厚感のあるレンガ塀もレトロな街灯と柵も。雰囲気が堪らないですね。

来た道を戻って中心部へ帰りましょう。
次の目的地は旧イギリス領事館です。

ふーん、売り物件ねぇ…。

…………。

え？

く…蔵？？