キプロスとギリシャ12日間の旅⑨　オシオス・ルカス修道院

2019/08/20 - 2019/08/20

旅行直前の7月に、KTELのホームページで、デルフィ⇔カランバカの直行バス路線開業を知りました。
デルフィはアテネから日帰りで行くしかないと思っていましたが、デルフィに一泊した後、カランバカへ移動できれば時間の余裕が生まれます。
デルフィの家族経営の小さなホテルに泊まり、世界遺産のオシオス・ルカス修道院にも足を延ばすことができました。
まずは、オシオス・ルカス修道院の旅行記です。
（旅程）☆がこの旅行記です
8月14日　21:20成田発ＥＫ319　

8月15日　3:00ドバイ着　7:55ドバイ発ＥＫ109⇒11:10ラルナカ着　
　　　　　タクシーでニコシアへ。ニコシア観光　ニコシア泊

8月16日　6:35ニコシア発　7:40ファマグスタ着　ファマグスタ観光
　　　　12:20ファマグスタ発　14:00キレニア着　キレニア観光
　　　　15:40キレニア発　16:10ニコシア着　　ニコシア泊

8月17日　8:30　ホテル発　1日タクシーチャーター、トロードス観光後
　　　　ラルナカへ移動
　　　　アシヌ教会,聖イオアン修道院、マカリオス三世の墓　　　　　　　　　　キッコー修道院、など　ラルナカ泊

8月18日　8:00ラルナカ発　OA911 9:45アテネ着
　　　　　空港からタクシーで、キフィスウバスターミナルへ。
　　　　12:00キフィスウバスターミナル発　14:10ナフプリオン着　ナフプリオン泊

8月19日　10:00ナフプリオン発　10:45ミケーネ着　ミケーネ遺跡見学
　　　　　13:00ミケーネ発　アルゴス着　ラリッサ城など
　　　　　15:45アルゴス発　17:00アテネ着　　　アテネ泊

☆8月20日　7:30アテネ　リオシオンバスターミナル発　KTELバス　10:30デルフィ着
　　　　　11:00-13:30オシオス・ルカス修道院へ。その後、デルフィ遺跡見学　デルフィ泊


8月21日　9:30デルフィ発KTELバス　13:30カランバカ着　
　　　　14:30　バスでメテオラへ　アギア・トリアダ修道院、アギオス・ステファノス修道院
　　　　歩いて、カランバカへ戻り、途中ビザンチン教会見学　　　カランバカ泊

8月22日　9:10ホテル発　Visit Meteoraのツアーに参加
　　　　メガロ・メテオラ修道院、ヴァルラーム修道院、ルサヌ修道院
　　　　13:15ホテル着　14:15カランバカ発KTELバス　20:00アテネ着　　アテネ泊

8月23日　8:30ピレウス港発フェリー　10:00　ヒドラ島着　ヒドラ島観光
　　　　17:25ヒドラ島発フェリー　19:00ピレウス港着　　アテネ泊

8月24日　8:00ホテル発　アテネ中心部観光　古代アゴラ、アクロポリス、ゼウス神殿など
　　　　18:45タクシーで空港へ
　　　　23:00アテネ発　EK104

8月25日　4:45ドバイ着　　8:00ドバイ発EK312 22:45羽田着　　　　羽田空港ホテル泊

エリア デルフィ(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 2.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

オスカーホテルを出発したのは午前6時。

デルフィ、カランバカと2泊した後、またこのホテルに2泊するので、スーツケースを預かってもらい身軽になって出発します。

ホテルの目と鼻の先、メトロ・ラリッサ駅。

1人1・4ユーロの1回券を購入。

まずは2号線で一駅のAttiki駅へ。

早朝のメトロはがらがら。

Attiki駅で乗り換え、今度はLine１にまた一駅乗ります。

Attiki駅の乗り換えでは、ちょっと戸惑いましたが、無事Line1のホームにやってきました。

地上駅です。

Agios Nikolaos駅で下車。地図で確かめていた方向へと歩きます。

７～８分歩いて、リオシオンバスターミナル到着。

当初はタクシーでと考えていたのですが、スーツケースもありませんし、メトロのアギオス・ニコラウス駅から10分足らずで歩けると知り、徒歩+メトロにしました。

アギオス・ニコラウス駅からの道は朝ということもあり、治安の悪さはあまり感じませんでした。

バスのチケットは、旅行出発前に、KTEL　FORKIDASのサイトから購入済み。

1人１６．４ユーロ。添付ファイルが送られてきて、それがそのままチケットに。

７時３０分発のデルフィ行に乗ります。

大きな荷物のある人は、バスの胴体に入れてもらいます。

当初は日帰りの予定でしたが、デルフィ→カランバカの直行バスが運行を始めたので、今晩はデルフィ泊。明日午前に、カランバカへと移動します。

おかげで、少し行程に余裕ができました。

9時20分頃、アテネを出発してから2時間ほど、トイレ休憩。

KTELのほかの路線でも、こうしてところどころ休憩ポイントがありました。
長距離でも安心かな。

バスはデルフィの街にだいぶ近づいてきたようです。

小さな町をいくつかとおりぬけますが。魚屋さんの移動販売車とすれ違い。。
この時はらくらく。

もう少しでデルフィ・・という地点で、大型の冷凍車とすれ違い。

お互いの間隔がたぶん数センチいやそれ以下かも・・という難易度の高いすれ違いにもかかわらずドライバーさんは無事通過。

車内からは「ブラボー！」の歓声と拍手があちこちから。さすが南欧ね。

そろそろデルフィ到着です。ほぼ定刻、10時15分。

これがデルフィのバスステーション。町の入り口にあります。

今晩宿泊するホテルは、できるだけ静かなところをと探したので、メインストリートからさらに上に上がったところにあります。

教会など見ながら、ホテル目指して歩きます。

なかなかいい街ではないですか。一泊できてよかった。

中心部から歩くこと10分弱、本日のお宿Ｈｏｔｅｌ　Ｏｒｆｅａｓに到着。

フロントのお兄さん笑顔でお出迎え。

「オシオス・ルカス修道院に行きたいのでタクシーの手配をお願いできますか？」と事前にこのホテルに、メールしましたところ、50ユーロでOKとの返信をいただいておりました。

タクシーの運転手さんはもう来ているかなと見まわしておりますと、なんと、オシオス・ルカス修道院に行ってくれるのは、タクシーではなく、ホテルのオーナー。自ら送迎してくださるとのこと.

荷物を置くやいなや出発。

運転中のオーナー、道中、こうした祠を見ると十字を切ります。その信心深さに感激。ハンドルから一瞬手が離れるのは怖いけれどね。

途中、アラホバという景観の優れた街で、写真を撮るだけ・・というリクエストに車を停めてもらいました。

オシオスルカス修道院に到着。

オーナーはこの先のリバディアの街に所要があるので、1時15分にこの駐車場にお迎えに来るね..と去っていきました。

駐車場から坂道を下っていきます。

見学できる時間は2時間ほど。
さあ、急いで急いで！

入場料は1人4ユーロ。

オシオスルカス修道院は945年聖人ルカスによって創建されました。

ルカスは953年に亡くなったのですが、死後、ルカスへの崇拝が高まり巡礼地となって、ルカスの墓の上に1011年ごろこの教会が建てられました。

石材を使った独特の建築。

美しいアーチ。

内部のフレスコ画の保存状態も良好。

こちらもフレスコ画。

中期ビザンティン様式の代表的な建築というのもうなずけますね。

1990年、ダフニ修道院などとともに世界遺産に指定されました。

ギリシャのポストは黄色。

修道院の見学の後のお楽しみ。

こちらの売店のフラッペ。小さなおやつもついてきます。
それと、手持ちのカロリーメイトで、エネルギー補給。

山のふもとの修道院。さぞかし修行に励むのにはよかったでしょうね。

・・・とフラッペをいただきながら、ベンチに腰かけて至福のひととき。

修道院の売店は、いろいろなおみやげ物が並びます。

はちみつに、オリーブ、オリーブオイル、果物のシロップ漬け。

アーモンドにシロップが絡まったのをお土産に買いました。

そろそろ、ホテルのオーナーとの約束の時間。
駐車場に戻ります。

あわただしかったけれど、オシオス・ルカス修道院に来られてよかった。