キプロスとギリシャ12日間の旅⑫　メテオラ修道院巡り1日目

2019/08/21 - 2019/08/21

この旅の楽しみの一つが、メテオラ修道院巡りでした。皆様の旅行記を参考にして、１泊２日でどう回るかをずいぶん検討しました。各修道院ごとに、お休みの曜日があって、そのあたりをうまく考えなければいけません。

結局１日目は、１４時半の路線バスでアギア・トリアダ修道院まで行き、アギオス・ステファノス修道院をみてから、徒歩でカランバカの街に下っていくことにします。
あたりを取り囲む奇岩、そして絶壁に立つ修道院の姿に、とうとうここまで来たのだなあと感動することしきり。また、トレッキングコースで、下ってきた途中、ビザンチン教会に立ち寄り、美しい壁画を見ることもできました。満足した１日です。

（旅程）☆がこの旅行記です
8月14日　21:20成田発ＥＫ319　

8月15日　3:00ドバイ着　7:55ドバイ発ＥＫ109⇒11:10ラルナカ着　
　　　　　タクシーでニコシアへ。ニコシア観光　ニコシア泊

8月16日　6:35ニコシア発　7:40ファマグスタ着　ファマグスタ観光
　　　　12:20ファマグスタ発　14:00キレニア着　キレニア観光
　　　　15:40キレニア発　16:10ニコシア着　　ニコシア泊

8月17日　8:30　ホテル発　1日タクシーチャーター、トロードス観光後
　　　　ラルナカへ移動
　　　　アシヌ教会,聖イオアン修道院、マカリオス三世の墓　　　　　　　　　　キッコー修道院、など　ラルナカ泊

8月18日　8:00ラルナカ発　OA911 9:45アテネ着
　　　　　空港からタクシーで、キフィスウバスターミナルへ。
　　　　12:00キフィスウバスターミナル発　14:10ナフプリオン着　ナフプリオン泊

8月19日　10:00ナフプリオン発　10:45ミケーネ着　ミケーネ遺跡見学
　　　　　13:00ミケーネ発　アルゴス着　ラリッサ城など
　　　　　15:45アルゴス発　17:00アテネ着　　　アテネ泊

8月20日　7:30アテネ　リオシオンバスターミナル発　KTELバス　10:30デルフィ着
　　　　　11:00-13:30オシオス・ルカス修道院へ。その後、デルフィ遺跡見学　デルフィ泊


☆8月21日　9:30デルフィ発KTELバス　13:30カランバカ着　
　　　　14:30　バスでメテオラへ　アギア・トリアダ修道院、アギオス・ステファノス修道院
　　　　歩いて、カランバカへ戻り、途中ビザンチン教会見学　　　カランバカ泊

8月22日　9:10ホテル発　Visit Meteoraのツアーに参加
　　　　メガロ・メテオラ修道院、ヴァルラーム修道院、ルサヌ修道院
　　　　13:15ホテル着　14:15カランバカ発KTELバス　20:00アテネ着　　アテネ泊

8月23日　8:30ピレウス港発フェリー　10:00　ヒドラ島着　ヒドラ島観光
　　　　17:25ヒドラ島発フェリー　19:00ピレウス港着　　アテネ泊

8月24日　8:00ホテル発　アテネ中心部観光　古代アゴラ、アクロポリス、ゼウス神殿など
　　　　18:45タクシーで空港へ
　　　　23:00アテネ発　EK104

8月25日　4:45ドバイ着　　8:00ドバイ発EK312 22:45羽田着　　　　羽田空港ホテル泊

エリア メテオラ周辺(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エーゲ航空 エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

バスターミナルにやってきました。

まずは14時30分カランバカ発のメテオラ行きバスチケットを購入。（写真　上）
メテオラ行きのバスは1人1.8ユーロ。

次に、予約済みの明日のアテネ行のバスの時間変更をしました。
17時15分発を、1本早めてカランバカ14時15分、途中のトリカラ15時30分発にしてもらいます。（写真　下）

メテオラ行きは、かなり大きなバスですが、ハイシーズンなので乗客も多そう。

小さなマイクロバスみたいなのを想像していたので、案外立派なバスでびっくり。

14時30分出発。最終バスです。

車窓からの風景。
カランバカの中心部。

車窓からの風景。

カストラキ村。
メテオラ巡りには、こちらに泊まる方も多いようで、ホテルやペンションが多くあります。

坂を上っていくと奇岩群、そしてその上に立つ修道院が見えてきます。

バスは、各修道院の前を順に停まっていきます。

メガロ・メテオラ修道院で降りる人が多かったです。

私たちは、今日は2つの修道院を回ることにしています。

まずは、アギア・トリアダ修道院で、バスを降りました。

アギア・トリアダ修道院は、回った中で一番の難所だったかもしれません。

毎週木曜日がお休みなので、この修道院だけは、今日回らないとなりません。
修道院巡りの計画を立てるとき、各修道院の休館日､公開時間を把握するのは必須です。

アギア・トリアダ修道院のチケット。
一人3ユーロ。

バスを降りてから、坂道を下って下って、それから今度は登って・・、やっと修道院に着きました。

目に入ったのはこの鉤。

その昔は、このネットの中に修道院に入る修道士さんも、修道院で必要な物品も入れて、先ほどの鉤で上へ釣り上げていったそうです。

ネットは擦り切れるまで使ったそうで、運が悪いと、修道士さんが吊り上げられる途中ネットが切れて亡くなる・・ようなこともあったとか。

現在、難所に立つ修道院への物の運搬は箱型のゴンドラが対岸とケーブルで結ばれ、これによって運ばれます。

修道院の内部は撮影禁止だったので、外壁。

トリアダ修道院から、これから行くステファノス修道院が見えます。

次はステファノス修道院。

この修道院はお昼休みがあるので、あとに持ってきましたが、カランバカにトレッキングコースを歩いて下るなら、先にこちらの方がよかったです。

ステファノス修道院は、バスや車の通る大きい道とほぼレベルは一緒。
一番行きやすい位置かもしれません。

絵本のようなタッチのアギア・ステファノス修道院のチケット。

こちらも1人3ユーロ。

修道院の畑かな?何か栽培中？

入り口。

修道院内部は撮影禁止。

こんな回廊を撮ってみたり・・。

庭園を散策して楽しみます。

植栽がよく手入れされていてきれいです。

ステファノ修道院を後にして、歩いてカランバカの街に帰ることにします。

見下ろして見えたのは飛鳥の亀石みたい。

バス道路からアギア・トリアダ修道院へ降りる道、そう先ほど通ったばかりのところですが、10分弱下ったところにあるこの道標。

道標の方へ進みます。

決して、歩きやすい道ではありません。

夫が転びそうになって、「ウォー」と悲鳴を上げました。
こだまして、結構響きます。

後ろから、トレッキング慣れしたスタイルの家族連れ三人組が追いついて、「OK?」と気遣ってくれました。

上から亀石みたいに見えた石も下から見るとまた違った形。

下界、カランバカの街が見えてきました。

断崖絶壁。

さて、下りきって集落にたどり着きました。
道標からここまで約40分でした。

このあたりに、ビザンチン教会があるはず。

メテオラから降りてくると、入り口が判りづらいです。

奇岩を見上げる位置にあるのがこのビザンチン教会。

欧米人の観光客が、夕方にもかかわらず結構来ていました。

キミシス聖堂。

内部は撮影禁止。
フレスコ画は一見の価値があります。

TBSで日曜午後6時からやっている番組「世界遺産」11月3日の放送でメテオラがとりあげられていました。

修道院群だけでなく、併せてこちらのキミシス聖堂も紹介されていました。

この教会はギリシャ神殿の石を再利用して作られているそうです。

教会をでて、坂道をまた下ると、カランバカの街はずれ。

修道院巡りの後、トレッキングコースを下ってくるコースお勧めですよ。

夕食の前に、お土産屋さんで、Tシャツやら、エコバッグ、オリーブのハンドクリームなど購入しました。人ごみのアテネで、スリを気にしながらではなく、のんびりしたこの街の方がゆっくり選べそうに思ったのです。

ボリテ　ナ　カラヴァセテ　ティンティミ！
（安くしてください！）
情報センター出版局の「旅の指さし会話帳　ギリシャ」の買い物のページで覚えたこのフレーズ、夫が会計の際に言うとお店の人はびっくりするやら笑うやら。

でも、少し負けてもらえました。

以後も、お土産屋さんなどでこのフレーズ、大うけでした。

さて、夕飯はカランバカの中心でいただくことにします。

Taverna to Paramithi

のどが渇いたので、まずはスパークリングウォーターで乾杯。

グリークサラダには、大きなチーズがのっていました。

そして、パン。

いつかどこかで食べようと思っていたギリシャ名物ムサカ。

おいしく頂きました。

お料理もおいしく、全部で26・7ユーロとお値段もまずまず。

ただ、担当のウエイターさんが、感じ悪かったです。早い時間で空席が沢山あるのに、端っこのトイレの近くの席に案内されるし、クレジットカードで会計をしようとするとできないという。

そんなことないと、夫がレジに行けば、問題なくクレカで会計できました。

たまたま悪いウエイターにあたったのかな。料理、お値段、雰囲気はよかったのに残念。

ホテルギャラクシー帰着。

明日に備えて、ゆっくり休みましょう。

この旅行記へのコメント （2）

• さんちゃんさん 2019/12/01 00:59:34

  案外近かったのです！

  pedaru様
  メッセージありがとうございます。
  メテオラのアギア・トリアダ修道院から、カランバカの町までショートカットといいますか、近道になっているトレッキングコースがありまして、しかも下り坂なので、そう健脚でもない私どもでも歩けました。
  下りきったところにあるキミシス聖堂のフレスコ画をみられたのは、ご褒美のようでした。
  この街のレストランのウェイター以外は、皆さん親切で感じの良い方が多かったので、より印象に残ったのかもしれません。
  さんちゃん

• pedaruさん 2019/11/30 22:38:44

  カランバカまで歩いて？

  さんちゃんさん　はじめまして
  
  メテオラからカランバカまで歩かれたとは驚きです、流石の健脚ですね。
  私は病み上がりでやっと歩いていました、しかしあの絶景を見れば来てよかったと
  思えました。
  カランバカの街は小さくてなにもありませんが、それなりに思い出になりました。
  レストランのウェイターの態度が残念でしたねー。私の場合、美人のウェイトレスで
  ラッキーでしたよ(笑)。
  お陰様で懐かしく思い出しました。
  
  pedaru