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 鎌倉市二階堂の紅葉谷(ももじがやつ)にある瑞泉寺(https://4travel.jp/travelogue/10564255)は、嘉暦2年(1327年)に創建された。開山は夢窓疎石、開基は二階堂道蘊(貞藤)である。とりわけ、開山の夢窓疎石が作庭した庭園があることで知られている。また、庭園から十八曲を上った錦屏山山頂に眺望が利く徧界一覧亭(https://4travel.jp/travelogue/11550282)がある。建てられたのは瑞泉寺が創建された翌嘉暦3年(1328年)であるとされる。徧界一覧亭からの眺望を見ないで瑞泉寺庭園を語っても作庭した疎石の意図は示すことができないだろう。特に、徧界一覧亭からの富士山の眺望を見ることで鎌倉時代から鎌倉一の眺望であったことから疎石の作庭意図に触れることができるのであるが、現在は一般公開されていない。残念なことだ。<br /> 瑞泉寺には茶室が3棟もあるようだ。ただし、境内からは南芳庵(https://4travel.jp/travelogue/11550272)しか見えないが。<br /> 秋のこの時期も瑞泉寺境内は多くの花々が咲き(https://4travel.jp/travelogue/11550262)、「花の寺」である。勿論、男坂や女坂を上って山門を潜った先の境内でもそのことが実感できた。<br />(表紙写真は瑞泉寺本堂)<br /><br />

鎌倉瑞泉寺-2019年秋

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2019/09/30 - 2019/09/30

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ドクターキムル

ドクターキムルさん

 鎌倉市二階堂の紅葉谷(ももじがやつ)にある瑞泉寺(https://4travel.jp/travelogue/10564255)は、嘉暦2年(1327年)に創建された。開山は夢窓疎石、開基は二階堂道蘊(貞藤)である。とりわけ、開山の夢窓疎石が作庭した庭園があることで知られている。また、庭園から十八曲を上った錦屏山山頂に眺望が利く徧界一覧亭(https://4travel.jp/travelogue/11550282)がある。建てられたのは瑞泉寺が創建された翌嘉暦3年(1328年)であるとされる。徧界一覧亭からの眺望を見ないで瑞泉寺庭園を語っても作庭した疎石の意図は示すことができないだろう。特に、徧界一覧亭からの富士山の眺望を見ることで鎌倉時代から鎌倉一の眺望であったことから疎石の作庭意図に触れることができるのであるが、現在は一般公開されていない。残念なことだ。
 瑞泉寺には茶室が3棟もあるようだ。ただし、境内からは南芳庵(https://4travel.jp/travelogue/11550272)しか見えないが。
 秋のこの時期も瑞泉寺境内は多くの花々が咲き(https://4travel.jp/travelogue/11550262)、「花の寺」である。勿論、男坂や女坂を上って山門を潜った先の境内でもそのことが実感できた。
(表紙写真は瑞泉寺本堂)

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  • 惣門には貼紙が。

    惣門には貼紙が。

  • 「長州藩士吉田松陰と瑞泉寺」看板。

    「長州藩士吉田松陰と瑞泉寺」看板。

  • 紅白の萩。

    紅白の萩。

  • 白の萩。

    白の萩。

  • 白の萩。

    白の萩。

  • 赤の萩。

    赤の萩。

  • 開花前の彼岸花。

    開花前の彼岸花。

  • 白花の彼岸花。

    白花の彼岸花。

  • 庭園の彼岸花。

    庭園の彼岸花。

  • 庭園の白花と赤花の彼岸花。

    庭園の白花と赤花の彼岸花。

  • 「夢窓国師古道場」碑。

    「夢窓国師古道場」碑。

  • 「文学案内板 瑞泉寺」。

    「文学案内板 瑞泉寺」。

  • 「瑞泉寺」。

    「瑞泉寺」。

  • 石畳の参道。

    石畳の参道。

  • 男坂(旧道)と女坂(新道)。

    男坂(旧道)と女坂(新道)。

  • 男坂。

    男坂。

  • 女坂。

    女坂。

  • 先に山門。

    先に山門。

  • 木立の中に山門。

    木立の中に山門。

  • 「松蔭吉田先生留跡碑」。

    「松蔭吉田先生留跡碑」。

  • 上から見た男坂。

    上から見た男坂。

  • 庚申塔。

    庚申塔。

  • 「市指定有形民俗文化財 庚申塔…」。

    「市指定有形民俗文化財 庚申塔…」。

  • 「国之指定 史跡 瑞泉寺境内 名勝 瑞泉寺庭園」。<br />この看板からは、北に本山天台山 東に錦屏山 西に客山富士山 南に玉龍井と書かれている。では中央奥の山は胡桃山か。

    「国之指定 史跡 瑞泉寺境内 名勝 瑞泉寺庭園」。
    この看板からは、北に本山天台山 東に錦屏山 西に客山富士山 南に玉龍井と書かれている。では中央奥の山は胡桃山か。

  • 「国指定史跡 瑞泉寺境内 国指定名勝 瑞泉寺庭園」。

    「国指定史跡 瑞泉寺境内 国指定名勝 瑞泉寺庭園」。

  • 手水。井戸からの水は一年中枯れることがない。現在もお茶に使っている。

    手水。井戸からの水は一年中枯れることがない。現在もお茶に使っている。

  • 「一覧亭復興碑」。

    「一覧亭復興碑」。

  • 境内。

    境内。

  • 茶室南芳庵。

    茶室南芳庵。

  • 茶室南芳庵。

    茶室南芳庵。

  • 茶室南芳庵。

    茶室南芳庵。

  • 茶室南芳庵。

    茶室南芳庵。

  • 茶室南芳庵。

    茶室南芳庵。

  • 庫裏玄関。

    庫裏玄関。

  • 方丈客殿。

    方丈客殿。

  • 紅白の萩。

    紅白の萩。

  • 冬桜の花。

    冬桜の花。

  • 冬桜の花。

    冬桜の花。

  • 「冬桜」。鎌倉市天然記念物とある。

    「冬桜」。鎌倉市天然記念物とある。

  • 「フユザクラ」。

    「フユザクラ」。

  • 冬桜。徳川光圀(水戸黄門)お手植といわれる。

    冬桜。徳川光圀(水戸黄門)お手植といわれる。

  • 白花の彼岸花。

    白花の彼岸花。

  • 白花の彼岸花。

    白花の彼岸花。

  • 境内。

    境内。

  • 白花と赤花の彼岸花。

    白花と赤花の彼岸花。

  • 本堂と参道脇のフヨウ。

    本堂と参道脇のフヨウ。

  • 本堂と参道脇のフヨウ。

    本堂と参道脇のフヨウ。

  • 参道脇のフヨウ。

    参道脇のフヨウ。

  • 参道脇のフヨウ。

    参道脇のフヨウ。

  • 本堂と参道脇のフヨウ。

    本堂と参道脇のフヨウ。

  • 黄梅。

    黄梅。

  • 黄梅。

    黄梅。

  • 「黄梅」。

    「黄梅」。

  • 白のフヨウと白花の彼岸花。

    白のフヨウと白花の彼岸花。

  • 本堂。

    本堂。

  • 須弥壇の像の説明看板。

    須弥壇の像の説明看板。

  • 本堂内部。

    本堂内部。

  • 御本尊の釈迦牟尼像。

    御本尊の釈迦牟尼像。

  • 千手観音菩薩坐像。

    千手観音菩薩坐像。

  • 境内の木。

    境内の木。

  • 境内の庭園。

    境内の庭園。

  • 境内の庭園。

    境内の庭園。

  • 境内の庭園。

    境内の庭園。

  • 境内の庭園。

    境内の庭園。

  • 鐘楼。

    鐘楼。

  • 門。

    門。

  • 境内の庭園の赤花の彼岸花。

    境内の庭園の赤花の彼岸花。

  • 境内の庭園の赤花の彼岸花。

    境内の庭園の赤花の彼岸花。

  • 境内の庭園の赤花の彼岸花。

    境内の庭園の赤花の彼岸花。

  • フヨウ。

    フヨウ。

  • 地蔵堂。

    地蔵堂。

  • 地蔵堂。

    地蔵堂。

  • 「名勝 瑞泉寺庭園」標石。

    「名勝 瑞泉寺庭園」標石。

  • 彼岸花越しに天女洞。

    彼岸花越しに天女洞。

  • 貯清池に架かる2つ橋。奥の門の先は十八曲で錦屏山山頂の徧界一覧亭に至る。<br /><br />瑞泉寺のホームページには<br />「二つの橋も数えて十八曲りに園路を登ると錦屏山の山頂に出て、私たちはそこにまた大きな庭と出会います。鶴ヶ岡から鎌倉周囲の山並みが幾重にも波状をなして重なり、遠くには箱根の山々がかすみ、右手に霊峰富士が大きく裾を広げる足下には、相模湾が自然の池をなしているのです、借景の大庭園の広がるこの山頂に夢窓国師は小亭を建て、徧界一覧亭と名づけました。」<br />と紹介している。

    貯清池に架かる2つ橋。奥の門の先は十八曲で錦屏山山頂の徧界一覧亭に至る。

    瑞泉寺のホームページには
    「二つの橋も数えて十八曲りに園路を登ると錦屏山の山頂に出て、私たちはそこにまた大きな庭と出会います。鶴ヶ岡から鎌倉周囲の山並みが幾重にも波状をなして重なり、遠くには箱根の山々がかすみ、右手に霊峰富士が大きく裾を広げる足下には、相模湾が自然の池をなしているのです、借景の大庭園の広がるこの山頂に夢窓国師は小亭を建て、徧界一覧亭と名づけました。」
    と紹介している。

  • 貯清池に映る天女洞。<br /><br /><br />瑞泉寺のホームページには<br />「岩盤を彫刻的手法によって庭園となした「岩庭」<br />岩盤を彫刻的手法によって庭園となした、「岩庭」とも呼ぶべきこの庭園は、書院庭園のさきがけをなすものであり、鎌倉に残る鎌倉時代唯一の庭園なのです。」<br />とある。しかし、「鎌倉に残る鎌倉時代唯一の庭園」は疑問符が付く。正しくは「鎌倉に残る唯一公開している鎌倉時代の庭園」とでもしておこう。

    貯清池に映る天女洞。


    瑞泉寺のホームページには
    「岩盤を彫刻的手法によって庭園となした「岩庭」
    岩盤を彫刻的手法によって庭園となした、「岩庭」とも呼ぶべきこの庭園は、書院庭園のさきがけをなすものであり、鎌倉に残る鎌倉時代唯一の庭園なのです。」
    とある。しかし、「鎌倉に残る鎌倉時代唯一の庭園」は疑問符が付く。正しくは「鎌倉に残る唯一公開している鎌倉時代の庭園」とでもしておこう。

  • 貯清池に映る天女洞と坐雨観泉(瀧)。

    貯清池に映る天女洞と坐雨観泉(瀧)。

  • 貯清池畔の彼岸花。

    貯清池畔の彼岸花。

  • 彼岸花越しに坐雨観泉(瀧)。

    彼岸花越しに坐雨観泉(瀧)。

  • 彼岸花越しに天女洞。

    彼岸花越しに天女洞。

  • 仏殿。

    仏殿。

  • 坐雨観泉(瀧)。

    坐雨観泉(瀧)。

  • 坐雨観泉(瀧)。<br /><br />瑞泉寺のホームページには<br />「天女洞の前には池を掘って貯清池と名づけ、池の中央は掘り残して島となしました。水流を東側に辿れば滝壺に水分け石があり、垂直の岩壁は滝、その上方をさらに辿れば貯水槽があって天水を蓄え、要に応じて水を落とせば坐雨観泉となるしつらえとなっています。池の西側には二つの橋がかかり、これを渡るとおのずから池の背後の山を辿る園路に導かれます。」<br />と紹介されている。

    坐雨観泉(瀧)。

    瑞泉寺のホームページには
    「天女洞の前には池を掘って貯清池と名づけ、池の中央は掘り残して島となしました。水流を東側に辿れば滝壺に水分け石があり、垂直の岩壁は滝、その上方をさらに辿れば貯水槽があって天水を蓄え、要に応じて水を落とせば坐雨観泉となるしつらえとなっています。池の西側には二つの橋がかかり、これを渡るとおのずから池の背後の山を辿る園路に導かれます。」
    と紹介されている。

  • 客殿裏。

    客殿裏。

  • 赤花の彼岸花越しに貯清池。

    赤花の彼岸花越しに貯清池。

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