2019/09/30 - 2019/09/30
4087位(同エリア7080件中)
ドクターキムルさん
- ドクターキムルさんTOP
- 旅行記7517冊
- クチコミ134件
- Q&A回答247件
- 6,203,910アクセス
- フォロワー38人
鎌倉市二階堂字紅葉谷(もみじがやつ)にある瑞泉寺(https://4travel.jp/travelogue/10564255)には男坂・女坂を上る前に庭園がある。秋のこの時期には、「花がご本尊」と言ってしきりにこの庭園の彼岸花にカメラを向けているシニアの男性がいたので驚いた。
瑞泉寺の創建は嘉暦2年(1327年)で、開山は夢窓疎石、開基は二階堂道蘊(貞藤)である。瑞泉寺といえば夢窓疎石が作庭した本堂裏の庭園だろう。この瑞泉寺庭園は国指定名勝である。
しかし、ここの庭園はそれほどの歴史はないだろう。惣門を抜け、しばらく歩くと入山の料金所(200円)があり、その前には鎌倉市が管理する公衆トイレが設置されている。料金所から男坂・女坂までがこの庭園である。左に曲がると駐車場があり、その道路沿いには桜や梅の木が植えられている。この奥の駐車場を利用する参拝者はこの庭園を素通りし、男坂や女坂も上り下りしない。ややもすると、山門も潜らず、門前の手水もあるいは「松蔭吉田先生留跡碑」さえも見逃して帰る人も多いようだ。
どこにでもあるありふれた庭園であり桜の木も植えられている。この時期にはフヨウや萩や木、西洋紫陽花の根元や草叢の中から花芽を伸ばして開花する彼岸花が鮮やかだ。大部分は赤花であるが、少しではあるが白花もぽつぽつと見られる。しかし、鎌倉であれどこであれ、「花の寺」と言ったら、伽藍が見える場所、具体的には本堂の前とかに庭園があるものだが、瑞泉寺のこの庭園だけは料金所が見えるだけで、惣門さえも見えない場所にある。したがって、シニア男性が言う「ご本尊」は場所をわきまえてはいない気がする。しかし、現実にはこの瑞泉寺は鎌倉では知られた「花の寺」である。山門を潜ると本堂や客殿、庫裏前には庭園が広がり、「花の寺」を満喫できる。
(表紙写真は咲き出した赤花の彼岸花)
PR
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ドクターキムルさんの関連旅行記
鎌倉(神奈川) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
28