初めてのポーランド　その7　クラクフ旧市街散策（ヴァヴェル城、カジミエシュ地区など）

2019/09/08 - 2019/09/17

2019年9月8日から17日までポーランドに行ってきました！
なかなか情報の少ないポーランドの魅力をお伝えしたいと思います！！

クラクフに到着してから3日目、ようやくクラクフ旧市街を散策します！
クラクフは4泊してたこともあって情報量が多いので、3つに分けます。
そのため時系列は前後します。

今回は中央市場広場以外の見所について。具体的にはヴァヴェル城、ヴァヴェル大聖堂、カジミエシュ地区、民族学博物館についてのレポートです！

エリア クラクフ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回は中央市場広場周り以外のクラクフの観光名所について。

クラクフで中央市場広場以外で観光客が集まるところは旧市街の南にあるヴァヴェル城です。
中央市場広場からは歩いて15分～20分ほど。
グロツカ通りをまっすぐ行けば迷わず着けるでしょう。
近づくと大きさがよくわかります。

ヴァヴェル城 城・宮殿

入城の仕方は主にふたつ。黄色の矢印のルートです。

ヴァヴェル城 城・宮殿

北側のルートにあたるのがこちら。

ヴァヴェル城 城・宮殿

南側のルートがこちら。
どちらでもいいと思いますが、個人的にはこっちがオススメですかねえ。

その理由は、地図でオレンジの丸で囲ったチケット売り場。
事前情報で、ヴァヴェル城は大人気でチケット列がすごい、オンラインチケットにすべき。というのを目にしていました。
ただ、このオンラインチケットは個人でもメールでやりとりしなくてはならずまあまあハードルが高い。
無料エリアでも満足できるらしいので、チケットを買えなかったらそれでいいやという気持ちで行きました。

ヴァヴェル城 城・宮殿

結果、あっさりチケットゲット！それが南側のチケット売り場だったのです。（たまたまかもしれませんが、2カ所チケット売り場があるので1カ所ダメでも片方は大丈夫かもなので、諦めず！）
それと、北の方は野外で南の方は建物の中なので、待つとしても快適かな・・・と。
この建物の中にあります。
こちらはインフォメーションやカフェ、お土産やさんなど色々入ってます。
日本語ぺらぺらなインフォメーションスタッフさんもいて驚きました！

ヴァヴェル城 城・宮殿

なお、建物の外は全て無料エリアです。
そのため、中の見学をしないのであればチケットはいりません。
丘の上で景色もいいので、例えチケットがなくても楽しめると思います。

ヴァヴェル城 城・宮殿

さて、そんなヴァヴェル城のチケットがまたちょっとややこしいです。
見学できる場所がいくつかあり、それぞれチケットが別なのです。
そのため、売り場でどのチケットが欲しいか指定しないといけません。
先にある程度調べておいて、どこを見たいかを決めておきましょう。
（右の写真は各チケットの残数。14時頃には1番人気の王族の私室は0枚になってました。）

この表を眺めていたら、ヘルプデスクのスタッフさんに声をかけられました。
「何かお困りですか？」と日本語で・・・
ポーランド人の男性だったのですが、驚くくらい日本語ぺらぺら！！
もしこの方がいれば、困っても助けてくれると思いますよ。

ヴァヴェル城 城・宮殿

結局私は王族の私室と竜の洞窟、サンドミエスルカ塔のチケットを購入。
この中で、王族の私室はガイドツアーに参加しないといけません。
そのため、これだけは時間指定がされます。
私は10時半頃チケットを購入し、ガイドツアーは14:35を指定されました。
（多分時間は選べないので、余裕を持ってスケジュールを組みましょう）

なので、時間まで中央市場広場に戻って聖マリア教会の見学をしたりしてました。（前回のやつ）

ヴァヴェル城 城・宮殿

中央市場広場に戻る前に一カ所だけ先に見学しました。
こちらの竜の洞窟です。この入り口は敷地の端の方にあります。
場所の確認はこのマーク？で。各場所にあるので、自分が見学する場所のものを軽く頭に入れておくと動きやすいかも。

この小屋に入ると135段の階段があり、これを下りて洞窟の中へ。

ヴァヴェル城 城・宮殿

ここクラクフには「ヴァヴェルの竜」という伝説があり、その竜の住処がここだったそうな。
地元の若者が対峙してお姫様と仲良く暮らしました～みたいなお話らしいですよ。なので、クラクフにはドラゴンモチーフのお土産がいっぱいありました。

竜の洞窟 洞穴・鍾乳洞

洞窟の外には竜の像がありました。（これはチケットなしで見られます）
たまに火を噴くそうで、写真を撮ってたらたまたま噴きました！！

なお、洞窟を出るとビスワ川の畔に出るので、見学順序はお気を付けて。
城に戻るためにはまた丘の上に登らなくてはいけなくなります。

竜の洞窟 洞穴・鍾乳洞

いったん中央市場広場周りで遊んでから、また城に戻ってきました。
次はこのサンドミエスルカ塔に上りましょう。
サンドミエスルカ塔はインフォメーションなどがある建物の脇、南側ルートから行った場合の入り口辺りにあります。

こちらは137段の階段を上ります。

ヴァヴェル城 城・宮殿

景色がいいですね！
個人的には最上階より一つ下の方が景色が見やすくて良かったです。

ヴァヴェル城 城・宮殿

王族の私室はヴァヴェル大聖堂より奥にある広間で集合です。
この写真では左端にある階段上の扉前が集合場所でした。

この中は一切写真撮影不可ですが、ユーモアあるガイドさんの説明もわかりやすく楽しかったです！
王族というとゴージャスで煌びやか～な空間をイメージしてましたが、そこまで派手さはなかったです。でも質はいいんだろうなというものがたくさんありました。
ドイツや北欧とは歴史的に結びついてるのは知ってましたが、イタリアやオランダとの繋がりもあったのですね。

ヴァヴェル城 城・宮殿

同じ敷地内にヴァヴェル大聖堂もあるので、そちらもチケットを買って入ってみました。
チケット売り場はまた別で、大聖堂の正面辺りにあります。
ヴァヴェル城のチケットと一緒に買うことはできません。
無料でも聖堂の中に入れますが、鐘楼や地下、隣にある博物館の見学にチケットが必要です。

ヴァヴェル大聖堂 寺院・教会

こちらも中はほぼ撮影禁止。
金と黒を使用した装飾が印象的でした。
パリのノートルダム大聖堂修復のための寄付を募るために設けられたコーナーがあったんですが、
そこにとても大きなガラスでできた教会の模型が置いてあり、すごく見事で感動しました！
あとで登場する博物館でそういう伝統工芸があるのだと知りました。

この鐘は300段以上の鐘楼を上った先にある鐘。
これに左手で触れるとまた戻ってこれるという言い伝えがあるそうです。

ヴァヴェル大聖堂 寺院・教会

ヴァヴェル城は見学場所も多くて広いので、ある程度時間の余裕は見ておいた方がいいと思います。
すぐ脇にはビスワ川が流れ、公園のようになっていました。

ヴァヴェル城 城・宮殿

さて、さらに南に向かいカジミエシュ地区にも行ってみました。
ここはかつてのユダヤ人街で、今もユダヤ系ショップやシナゴーグが多くあります。
違う街の雰囲気を感じられるということで行ってみたのですが・・・

一番のメイン通りがまあまあの大規模工事中！！
たぶん、鉄道かトラムを引くのだと思います。
より便利になるのはいいとして、そうそうすぐには終わらなそうな工事でした。

なので街の違いとかそういうのを感じる以前のあれというか笑

ただ、確かにパリみたい～と思った中央市場広場周りとは街並みが違います。
もっと下町感があります。

カジミエシュ地区 散歩・街歩き

博物館もあるスタラシナゴーグにも行ってみました。
シナゴーグとはユダヤ教の教会です。

中にはユダヤ教で使用される道具などを展示していました。
あまり触れたことがなかった分野だったので、ユダヤ文化の風習などの一部を垣間見れて勉強になりました。

スタラシナゴーク (ユダヤ博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

また、このカジミエシュ地区にはポーランドの民族学博物館もあります。

民族学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

1階は伝統的な家の中などが再現されていました。
ポーランドの装飾デザインはかわいいなー！

民族学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

こちらはシンプルなキッチンです。

民族学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

2階は服飾や伝統工芸などのコーナー。
ポーランドの民族衣装、本当にかわいいですよね！！

民族学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

木型でスタンプしてたみたいです。デザインがおしゃれ！！

民族学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

そして、これがヴァヴェル大聖堂でも見たガラスを使った教会の模型。
大聖堂にあったやつはこれの倍くらいの大きさでした。

これはショプカといい、クリスマス時期にキリスト降臨の場面を再現したものとして出回るそうです。
お土産やさんには小さいものも売ってました。

展示数も多いし、展示の仕方も工夫されているし、見応えある博物館でした！
なお、写真撮影はフラッシュなしならOKとのこと。
各フロアに係員がいて、そっと後ろから見守られていました笑
他に見学者がいなかったからかもしれないですけどね～

次回はクラクフでの食事やお土産などについてをまとめます。

民族学博物館 博物館・美術館・ギャラリー