2019/09/14 - 2019/09/14
110位(同エリア1002件中)
へびおさん
3年ぶりのローカル線の旅。
今回は、ひたちなか海浜鉄道 湊線に乗り込んでいます。
本編は旅の後半戦。
レンタサイクリングで古墳を目指して沿線を走ってきました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旅前半は磯崎駅を下車して酒列磯前神社や磯崎海岸、歩いて ひたち海浜公園まで行ったりしてきました。
-
12:20
阿字ヶ浦駅に到着。
この駅には引退した車両が留置されています。
奥の青い車体がキハ223(昭和41年製造)。
北海道の羽幌炭礦鉄道で使われていたもので、昭和45年同鉄道の営業廃止により昭和46年に購入。
運転席の窓に旋回窓を採用したのが特徴で、雪国の車両のシンボルとのこと。
平成21年7月26日に運行を終了。
手前のオレンジの車体は昭和41年東急車輛で製造された広幅車。
昭和44年留萌鉄道より購入したもので床は板張り。
平成22年1月1日より旧国鉄急行色で運行していましたが、平成27年12月営業運行を終了。 -
阿字ヶ浦駅の駅舎です。
水色の壁に赤い屋根が可愛い。
駅名板も味があります。
ただ、遠くの方から静かな町には縁遠いハードロック(メタル系?)の雄たけび&エレキギターの音がずっと聞こえていたのが気になる。 -
折り返しの電車がやってきました。
キハ11という車両っぽい。
東海旅客鉄道で使われていた車体で、平成27年12月30日から営業運行を開始。
ボックス席も設置されているタイプです。 -
阿字ヶ浦 12:42 → 那珂湊 12:54
駅名板には近くの史跡「反射炉」と車庫側に置かれた日本初のステンレス製気動車「ケハ601」、そしてシンボルの駅ネコが描かれています。 -
那珂湊駅は「関東の駅百選」にも選ばれた 貴重な木造駅舎を保有する海浜鉄道のメインステーション。
駅舎は築100年も経っているのだそうです。 -
この駅のシンボル猫、駅猫のおさむ君は今年の6月にお亡くなりになったんですよね。
2009年から住み着いて、享年17歳(推定)だったそうです。
妹分のミニさむは元気かな?? -
那珂湊駅では自転車を借りられるのですが、まさかの駅ホームで受付、自転車引いて駅舎を出る仕組みです。
ではサイクリングスタート! -
天満宮の案内板を見てストップ。
向こうに立派な鳥居が見えます。
天満宮と言えば御祭神は菅原道真なので、今回はスルー。 -
旧那珂湊市のマンホール。
那珂湊港の風景で、市章と市の花ハマギクも描かれています。
那珂湊市は合併でひたちなか市になりましたが、ハマギクは合併後も市の花になっています。 -
静かな町並みを走り抜けます。
まず目指すは『おさかな市場』! -
駅から自転車で10分ちょっと。
おさかな市場に到着~
駐車場には観光バスが何台も入って来ていて、13時半近いのにお客さんで大賑わい。
私は少し離れた場所にある駐車場の隅に自転車を置いてきました。 -
生ガキ。
牡蠣好きの人たちがここでイートインしていました。
このお店の奥には色々なお土産品も置いてありましたよ。 -
地元のスーパーでは見ない大きさの干物が割と安く売っていたのだけど、帰りの電車内に魚臭を撒き散らすのは大迷惑になるので、買うのを諦めました。
-
アジの開きかしら。
大きい! -
混んでいなければ、ここでお昼を食べようかな・・・
-
おさかな市場内。
もっと食堂が並んでいるのかと思っていたのですが、拍子抜け。 -
う~ん、特に目を惹くものはないかなぁ。
観光客狙いの値段で、これじゃ築地とそんなに変わらないわ。
売り子のおじさんたちの勢いに圧倒されて1人だとなかなかお店に入りづらい雰囲気もあったし。
結局ウロウロしただけで何も食べず買わず、おさかな市場を後にしました。
因みに食事処はこのおさかな市場だけでなく、周辺に回転寿司屋さんなどもあります。 -
史跡・金龍水松影ノ井戸(こんりゅうすいまつかげのいど)に居た猫ちゃんたち。
井戸端会議でもしてたのかな? -
那珂湊のおさかな市場から2つ先の駅、中根駅を目指します。
途中見つけた「鉄道車両」と「百華蔵」の案内板に心惹かれますが、時間が押しているのでスルーします。
後で調べたら、百華蔵は貸しスペースのことみたい。 -
線路と並走する道路。
この頃から青空が広がるようになってきました。 -
線路の向こうは金色の世界が広がっている。
-
向こうに鉄橋が見えてきました。
あの鉄橋はもしや・・・ -
まさに高田駅の真上にある鉄橋です。
駅名板は駅名の「高田」と「鉄橋」をそれぞれ両側の岸に見立て、両岸間を鉄橋で渡る列車をイメージして描かれています。 -
この鉄橋の正式名称は「中丸川橋梁」といい、駅のそばを流れる中丸川に架かっています。
「高田」とは駅付近のかつての字名で、現在は地名として残ってはいないそうなのですが、古くから地元では「高田の鉄橋」と呼ばれ親しまれてきたということです。
地域の要望によって平成26年10月1日に開業した湊線のなかで一番新しい駅です。 -
雲はまだ多いけど、青空になってきたー
そして暑い!! -
黄金に色づく田んぼの間を走り抜けて行きます。
日差しを遮るものがなくて日に焼ける・・・
さらに田んぼからイナゴやバッタが飛び出してアタックしてくる~( ゚Д゚) -
ローカル線の旅と言ったら列車の写真を撮ること!
本当は中根駅と金上駅の間に撮影スポットがあるらしいのですが、間に合わないので適当な場所で待機。
遮断機の下りる音がしてきたのでカメラを構えます。 -
14:06に中根駅を出発した下り線。
-
本当は金色の稲穂の間を走る電車を撮りたかったのですが・・・無念。
私の力量ではこれが精いっぱいでした。 -
電車の写真を撮ったら、そのまま中根駅へ。
中根駅の駅名板は7世紀前半頃に築造された虎塚古墳にちなみ、矛(ほこ)と前方後円墳が描かれています。
周囲に目立った建物はなく、秘境駅のひとつに挙げられているそう。
ここは弥生時代から古墳時代にかけて稲作によって発展してきた歴史ある地域で、周囲には貝塚、古墳等の史跡が多くあり、見所が盛りだくさん。
そう、ここでは有名な虎塚古墳を見たいと思っていました! -
中根駅の待合室。
駅舎はないけど、待合室は路線の中でも大きいほうだと思います。
以前テレビ朝日の『帰れマンデー』でタカ&トシさんたちがこの駅で下車して、お食事処を探して歩き回っていたっけ。 -
那珂湊駅でレンタルした自転車。
こんなに派手なイラストがあちこちについていたことに、写真を見直している今気づきました。
電動自転車でレンタル料1000円。
借りる際は免許証や保険証などの本人確認資料が必要となります。 -
では古墳目指してレッツゴー。
-
やはり青空だと写真映えして良い。
でも暑い・・・
ここまで晴れるとは思っていなかったので日焼け対策をしてこなかったな~
すでにハンドルを握る手の甲が真っ赤になっています。 -
まずは十五郎穴へ。
畦道を進みます。 -
だがしかし。
途中で道が途切れてしまい、前に進めません。
看板と横穴は確認できるんだけど・・・ -
しばらく周りをウロウロしてみますが、どうも分からない。
多分どこかに入口があるんだろうけど、時間もあまりないし暑いので、遠目にするだけで満足することにしました。
春に埼玉の『吉見百穴』見てるしね。 -
ということで、もう1つの遺跡『虎塚古墳』を探します。
お!
埴輪の馬が壁に嵌め込まれている。
古墳は近いぞ! -
案内板を確認。
あれ?
さっき探していた十五郎穴への案内もある。
こっちが入口だったのか。 -
うーん
でも案内板が指し示すほうに道はないんだけど・・・ -
仕様がないので芝生の上を歩いていたら、奥に続く道が現れました。
ここを進むのかしら。 -
あった!
『虎塚古墳史跡公園』と刻まれた石碑。 -
そしてあの こんもりしているのが古墳ですね。
-
十五郎穴へは右の道を行くのね。
ここから300mって結構距離あるけど行ってみるか。 -
ひゃー
毛虫が落ちて来そうで怖いぃ -
・・・
更にこの奥??
頑張って少し進んでみましたが、蜘蛛の巣だらけでちょっと無理。
諦めました。
やっぱり古墳探索は冬のほうが気が楽ですね。
因みに『十五郎穴』は古墳時代終末期から奈良時代にかけて作られたと見られる横穴墓群のことで、総数は300基を超えると推測されています。
正倉院所蔵のものと類似した刀や副葬品が色々見つかっているそうなので、権力の持った人も埋葬されていたと考えられています。 -
虎塚古墳に戻ってきました。
前方後円墳なんですね。
築造は7世紀前半頃とのこと。 -
虎塚古墳の魅力はなんと言ってもこの壁画。
-
しかーし!
古墳の入口付近に行ってみたかったのに、蜂の巣があるということで立ち入り禁止になっていますた・・・ -
残念。
虎塚古墳は国の史跡に指定されています。 -
石室内の壁画はこんな風になっているみたいです。
おそらく魔除けのためだろうと考えられてはいるみたいですが、この幾何学模様が何を意味しているのか、まだ解明されていないそう。
同じくらいの時期に造られている奈良の高松塚古墳の壁画と比べると原始的なイメージを受けました。 -
楽しみにしていた古墳見学でしたが不完全燃焼だわー。
帰り道に見つけた神社。
今旅の締めのお参りです。 -
釜上神社。
拝殿はどこに・・・?
と思っていたのですが、どうやら崖の下に御拝殿があるようです。(木が倒れている辺りの建物)
背後の岩をご神体としているのかしら。 -
説明書きがなかったのでどういう謂れの神社か分からないのですが、ここら辺一帯を釜上自然環境保全地域というらしい。
約6000年前頃を海面上昇のピークとする完新世の海進に伴う海食作用に由来する地形のようです。
こんな場所に神社を建てるなんて面白い。 -
では自転車を返しに那珂湊駅へ向かいます。
-
最後にお土産を買おうとキョロキョロしていた時に見つけた酒屋さん。
-
こちらの「干し芋焼酎」の文字に惹かれて入店。
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干し芋焼酎(各800円)。
酒飲みの母と友人に買ってしまいました!
パッケージは色違いだけど、度数・味とも同じです。
買ったボトルは300mlのミニボトルでしたが、大きいサイズの『阿字ヶ浦(1200円)』はもっと渋いパッケージでしたよ☆ -
酒屋さんの並びにあるのが干し芋専門店『大丸屋』さん。
-
干し芋専門店なんて、茨城ならではでないでしょうか!?
店先の恐竜のオブジェが目印です。 -
家用に買った紅東のスイートポテト(660円)。
-
干し芋好きの弟に買った3種(各350円)。
・みつき芋
・志留久(しるく)すいーと
・いずみ
さすが専門店だけあって、お芋の種類が豊富!
10種類くらいあったので、どれにしようか迷ってしまいました。 -
15:40
那珂湊駅に戻ってきました。 -
駅舎内。
湊線のメインステーションだけあって一番立派です。
ローカル線あるあるですが、電車の来る時刻付近にならないと改札に入れません。 -
ひたちなか海浜鉄道の旅、最後に乗る車両は真っ青で お洒落な車両でした!
-
この列車は、ひたちなか市制25周年とロックインジャパンフェスティバル20周年の記念でラッピングされたロックトレインと呼ばれる車両らしいです。
8月に阿字ヶ浦でロックフェスティバルが開催されてたみたい。
阿字ヶ浦駅周辺に響いていた激しい音楽はロック関係だったのかな。 -
色々な電車が停まっていますね。
車庫は木造らしいです。 -
15:51 那珂湊駅を出発。
写真は高田の鉄橋駅から中根駅間を走行中の風景です。
こういう のどかな田園風景が好き。 -
金上(かねあげ)駅。
「金運を上げる」という意味で縁起の良い名前の駅としてテレビでも放送されていました。
駅名板は駅近くにある陸上自衛隊の勝田駐屯地にちなみ、航空機と特殊車両(戦車)が描かれています。 -
因みに、海浜鉄道の全10駅がこちら。
右から3番目の平磯駅だけ写真が撮れなかった!(;゚Д゚) -
その平磯駅の駅名板デザインです。
平磯海水浴場に設置されているクジラの遊具「大ちゃん」と太陽観測センターの電波望遠鏡が描かれています。
因みに今回旅を楽しませてくれた駅名板と観光案内板のデザインは『みなとメディアミュージアム(MMM)』という現代アートプロジェクトによるものだそう。
MMMは那珂湊地区商店街・ひたちなか海浜鉄道湊線+大学教員、 大学院生、大学生などからなる研究活動グループです。 -
16:06
JR勝田駅に到着。
大きくて立派な駅ですね。
日立製作所の企業城下町として発展する、ひたちなか市の玄関駅だそうですよ。 -
旅の最後に来たのは地元で有名なカフェ『SAZA COFFEE』。
駅前に支店もあるのですが、どうせならと本店に来てみました。
(私の地元・埼玉にも支店があるみたい)
駅から歩いて10分くらいです。
人気店で、この時間でも順番待ちでした。 -
入口からレジ付近までコーヒー豆やお菓子などのお土産が販売されています。
待ち時間にフラフラ見学して時間を潰せるので面白かった。 -
店内。
奥にもう1フロアあり、そちらはアフリカっぽい民芸品が飾られていて不思議空間でした。 -
カウンター席も素敵だな。
-
私が座ったのは中庭に面した席。
日が暮れたら もっとムードが出そう。 -
本格コーヒーのお店なので食事は軽食程度しかありません。
セットメニューもありましたが、私は単品で注文。
・クラムチャウダー(540円)
・ソーセージ(260円)
・ナッツパン(220円)
・カプチーノ(600円)
パンは5種類くらいあったと思います。
全部美味しかったけど、クラムチャウダーとソーセージが ぬるかったのが残念でした。 -
勝田駅に戻ってきました。
駅前の町並み。
整然としています。 -
ホームから眺める夕日。
今回の旅も終わりです。
勝田 17:12 → 水戸 → 友部 → 小山 → 浦和 19:52
帰りは2時間40分かかりました。
埼玉と茨城って意外と離れているんですよね。 -
今回の旅の勲章(?)
日焼けの跡です~(;^ω^)
腕はすっごく痛くなってしまって、時計をしていた部分が白い。
そして恥ずかしいのが足ですよ!
こんなところまで焼けてるなんて~
靴下焼けが恥ずかしすぎ!
仕事でストッキング履くのにどうしてくれるんだ!!
と、毎回 何かしら変な思い出まで作ってしまうのであります。 -
久しぶりのローカル線の旅でしたが、やっぱりイイですね!
まだまだ他にも色々な鉄道があるので、機会があったら「乗り鉄」しに行ってみたいと思います。
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