2018/05/20 - 2018/05/20
157位(同エリア419件中)
Tomoさん
ストーブ列車で有名な津軽鉄道に乗って、太宰治にゆかりのある場所と立佞武多の館を巡り、私鉄最北端の駅まで行ってきました。五所川原を出発し、最後は青森空港まで時間をフルに使った旅です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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五所川原で一泊して、翌日は天気がよかったので、津軽鉄道沿線の旅にしました。ということで、津軽鉄道のレトロな津軽五所川原駅から出発です。右側にはJR五所川原駅があります。窓口できっぷを買うと、これまた懐かしい硬券タイプのものでした。
津軽五所川原駅 駅
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ローカルなムードが漂う待合室で壁には地元を紹介するポスターがたくさん。青いベンチには座布団も敷いてあり、利用客を大切にする気持ちがうかがえますね。
津軽五所川原駅 駅
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津軽鉄道では12~3月に名物のストーブ列車というものが運転されますが、待合室にも北国らしい、レトロなストーブが設置されています。
津軽五所川原駅 駅
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8:10発の列車に乗って、まずは芦野公園という駅まで行くことにします。右手奥に見えるのはJR五能線のホームです。
津軽五所川原駅 駅
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構内には古い車両が留置されていました。
津軽五所川原駅 駅
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津軽飯詰駅あたりで車内からは美しい岩木山を望むことができます。線路の周辺には田んぼが広がり、これがまた美しいものです。
津軽五所川原駅 駅
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津軽鉄道は1~2両のかわいらしいディーゼルカーで運転されています。太宰治ゆかりの場所なので、走れメロスのヘッドマーク?がついています。
金木駅 駅
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芦野公園は無人駅で、駅名通り、公園へのアクセス駅となっています。
芦野公園駅 駅
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芦野公園は太宰治が子供の頃に遊んだ場所といわれ、銅像が立っていました。
芦野公園 公園・植物園
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津軽三味線はこの地に生まれたボサマが始まりとされ、門付け芸だった三味線音楽に
新たな奏法を取り込み、現在の津軽三味線につながっているそうです。園内にはこのことを示す発祥の碑が立てられていました。芦野公園 公園・植物園
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芦野公園は湖がある80haの自然公園で、日本の桜名所百選にも選ばれた名勝です。この日は釣り人や散策を楽しむ家族連れの姿が見られました。
芦野公園 公園・植物園
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芦野公園旧駅舎は半切妻の屋根を持つ木造平屋建てで、1975年まで駅舎として利用されました。太宰治の小説「津軽」にも登場し、現在は喫茶店として地元民にも親しまれています。
芦野公園駅 駅
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列車は緑のトンネルの中を走っていきます。春には、桜のトンネルに変わり、青森でも有名な桜スポットです。
芦野公園駅 駅
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芦野公園から終点の津軽中里までは12分で到着しました。津軽中里駅は十三湖など、奥津軽観光の玄関口ですが、路線バスは少なく、観光目的で利用する乗客は少ないようです。以前はスーパーが入っていましたが、現在では町民の憩いの場になっています。
津軽中里駅 駅
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津軽中里は私鉄の駅としては、日本最北の駅になります。あまり知られていないですが、北海道新幹線の奥津軽いまざと駅を結ぶバスが1日4本あります。
津軽中里駅 駅
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駅周辺の通りに出てみましたが、ほとんどシャッターが閉まっており、活気はどこにもない・・・唯一空いていたお菓子屋さんでシュークリームを買いました。お店の人からも、何もなくてびっくりしたでしょ?と聞かれました。
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津軽中里から列車で金木まで移動しました。
金木駅 駅
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駅から少し歩いたところに大正11年、太宰の兄・文治夫婦の新居として建てられた津島家の離れがあります。商店街に溶け込んでいますが、奥には和洋折衷の重厚な建物があります。
太宰治疎開の家 旧津島家新座敷 名所・史跡
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明治42年に太宰治が誕生したのが、この斜陽館:旧津島家住宅です。近代和風建築として、平成16年には重要文化財に指定されました。
太宰治記念館「斜陽館」 美術館・博物館
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津島家は県内有数の大地主で、父・源右衛門は貴族院議員を務めた政治家だったそうです。金木銀行や金木電燈株式会社を経営する企業家で、明治40年には金融業店舗を兼ねた和洋折衷の豪邸(斜陽館)を建設しました。
太宰治記念館「斜陽館」 美術館・博物館
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美しい和風の建物ですが、この後、洋風建築が登場するのには驚きでした。
太宰治記念館「斜陽館」 美術館・博物館
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平成8年に旧金木町が買い取り、平成10年から太宰治記念館(斜陽館)として開館しました。津島家が手放した後は旅館だった時代もあり、住宅の内部からは美しい庭園を眺めることができます。
太宰治記念館「斜陽館」 美術館・博物館
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煉瓦や洋間などの西洋建築の様式が融合した貴重な建築物で、太宰治の作品「思ひ出」や「津軽」の舞台にもなっているそうです。
太宰治記念館「斜陽館」 美術館・博物館
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太宰治のファンが多く来ていました。館内は広く、じっくり見ると時間を要しますが、列車の時間ギリギリまで見学しました。
太宰治記念館「斜陽館」 美術館・博物館
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金木駅に戻って2Fの「ぽっぽや」でしじみラーメンを注文。しじみは十三湖の名物でもあります。しじみの出汁が溶け込んだ風味豊かな塩ラーメンでした。
ぽっぽ家 グルメ・レストラン
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列車に乗って五所川原駅まで戻り、名物・立佞武多を見て青森空港へ向かうのですが、その前に五能線で東北の駅百選の1つ、木造駅を訪れました。土偶の駅として知られ、以前は列車が来ると目からレーザーが出ていたそうです。
木造駅 駅
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40分後の列車で五所川原駅まで戻り、歩いて5分ほどの立佞武多の館へ。青森では有名なねぶたですが、その中でも五所川原のものは高さが特徴です。
立佞武多の館 美術館・博物館
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立佞武多は23mという高さを誇ります。この館はエレベータで4Fまで登り、展示された資料や立佞武多を間近で眺めながら、1Fまで降りていくという面白い構造になっています。
立佞武多の館 美術館・博物館
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祭りの日になると、この館の壁が開き、展示されている佞武多を運び出すことができるようです。7F建てビルに相当する高さを誇る佞武多が町の中を歩く姿は壮大なものなのでしょう。一度見てみたいものです。
立佞武多祭りの様子を紹介するスクリーン上映を見て、いよいよ大阪へ戻ることにします。立佞武多の館 美術館・博物館
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五所川原から青森空港まで行くのですが、列車では大阪行の最終便に間に合わないので、弘前ターミナル行きのバスに乗って40分、藤崎舟場角まで行き、青森空港行に乗り換えるルートをとります。藤崎八幡宮には藤崎城址という史跡がありますが、室町時代の遺構だそうです。
藤崎城址 名所・史跡
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弘前からやってきたバスに乗って、青森空港へ。土産物を買ってJALで1時間50分、大阪空港へ。鉄道で十分に津軽を楽しめたので、よい1日になったと思います。
青森空港 空港
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