2019/07/07 - 2019/07/07
80位(同エリア190件中)
deracineさん
- deracineさんTOP
- 旅行記202冊
- クチコミ44件
- Q&A回答165件
- 429,637アクセス
- フォロワー40人
この旅行記のスケジュール
2019/07/07
-
車での移動
ChopinPASSのミニバン
-
聖ロフ教会
-
車での移動
ChopinPASSのミニバンでワルシャワに帰着
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
ショパンの生家のあるジェラゾワ・ヴォラはワルシャワから西に約50km離れた辺鄙な場所にあり、極めてアクせスの悪いところです
VELTRAで現地ツアーを探しても一人参加の場合、極めてコスパが悪いものしか見当たりません
そこでいろいろWEB検索したところ英語ツアーではあるが ChopinPASS という個人旅行者には極めてコスパの良いツアーがあることを知りました
今回はこのツアーを使った感想を述べます
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<全体日程>
往復LOT(ポーランド航空)利用、
往路・・NRT→WAW乗継→CDG、復路・・・WAW→NRT(直行便)
パリ×2+南仏×4+クラクフ×2+ワルシャワ×3+機中泊=12泊13日
6/27 LOTにてNRT→WAW乗継→CDG パリ(泊)
6/28 パリ市内観光(ショパン聖地巡り)パリ(泊)
6/29 パリ→アルル移動(TGV利用)、アルル(泊)
6/30 アルル、カマルグ観光後アビニオン移動、アビニオン(泊)
7/01 リル・シュル・ラ・ソルギュ観光後エックスへ、エックス(泊)
7/02 ラベンダー全日ツアー エックス・アン・プロバンス(泊)
7/03 MRS→AMS乗継→KRK クラクフ(泊)
7/04 AM:市内半日観光、PM:ヴェリチカ岩塩坑 クラクフ(泊)
7/05 クラクフ市内観光、夕刻電車にて移動、ワルシャワ(泊)
7/06 AM:ワジェンキ公園、PM:ショパン博物館 ワルシャワ(泊)
---------------------------------------------------------------------------
→ここ 7/07 ショパン生家観光後、市内観光 ワルシャワ(泊)
-----------------------------------------------------------------------------
7/08 AM:市内観光、PM:WAW→NRT(LOT直行便)、機中泊
7/09 NRT帰着
-
ChopinPASSとは ジェラゾワ・ヴォラにあるショパンの生家の入場券とワルシャワからのミニバンによる送迎サービス及びワルシャワのショパン博物館の入館料がセットになったパッケージ・ツアーの名称
詳細は・・・・http://www.chopinpass.com/ja/ (日本語ページ)
ツアー催行日は原則として4月~10月、ショパン生家でのピアノ・コンサート開催日(木・金・土・日)のみ。 一人参加も可能だが 英語のみ というのが人によっては難点
またオプションとして 1)ブロホフの聖ロフ教会参拝 2)ワルシャワ旧市街でのピアノコンサート が用意されている
なおワルシャワのショパン博物館入場は生家訪問の当日 or 前後一日から選べる(上の写真参照)
私の場合 (基本プラン+聖ロフ教会) を選択、(119+30)PLN=約4,200円 だった
予約が完了するとメールで予約確認票が送付され、添付pdfには集合場所を示すQRコードがあり、これをスマホカメラで読み取ると Google Map で表示される、というスグレモノ
なお、事前に予約なしでもこの案内所で直接購入できるらしいが繁忙期は事前予約した方が安心だろう -
ツアー集合場所の科学文化宮殿1階の観光案内所・駐車場 (10:11)
"ChopinPASS" と書かれたミニバンが停まっていた観光案内所 (文化科学宮殿) 散歩・街歩き
-
その目の前にはこのヒネクレた外観のビル(=インターコンチネンタルホテル)があるのでこれを目標にしても分かりやすい (10:14)
-
観光案内所に入ってみるとショパン様とツーショットで写真が撮れる顔出し看板があった (10:12)
-
そのほかにはショパンの曲が流れるベンチの所在地の地図など、、(10:13)
-
これがツアーに使用されるミニバン、ベンツ製 (10:15)
-
ショパンの生家のあるジェラゾワ・ヴォラはワルシャワから西に約50km離れたところ、クルマでは約1時間。人口60人という小さな村だ (11:11)
道中は単調な田園風景が続く -
ミニバンはオプションのブロホフの聖ロフ教会の有無でグループ分けされた (11:20)
教会参拝組は他に日本人夫婦と外国人3名(国籍不明)、合計6人だった -
1時間ほど走ると急に賑やかになりクルマの往来が激しくなった
どうやらショパンの生家に着いたようだ (11:34)ショパンファンなら是非訪れるべき! by deracineさんショパンの生家 (ショパン博物館) 博物館・美術館・ギャラリー
-
こじんまりしたところだろうと予想していたが、周りにはホテルやレストランなどが立ち並び、村の一大観光地といった風情だった
-
このモダンな建物は受付け棟。ショパンに因み、PRELUDIUM (プレリュード、前奏曲) と呼ばれている
-
ここで入場券を購入する (11:48)。入場券を買い求める人の列ができていた
-
既に ChopinPASS として払っているので入場券を発券してもらった
-
受付にはいろいろな言語のパンフレットがあり、日本語もあった
その中には広い場内の案内図もあった
ショパンらしく建物や橋には彼の音楽ジャンルに因んだ名前が付けられている -
敷地内にも同様の案内地図があった
-
敷地内には多くの胸像があった。 これは生家に近いところにあったもの
-
生家の前には大きなマロニエの木があり、大きなイガイガの実をつけていた
-
敷地内を流れる小川には二本の橋が架かっていて、これは MAZUREK (マズルカ)と呼ばれる橋。優雅なアーチを描いていた
-
マズルカ橋から見たショパンの生家。「大草原のホワイトハウス」のような雰囲気だ
-
こちらは POLONEZ (ポロネーズ)。どういうわけか、橋はどちらもポーランドの民族舞曲の名前だ
POLONEZ は MAZUREK と異なり直線的だった -
生家の裏庭にあったショパンの全身像、これもNHKの名曲アルバムで見覚えがある
Józef Gosławski 1954 と下に作者の名前?が刻まれていた -
BARKAROLA (舟歌)と呼ばれる野外ステージ。残念ながら特に何もやっていなかった
-
美しく咲いたラベンダーに見とれて写真を撮るマダム
-
生家前にはよく手入れされた花壇があり、紫色の背たけの低い花が満開だった
-
生家の横にあったモニュメント。残念ながら数字以外はすべてポーランド語なので判読不能
-
生家の前庭には大木があり、これらは当時から生き残ったものかもしれない
-
生家の裏庭にあるその名も美しい NOKTURN と呼ばれる旧ガーデンサロンでは結婚式でもあったのだろうか、カメラマンを従えたカップルの姿があった
勿論カメラは日本製だった -
美しい新婦の姿にデレデレの新郎、、、末永くお幸せに!
-
利用しなかったが敷地内にはレストランも完備している
この棟は ”ETIUDA"(練習曲)という名前だ -
12時からミニコンサートが始まった
ミニコンサートは毎週木~日曜日に開催されるが木・金曜日は短いコンサート、土・日曜日は通常のコンサート
ミニコンサートは部屋の中で演奏されるピアノの音を前庭で聞く
当日の演奏者は website で事前に公開されており、これを参考に訪問日を決めた
演奏者はショパンコンクール3位入賞の Piotr Paleczny (ピョートル・パレズニーと発音する?)
演奏曲目は司会者がポーランド語で紹介した。一部知らない曲もあったが多分以下の通りだったと思う。約50分間の演奏だった
1) ポロネーズ第3番イ長調 「軍隊」
2) ノクターン第5番 作品15
3) スケルツォ 第1番 ロ短調 作品20
4) スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
5) 24の前奏曲集より第15番変ニ長調 作品28-15 「雨だれ」
6) ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53 「英雄」
森の小鳥が楽しそうにさえずる声が時々伴奏として入っていた
小さな部屋で、適度の残響があり聞きやすかった -
こんな幼い女の子もお利口さんにおとなしくしていたが、、、
-
ワンパク盛りの弟の方は自転車に乗って何処かへ行ってしまった
-
演奏が終わり、拍手に応え挨拶する Piotr Paleczny 氏( ピョートル・パレズニーと発音する?)
ワルシャワにあるショパン音楽大学でピアノを教えている。73歳
さすが 1970年ショパンコンクール3位入賞者だけあって一音一音に深みがあり、味わいある演奏だった -
ミニコンサートが終わったのでショパンの生家の中に入った
最初に入ったのは今までピアノ演奏が行われていた部屋で、ここがショパンの生まれた部屋だそうだ -
当時この部屋は二つに仕切られていてどちらで生まれたかは定かでない・・と説明されている
右の書類はロフ教会で行われたショパンの洗礼記録(=出生証明書のようなもの) -
コンサートに使用されたグランドピアノ
-
次に家族の肖像画が飾られている部屋に入った
これがショパンの父親、ミコワイ・ショパン(ポーランド語読み)
フランスからの移民でスカルベク家の家庭教師を務めていた -
部屋は当時の状況を再現しており、ついさっきまでショパン様がおられたような雰囲気だった
この建物は元々はポーランド伯爵スカルベク家の屋敷の一部で、当時の記憶を留める唯一の建物
フランス人の移民で家庭教師をしていた父、ミコワイと家政婦をしていた母ユスティナはこの地で知り合い、1806年結婚 。この家で新婚生活を始め、1810年3月1日、フレデリック ショパンは彼らの第二子、長男として生まれた -
ショパン愛用のピアノと思われる
虚弱で内気だった彼はコンサートでの演奏よりもこじんまりとしたアットホームな雰囲気での演奏をこのんだ
繊細なタッチとペダリングにはこだわり、音量より音質にすぐれたプレイエル社のピアノを愛用した -
ショパンの母親、ユスティナ・クシジャノフスカ。零落した士族秋級の娘
従ってショパンはフランスとポーランドのハーフ
彼の人生も約半分を祖国ポーランド、残り半分をフランスで過ごすことになる
(それ以外に療養や演奏旅行として多くの外国にも滞在している) -
長姉のルドヴィカ。ショパンの臨終をパリにて看取り彼の心臓を遺言に従い祖国ポーランドに持ち帰った
-
1歳年下の妹・イザベラ
-
フショパン家の子供たちが父親のニコライの誕生日に書いた手紙
フレデリックのサインも見える -
ショパンの自筆楽譜?
-
ショパン家の肖像画に熱心に見入るファンたち
-
この生家の経緯を説明した文書
-
最後にプレリュード内のショップに立ち寄った
前日ワルシャワのミュージアムですでに買ったためここでは何も買わなかった -
ミニバンに乗り込み今度はフレデリック・ショパンが洗礼を受けたロフ教会に向かう
車窓風景は相変わらず単調な田園風景が続く -
ショパンが洗礼を受けたブロフフの聖ロフ教会
近くには堀の役目をする川があった。ショパンはこのような田園風景を好んだという
中央に立っている若い男性がドライバー兼ガイド。英語は流ちょうだった
当時は村を外敵から守る砦の役目を兼用していたため、そういう造りになっている -
受洗の際使われた聖水盤
ガイドの話では金属部の蓋はオリジナルだが石部分は破損したため新たに作られたもの -
ミサ終了後なぜかピアノ伴奏付きでバイオリンの演奏があった。上手だった
-
失礼ながら田舎の教会にしては立派だった。
これも信心深いカトリック信者が多いポーランド人のおかげかも知れない -
ロフ教会に立ち寄ったためワルシャワ帰着は 16時となり 16時から始まるワジェンキ公園での無料コンサートは間に合わないので諦めた
ワジェンキ公園でのコンサートにこだわる方は土曜日にジェラゾワ・ヴォラを訪問したほうがよいだろう
ショパンファンにとって ChopinPASS は大変便利なもので是非活用をおススメします
最後に今回の演奏曲目にも含まれていた、ショパンの聞くと元気が出る曲、英雄ポロネーズをお聞きください
https://www.youtube.com/watch?v=4P63s3Nw3iM&list=RD4P63s3Nw3iM&start_radio=1
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
-
前の旅行記
(7) ワルシャワでショパン博物館やワジェンキ公園などの聖地を巡礼 ショパン三昧で過ごす
2019/07/05~
ワルシャワ
-
次の旅行記
(0) "ピアノの詩人" ショパンの聖地を尋ねて~フランス&ポーランド 12泊13日ひとり旅(計画編)
2019/07/08~
フランス
-
(2) パリは燃えていた! 灼熱の太陽に照らされた華の都パリをメトロを駆使して回る
2019/06/27~
パリ
-
“ピアノの詩人” ショパンの聖地を訪ねて~フランス&ポーランド シニア男性の冒険旅(要約編)
2019/06/27~
ワルシャワ
-
(3) パリは燃えていた! 天高くそびえていたノートルダム寺院の尖塔は見る影もなかった
2019/06/27~
パリ
-
(4) ポーランドの古都クラクフは観光しやすい、美しい街だった 人気のManggha館にも立寄った
2019/07/03~
クラクフ
-
(6) 夜はもっと楽しい(?) クラクフに名残り惜しみつつ、軽食付き一等車でワルシャワに移動
2019/07/03~
クラクフ
-
(5) 坑道の長いトンネルを抜けると塩の美術館だった ~ ローカル電車で訪れたヴェリチカ岩塩坑
2019/07/04~
ヴィエリチカ
-
(9) 世界 迷いまくり街歩き~行ってみなくちゃ分からない! 私には印象ワル・シャワ体験記
2019/07/05~
ワルシャワ
-
(7) ワルシャワでショパン博物館やワジェンキ公園などの聖地を巡礼 ショパン三昧で過ごす
2019/07/05~
ワルシャワ
-
(8) ChopinPASS を利用して訪れたショパンの生家はファンにとって天国だった
2019/07/07~
その他の観光地
-
(0) "ピアノの詩人" ショパンの聖地を尋ねて~フランス&ポーランド 12泊13日ひとり旅(計画編)
2019/07/08~
フランス
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
その他の観光地(ポーランド) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ポーランドで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ポーランド最安
478円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ ピアノの詩人・ショパンの聖地を尋ねて~フランス&ポーランド 12泊13日ひとり旅
0
53