2019/04/26 - 2019/05/08
475位(同エリア1043件中)
令和さん
福岡からヨーロッパへの唯一の直行便、フィンエアにての旅。全13日間。
●イギリス●イタリア●フィンランド
このイギリス「コッツウォルズ」編は、イギリス観光のメインでした。
当記事は★印日程でのもの(☆は別記事)です。
↓start↓
パディントン 2泊 LON
☆2019 4/26
☆2019 4/27
↓
オックスフォードからコッツウォルズ巡りレンタカー旅 3泊 AONB
☆2019 4/28
☆2019 4/29
★2019 4/30
↓
ストラットフォード 1泊 LON
☆2019 5/1
↓
イタリアへ…
- 旅行の満足度
- 5.0
-
-
この日の朝の最初の一枚は、7時20分にシャッターが押されている。
俗に語られる『はちみつ色』、
コッツウォルズの色を表現しているのは、
このエリアで採取される石=コッツウォルズストーン=ライムストーン(石灰石)。その中でも特に濃厚なはちみつ色は最高品質とされ、それが「ハニーストーン」と呼ばれる。
おそらく、こんなところだ。
採石場の様子まで抑えた建築家の記事は説得力が有る。参考URL↓
https://www.british-made.jp/stories/travel/201802160020882
日本でコッツウォルズ石を使い、同じ風合いを出している家の写真の数々と、実際の現地での家が何か印象が異なるのは、日本だと新築の家が掲載される←古びていない。ピカピカのハニーである。エイジングはコッツの表現の条件であろうし、それから日本が地震国であることも関係していよう。私達が写真に残したくなるコッツウォルズの家の殆どは18~19世紀に造られたもので、セメントは使用されずに石のみで積み上げられている。
どうりで目地がほぼ見えない。目地は日本では不可避である。残念。
又、塀の仕上げとして、最上部はドライウォールで、寝かせず立たせていることが多い。
ドライウォールは、四角風のロッカリーストーンに対して、ぺちゃんこ三角風にカットされている。(専門用語はにわか勉強) -
上記紹介の記事にもう一つ、同感の部分があり、私もそれをちゃーーんと♪写真に抑えて帰って来ているのだが、それがトイ。
それはセージグリーンのペイント!
家々の愛らしさ、スモーキーで上品な色味が外壁のハチミツ色に調和し、さらに引き立てるペンキのポピュラーな色使いが、この「セージグリーン」色。(一部、小尾 光一氏の表現をお借りしている)
いやぁ、この両者の色合いはホント、fantastic! -
SWANに戻っての朝食。
相方がイギリス食に挑戦(メニュー右頁からオーダーできる)
Porridge served with Fresh cream and brown sugar
生クリームとブラウンシュガーを添えたお粥
お米ではなくOats(オーツ)麦。そう、一般に呼ばれるところの「オートミール」。
「Good Choice!」の一言に続き「これは、試した人から決して再注文されないメニューなの」とスタッフの説明。その言い方に笑い受け止め「日本にも粥はあるが、甘くなくソルティだ」と返すと、それはご存知の様子だった。
それにしても自分はいつオートミールを食べたことが有るのだろうか。
なぜか、QUAKER OATS(クエーカーオーツ)の白髪おじさんがちゃんと記憶にあるのだ。小さな頃食べていたのかは謎である。
まぁ、ところてんも、福岡ではポン酢醤油でいただくのに対し、大阪の相方は「あれは甘くして食べるものだ」と言いはる。聞いた時は、なんて恐ろしいことだと思ったものだが、ごはんにしたって、桜餅にした時は甘く、おはぎに至っては、あんこでくるむのだから、砂糖と塩とはおもしろい関係だ。
で、ひとくちスプーンに貰った英国ポリッジは、やはり私には、思い出の奇妙な味編ということでエンターボタン。(相方はOKとのことだった) -
私は昨朝から気に入っているメニュー。
From the grillというタイトル。
Grilled bacon,Grilled tomato,mushrooms,hash browns,baked beans,sausage,black and white pudding and free range egg cooked to your liking.
好きに指定できる卵料理、この日はかわゆい目玉焼きだが、ここはポーチドエッグが一番楽しい!
また、一枚の写真にまとめてしまっているが、この焼かれた薄切り食パンにバターというシンプルな組み合わせが、毎朝美味しかった。
そして一つ発見!ここで勧めている紅茶の飲み方だが、オレンジピールがほんの少しの濃厚なマーマレードに添えられ豆皿で運ばれる。それをひとつまみ、紅茶に落とすと、それはそれは美味しいティーになった。ジャム嫌いの私が「これはいける!」と気に入ったものだ。 -
この朝食後、私達はホテル内を小探検。
(ブルーのチェックカーペットの大きな部屋はどうも団体用の様子。城の長机の部屋も普段使いではない感じ) -
ザ・スワンには、意外にも売店とおぼしきスペースはない。
唯一、写真の規模の飾り棚が通路沿いに二つあり、ショーウィンドウとなっている。このウィンドウの左下にその子は一匹で居た。 -
この子は今、日本に居る。
どこでハンドメイドされたのか、ホテルの人に尋ねたら、「隣町のバーフォードよ」とのことだったので、バーフォードくんと命名。
~~~~~~~~~~~~~~~
実はバーフォードくんはぬいぐるみでもあるが、ドアストッパーとして作られている。従って結構な重量がある。
形が変わってしまっては元も子もないので、トランクに押し込まず、以降、手荷物バッグにての移動を余儀なくされる。重い…。 -
自分達は、No.9の『Kingfisher』という部屋に泊まっていた。
スワンのプライベートガーデンが窓から見える。
あまりに気に入った部屋だったこと、それと部屋名の『king』という部分だけ記憶に残り、自分の中で『King Arthur』という名に変わってしまって、滞在中、朝食時など部屋名チェックの際「私達、King Arthur♪」と述べ続けた。
帰宅しそもそもの間違いに気づき、正しい部屋名の『Kingfisher』を調べると『カワセミ』とある。
ハ。実は鳥名とは、誠に恥ずかしきなり。
部屋の窓下を覗くと、滞在者使用の車が見える。ホテル前にずらっと並んでいるのだ。この朝、直下に楽しげな車が停まっていたので、パチリ。
コッツというかイギリス(イタリアもそうだった。これはヨーロッパ全域のような…)は、道脇に駐車するのは普通(もちろん禁止部分もある)で、もったいないのは、せっかく色のトーンが統一されたこのような美観地域でも、道路脇に駐車した車のさまざまな色が邪魔してしまう。
ましてやホテル前の道路に車がずらっと、というのは、今ひとつ、感動に水を差される感じだ。
私達のレンタカーもその一台として加担している。 -
【Upper and Lower Slaughter】
アッパースローター ローワースローター
スローターでは、大型の観光バスが進入禁止になっていて、その為制限された数の観光客のみの訪問地となっている。
そしてそのアッパー・スローターとローワー・スローターの二つの村を結ぶフットパスを歩くことが、そこを訪れることが出来た人の大きな幸運。(とのことで…)まぁ、一所懸命レンタカーにするよう計画したからネ。
とても楽しみだったこのフットパス計画。
ザ・スワンを出発し30分足らずでローワースローターに到着。 -
車は11時頃、 River Eye(アイ川)沿いに停め、すぐのフットパスの入口へ。
と、その前に、ある家の玄関前にバスケットが置かれ、一人の女性が代金を置いている。
ラベンダーのポプリだった。私も習い、それを手に取る。
小さなポプリの袋には、かっこいいスタンプが押してあるわけでもなく、シンプルそのものだったが、とてもよく香る。
Outstanding memory ! -
羊放題
Footpaths in Upper Slaughter and Lower Slaughter -
-
羊放題は
実は…
歩いている間ずっと
糞を踏みつけぬよう気を使う。
(同時に栄養不足の我が家の庭に持って帰りたい発想もなくはない)
コッツウォルズの土は絶対に肥えている。
この写真は川沿いに歩くフットパス。(羊なし)
短いコースだったが calm & tranquil★
アッパースローターから戻る時の一部コース。 -
ワンちゃん達も飼い主と共にこの散歩道に訪れる。
良いコミュニケーションの場。
「撮らせてください」には皆、笑顔で応じてくれる。 -
フットパスを往復歩き、ローワースローターに戻って、「で、お前さん…」と話しかけられているような一枚。
-
下調べしている時に日本人のブログでビッグサイズのオススメされていた
The Mount Inn Stanton (マウントイン)
ローワースローターから40分ほど。
到着が13時30分で、もう昼のオーダーストップが終わっていたらどうしようとビクビク。(昨晩のこともあったので)(しかもまたかなり空腹) -
歓迎されホッとする。
席に案内されるなり、とりあえず飲み物は?と聞かれた。
店の人の前で、何があるの?と私に聞く相方が鬱陶しい。
何でもいいんだよ~。こういう場合、ノリで答えるんだよぉ。
(試しに緑茶と言ってみれば?)
それにしてもメニューの多さ。 -
このマウントインは、食事が運ばれた瞬間、その仕上がりへの気概へ感嘆の声をあげざるを得なかった。
すべての店を訪問しなくとも、ここは間違いなく、「コッツ、ナンバーワン」と固く信じて疑わない。
豪快なハンバーガー、付け合せのフライドポテトでさえ秀でる。写真を眺めても「そうそう!」と思い出せるトマトなど素材の素晴らしさ、立体感有る盛り付け。しかも申し訳ぬほどのお得感に溢れたプライス。
★★★ plus alpha!
~~~~~~~~~~~~
私が過去に-多分20余年ほど経過-イギリスに来た時に、食物に関して美味しさの希望は持てなかった。そういう時代だったし、多分これは近年までマスコミ等で冷やかされるイギリスレストラン事情だった。
が、今は違う。日本を凌いでいる。(注意喚起※A参照) 私達は世界で最も美味しい国に住んでいるのか、世界事情を再度見つめ直した方がいい。(今の私が思うに、ニッポンは、幕の内弁当のような種類あるおかずが500円程度で食べられる、その安さはスゴイと思う。THE BENTO というタイトルで洋書が出回るのも解る)
※A イギリス全ての飲食店が、全ての日本の店を凌ぐとは言わない。例えば、オックスフォードのショッピングモールで食べた麺のファストフード店はひどかった。美味しいお店だけにめぐり逢いたい場合は、インターネット調べが強い味方!今はそれが出来る。 -
このマウントインは高台にあり、眺め良いテラス席だと爽快感がある。人々がまったりと午後を過ごしている、あぁいいなぁと思いつつも、ここを後にする。
車で降りていくと、ここスタントン村もまた今までと違うタイプのお洒落な住居が並び…おまけにフットパスまで見つけたのに、後ろ髪を引かれる思いで、この魅力的な地を後にし、次に立ててた予定先へ向かった。
もったいないね~。馬鹿だねぇ。コッツ観光として、やはりメジャーな場所に自分も捕らわれていたことを今でも心から後悔している。 -
-
【Broadway Tower】
スタントンから30分ほどの距離。
ブロードウェー・タワーは広大な丘にポンと立っている。
海抜312mのところにあり、17mの高さで、屋上からの眺めが良い。
建物内部は、登りと下り用に別々の螺旋階段がある。 -
途中、ウィリアムモリスの部屋もある。
自分達が滞在のバイブリーもモリスには深い縁が有る。
ただ今回の旅では、バイブリーに昼間居ることがなく、モリス関連のショップなど未訪である。(同様に、トラウトファームも開店している時間帯に行けていない)
もしMORRISで自分の部屋をすべて整えられたら、幸福の度合いが上がるように想う。但し!面積のある部屋に。 -
屋上からの風景 (白い点々は羊たち)
翌日に迫ったコッツウォルズとの別れがその眺めに哀愁を添える。 -
【Bourton-on-the-Water】
ボートンオンザウォーター。
ブロードタワーから30分近くかかったか… -
ここで買ったスコーン、美味しかった。
イギリスで買う本場スコーンはサイズが大きく食べ甲斐がある。
(日本のはみみっちいもの。ならば2個買えって? ん~なんか違うんだなぁ。あのふわっとした小麦香るウェット感)) -
この頃、だいたい17時。
日の入りは20:20位なのに、とてつもない憂愁が漂う。 -
流れるウィンドラッシュ川を横切り、車が渡れるようにしている。
ちょっと怖い。 -
誰だ、サヨナラの前日の最後に、水が流れる場所を選ぶなんて。
-
真剣に…悲しくて機嫌が悪いのであった。それを隠し装うことに神経を注ぐが、時々カミングアウトしていただろう。
-
最後の夕食は滞在のthe SWANで。19時から。
そうそう、本当は18時の予約にしていたのだった。
この日、予定にしていたスードリー城まで中止にしたというのに、
それでも遅めにボートンオンザウォーターを出ることになってしまって、
しかもホテルまでの道でガソリンスタンドを探すが見つからない。
結局、ネットで調べ、予約時間に間に合うようホテルに戻ることよりも、ガソリンスタンドがあるサイレンセスターまで行くことを優先することになった。
コッツ、めっちゃ車社会なのに、ガソリンスタンドがあまりないのですごく注意しよう。
自分達は日本ではガソリン車使用で、初めてのハイブリッド車。それでガソリンメータがあまり減らず、旅が終わるまで大丈夫かもという変な安心感があった。
翌日に返却を控え、夕方いよいよ終わりに急に不安になり慌てたが、燃料切れに見舞われず良かった。
で、車ついでに、速度の話も追加で加える。
細い道でも皆さん60マイルでさっさと走行。(時速約100キロ)
ターンアラウンドも思ったより多い。相方はナビがしゃべる通りにうまくこなしていたが、私はだめ、助手席に居ても馴染めず、運転しなくてホントによかった。 -
そんなこんなで…。
毎朝座り続けた窓側の席に落ち着く。
スワンの夕食は初めて。 -
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以上、2019年4/30 火曜日のこと。ここに記す。
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