おんな、モロッコひとり旅　～ジブラルタルを渡りたい～香港→スペイン→モロッコ篇～（3）

2019/04/26 - 2019/05/06

13時20分、マラケシュナメラ空港着。


無事ターンテーブルから荷物が出てきて一安心。
空港で5,000円分くらい両替して、ゲートへ。
ちょうどこの日、Diorのスタッフたちが到着ゲートにたくさんいたんですが、あとで調べたら、ちょうどコレクションをマラケシュでやっていた。素敵だった～。タイミングが合えば見たかったわ。
Christian Dior | Cruise 2020 Full Fashion Show | Exclusive
https://youtu.be/CbSFoZ6YyJ8

エリア マラケシュ(モロッコ)

さて、一応空港からホテルまではブッキング.comのサービスで送迎手配していたんだけど、指定場所のはずのゲートにいない。
おやおや。とおもいつつ、ブッキング.comに電話したら、「（空港の）外にいるから見てみて」と。
あんたメールでゲートの出口でボード持って待ってるって書いてたよね？　
もうー、しゃーねーなぁ。。。

空港出たら。。。
もわっと熱気が押し寄せるも、この湿度がない感じ。そして刺すような日差し。
ついに来た・・・・。モロッコだ。

違う、ひったってる場合じゃない。ドライバーを探さなくては。


あ、いた。

お迎え一覧ボードみたいなところにあたしの名前もボードに張られてる（笑）。


無事ドライバーさん（モハメッド27歳）と合流し、アルフォード的なワゴンでいざ。
一応送迎予約するときに、駅立ち寄ってからホテルに向かってほしいとリクエスト伝えてあったんですが、確認のためモハメッドに聞くも、案の定伝わってない。うん。だよねー。なんとなく予想ついてた（笑）。

「エクストラいくらかかる？」と聞くも、ボクは判断できないよー。とどこかに電話して聞いてくれているが、なかなか面倒そう。「OK、じゃホテル行っていいよ」と。モハメッド「大丈夫？」って聞いてくれる。イイヤツ。
大丈夫。自力で行くよ。問題解決。

マラケシュ・メナラ空港 (RAK) 空港

ホテルまで15分くらい。
道すがら、ここが星付きホテル、「ロイヤル マンスール マラケッシュ」だよ。庭は無料で入れるよとか、この先に「マジョレル庭園」があるよ、「クトゥビア」だよ。マラケシュで2番目に大きいモスクだよ（ちなみに1番はカサブランカにある「Hassan II Mosque」）。など、軽く観光ガイドをしてくれ、楽しかった。


出国して1日あまり。やっとマラケシュに着いた。

車窓から流れる青い空と独特なにおいを感じつつ、ガイドと車のカーラジから流れるアラビアンポップス。
うーん。来たな。アフリカ、モロッコ。この天気最高だな。快適。
何事もなく無事到着したことをまず感謝。ここから数日間、気を引き締めよう。そんなことも同時に思う。

ホテル近くの通りまで。※私は旧市街、スパイススーク近くのリヤドに宿泊したのでホテル前までいけず。
モハメッドにお礼と、これも私にとっては海外一人旅のお約束、日本のお菓子をあげて別れる。
そこから歩いて3分、無事に2日間お世話になるリヤドに到着。

チェックイン時、ミントティーとビスコッティを出してくれ、ルームルール、周辺の地図の解説。など。
そういえばモロッコの宿泊先では毎回イミグレカードと同様のゲストカードをしっかり書かされるんだけど、そこで「モロッコ滞在時のＩＤナンバー」的なものを記入する箇所が必ずあります。これはパスポートを見てください。モロッコ入稿時に押印されたスタンプに手書きでアルファベットと数字が書かれているのですが、それを書けばＯＫです。

無事チェックインを済ませ、列車のチケットを買いに新市街へ。ついでに「マジョレル庭園」にでも行こう。
いざ。出発。

リヤドからすぐの広場がタクシー乗り場。そこから駅まで行く。はい。ここでマラケシュ名物【交渉】スタートです。
駅まで100DHだという。「高い。じゃ乗らない」。「じゃいくらなら」。「50DH」。（※リヤドのオーナーに相場は70DHだといわれてたけど、これも高いと思ってたので）「80DH」「高い。50じゃないと乗らない」「75DH」「いやだ」「ファイナルプライス！いくらならいい？60DH」「50」「65」「乗らない」「・・・わかった50でOK」。これで交渉成立。
ここまでのやりとりで10分くらいかかってます。
乗り込んで往復かと聞かれたので、そういう使い方もできるんだと思う。

無事駅に到着し、明後日の朝6時発、フェズ行きの特急券（ONCF）（一等車）を購入（290DH）。モロッコの国鉄は事前にネットから買えませんでした。乗車当日に購入してもいいと思うけれど、なんていうか少しでも安心しておきたくて（笑）、私は事前に購入を選択。
※時刻表は事前にこちらのサイトでチェックさせていただきました★http://urx.blue/Uefi

これ、女一人旅の鉄則だけれど、私は安全をお金で買う派です。
コストのことを考えたら当然2等車でしょうが、少しでも安全な移動手段を選択することでリスクヘッジするのも、旅の知恵だと思っています。
このあたりいろいろな意見があると思いますが、貧乏、極限、過酷自慢じゃないんで。おんなの一人旅って。
安全で楽しい旅が一番。あ、あとおいしい旅！！

マラケシュ駅 駅

無事切符を買ったところで、せっかく新市街の方面にきたので、ぶらぶら。
モールの中にあるカルフールやマラケシュ一（いち）おいしいといわれてるお菓子屋「Pâtisserie Amandine」などを冷やかし。
その後、タクシーで「マジョレル庭園」へ。まぁ、ここでも案の定交渉。
なんか途中から交渉がマジで面倒くさくて、歩こうかなと思ったくらいですが、距離ありそうなのと暑かったから結局、乗ってしまいました。

サンローランが愛した庭園。マジョレルブルーが美しい「マジョレル庭園」。予約してなかったので、チケット売り場の例に並ぶ。レーン１とレーン２があるけれど、どっちもでOK。庭とミュージアムがセットになったものが100DH、庭だけが70DH。クレジットOK。
英語版のガイド冊子ももらえます。

入り口を抜け、竹林の小径を抜けると、サボテンがあったり、一風変わった庭園でした。

マジョレル庭園 広場・公園

オレンジ、ピンクのマラケシュの街並みからのマジョレルブルーの対比が美しい。
ちょっと異空間。南国の鳥（種類わからず）の鳴き声が常に聞こえながらも、静寂。街中の喧噪を忘れる空間でした。

マジョレル庭園 広場・公園

ここの庭が大好きで、最期をここで過ごしたというサンローラン。庭の奥に散骨された場所がひっそりありました。

マジョレル庭園 広場・公園

奥には、サンローランといえばの“LOVE”シリーズのコレクションがずらり。※彼が毎年、シーズングリーティングポストカード用に描いていた原画が飾ってあります。圧巻です。

マジョレル庭園 広場・公園

素晴らしい原画の数々。

マジョレル庭園 広場・公園

併設のショップではサンローラン直筆のデザインラフやデッサンなど。
お土産にLOVEシリーズポストカードが購入できます。友人や自分の生まれた年や記念年のものを購入しても素敵。

マジョレル庭園 広場・公園

かくいう私も自分の産まれ年（ギリあった！）のものや、マジョレル庭園をモチーフしている1986年のものなど数枚購入。テンション上がる空間。

マジョレル庭園 広場・公園

もっちろん、サンローランモロッカンスタイルシリーズも販売していました。素敵だけど、値段も豪華でした。

しばし雑踏を忘れ癒された後は、フナ広場まで。
またタクシー交渉。今回は70DHで。疲れちゃった・・・。

クトゥビアモスク正面入り口で降ろしてもらい、さぁ。いよいよフナ広場。
念願のオレンジジュースが待っている！！

マジョレル庭園 広場・公園

以下、実際に行かなければわからなかったこと。
●旧市街から駅まで、地元価格だとタクシーは30DHらしい。しかし我々観光客が地元の人と一緒に乗り合いでタクシーに乗れる確率はほぼゼロ。50DHで手を打つが吉。
●列車チケットの購入は簡単。一応事前に購入してくことをおススメ。
●「ラストプライス」の声がかかったところからが本番。絶対値段上げないこと。
●マジョレル庭園は好き嫌いわかれる。
●湿度ないから、快適。※4月末

マジョレル庭園 広場・公園