2019/03/03 - 2019/03/03
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ノーーウォリーズさん
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冬のモンゴル・シベリアを旅してきました。冬にこんな所に行く物好きは少ないと思いますが、秘境好きの私には世界一の厳寒を体験したみたく、3月上旬に冬のモンゴル・シベリアへ個人旅行を決行してきました。旅の目的は、北京からモンゴル・シベリアを経由してウラジオストクまで陸路で縦断すること、世界で最も寒い都市に行くこと、極寒のアウトドアアクティビティを体験すること、幾つかの冬のフェスティバルに参加することです。
冬のモンゴル・シベリア旅の旅行記2では、ウランバートル滞在中のイーグルフェスティバルについてご紹介します。鷹匠の技術を競う祭典です。モンゴルのイーグルフェスティバルは毎年10月にモンゴル西部のカザフ族が住む地域で開催されるゴールデンイーグルフェスティバルが有名ですが、開催地はかなり僻地なのでここまで行くのが大変です。もう少し気軽に見れる他のイベントがないか探したところ、毎年3月にウランバートル近郊でも開催する情報を見つけたので実際に行ってみました。ウランバートルのイーグルフェスティバルの詳細を見つけるのは非常に苦労しましたが、モンゴル語を必死で翻訳したりと見つけた情報を共有したいと思います。
- 旅行の満足度
- 4.0
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早朝に起きてまずウランバートルの街を散歩します。ウランバートルの街中には雪は積もっていませんが、ご覧の様に氷の彫刻が出来る程の寒さ。特に朝の気温は寒いので厚めのダウンベストとウールのジャケットを重ね着して外出します。
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今日は3/3 日曜日。この日から3日間ウランバートル周辺に滞在します。ウランバートルの最高気温5度、最低気温マイナス13度の天気予報です。この先シベリアでは-30度の極寒を覚悟してその準備もしているので、-13度なら私的には全然大したことはありません(寒いのには強い方だと思います)。ちなみにこの日の日本で最も寒い都市は、旭川の-11度なので同じ位です。事前情報収集で使った世界中をカバーする天気予報のウェブサイトの情報もまちまちです。地元の天気予報がより正確です。
参考情報(3月3,4,5日の最高/最低気温):
Accuweather (4/-12, 2/-11, 4/-13) こちらの方が正確です。
https://www.accuweather.com/en/mn/ulan-bator/246421/month/246421?monyr=3/01/2019
Timeanddate (4/-19, 3/-18, 4/-19) 最低気温が5度程低く出ています。
https://www.timeanddate.com/weather/mongolia/ulaanbaatar/historic?month=3&year=2019 -
歩いてガンダン寺に向かいます。途中にはご覧の様な裏路地を探検します。ウランバートルは急速に都市化されていますが、ガンダン寺辺りは昔の雰囲気が残っています。それにしても尼さんの頭が寒そう。モンゴル人は寒さには強い様で、マイナス10度以下でも帽子や手袋なしで歩いている人も良く見かけます(ロシアではまず見ないです)。とても真似できそうもありません。
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ガンダン寺に着きます。壮大なチベット寺です。この建物は19世紀に建造されました。チベット仏教は社会主義時代の宗教弾圧も耐えた後、再び繁栄の時期です。写真はないですが、隣の敷地にはこれより巨大でモダンな寺の建物もあります。
ガンダン寺 寺院・教会
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中には高さ28mの巨大なチェンレージグ観音が。撮影料を払ったので内部でも自由に写真が撮れます。2年前にチベットを訪れた事を思い出します。
憧れのチベット大横断、ラサへ旅立ちの時
https://4travel.jp/travelogue/11257088 -
朝9時からお経を読むため僧が集まってきます。チベット語で書かれた経典を子供の僧でも読んでいます。寺の中でお経を唱える声を静粛な思いで聴いて、しばしチベットに来た気分に浸ります。残念ながらこの様子は撮影禁止です。
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時間もなくなって来たのでマニ車だけ廻してガンダン寺を後にします。
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チンギスハーン像が鎮座するスフバートル広場(旧名 チンギスハーン広場)です。チンギスハーンは今でも国民の絶大な人気を集めています。ここで一旦市内観光は終了。この広場からイーグルフェスティバルの会場に向かう無料バスに乗ります(期間中朝9時から10時発)。
チンギスハーン広場 広場・公園
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これがイーグルフェスティバルの告知。イーグルフェスティバルは外国人観光客向けにほとんど宣伝していません。私がウランバートル郊外でイーグルフェスティバルが開催していることを初めて知ったのは英語ツアーの広告で、そこには開催日3/5と書かれていました。このツアーは高額だったので自力で行く方法をかなり調べたのですが、このイベントの詳細について英語・日本語共に情報が殆ど見つからず、本当にイベントが存在するかも怪しい位でした。しかし1月下旬にたまたま開催場所のChinggis Khaanii Khuree Tourist CampのFacebookを見るとイーグルフェスティバルの告知が丁度アップされていました!モンゴル語のみでしたが、Google translateを使って何とか内容を把握、3/5だと思っていた開催日は3/3と3/4でした(3/5はツアー観光客向け?)。
引用元: https://www.facebook.com/chinggiskhaaniikhuree -
イーグルフェスティバルの会場は市内中心から南西に30kmほど離れた(空港からは10km程) Chinggis Khaanii Khuree Tourist Campです。モンゴル語でしかイベント情報がないので外国人は自分だけかと思っていましたが、バスの半分位は外国人で日本人もいます。この方はモンゴルのエキスパートでこのイベントの常連でもあった様ですが。バスは10時半に会場に到着、入場料は10000トゥグルグです。
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今日はイベント用に使用されていますが、普段はツーリストキャンプなので常設のゲルが並んでいます。天気も最高、気温はプラス数度ほどですが、直射日光が強いので意外と暑く感じます。モンゴルに来る前は雪の中寒さを我慢しながらイベントに参加することを想像していましたが、実際はポカポカ陽気です。雪も山の上に僅かに残っている程度です。
ボグド山国立公園 広場・公園
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ウランバートルの郊外とは思えないほど自然に囲まれています。とても気持ち良い所で手を上げて深呼吸します。山の下の奥に見えるウランバートル市内の汚染された灰色の空気とは全然違います。
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丘の上を見渡すと、遥か向こうに本日の主役、カザフ族の騎馬隊が待機しています。騎馬隊は総勢20名程でしょうか。
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ちょっとバックステージで撮影させていただきます。イーグルを構える渋いおじいさん。
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かっこいいですね。カザフ族はモンゴル西部に住んでいるので、今日のためにウランバートルまで来たのでしょうか。
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若い女の子もいます。こうしてカザフ族の伝統は受け継がれるのでしょう。
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どこからともなく現れたモンゴルの騎馬隊。
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彼らの先導でカザフ族の騎馬隊が行進を始め、イーグルフェスティバルが始まります。
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お祭りの開会式が始まります。多くの観客が集まります。観客の前にはイーグルを構えたカザフ族の騎馬隊が並びます。モンゴル語と英語のアナウンスがあります。
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イーグルもやる気まんまん。
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カザフ族のメインイベントは最後で、まずはショーからスタートです。これはモンゴル族のダンス。
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モンゴル族のダンスは初めて見ます。尖がった帽子がかわいい。
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これは鷹匠が偽のイーグル(動く模型)を巧みに動かして本物のイーグルをおびき寄せるゲーム。中央が偽物で左が本物です。イーグルはとても視力が良く、遠くの動物でも良く見えます。そのため、カザフ族はハンティングに利用しています。このゲームでは誘われたと思って寄って来たのでしょうか。ちょっと地味なゲームですが。
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モンゴル騎馬隊の登場です。
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このゲームは走る馬に乗りながら写真の的に矢を放ちます。
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大勢の観客に囲まれ興奮したのか馬が暴れています。私も撮影スポットを守り馬に蹴られないよう必死です。
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騎馬隊は一列に並び、奇声を上げながら次々に猛発進します。そして的に近づくと一矢を放ちます。
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矢を放つと両腕を上に挙げたまま平行を保ち、そのまま去っていきます。
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勢いに任せて打っている様でも、姿勢や弓の角度が皆しっかり一致しています。10人ぐらいが順に走り出し矢を放つのは圧巻です。チンギスハーン率いるモンゴル騎馬隊が世界を制覇した時もこうだったのでしょうか。突然騎馬隊が現れあっという間に弓でやられる、そんな恐ろしい状況を想像してしまいます。昨日バスの中で見たモンゴルのテレビドラマ(時代劇)でもこんなシーンがありました。
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騎馬隊は100m程のフィールドを往復するのですが、帰りは弓を打たず腕をあげてポーズしているだけです。そのため弓を打つ写真は後姿しかありません。撮影スポット的には反対側に居るべきで失敗です。
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ゲームのルールが良く分からなかったのですが、勝った人が腕を上げて勝利の雄叫び?でアピールしている様に見えます。勝者は彼だったのか、よく分からずじまい。。
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次は地面に置いた帽子を馬に乗りながら拾うというゲーム。単純そうですが、高さのある馬の背中から地上を触るのはかなり態勢を崩さなくてはいけません。実際落馬することもあります。
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迫力のモンゴル騎馬隊のゲームが終わると、またショーに戻ります。写真はカザフ族の子供たちによる演奏。
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カザフ族の美しいダンス。沢山の観客が集まっています。
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左手で動物の骨を握り右手の拳でそれを割るゲーム。これも見た目より難しく屈強の男たちが挑戦していますが成功率30%というところ。
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アクティビティでラクダに乗ることができます。
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カザフ族の帽子やアクセサリーも売っています。観光客だけでなく、モンゴル人にも人気です。この日のイベント参加者は数千人くらい、外国人は数%位で殆どがモンゴル人です。バスには外国人が多かったですが、モンゴル人は皆クルマで来ています。
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モンゴル族の木彫りが並んでいます。ゲルの中では食事ができます。
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これは巨大なゲルで百人以上は入れます。それでも昼時は混雑していて席が空いていません。念のため食べ物を持参していたので、外でピクニックして食べることにします。
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いよいよ午後のメインイベント、カザフ族の騎馬隊によるゲームが開始です。人・馬・イーグルが一組で一人づつ競技をします。
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まずイーグルを空に放ち、人と馬は山を降りると高い声を上げてイーグルを呼びます。
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イーグルが近づいてくると手を広げます。
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そこにイーグルが停まれれば成功です。最も早くイーグルを呼べた人が勝利者です。
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ルールは単純ですが結構難しく、普段の鷹匠としての訓練の成果が表れます。イーグルが速く飛びすぎて停まり切れなかったり、
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イーグルが来ないで別の場所へ行ってしまう事もあります。写真は左端に止まったイーグルを右端から追いかけているところ。こうなってしまうと失敗です。成功率は50%位。
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成功するとご覧のポーズで颯爽と去っていきます(今回も撮影スポットが良くなく、残念ながら逆光か後姿の写真ばかりですが)。20人ほど挑戦して、優勝者は42秒でイーグルを呼ぶことに成功しました。イーグルを構えたカザフ族の騎馬隊は写真映えはするのですが、ゲーム自体は遠くで行われて進行も遅いので、それほど迫力あるものではありません。他にもキツネ(動く模型)をイーグルが捕まえるゲーム等いろいろあると聞いたのですが、この日のカザフ族のゲームはこれだけでした。明日3/4の祭りのスケジュールもモンゴル語で読めませんが、今日と同じ内容が繰り返されている様です。
カザフ族の騎馬隊をウランバートルで見られる機会は滅多にないので、貴重なイベントを体験できました。この時期のモンゴルでは、この他にもアイスフェスティバルやキャメルフェスティバルの祭りも開催されるので(但し場所はウランバートルから遠いですが)、実は良い観光シーズンかもしれません。
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