2019/03/08 - 2019/03/09
12位(同エリア72件中)
ノーーウォリーズさん
- ノーーウォリーズさんTOP
- 旅行記230冊
- クチコミ16件
- Q&A回答114件
- 581,907アクセス
- フォロワー89人
冬のモンゴル・シベリアへの旅行記5では、イルクーツク滞在中にバイカル湖での氷上アイスウォークとマースレニツァ祭を体験してきました。冬のシベリアと言えば凍結したバイカル湖でしょう。凍ったバイカル湖を見るだけでも冬の厳しさを感じ秘境感あふれていますが、そこで氷上アイスウォークなど冬のアウトドアアクティビティができないか探してきました。
マースレニツァ祭とはロシアなどスラブ圏の伝統行事で、ロシア全土で冬の終りに1週間かけて祝われています。他の西洋圏でのイースター40日前に騒ぐカーニバルやマルディグラと似ています。開催時期は毎年変わりますが、2019年は3/4から3/10の1週間です。通常は最終の日曜日に最も盛大に祝います。イルクーツク郊外タリツィでは3/8, 9, 10の3日間(2019年)にマースレニツァのイベントが開催されます。タリツィはシベリア地方では最も大きなマースレニツァです。ロシア人にとっては春の訪れを感じさせるフェスティバルで、暖かくなった野外でパンケーキ(クレープ、ロシア語ではブリヌイ)を沢山食べて、皆で楽しく遊びましょうというお祭りに参加します。
- 旅行の満足度
- 5.0
-
3/8のイルクーツク Иркутскの朝。昨晩に雪は降ったのですが、翌朝には止んで道路も既に除雪されています。しかし気温は低く午前9時時点でもマイナス14度で寒いです。
-
カフェでは気温に応じて割引しています。マイナス10度以下なら10%オフ、マイナス40度以下なら40%オフ、そんなに厳寒となる日があるんですね。長い厳寒の冬を過ごしたシベリアに住む人にとっては、今日の気温マイナス14度は暖かく感じるのでしょう。今は冬の終わりを祝うマースレニツァが開催されています。これはこの旅行記の後半でご紹介します。
-
野外マーケットではロシア風の洋服から日用品、野菜も売ってます。エクアドル産のバナナも売っていますが、さすがにマイナス14度では釘が打てるほど固く凍ってはいません。マーケットの隣には写真のとおりバイカル湖畔の町リストビアンカへ行くミニバス乗り場があります。ミニバスは満席になると出発。大体1-2時間毎に出ている様です。
-
1時間半ほどでリストビアンカ Листвянкаに到着。リストビアンカはイルクーツクから70km程のバイカル湖畔の街で日帰りでも十分行けます。3月はバイカル湖もしっかり凍っています。今日は天気は回復して快晴です。昨日の吹雪いた天候とは大違いです。
-
土産物屋も開店の準備中。冬にも観光客は来てビジネスになるのでしょう。
-
湖は凍っていますが、どうやって捕ったか名物のオームリが売っています。焼きたての魚を食べて氷上ウォーキングに備えます。
-
凍った湖上では、ホーバークラフトや4wdに乗って観光することができます。貸切で一台幾らという設定なんで、少人数ではかなり高くつきます。主にアジアからの団体観光客が乗っている様です。大体3月末まで車が氷上を走れるそうです。氷上ドライブは別の場所で体験する予定なんで、ここではパスします。
-
現地の人は歩いている人がほとんど、私も氷上ウォーキングに出発です。ちなみに泊まっているホテルにはバイカル湖を150kmほどスキーで横断したというロシア人グループがいました。すごい前人未到なアドベンチャーな感じがします。でもホテルの人が言うには、バイカル湖を横断する人はよく見かけて、「あなただけでなく自慢にならないよ」との事です。
バイカル湖 滝・河川・湖
-
氷の厚さは1m以上?で人が乗っても大丈夫。写真では分かりにくいですが、氷上ウォーキングの準備として靴の裏には滑り止めスパイクを装着して、ゲイターも履いて靴内への雪の侵入を防いでいます。
-
泡が出ている瞬間に凍った氷。まるでアートの様です。
-
スパイクタイヤを履いた自転車やスケートの人も見かけます。私も最初はボルシイコティまで往復約40kmを自転車で氷上サイクリングしようと考えていたのですが、リストビアンカでは自転車やスケートを貸してくれる場所は見つかりませんでした。
-
お決まりのジャンプ写真。氷の上ではジャンプ力も高まる?
-
冬の終りにしか見られない盛り上がった氷の亀裂、オミワタリ。
-
遠くにスノーモービルのグループが。スノーモービルでバイカル湖を縦断できれば楽しいんでしょうが、1時間5000ルーブルとかなり高かったんで止めます。バイカル湖では冬の野外アクティビティは豊富にあります。事前にローカルのツアー会社に問い合わせたのですが、どれもプライベートツアーで値段が高いか、ツアー参加者が集まらず、結局個人で氷上ウォーキングします。もちろんこれなら無料ですし、それなりに楽しめます。
-
リストビアンカは東西に5kmほどの細長い町。氷上ウォーキングは町の東端から始めて、沖に1kmほど歩いた後、リストビアンカの町と平行に西へ向かいます。リストビアンカの西端にはアンガラ川があり、その川向うにはポートバイカルの村があります。ここまで氷上を計8kmほどを歩く計画です。
-
何とポートバイカルの村周辺は氷が溶けており、ポートバイカルの村に歩いて行くことができません。ここはアンガラ川の河口で、川は完全凍結していない箇所も多く、湖に比べると氷が溶けやすい様です。
-
氷上ウォーキングの後は、バイカル博物館の裏から2kmほど山に登り、そこから小さなスキー場のリフトを使って山頂を目指します。
-
山頂からはバイカル湖が一望できます。絶景です。一面が凍結した湖ですが、アンガラ河口付近だけ溶けているのが分かります。右端に僅かに写っているのがポートバイカルの村。
-
バイカル湖の対岸は霞んで見えなかったのですが、日が傾き東側の対岸の山を照らす時間になると、約35km向こう対岸がはっきりと見える様になります。夕方にミニバスに乗ってイルクーツクへ帰ります。1日で凍ったバイカル湖を満喫です。
-
翌日3/9、この日はロシア旅行のメインイベントのひとつ、マースレニツァ祭に参加します。これはタリツィ Тальцыでのマースレニツァの告知、ここがシベリア地方では最も大規模なマースレニツァです。イルクーツク周辺でのマースレニツァの情報は、英語ですら殆どなく情報収集するのが大変でした。ロシア語ですが www.talci-irkutsk.ru にフェスティバルの情報があります。2019年は、3/8, 9, 10の3日間の開催です。
-
スーパーマーケットの中で見かけたマースレニツァのシンボルとなっている人形。イルクーツクでは町中お祭り騒ぎではないですが、良く見ればマースレニツァを感じさせる物は沢山見かけます。小規模ですがイルクーツク市内でもイベントは開催されている様です。
-
開催場所のタリツィは、イルクーツクから約50km離れた場所。タリツィはリストビアンカへ行く途中にあるので、昨日と同じリストビアンカ行きのミニバスで会場に向かいます。1時間ほどで向って右側にご覧の看板が見えますので、見えたら運転手に言ってバスを停めてもらいます。タリツィ行くことが伝わっていなかったのか、通り過ぎるところでした。
-
タリツィは普段は古くからの木造建築の博物館として利用されています。なので、昔のロシア人が住んでいた家並みが再現されています。
民族学博物館 タリツィ 博物館・美術館・ギャラリー
-
今日は特別の日です。多くの屋台で、甘いパンケーキ(クレープ、ロシア語ではブリヌイ)などスィーツを売っています。マースレニツァは英語ではパンケーキフェスティバル又はバターフェスティバルと呼ばれています。
-
沢山並ぶスィーツ。特にハニー系やベリー系が美味しいです。もちろんケバブなど普通の食べ物も売っています。
-
マトリーシカなど、ロシアのお土産も売っています。見たところ観光客は殆どいなく現地人ばかりなので、売れるのか分かりませんが。定番の女の子のマトリーシカに混じってアザラシのマトリーシカがあります。かわいいかは微妙ですが、この地方でしか買えないレア土産かも知れません。
-
人も多く集まってきました。ロシア風の家と合わせてゲルも見られます。
-
ゲルは先住民ブリヤート族の住居です。ロシアの文化とは違う、モンゴルに近い文化も見ることができます。
-
ショーが始まりました。ロシアの女性グループの歌です。
-
その近くでは輪になって踊る人たち。
-
そして、本日の主役のマースレニツァ人形を掲げて、パレードが始まります。
-
皆さん笑顔で本当に楽しそうです。シベリアというと、寒い冬のため人々の表情も暗いイメージがあったのですが、今日に限ってはそれが間違っていることが分かります。まだバイカル湖は凍っており帽子が要るほど寒い日が多いですが、真冬のマイナス30度に比べれば気温が上がり春が近いことを感じるのでしょう。しかしマイナス14度で春が来たと言われても、外から来た人には十分寒くまだまだ冬なのですが。
-
スピーチが始まります。ロシア語が全く分からないのですが、熱いスピーチで場が盛り上がります。とにかく楽しい気分になろう、マースレニツァとはそういうお祭りです。
-
「この人形を燃やすことで皆の希望が叶うのだ!」と言っているのでしょう。
-
「さあ、皆で楽しもう!」
-
イベントでは沢山のアクティビティがあります。これはグループでスキーを履き、歩調を合わせて競争するゲーム。失敗すると先頭の人が股裂きの刑にあいます。
-
中央でブーツがついたロープを振り回し、周りの人がそれを避けながら、中央までたどり着くことを競うゲーム。
-
3人で行う綱引きゲーム。子供向けの内容が多いですが、大人も楽しんでいます。雰囲気は西洋圏のイースターのお祝いに似ています。
-
なつかしの紙芝居。どれも昔から変わらない、素朴なエンターテイメントですが、皆さん楽しそうです。
-
棒をよじ登るゲーム、これも定番です。屈強な男たちが挑戦しますが、中々難しく大体半分も到達しません。南国ではココナツの木を登る似たような光景がありますが、そこでは足に滑り止めを着けています。ロシアでは何も使わず体だけで登ります。体力と技術両方が必要な難しいゲームです。薄着で寒そうですが、この日は日差しが強く最高気温はプラス数度、短時間ならTシャツでも大丈夫かなという気候です。
-
結局、高さ約10mの棒の頂上まで行けたのは彼一人だけ。
-
そして、本日のメインイベントです。マースレニツァ人形を燃やす時がやってきました。人形を取り囲むように人々が並び、最後に幸運を祈るため人形に触ります。
-
マースレニツァ人形に火がつけられました。残念ながら場所どりにまた失敗してしまい肝心の燃える人形が真後ろで見えませんが、左に人形の腕と右に火が出ているのが分かります。
こうしてロシアの人々は冬を追い出し春の訪れを祝うのです。この時期、まだバイカル湖は凍っていますが、シベリアに住む人にとっては確実に暖かくなってます。春を迎え陽気に楽しむロシア人達。私のシベリアおよびロシア人のイメージは大きく変わりました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2019 冬のモンゴル シベリアへの極寒旅
-
前の旅行記
冬のモンゴル・シベリアへの旅4 ロシアに入国 シベリア鉄道から眺める凍てつくバイカル湖 (Frozen La...
2019/03/06~
シベリア
-
次の旅行記
冬のシベリアへの旅6 世界遺産レナ川の柱群への厳寒ツアー (Extreme tour to Lena Pil...
2019/03/10~
ヤクーツク
-
冬のモンゴル・シベリアへの旅1 北京からウランバートルまで 陸路最速1泊2日バスの旅 (Heading to...
2019/03/01~
ザミーン・ウード
-
冬のモンゴル・シベリアへの旅2 ウランバートル近郊で イーグルフェスティバル (Eagle festival...
2019/03/03~
ウランバートル
-
冬のモンゴル・シベリアへの旅3 テレルジで極寒の冬のゲル ホームステイ (Freezing Ger home...
2019/03/04~
テレルジ
-
冬のモンゴル・シベリアへの旅4 ロシアに入国 シベリア鉄道から眺める凍てつくバイカル湖 (Frozen La...
2019/03/06~
シベリア
-
冬のシベリアへの旅5 冬の終わりを祝うマースレニツァ とバイカル湖氷上ウォーク (Maslenitsa & ...
2019/03/08~
イルクーツク
-
冬のシベリアへの旅6 世界遺産レナ川の柱群への厳寒ツアー (Extreme tour to Lena Pil...
2019/03/10~
ヤクーツク
-
冬のシベリアへの旅7 世界一寒い都市ヤクーツクを歩く (Wandering in world's colde...
2019/03/11~
ヤクーツク
-
冬のシベリアへの旅8 伝説の悪路を縦断しエヴェンキ族の祭へ (Legendary road to join ...
2019/03/12~
その他の都市
-
冬のシベリアへの旅9 シベリア横断鉄道でウラジオストクへ (Trans-Siberian Railway t...
2019/03/14~
ウラジオストック
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
イルクーツク(ロシア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2019 冬のモンゴル シベリアへの極寒旅
0
43