2019/03/02 - 2019/03/02
158位(同エリア940件中)
万歩計さん
この旅行記のスケジュール
2019/03/02
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町家のお雛様めぐり
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高取は日本三大山城の一つ高取城を持つ高取藩2万5千石の城下町です。城下町のメインストリートである土佐街道沿いには両側に水路が流れ、今も低い軒先に連子窓を持つ古い家並が残っています。
毎年3月の1か月間、この城下町の約80軒でお雛様を見ることが出来ます。それは大規模なメイン会場以外にも民家の玄関や、縁側、店先など、現在実際に生活されているご家庭に展示されており、その家の思い出や、親子の願いが込められた色紙が添えられています。お雛様を飾った民家の方々も気軽に話に応じてくれて、心まで温かくなります。
昨年高取城に登った際、たまたまこのお雛様祭りを見てすっかり感激したので、今年は満を持して再訪。壷阪寺と高取城巡りとを合わせて、早春の華やかな風景を楽しみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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12:00 近鉄吉野線で橿原神宮前駅から3つ目の壺阪山駅で下車。ここが今日のスタート地点です。
壺阪山駅 駅
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今回の目的は城下町高取の「町家のひなめぐり」を見ること。その後壷阪寺を通り、最後は標高583.9mの山頂にある日本三大山城の一つ高取城に登ります。
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城下町のメインストーリーに行くまでののどかな風景。
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早速ガレージの隅っこに現れた「かぐや姫」風のお雛様(昨年の写真)
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ここから城下町のメインストリート土佐街道です。高取藩2万5千石の城下町として栄えた風情ある街並みで、両脇に水路が流れています。
土佐街道 名所・史跡
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さて、「町家のひなめぐり」について、以下実行委員会のHPより抜粋します。
http://www.hinameguri.jp/
… 高取土佐街なみにある町家には、大切に蔵われている雛人形がいます。どの「お雛さま」にも、その家の思い出や、親子の願いが込められていて、添えて飾られている色紙には、そんな“思い出”と“願い”が綴られています。家々の「雛物語」を楽しみながら、かけがえのないあなたの思いや願いにふれてください。ゆっくりと歩く高取町土佐街なみから、あなたの雛物語がはじまります。
2007年から、始まった「町家の雛めぐり」は、今回で13回目。町あげてのイベントに発展し、約八十軒のお雛さんを町並みのあちらこちらで展示しています。 … -
去年に続いて2度目。今年は昨日スタートしたばかりなので観光客はまだ少ない。
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「変わり雛の時代行列」。入ってみよう。
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なるほど。
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手作り感がいい。
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歴史を感じる薬屋「壺阪漢方堂」。高取は昔から薬の街でした。
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入口の看板にある「だらにすけ(陀羅尼助)」とは、キハダを原料にした大和洞川(どろがわ)の和漢胃腸薬です。大峯山を開いた役行者が伝えたといわれています。
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イチオシ
大正時代の古今雛。
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次は普通の民家のお雛様。御所づくりの立派なもの。
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親御さんの大切な思い出が綴られています。
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次のお宅
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美術工芸品のお店。見学できるお雛様にはこのように案内が。
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イチオシ
土佐通街道の素晴らしい街並み。
土佐街道 名所・史跡
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ショーウィンドーに飾られたお雛様(昨年の写真)
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往時はこのような低い軒先に連子窓を持つ古い商家が500軒あったそうです。
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イチオシ
高取藩主下屋敷の表門を移築した建物。現在は医院として使われています。
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門の中はこんな感じ。
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立派な寺。
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喫茶店にはドレスを着たお雛様
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飛騨高山の土雛。わざわざ取り寄せたのでしょう。
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観光客が少しづつ増えてきました。
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空地はサテライト広場に
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メイン会場の道の駅ふれあい広場
街の駅城跡 お土産屋・直売所・特産品
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イチオシ
ワンちゃんも晴れ着で参加しています。
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圧倒的な天段お雛様。その数17段500体!!
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イチオシ
どうやって重ねていったのか、つい考えてしまいます。
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着物に
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つるしびな
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こちらにも、
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今度は夢創館。大正時代の呉服屋の建物を改修して、今は観光案内所になっています。
高取町観光案内所 夢創舘 名所・史跡
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幕末に造られたお雛様。
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小倉百人一首に因んだ紙人形
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手鞠に古今の人形
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明治時代に造られたお雛様
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名のある人形師の作?
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鎧兜とお雛様。不思議のマッチしている。
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源氏物語五十四帖
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豊富な展示を楽しめました。
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金剛力酒造のお雛様。
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高取城松ノ門。かっては山城の中腹にあったものを、藩主はじめ家臣が街道沿いに住むようになると現在の場所に移築されました。
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ほぼ中間まで来ました。札の辻で右折して脇道に入ります。
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浄瑠璃や浪曲の「壺阪霊験記」で有名な、お里沢市ゆかりの信楽寺
信楽寺(お里沢市の墓) 名所・史跡
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片隅にお里沢市の墓
【壺阪霊験記とは】~壷阪寺HPより
今より三百年以上昔、座頭の沢市は三つ違いの女房お里と貧しいながらも仲睦まじく暮らしていた。沢市は盲目ゆえ琴三味線を教え、お里は内職というなんともつつましい暮らしであった。
そんな沢市の胸中に一つ不安が生まれていた。というのも明けの七つ(午前四時)になると、お里が毎晩床を抜け出していたからだ。「もしや好きな男が…」と問いただすと、お里は沢市の目の病が治るよう、この三年もの間欠かさず壷阪寺の観音様に朝詣でをしていると訴える。
疑った自分を恥じる沢市はともに観音様にお参りすることにしたが、心の中は盲目がゆえに不遇な暮らしをしているのだと自分を責める。そして、一度お里を家に帰して、お里を自由な身にしてやろうと自分の身を投げてしまうのであった。不吉な予感であわてて戻るお里は、非常な現実に遭遇し、自らも身を投げてしまう。
しかし、二人のせつない夫婦愛が、観音様の霊験により奇跡が起こり、沢市・お里は助かり、沢市の目が開眼した。 -
緩い下り坂のこの通りも雰囲気があります。
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立派な商家風のお家に失礼します。
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広縁に飾られたお雛様をガラス戸越しに。
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ここは普通のお家
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イチオシ
娘三代に大切に受け継がれたお雛様。
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見上げる先は
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2階の窓越しに見えるお雛様
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街外れも近い
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最後の1軒
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心が温まります。
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13:26 ここで集落は終わりです。1時間半弱で全体の半分くらいしか見てませんでしたが、十分堪能しました。
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土佐街道の街並みは、ヨーロッパの古い街並みとは違った良さがありました。
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ここから向こうに見える山の頂上にある高取城を目指します。しばらくは車道を歩き、
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途中から杉林の中のハイキング道へ
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古くからの壷阪寺の参詣道なのか、苔むした石仏があちこちに
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倒れた倒木から新しい芽が
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13:53 壷阪寺に着きました。真言宗の古刹で、西国三十三所観音霊場の第六番札所です。
壷阪寺(南法華寺) 寺・神社・教会
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前のお里沢市の物語にある通り、本尊十一面千手観世音菩薩は眼病に霊験あらたかな観音様です。目の観音様として全国各地から毎日多くの参拝者が訪れます。
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イチオシ
今回は中に入りません。写真だけとって撮って高取城へ向かいました。
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壷阪寺の上の道から、はるか下の谷間に高取の街が見えます。
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高取城の直下まで狭い車道がついています。今年はこの車道を45分かけて登りました。楽ですがやや面白みに欠けます。
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高取城へは、高取の町から壷阪寺を経由せず直接登るコースもあります。昨年はこのコースでしたが距離が短かい分、七曲りなど急坂の登山道でした。(昨年の写真)
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駐車場の先から階段の道が続きます。
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途中、いくつかの城門の跡と石垣の間を通り
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14:45 大手門跡に着きました。
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高取に初めて城郭が築かれたのは南北朝期で、地元の土豪越智氏が拠点にしていました。その後筒井順慶、豊臣秀長、本多利久等が城の拡張改修を進め、1640年から明治の廃藩置県まで徳川譜代の植村氏の居城でした。
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説明版
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大和高取城は美濃岩村城、備中松山城と合わせて日本三大山城と言われています。
特に高取城は城下町の麓である札ノ辻から天守閣までの高低差は446mと日本一です。 -
本丸の高石垣群は大天守、天守、三層櫓群を多門櫓で繋ぐ壮大な構えでした。
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建物こそ残っていませんが、高い山頂に残る石垣や石塁が魅力です。
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山麓からここまでこのような石垣が累々と残っていました。
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イチオシ
標高583.9mの山城ですが本丸の高石垣群が残る山頂は驚くほど広い。
高取城跡 名所・史跡
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ここが頂上。広場になっています。
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周囲の山々。
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南方向は奥吉野から大台、大峰の山群。
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イチオシ
東から北方向に大和を一望できます。
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15:15 高取城を下ります。
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登りと同じルートを下りて、土佐城下に戻ってきました。
土佐街道 名所・史跡
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石川医院はもう閉まっています。
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観光客も大方いなくなり、通りは静か。
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16:45 壺阪山駅に戻ってきました。今日は2.1万歩。高低差があったので歩数以上に疲れました。
壺阪山駅 駅
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