2018年 10月　スリランカ・ヌワラエリヤ　キャンディからヌワラエリヤへ!大人気の列車の旅

2018/10/01 - 2018/10/01

今日から10月になりました。

キャンディからヌワラエリヤには列車でもバスでも行けるのですが、列車は人気が高く、切符も前日までに買わないと売り切れてしまう事が多いと聞いていたし、バスのほうが本数もあり便利そうだったので本当はバスで行く予定にしてたのです。

が!

またまたお人好しのピーターさん登場（笑）

ヌワラエリヤに出発する日の朝方6:30位にLINEにメッセージが届き、

「8:47発のヌワラエリヤ行きの切符買っておいたよー!」

って。


いやいやいや、聞いてないって^^;
頼んでないし。

慌てて起きて荷物をまとめ、ピーターさんの元へ。

ピーターさんが買ってくれた切符は一等車のもので一人Rs.1000もするやつで^^;^^;

頼んでもないのにそんな高いチケット買って来ちゃってどーすんの!?
いらないよ、私達は。

と思っていたら·········

なんと、ピーターさん

「切符代はいらないよ。プレゼント。二人が喜んでくれたらそれで十分だから。」

と言い出して。


謙虚な日本人たるもの、ほとんど見ず知らずの人にそこまでして頂く事は出来ませんよ。
っていうかただの宿のお客さんにそこまでする人いる!?
他にも外人のお客さん沢山いるのに。

意味不明過ぎるから、ちゃんと払うよーって言っても
「日本人が好きだから良くしてあげたいんだよ!」
の一点張り（笑）

で、払う、要らないの押し問答がしばし続いた後、ピーターさんが折れたんだけど、今度は

「じゃあ部屋代をディスカウントしてあげる!でもこれはうちの両親には内緒にしてね。今下のカフェにいるけど出る時何も言わないで。絶対秘密!」

と言って、結局2泊分の部屋代と2人分の列車の切符代(Rs.2000相当)をRs.3000にしてくれました。

それじゃあ部屋代半額位になっちゃうんですけど。
本当に良いの??
でも、ピーターさんはそれ以上は譲らないって感じだったので、承諾しました。

一体なんなんだ?
敬虔な仏教徒でお布施の精神が強いのか?
それとも何かのツテで実は切符代安く買えたのか?

なんかよく分からないし、結局バスで行くよりは高くついちゃったけど、思いがけず列車の旅(しかも一等車)ができる事になって良かったです。

ピーターさん、意味不明過ぎるくらい親切で太っ腹な方でした。

一人旅やバジェット派の方、
TOWN HOUSE REST
超オススメですよー!

4トラ経由でbooking.comから予約すれば4000ポイントもゲットです（笑）

そして
ヌワラエリヤでは先ず最初にペドロ茶園を訪ねました。

エリア ヌワラエリヤ(スリランカ)

こちらがピーターさん。
こんなに腰が低くて親切で太っ腹な人初めて見ました。

朝、駅へ向かう途中馬に乗った警察だか警備の人がいました。

交通整理してるのかな?
昨日の昼間や夕方はいなかったけど、たまたま?

20分程歩いて駅へ。
荷物が多い人はスリーウィラーで。
もちろんピーターさんが手配してくれますよ（笑）

切符売り場。

レトロな時刻表。
これでも現役。

駅のホーム。

駅のホーム。
一等車は先頭です。

切符。
拡大すると分かるけどRs.2000って書いてあるし、グチャグチャって線引いてあるけど、発券したのは今朝の5:57。
ピーターさん、わざわざ早起きして切符買ってきてくれたのかしら(;_;)
それも最初これタダでくれるって言ってたんだから謎過ぎる。
お客さんとは言えなぜ見知らぬ他人にそんなことができるの?

別の電車の頭の部分。

ローカル線の内部。

人懐っこい赤ちゃんを抱いてエネルギーを吸い取るモエ姉（笑）
お目々が大きい!

フォトジェニック（笑）

私達の列車が入場してきました。

半分くらいは外人。
2等、3等(もあるっけ?)は自由席だから争奪戦が凄そう。

一等車は指定席だしエアコン効いてて超快適!

フットレストもついてるし足元広々。

車掌さんの制服もステキ。

コンセントまで完備。

しょっちゅう物売りがスナックや飲み物を売りに来ます。

朝時間がなくて朝ごはん食べてなかったので、サンドイッチみたいなのを購入。1個Rs.100と割高なので、外のパン屋で調達するのが正解。

キャンディを出発した列車はどんどん山の中へ。

後ろの車両はノンエアコンなのでみんな窓から身を乗り出してはしゃいでます。
一等車は窓が開けられないので、外の空気を感じるには車両の外の乗降口へ。
ドアが開けっ放しなので危ないけど気持ち良いです。

茶畑の中に大きな建物。紅茶工場かな。

車窓から見える景色は茶畑がメイン。
楽しい!

脳内BGMは「世界の車窓から」のテーマソング。

紅茶の看板。

バスでも紅茶畑身近に見られて良いらしいけど、列車だとくねくね道を通らないから酔いやすい人は列車が良いかも。

絵葉書みたいな景色。

茶畑って良いよねぇ。

電車来れて良かった。
改めてピーターさんに感謝。

キャンディからゆっくり4時間ほどでヌワラエリヤの玄関口、ナヌオヤに到着。

列車は次の目的地へ。

駅を出るとスリーウィラーの勧誘の猛攻撃を受けますがスルーして街道に出るとバス乗り場があるのでバスでヌワラエリヤへ向かいます。

予約していた宿、booking.comの地図ではヌワラエリヤのバスターミナルの近くに表示されていたのに、グーグルマップではバスターミナルから3㎞位離れた場所になってて、バスの車掌さんに聞いたらグーグルマップの方があってるとの事で、途中で下ろしてもらい1㎞程歩いて行きました。
山の上で結構疲れました。
この辺は宿が林立しております。

コチラが本日お世話になるCHAYA HILLS。

二人一部屋だと1800円くらい。
ドミなら一人1000円くらいでツインの部屋をシェアみたいだったので、4トラ経由でbooking.comでドミを別々に予約し二人同じ部屋にしてくださいとリクエスト。
すると一人ずつ4000ポイントが貰え(4Tポイントを楽天ポイントに換算するとすると4000ポイントが400円なので)、一人実質600円くらいになりお得です（笑）

ポイントは2泊する場合でも1泊ずつ別々に予約すること。
そうすれば一人8000ポイントゲットです。

宿の共用スペース。
朝食&夕食(別料金)が頂けます。

ドミですが普通のツインルーム（笑）

私達が変な予約の仕方をしたのでオーナーは不思議そうでしたが訳を話すと納得してくれました。
しかし、どこの宿でも1予約で400円相当分のポイントが付くって話をすると驚かれます。

安いドミなんて時には実質100円位になっちゃう事もあるからね。
安い宿程お得ですよね。
この制度はなくならないでほしいです。

バスルーム。
お湯の出が非常に悪く、2日目は水しか出ませんでした。ヌワラエリヤは朝晩メチャクチャ寒いので水シャワーはムリ!

お水とアメニティー(無料)

ウエルカムティーのサービス。
オーナーは陽気なおじさん(と言っても私より年下っぽい)で、今は家族は遠い所に住んでいて、数人の仲間とこの宿を切り盛りしてるようでした。

宿で一休みして、早速紅茶工場見学に出かけました。

宿から一番近く、恐らく日本人にとっても一番有名なペドロ茶園です。

バスターミナルからペドロ茶園方面行きのバスも出てるのですが、閉園の時間も迫ってたし、バスターミナルまで出るのが面倒だったので宿のオーナーの友達のスリーウィラーをお願いしました。
(往復Rs.800。待ち時間込み)
宿から20分位かな?

ここの茶園の標高は1900ｍ程です。

Lover's Leapと言う区画のお茶が有名なのですが、そこはかつて紅茶の父であるジェームス・テイラーが唯一保有していた茶園なのだそうです。

石碑には

マハガストッテのラヴァーズ・リープはセイロンティーにおけるシャンパーニュ

と記されています。

※ラヴァーズ・リープはマハガストッテバレーと言う標高1900m~2450mまでのヌワラエリヤの中でも最も標高が高い所のお茶のようです。

工場見学前にこちらのブティックでチケットを購入します。

茶園を見渡せるティーラウンジ併設で、見学のあと紅茶を試飲させてくれます。

入場券Rs.250

いろんな決まり事があります。
・禁煙
・機械や商品に触れてはいけない。
・撮影禁止
・工場内で時間を無駄にしない。

など。

緑色の作業着を着させられ、係の人が工場内を案内してくれました。
撮影禁止なので残念ながら工場の写真は一切なし。

ブティックで販売している商品。

午後の紅茶の茶葉にもペドロ茶園産のものが使われているんですよ!

ラウンジから見える茶畑。

試飲はラヴァーズ・リープのOPだったかな。

ヌワラエリヤの紅茶は初めて頂きますが、水色が明るくて驚きました。

茶葉の青いフレッシュな感じがありスッキリして上品な感じがします。

ふと目についたのが中国語の説明書き。

UDA RADELLA 茶園と言うペドロ茶園から約17kmの場所に位置する茶園で、中国の製茶の方式で中国人向けに造られているお茶があるらしい。

気になる!

ラウンジには中国茶用の茶席も設けられていて、丁度中国人の団体さんが中国の方式で作られた紅茶を試飲していたので混ぜて貰うことに。

試飲は二種類していて、こちらは若干安い方。

こちらは高い方。
ゴールドの成金ぽい趣味の悪いパッケージがいかにも中国人向け（笑）。

左が高い方で右が安い方。

違いが分かるかな?
左のほうが葉が大きく金色の芽の部分も入ってる。
右は安いひじきみたいに厚みもなく香りの良い芽の部分も入っていない。

飲んでみるとその差歴然!

ゴールドの高い方はビックリするほど香り高い。
安い方もそれなりに美味しいけど、ゴールド飲んじゃうと霞んでしまう。
ゴールドの方は本当に華やかで余韻もあるし、これがスリランカのお茶なの!?って感じ。
同じヌワラエリヤの茶葉の紅茶なのに、製法を変えるだけでこんなに味わいが変わるなんて······と目からウロコとは正にこのこと。
さっきのラヴァーズ・リープも吹っ飛んでしまった（笑）

もちろんお値段もそれなりで、150ｇでRs.3800(!!)。

鬼高い!

だけど、中国人のお客様方は
「ヌワラエリヤは今日だけだし、他でお茶買う機会ないからねー」
とシレッと箱で爆買い（笑）

すごいなー。さすが中国人だなー。お茶には金の糸目つけないんだなー。

しっかし確かに美味しいけど、150gで3000円って超高級だよ。
どうする?どうする?

ってモエ姉と一つ買うかどうか悩んでたら、中国人の爆買いに慣れてるお店のお姉さんが
「悩むような値段じゃないでしょ!」
とサラっと言い、商品をポンっと渡して来て。

そしたらなんだか
「だよね」
って気分になって結局お買い上げ。
クレカ使えて良かったです（笑）


でも、やっぱ買って来て良かった。
今家に中国、マレーシア、スリランカの紅茶が相当数あるけど^^;その中でダントツ美味しいのこのお茶だから。
結構お茶って現地で飲んで美味しかったのに、家で飲んでみると水の関係なのか、あのときの感動ほどでもないなって事が多いんだけど、これは毎回香りも楽しめて美味しく感じる。
紅茶好きにはオススメ。

ペドロ茶園を大満喫して、宿に帰ってきました。
宿の近くには食べ物やさんがないので宿でお夕飯を頂く事にしました。

ご飯はオーナーの仲間のシェフが作ってくれました。

カボチャのカレー

チキンカレー

玉ねぎのカレー

豆カレー


4種類、見た目は黄色っぽくて似てるけど、全部違う味付けであっさりと家庭の味って感じで美味しかったです。

明日も引き続き茶園巡りして来まーす。

この旅行記へのコメント （2）

• きなこさん 2019/03/26 21:22:33

  ピーター(^o^)/

  こんばんはマサラさん
  
  ピーター惚れちゃったんだ～マサラさん姉妹に(^ ^)
  なんと早朝に一等席を買いに走ってくれたなんて、良い人にゃん(=^x^=)
  キャンディ行くならピーターさんの宿ね
  
  又の名を紅茶列車って言うほど素晴らしい車窓ですよね
  あかんたれの きなこはタクシー
  列車に乗りたかったなぁ
  また行くかーー(笑)
  
  きなこ

  マサラさん からの返信 2019/03/26 22:22:02

  Re: ピーター(^o^)/

  あはは（笑）
  宿のレビューを見ると、朝食無料にしてくれたとか、トゥクトゥク代出してもらったとか他にもピーターさんに良くしてもらったと言う日本人が沢山いるんで、残念ながら私達だけが特別扱いじゃなくて、本当に日本人が好きなんだと思います♪
  その後お礼のメッセージしても返信もなかったし^^;
  
  しかし紅茶列車は良かったです。
  2等以下は安いのでローカル&ツーリストごちゃまぜで激混みだから景色どころじゃないって言う人もいるし1等で悠々自適で最高でした!
  
  きなこさんも次回は是非列車の旅を!
  
  マサラ