畠山重保の墓－2019年春

2019/03/20 - 2019/03/20

　若宮大路にある一ノ鳥居近くにある畠山重保の墓（https://4travel.jp/travelogue/10608761）の宝篋印塔は高さが3mを越え、非常に大きいと覚園寺の特別参拝で他の人から言われた。なるほど、高さが3.4mを越える宝篋印塔はこれまでに何度かここで畠山重保の墓の宝篋印塔を見た時と同じ印象である。覚園寺の奥之院にある開山塔や大燈塔（いずれも嘉元4年（1332年）銘）と比べたら大きさ云々などとは出てこない。
　また、五輪塔であれば、極楽寺の忍性塔（3.57m）（https://4travel.jp/travelogue/10874590）や浄光明寺の覚賢塔（約3m）（https://4travel.jp/travelogue/10615906）の方が大きく見える。同じ高さがあっても細身の宝篋印塔はそれほど大きくは感じないものだ。
（表紙写真は畠山重保墓の宝篋印塔）

エリア 鎌倉(神奈川)

若宮大路にある一ノ鳥居。

畠山重保邸阯（大正11年（1922年）3月銘）。鎌倉町青年團が建立した。

「畠山重保邸阯
畠山重保ハ重忠ノ長子ナルガ嘗テ北條時政ノ婿平賀朝雅ト忿争ス朝雅其ノ餘怨ヲ畜ヘ　重保父子ヲ時政ニ讒ス時政モト重忠ガ頼朝ノ薨後其ノ遺言ニ依リ頼家ヲ保護スルヲ見テ之ヲ忌ミ事ニ依リテ之ヲ除カント欲ス及チ實朝ノ命ヲ以テ兵ヲ遣シテ重保ノ邸ヲ囲ム重保奮闘之ニ死ス時ニ元久二年六月二十二日此ノ地即チ其ノ邸址ナリ其ノ翌重忠亦偽リ誘ハレテ武蔵国二俣川ニ闘死ス
大正十一年三月建　鎌倉町青年團」。
注．元久二年は1205年。

「鎌倉市指定有形文化財　石造宝篋印塔（明徳四年銘）」。明徳四年は1393年。

「六郎ノ墓」。

畠山重保墓の宝篋印塔。

五輪塔。

石仏。

石仏の間に宝篋印塔。